JPS60238067A - 板連続鋳造機及び該鋳造機を用いた薄板連続製造設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、板連続鋳造機及び該鋳造機を用いた薄板連続
製造設備に関するものである。

〔従来の技術〕

金属薄板の製造方法として最も一般的であり且つ現在も
実施されている方法としては、スラ（１） プ連続鋳造機により鋳造した厚いスラブを、別ラインで
ある圧延ラインで５〜１ｏ回以上水平圧延して薄くし、
更に仕上げ圧延を経て薄板を製造するものである。しか
し、この方法では板材の幅端部にエツジドロップが発生
し易く板幅精度が上らないので、幅端部のトリミング量
が多くなる。そこで、上記水平圧延の間に竪型圧延機で
板材に幅圧下を行い、ドツグボーンを形成するようにし
ている。ところがこの方式の場合には、水平圧延の他に
幅圧下を行うので、設備費及び圧延エネルギーを要し、
又設備全長が長く々る問題があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、圧延エネルギーの減少、エツジドロップの減
少、設備の低減等を図ることを目的としたものである。

〔問題点を解決するだめの手段〕

本発明は、移動鋳型の対向面部間に、鋳出された板材に
ドツグボーンが形成されるような鋳型形状を設けた構成
の板連続鋳造機であシ、更（２） に該鋳造機の下流に、水平圧延機を同一ラインにて配置
した薄板連続製造設備である。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図及び第２図に示す如く、（１）は薄板材（２）・
　を連続的に鋳造するキャタピラ式の連続鋳造機であり
、該連続鋳造機（１）の移動鋳型（３）（３）の対向面
部間には、鋳出された板材（２）の幅端部にドツグボー
ン（６）が形成されるような鋳型形状が凹設しである。

（４）は夫々連続鋳造機（１）の下流同一ラインに設置
した水平圧延機であり、該各圧延機（４）は、上下の作
業ロール（５＞　（５）が軸心方向に互い違いにシフト
し得るよう構成しである。（７）は各圧延機（４）にて
圧延した後の薄板材（８）をコイル状に巻取るだめの巻
取り機である。

斯かる構成としであるので、連続鋳造機（１）から鋳出
された板材（２）の幅端部にはドツグボーン（６）が形
成される。従って、その後幅圧下を行うことなく各圧延
機（４）により水平圧延を行うことにより、一定幅の薄
板材（８）が製造される。

上記において、圧延機（４）に入る前の板材（２）にド
ツグボーン（６）が形成されていると言うことは、竪型
圧延機にて幅圧下が行われたのと同等であり、しかも、
ドツグボーン（６）の盛り上がり方も一定で且つこの部
分の温度も一定であるため、水平圧延された薄板材（８
）を一定幅に精度よく仕上げることができる。又この際
、各圧延機（４）は夫々作業ロール（５）（５）が軸心
方向にシフトし得るようにしであるため、作業ロール（
５）（５）自体の段差摩耗も発生しない。

尚、前記実施例ではキャタピラ式連続鋳造機を用いた場
合を例示したが、双ロール式連続鋳造機を用いて、該双
ロール式連続鋳造機の冷却ロール表面にドツグボーンを
形状するような鋳型形状を設けてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、 （１）竪型圧延機を不要にできるので、圧延エネルギー
の減少、設備費の低減等を図り得る。

（ＩＩ）　エツジドロップが減少し且つ幅端部の温度降
下が少ないので、板幅精度が向上する。

（ｔｔｉ）　一定幅の薄板材を製造するので、連続鋳造
機の幅変えが不要となる。

等の優れた効果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す薄板連続製造設備の全
体図、第２図は第１図のＡ−Ａ拡大矢視図である。 （１）は連続鋳造機、（２）は板材、＋３１は鋳型、（
４）は水平圧延機、（６）はドツグボーンを示す。 特許出願人 石川島播磨重工業株式会社 特許出願人代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）対向する移動鋳型表面部に、鋳出された板材にドツ
   グボーンが形成されるような鋳型形状を設けたことを特
   徴とする板連続鋳造機。 ２）対向する移動鋳型表面部に、鋳出された板材にドツ
   グボーンが形成されるような鋳型形状を設けた板連続鋳
   造機を備え、該鋳造機の下流に、同一ラインにて水平圧
   延機を設置したことを特徴とする薄板連続製造設備。