JPS6023542A - 建築用パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、外壁材或いは間仕切壁として有効な建築用パ
ネルでｍｌって、特に、石綿セメント押出成形板を用い
たものに関する。

石綿セメント押出成形板とは、セメントと石綿を主原料
とする混合材を押出成形して得られる中空形状のパネル
であって、従来、かかる石綿セメント押出成形板の空洞
部にロックウールを充填して、より防火性及び耐火性を
向上させたものが考えられている。しかしながら、この
ようなロックウールを充填したものにおいては、重量が
増大し、しかも、ロックウールは、吸湿性及び吸水性が
大きいため、防湿、防水管理が必要となり、更には、繊
維質のものを詰め込むため、作業性が悪い欠点がある。

本発明は、かかる従来の欠点を解消して、なおかつ、防
火性及び耐火性に優れた建築用パネルを提供することを
目的としてなされたもので、その構成として、石綿とセ
メントとを主原料とする混合材を押出成形して得られる
中空石綿セメント押出成形板の空洞部の一部に、マグネ
シアセメント発泡体、或いは、クレー発泡体等の無機質
発泡体を充填してなることを特徴とするものである。

以下、本発明の構成を図示の実施例に基づいて説明する
と、第１図及び第２図において、（１１は、セメントと
石綿を主原料とする混合材を押出成形機によって、押出
成形して得られる中空形状の石綿セメント押出成形板で
あり、その上下方向に貫通して複数の平行な空洞部（２
１（２１・・・が形成されている。また、この石綿セメ
ント押出成形板（１１の左右一方の端部には、上下方向
の突起（３）が、他方の端部には、該突起（３）と同形
状の凹溝（４）が形成されて、。

この突起（３）又は凹溝（４）と、他の石綿セメント押
出成形板における凹溝（４）又は突起（３）とを互いに
嵌合して接合するようになっている。しかして、このよ
うに成形された石綿セメント押出成形板ｆ＋、）には、
第２図で示すように、中央部分を残してその空洞部＋２
１　＋２１・・・両端に無機質発泡体（５）を充填して
、本発明の建築用パネルを得るものである。

このような無機質発泡体（５）としては、例えば、前述
したマグネシアセメント発泡体、クレー発泡体或いは泡
ガラス、水ガラス発泡体等が挙げられる。これらのうち
、マグネシアセメント発泡体は、酸化マグネシウム、塩
化マグネシウム、及び、水により生成するマグネシウム
オキシクロライドに発泡剤を添加し成型乾燥して得られ
るものであり、下表にその特性を示す。

以下余白 クレー発泡体とは、アルミノ珪酸塩鉱物を化学的に処理
し、かつ、気泡構造としたビーズを、無機結合材を用い
て成型乾燥して得られるものであり、また、泡ガラスは
、ガラス質原料に特殊発泡材を用いて泡化させた軽石状
の断熱材である。

また、このような無機質発泡体（５）の充填は、発泡材
を添加したスラリー状態のものを、前記空洞部＋２１　
（２１・・・内へ充填し、乾燥させることによって行な
われる。

次に、上記の如く無機質発泡体ｆ５）　［５）・・・を
充填した空洞部（２）　（２１・・・は、その開口部端
面を、撥水性のある被覆材（６）で覆って、撥水処理を
行なうことが望ましい。この被覆材（６）としては、例
えばζ高分子系材料、不織布、セメント、或いは、亜鉛
鉄板等が挙げられる。

第３図及び第４図は、上記のようにして得られる建築用
パネル（７）を外壁パネルとして使用した場合の取付は
方法の一例を示している。上記の如く、無機質発泡体（
５）は、空洞部（２）の両端部にのみ充寧しているから
、その中間部においては、その空洞部（２）がそのまま
残されている。そこで、本実施例では、パネル（７）の
裏面よりこの空洞部（２）へ貫通して開口部（８）を形
成し、この開口部（８）と空洞部（２）を利用して取付
けるものである。そこで、その取付は構造を説明すると
、図において（９）は、梁（１０）上に固定された軸組
を示している。（１１）は、水平板（１２）と垂直板（
１３）とによって丁字形に形成された取付は金具で、そ
の水平板（１２）を軸組（１０）のＣチャンネル形横枠
（１４）に載置し、そのリップ（１５）　（１５）の内
側へ挿入した挟持片（１６）とボルト（１７）とでリッ
プ（１５）部分へ固定している。そして、軸組（９）の
側方に突出した垂直板（１３）がパネル（７）の内壁面
へ当接され、同じくパネル（７）における空洞部（２）
の壁面には、押さえプレート（１Ｂ）が当接されている
。しかして、上記開口部（８）において、これら垂直板
（１３）と押さえプレー）　（１Ｂ）に跨って挿入した
ボルト（１９）には、軸組（９）側よりナラ！−（２０
）が螺合されて、垂直板（１３）と押さえプレート（１
８）とによって、パネル（７）を挟持している。なお、
垂直板（１３）の下端は、外方へ折曲されており、この
折り曲げ片（１９）　カバ４　ル（７１の下端面を支え
ている。

上記のようにして得られる本発明の建築用パネルは、外
壁パネル、間仕切壁、床材として最適である。

以上の如く本発明によれば、石綿とセメントとを主原料
とする混合材を押出成形して得られる中空石綿セメント
押出成形板の空洞部に、マグネシアセメント発泡体、或
いは、クレー発泡体等の無機質発泡体を充填してなるも
のであるから、空洞部に充填された無機質発泡体によ、
）で、耐火性、防音、遮音性が向上し、また、このよう
なバネルを床材として使用するときは、防振性が向上す
るという効果がある。更に、このような無機質発泡体は
、ロックウールより軽量であり、かつ、ロックウールの
ような繊維質のものを詰める場合と異なって、スラリー
状態のものを注入して乾燥させるだけでよいから、ロッ
クウールを充填するものに比較して軽量で、かつ、充填
時の作業性が良好である。更に、かかる無機質発泡体は
、ロックウールに比較して、防湿、防水性が良好である
ため、防湿、防水管理が容易である。加えて、このよう
な無機質発泡体として、母材たる石綿セメント押出成形
板と同系材料であるセメント系の材料を用いれば、母材
との結合が強固となり、強度的に高いものが得られる。

また、本発明のパネルは、無機質発泡体を一部にのみ充
填して、他の部分は空洞のまま残されているから、第３
図及び第４図の実施例で示すように、この空洞部を利用
することにより軸組等への取付けを容易に行なえるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明建築用パネルの斜視図、第２図は、一
部切欠正面図、第３図は、パネルの取付は状態を示す要
部縦断面図、第４図は、第３図のＡ−Ａ線断面図である
。 （１）−石綿セメント押出成形板、ｆ２１−空洞部、（
３）−・・無機質発泡体。 特許　出願人　積木ハウス　株式会社 代理人代理人　樽　本　久　幸 第３図 ２ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 石綿とセメントとを主原料とする混合材を押出成形して
   得られる中空石綿セメント押出成形板の空洞部の一部に
   、マグネシア敷メント発泡体、或いは、クレー発泡体等
   の無機質発泡体を充填してなることを特徴みする建築用
   パネル。