JPS60236407A - 電力ケ−ブルの絶縁層形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景と目的〕 本発明は電カケーブルの絶縁層形成方法に関し、特に絶
縁テープを巻回して形成する絶縁層形成方法に関する。

従来、電カケーブルたとえば油入電カケーブルに絶縁テ
ープを巻回して絶縁層を形成する場合、第１図に図示す
る孟り、１枚のテープ１がテープ巻付装置（図示せず）
により、ケーブル２に所定のチー２ング角度θで螺旋状
に突き合せ巻又は若干のオー・々ラッゾ巻晟いはギャッ
プ巻されている。

第１図はギャップＧを設けてギャップ巻されている。　
″ 処で、上述の方法によシ絶縁層が形成されるケーブルの
製造速度■は、テーピングピッチＰとテープ巻付装置の
テーピングヘッドの回転数Ｍとに左右され、下記の（１
）式で表わされる。

Ｖ　＝Ｐ　Ｘ　Ｍ　（ｍ／ｍ１ｎ）　（１）なお、テー
ピングピッチＰは使用するテープ幅Ｗによシ、又、テー
ピングヘラＰの回転数Ｍはテープ及びテーピングヘッド
の機械的強度にょシ夫々決定される。

上述の条件のもとで、ケーブル製造速度Ｖを更に向上さ
せるためには、テープ幅Ｗの広いテープを使用するか、
或いは、機械的強度の高いテープ及びテーピングヘッド
を使用し−ｃ１　テーピングヘッドの回転数Ｍを大きく
するか、更に前二者を併用する方法が考慮される。

しかしながら、上述した方法のうち、 （１）　テープ幅Ｗを大きく設定した場合ケーブル絶縁
層の耐屈曲性の点から、絶縁テープに延び、しわ、切れ
等を生じ易くなシ、これはテープ幅Ｗの増加と共に発生
頻度を高くして、絶縁体として使用に耐えない限界値を
有した。

（１１）　テーピングヘラＰの回転数Ｍを高めた場合テ
ーピングヘッドの回転数Ｍを増加するためには、よシ高
速回転可能な新規のテープ巻付装置を設置する必要があ
り、非常に高額な設備投資を必要とした。

本発明の目的は、前述した従来技術の欠点を解消し、大
幅な設備投資を行なうことなく、又、従来から使用して
いた絶縁テープを用いて、ケーブルの製造速度を大幅に
向上させることの出来る電カケーブルの絶縁層形成方法
を提供することにある。

〔発明の概要〕

すなわち、本発明の上記目的は、絶縁テープを螺旋状に
巻回してなる電カケーブルの絶縁層形成方法において、
複数枚の絶縁テープが同じ巻付角度を有してケーブル長
手方向に順次に繰シ返し配置され、かつ夫々の絶縁テー
プが同時巻付は操作によシ一層の絶縁層を形成すること
を特徴とする電カケーブルの絶縁層形成方法により達成
される。

〔実施例〕

以下、本発明の１実施例を第２図によシ詳細に説明する
。なお、図中、第１図に示した従来例と同一構成部分に
ついては同一符号を用いた。

第２図で、同一構成からなる２枚の絶縁テープ１ａ及び
１ｂがケーブル２の外周面に同じ巻付角度θを有して交
互に配置され、かつ同時巻付操作によシ絶縁テープ１枚
分の厚さにギャップ巻されている。、すなわち、互いに
隣接する絶縁テープｌａ、ｌｂは相互にギヤツブＧ有し
て夫々同じテーピングピッチＰｌで螺旋状に巻付けられ
ている。また、各絶縁テープｌａ、ｌｂは夫々同じテー
プ幅Ｗｌを有し、均等なケーブル外径りのケーブル２に
巻付けた時、ケーブル長手方向に一定の幅ＷＡ１（以下
、本明細書では、この幅を有効幅と呼ぶ。）を形成して
いる。

従来技術による使用可能な最大のテープ幅をＷ１又、そ
のテープを用いた時のテーピングピッチをＰ１有効幅を
ＷＡとすると、本発明に使用可能なテープ幅Ｗ１は、Ｗ
Ａ、＝ＷＡとなるところが最大となシ、上記（２）式で
得られる幅が最適テープ幅となる。なお、テーピングピ
ッチＰ０は、 Ｐ１＝＝ＷＡ、ｘ２＋Ｇｘ２　（３） で得られる。但し、上記（２）式で得られるテープ幅Ｗ
ｌの値は、適用されるケーブルの種類形状によシ僅かの
範囲（たとえば、計算値の±２０％程度）に差異を生じ
る。

上記の様にして絶縁層を形成すると、既に（１）式で述
べた従来のケーブル製造速度■に比べ、本発明によるケ
ーブル製造速度ｖ１は、 Ｖ１＝Ｐ１ｘＭ　（４） で表わされる。（Ｍはテーピングヘッドの回転数を示す
。）ここで、テーピングピッチＰｌは、同時巻するテー
プ枚数をＮ枚とすると、 Ｐｌ＃ＮｘＰ　（５） で表わされ、従って、本発明によるケーブル製造速度■
１は、（４）式から Ｖｌ＝ＮＸＰＸＭ＝ＮＸＶ　（６） となシ、従来方法で得られる製造速ｉｖＬニア）整数Ｎ
倍の製造速度が得られる。

なお、本発明による絶縁層形成方法は、テープ巻付装置
のテープ送出部からケーブル巻付点までの距離が２倍以
上を必要とするため、１つのテーピングヘッドにより巻
付けられるテープ枚数は制約を受ける。

また、上記実施例では絶縁テープを一層に巻回した場合
について記載したが、一般に絶縁層は数十乃至数百枚の
範囲で巻付けて形成される。

本発明の応用例として、先の実施例に述べた絶縁テープ
を２枚同時だけでなく、３枚或いはそｎ以上同時に巻付
けることも出来る。

〔発明の効果〕

以上記載した通シ、本発明による電カケーブルの絶縁層
形成方法によれば、複数枚の絶縁テープを使用して同時
巻付けするので、従来例に比ベケーブル製造速度が大幅
に向上できるものである。

また、本発明は、特別に新規なテープ巻付装置を設備し
ないでも達成されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例による絶縁テープ巻付状況を説明する図
、第２図は本発明の１実施例による絶縁テープ巻付状況
を示す図である。 図中符号 １・・・絶縁テープ、２・・・ケーブル％　１　口 ％　２　日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 絶縁テープを螺旋状に巻回してなる電カケーブルの絶縁
   層形成方法において、複数枚の絶縁テープが同じ巻付角
   度を有してケーブル長手方向に順次に繰シ返し配置され
   、かつ夫々の絶縁テープが同時巻付は操作によシ一層の
   絶縁層を形成することを特徴とする電カケーブルの絶縁
   層形成方法。