JPS60239495A - リボフラノシル又はデオキシリボフラノシルエミマイシンの製造法 - Google Patents

リボフラノシル又はデオキシリボフラノシルエミマイシンの製造法

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JPS60239495A
JPS60239495A JP9481984A JP9481984A JPS60239495A JP S60239495 A JPS60239495 A JP S60239495A JP 9481984 A JP9481984 A JP 9481984A JP 9481984 A JP9481984 A JP 9481984A JP S60239495 A JPS60239495 A JP S60239495A
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JP
Japan
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phosphate
emimycin
nucleoside phosphorylase
aqueous solution
ribose
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JP9481984A
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Inventor
Hisato Kobayashi
久人 小林
Mitsuaki Nakamiya
中宮 光顕
Yoshiteru Hirose
広瀬 義輝
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はダラム陽性菌及びグラム陰性菌に抗菌力を有し
、更に抗原虫力を有する一般式〔2〕で示されるり?フ
ラノシル又はデオキシリがフラノシルエミマイシンの製
造法に関する。
一般式〔2〕 ↑ (式中の2は水素原子又は水酸基である。)〔従来の技
術〕 一般式〔2〕に於て2が水酸基である1−β−D−リデ
フラノシルエミマイシンは化学的に合成され、エミマイ
シンに比べて1n vlvoにおける抗原虫力が顕著に
増大することが報告されている。
(M、 Mano at al+ Chem、 Pha
rm Bull、、28 (9) +2734 (19
80))。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の化学合成法によるりPフラノシルエミマイシンの
製造法は工程が煩雑であるという問題点を有していた。
本発明が解決しようとする問題点は新規かつ工程が単純
なり?フラノシル又はデオキシフラノシルエミマイシン
の製造法を確立することにある。
〔問題点?解決するための手段〕
式〔1〕で表わされるエミマイシンにり?−スー1−リ
ン酸、デオキシリデース−1−リン酸又はそれらの供与
体の混合液にヌクレオシドホスホリラーゼを加えて40
〜70℃の温度で作用すると効率良く、エミマイシンを
り?フラノシル化またはデオキシリ?フラノシル化でき
ることを発見し、本発明を完成するに至った。
式〔1〕 ↑ υ 即ち、本発明は、式(1)で示されるエミマイシンおよ
び(、)リボース−1−リン酸もしくはヌクレオシドホ
スホリラーゼの作用によりリデースー1−リン酸を生成
するリテース供与体または(b)デオキシリホース−1
−リン酸もしくはヌクレオシドホスホリラーゼの作用で
デオキシリボース−1−リン酸を生成するデオキシリボ
ース供与体を含む水溶液に、ヌクレオシドホスホリラー
ゼt−添加し、該水溶液を40〜70℃に保持して式(
2)のりボフラノシルまたはデオキシリ日?フラノシル
エミマイシンを生成せしめることに%徴とするり?フラ
ノシルまたはデオキシリ?フラノシルエミマイシンの製
造法に係るものである。
〔作 用〕
本発明で使用されるヌクレオシドホスホリラーゼはプリ
ンヌクレオシドまたはピリミジンヌクレオシドを加リン
酸分解してプリン塩基とり?−スー1−リン酸またはピ
リミジン塩基とリデースー1−リン酸を生じせしめる作
用を有する酵素であシ、プリンヌクレオシドに作用する
プリンヌクレオシドホスホリラーゼ、ピリミジンヌクレ
オシドに作用するウリジンホスホリラーゼ、チミジンホ
スホリラーゼ等のピリミジンヌクレオシドホスホリラー
ゼが用いられ、動物組織よシ抽出したものあるいは微生
物菌体よシ抽出したもの等その起源を問わず、使用する
ことができる(特開昭56−8695)。
酵素は精製した酵素である必要はなく、微生物起源の酵
素を使用する場合にはヌクレオシドホスホリラーゼを生
産する能力を有する微生物を栄養培地で培養して得られ
る微生物菌体をその′!!ま使用することができる。そ
の他、微生物のアセトン乾燥菌体、菌体の摩砕物、超音
波処理物、界面活性剤、トルエンあるいはリゾチーム等
で処理した菌体等の菌体処理物、更に該菌体処理物から
抽出した粗酵素標品および天然、合成ポリマーに固定化
した菌体も同様に使用することができる。
上記ヌクレオシドホスホリラーゼを生産する能力を有す
る微生物としては具体的には次のような微生物が使用さ
れる。
式(1)のエミマイシンと反応するり?−ス供与体また
はデオキシリデース供与体はヌクレオシドホスホリラー
ゼによる加リン酸分解によってり?−スー1−リン酸も
しくはデオキシリゴース−1−リン酸を生成するリボー
スもしくはデオキシリゴース誘導体で$C1IJ&−ス
供与体としてはアゾ1 ノシン、イノシン、グアノシン
、キサントシン、ウリジン、シチジン、オロチジン等の
りがヌクレオシド類が用いられ、デオキシリが−ス供与
体としてはデオキシアデノシン、デオキシイノシン、ア
オキ、シダアノシン、デオキシシチジン、デオキシチミ
ジン等のデオキシリゾヌクレオチド類が用いられる。そ
の他これらのヌクレオシド類にリン酸の結合したりがヌ
クレオチド類およびデオキシリゾヌクレオチド類も使用
することができる。
式(1)のエミマイシンをり?フラノシル化tたはデオ
キシリ?フラノシル化する反応は、式(1)のエミマイ
シンと(、)リボース−1−リン酸もしくはリボース供
与体または伽)デオキシリデース−1−リン酸もしくは
デオキシリデース供与体を0.1〜1.0%含有する水
溶液にヌクレオシドホスホリラーゼを加え(0,1〜5
.0単位/継)、該水溶液のFJ(を4.0〜10.0
の範囲に調整した後40〜70℃に保持することによっ
て行われ、時々攪拌しながら1.0〜20時間反応させ
ると、反応液中に目的とするリデフラノシルエミマイシ
ンが著量蓄積される。
このり?フラノシル化反応はピリミジンヌクレオシドホ
スホリラーゼによって触媒されるが、リボースまたはデ
オキシリデース供与体としてプリンマ九はデオキシプリ
ンヌクレオシド類を使用する場合、ピリミジンヌクレオ
シドホスホリラーゼにはプリンヌクレオシドからリゲー
スー1−リン酸を生成しないので、この場合にはプリン
ヌクレオシドホスホリラーゼとピリミジンヌクレオシド
ホスホリラーゼを併用することが必要である。幸いなこ
とに、前記微生物のなかにはクレブシェラ・ニューモニ
アATCC962Lエシエリヒア・コリATCC107
98等両方の酵素をバランス良く生産するものが含まれ
ているので、このような微生物菌体を使用すれば良く、
両酵素の製造方法は特開昭56−8695号公報実施例
1に記載されている方法に従って行えば良い。
本発明の方法では反応温度は20〜70℃の範囲であれ
ば良いが、温度が高い方が反応速度が早いので40〜7
0℃の範囲が望ましい。特に微生物菌体を酵素源として
使用する場合、温度が40℃未満のときには反応が遅い
ばかシでなく副反応を伴うため長時間反応させても反応
収率が低く、その上副反応によって生ずる副生物の除去
に手間がかかるので不利であるので40℃〜70℃と高
くすることが必要である。
反応液より生成物を採取する方法は公知の方法に従って
行えば良く、遠心分離等によって不溶性物質を除去し、
水や有機溶媒に対する溶解度差を利用する方法やイオン
交換クロマトグラフィー等によって分離することができ
る。
以下、実施例にて説明する。
実施例1 酵母エキス0.519/d、ペットy 1.01 / 
di %肉エキスl、oy/dtおよび食塩0.511
7dtを含むpH7,2の液体培地1001を500−
容の坂ロフラスコに入れ120℃で10分間滅菌した。
この培地に、ウリジンホスホリラーゼおよびプリンヌク
レオシドホスホリラーゼを生産する能力を有するエシェ
リヒア・コリATCC1079gkl白金耳接種し、3
0℃にて24時間振盪培養を行った。
培養液を遠心分離して菌体全集め、生理食塩水で洗滌し
た後0.05MIJン酸緩衝液(pH7,0)に懸濁し
た(100■/1、湿潤菌体重量)。
この菌体懸濁液0.51d (ウリジンホスホリラーゼ
0.5単位、7”リンヌクレオシドホスホリラーゼ活性
0.3単位)を下記の組成の反応液0,5継に加え、こ
れを第1表に示す各温度に保ち、その間時々振盪して5
時間反応金行い、次いで100℃で5分間加熱し反応を
停止した。
反応液の組成 ウリシン 4.0IJ/dg エミマイシン 0.4継 各反応液中の1−β−D−リデフラノシルエミマイシン
の生成1tt−高速液体クロマトグラフィーによシ定量
した。定量は日立製作所■635型(カラム: Zlp
ax SCX’500 wa ) ’a”使用し、温度
1 40℃、圧力100 kg 7 cm”、流速20
祷/分の条件で0.01MIJン酸1カリ溶液を溶離液
とし、化学合成した1−β−D−リ?フラノシルエミマ
イシンを対照として行った。その結果を第1表に示す。
第 1 表 20 130 25 150 30 173 35 192 40 233 45 238 50 240 55 255 60 265 65 250 035 実施例2 実施例1のウリジンの代りにデオキシチミジンを用いて
実施例1と同様の反応を行い、反応液中に生成するデオ
キシリがフラノシルエミマイシンの生成量を実施例1と
同様の高速液体クロマトグラフィーで定量した。その結
果を第2表に示す。
第2表 20 120 25 130 30 142 35 165 40 182 45 205 50 220 55 230 60 235 65 235 040 実施例3 第3表に示す微生物を実施例1と同様の方法で培養した
。得られた培養液を遠心分離して菌体を集め、生理食塩
水で洗滌した後、夫々0.05M)リス塩酸緩衝液(p
H8,0)に懸濁し、湿菌体濃度100ダ/ mJの菌
体懸濁液を調製した。この菌体懸濁液0.5dK、リポ
ース−1−リン酸バリウム塩40#/dtとエミマイシ
ンを0.4.?/dt含む上記緩衝液0.51を加え時
々攪拌しながら60℃に5時間保持して酵素反応を行っ
た。反応液ヲ100℃で5分間加熱した後反応液中に生
成したリボンラノシルエミマイシンの生成量を実施例1
と同様の高速液体クロマトグラフィーで定量した。
第3表 リテフラノシルエミマイシンの生成量(In9/dt)
菌株基 Pteudomonas diminuta ATCC
1156B 155Flawobaeterlum r
henanum CCM 298 145Aahrom
obaetsr laatlum CCM 、69 1
858m1monella sahotmuellar
l ATCC8759215Ervlnla herb
lcola ATCC12287253Protsus
 vulgaria FERM−P 4795 140
Baat@rlum eadavsris ATCC9
760198Xanthomonas eitrI F
ERM−P 3396 183C1trobaetar
 fr@undll ATCC8090200Eshs
rLehla toll ATCC10798175E
ntarobacter aaroganes ATC
C13048235Serratia maraesa
ens IFO3046260Klebslella 
pneumoniae ATCC9621175Spo
ro@arclna ureas ATCC64731
15Aeromonaa punetata ATCC
11163125実施例4 リデースー1−リン酸バリウム塩10 # /dt。
エミマイシン0.2.9/dt、)リス−塩酸緩衝液5
0式、およびピリミジンヌクレオシドホスホリラーゼ0
.5単位/νを含みpH1OK調節した反応液1001
Mを60℃に6時間保持し、その間時々攪拌した。得ら
れた反応液に酢酸を加えてpH4,0に調節し、遠心分
離して不溶性物質を除去した。
次いで、これをセファデックスG−10(商標)を用い
てグル濾過を行って不純物を除去し溶出液区分を濃縮し
130mgの粗結晶を得た。これを水で再結晶を行い8
0ダの結晶を得た。このものの紫外吸収スペクトルは第
1図に示す通)であり、ソノ他NMRマススペクトルお
よび赤外吸収スペクトルはオーセンティクなり?フラノ
シルエミマイシンのそれと一致し、りざフラノシルエミ
マイシンと同定された。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例4で得られたり?フラノシルエミマイシ
ンの紫外吸収スペクトル図であシ、横軸は波長(nm 
)を縦軸は吸光度(o、D)を示している。第1図中、
実線はpH12の時、破線はP)(7の時の紫外吸収ス
ペクトルである。 特許出願人 味の素株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記式(1)で示されるエミマイシンおよび(a)りが
    −スー1−リン酸もしくはヌクレオシPホスホリラーゼ
    の作用でリボース−1−リン酸を生成するりが一ス供与
    体または(b)デオキシリが−クー1−リン酸もしくは
    ヌクレオシドフォスホリラーゼの作用でデオキシリが一
    スー1−リン酸を生成するデオキシリデース供与体を含
    む水溶液にヌクレオシドフォスホリラーゼを添加し、該
    水溶液t40〜70CK保持して式(1)の化合物の1
    位に9がフラノシル又はデオキシリが7ラノシル基の結
    合したり?フラノシルエミマイシンを生成せしめること
    を特徴とするり?フラノシル又はデオキシリがフラノシ
    ルエミマイシンの製造法。 式〔1〕 ↑
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