JPS6023273Y2 - 自転車用変速機の変速位置表示装置 - Google Patents
自転車用変速機の変速位置表示装置Info
- Publication number
- JPS6023273Y2 JPS6023273Y2 JP7625381U JP7625381U JPS6023273Y2 JP S6023273 Y2 JPS6023273 Y2 JP S6023273Y2 JP 7625381 U JP7625381 U JP 7625381U JP 7625381 U JP7625381 U JP 7625381U JP S6023273 Y2 JPS6023273 Y2 JP S6023273Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift position
- cable
- gear shift
- drive arm
- position display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
この考案は、自転車用変速機の変速位置表示装置に関し
、詳しくは、フレームパイプなどに取着される操作レバ
ー装置とは別体に構成した変速位置表示手段をハンドル
と一体的に自転車前方に位置する部位であって乗者が容
易に視認しうる部位に設け、この変速位置表示手段が、
上記変速レバー装置の操作レバーの動きが機械的に伝達
されて作動されるとともに、ハンドルの回転によって変
速位置表示に誤差が生じることがなく正確な変速位置表
示をなしうるようにしたものに関する。
、詳しくは、フレームパイプなどに取着される操作レバ
ー装置とは別体に構成した変速位置表示手段をハンドル
と一体的に自転車前方に位置する部位であって乗者が容
易に視認しうる部位に設け、この変速位置表示手段が、
上記変速レバー装置の操作レバーの動きが機械的に伝達
されて作動されるとともに、ハンドルの回転によって変
速位置表示に誤差が生じることがなく正確な変速位置表
示をなしうるようにしたものに関する。
従来から、自転車用変速機の現在変速段数を乗者に知ら
せるように構成された変速位置表示装置が種々提案され
ている。 このうち代表的なものとしては、自転車フレーム(とく
に上パイプ)上に取着した箱体に操作レバーと変速位置
表示装置とを一体に組み込んで構成されたものがある。 この従来例では、操作レバーを前記箱体の上方に回動可
能に突設する一方、変速段数を印刷した表示プレートを
上記操作レバーの動きに連動させて前記箱体の上部内面
に沿って移動するようにし、さらに、上記箱体の上部に
、前記表示プレートのうち実際の変速位置と一致した段
数を外部に表示するための窓を設けている。 しかしながら、上記にように構成された変速位置表示装
置は、操作レバーと一体的にフレームに設けた箱体内に
配置されているため、乗者は、変速位置を知りたい場合
、自転車フレームの所定位置に逐一視線を移さざるをえ
ない。 すなわち、操作レバーが走行中乗者の視野に入らない部
位に配設されているため、下方に向かないと変速表示を
確認することができず、安全上好ましいくない。 また、実開昭48−16541号公報には、操作レバー
装置と別体の変速位置表示手段をバンドルバーに設け、
操作レバーの回動位置を電気的に検知してこれを上記変
速位置表示手段に電気的に送って表示するようにしたも
のが開示されているが、電気的な手段は、その電源の確
保する必要があり、また、接点部を雨漏から確実に保護
しなければならず、装置全体が複雑化するとともに高価
なものとなる。 さらに、実公昭52−30655号公報には、自動車に
おいて、シフトレバ−の動きをケーブルを介してインス
トルメントパネルなどの運転者にとって見易い位置に設
けた変速位置表示手段に伝達するようにした構成が開示
されているが、かりにこの構成を、変速位置表示手段を
ノ\ンドルバーに取り付けることにより自転車に適用し
ても、バンドルの転回によってケーブル牽引量が変化す
るため、表示手段は正しい変速位置を表示しない。
せるように構成された変速位置表示装置が種々提案され
ている。 このうち代表的なものとしては、自転車フレーム(とく
に上パイプ)上に取着した箱体に操作レバーと変速位置
表示装置とを一体に組み込んで構成されたものがある。 この従来例では、操作レバーを前記箱体の上方に回動可
能に突設する一方、変速段数を印刷した表示プレートを
上記操作レバーの動きに連動させて前記箱体の上部内面
に沿って移動するようにし、さらに、上記箱体の上部に
、前記表示プレートのうち実際の変速位置と一致した段
数を外部に表示するための窓を設けている。 しかしながら、上記にように構成された変速位置表示装
置は、操作レバーと一体的にフレームに設けた箱体内に
配置されているため、乗者は、変速位置を知りたい場合
、自転車フレームの所定位置に逐一視線を移さざるをえ
ない。 すなわち、操作レバーが走行中乗者の視野に入らない部
位に配設されているため、下方に向かないと変速表示を
確認することができず、安全上好ましいくない。 また、実開昭48−16541号公報には、操作レバー
装置と別体の変速位置表示手段をバンドルバーに設け、
操作レバーの回動位置を電気的に検知してこれを上記変
速位置表示手段に電気的に送って表示するようにしたも
のが開示されているが、電気的な手段は、その電源の確
保する必要があり、また、接点部を雨漏から確実に保護
しなければならず、装置全体が複雑化するとともに高価
なものとなる。 さらに、実公昭52−30655号公報には、自動車に
おいて、シフトレバ−の動きをケーブルを介してインス
トルメントパネルなどの運転者にとって見易い位置に設
けた変速位置表示手段に伝達するようにした構成が開示
されているが、かりにこの構成を、変速位置表示手段を
ノ\ンドルバーに取り付けることにより自転車に適用し
ても、バンドルの転回によってケーブル牽引量が変化す
るため、表示手段は正しい変速位置を表示しない。
この考案は、上記の事情のもとで考え出されたもので、
変速操作レバーの動きが機械的に伝達さえて作動する変
速位置表示手段がバンドルバーないしバンドルと一体的
な乗者にとって見易い部分に取付けられ、かつ、バンド
ル転回によっても変速表示に誤差が生じないように構成
された自転車用変速機の変速位置表示装置を提供するこ
とをその課題とする。
変速操作レバーの動きが機械的に伝達さえて作動する変
速位置表示手段がバンドルバーないしバンドルと一体的
な乗者にとって見易い部分に取付けられ、かつ、バンド
ル転回によっても変速表示に誤差が生じないように構成
された自転車用変速機の変速位置表示装置を提供するこ
とをその課題とする。
上記の課題を遠戚するため、本考案では、次の技術的手
段を講じている。 すなわち、自転車フレームに設けられた変速レバー装置
と、バンドルバー、バンドルポスト等のバンドルと一体
的に回転する自転車前方の連部に取付けられた変速位置
表示装置と、上記変速レバー装置の操作レバーの動きを
上記変速位置表示手段に機械的に伝達するためのケーブ
ルとを備える自転車用変速機の変速位置表示装置におい
て、上記変速位置表示手段は、上記ケーブルからの運動
を受けて往復揺動するように支持部材に支持された駆動
アームと、この駆動アームに対して一定の相対動が許容
され、かつ上記駆動アームの揺動軸と同軸状に回動可能
に支持された表示板と、この表示板と上記支持部材との
間に構成されたクリック機構と、上記表示板の上面に設
けられた段数表示部と、上記段数表示部の上部を覆い、
かつ上記段数表示部の一部を外部に臨ませる窓を備えた
カバーとで構成している。
段を講じている。 すなわち、自転車フレームに設けられた変速レバー装置
と、バンドルバー、バンドルポスト等のバンドルと一体
的に回転する自転車前方の連部に取付けられた変速位置
表示装置と、上記変速レバー装置の操作レバーの動きを
上記変速位置表示手段に機械的に伝達するためのケーブ
ルとを備える自転車用変速機の変速位置表示装置におい
て、上記変速位置表示手段は、上記ケーブルからの運動
を受けて往復揺動するように支持部材に支持された駆動
アームと、この駆動アームに対して一定の相対動が許容
され、かつ上記駆動アームの揺動軸と同軸状に回動可能
に支持された表示板と、この表示板と上記支持部材との
間に構成されたクリック機構と、上記表示板の上面に設
けられた段数表示部と、上記段数表示部の上部を覆い、
かつ上記段数表示部の一部を外部に臨ませる窓を備えた
カバーとで構成している。
バンドルを転回すると、フレームに取付けられた操作レ
バー装置と、バンドルと一体的な部分に取付けられ変速
位置表示手段との間の相対的な位置の変化が生じるので
、それだけでこれら操作レバー装置と変速位置表示手段
とを結ぶケーブルに引き力がかかり、これが表示手段内
の上記駆動アームを揺動させてしまう。 しかしながら、本考案では、駆動アームと表示板とを別
体に構成し、かつ駆動アームと表示板との間に若干の相
対動が許容されるようにしであるので、バンドル転回に
よって駆動アームが揺動しても、これが直ちに表示板を
回動させない。 表示板は、支持部材との間に構成されたクリック機構に
より、正しい変速位置を表示する回動位置に保持される
。 したがって、本考案では、まず、変速機の変速位置の表
示手段が乗者にとって見易い自転車前部のバンドルバー
ないしこれと一体的な部分に設けられていることから、
従来のように下を向かなくても、容易に現在の変速位置
を知ることができ、安全である。 また、電気的な手段を全く使用しないので、電源を確保
する必要がなく、また、接点不良などの故障が起こりえ
ない。 さらに、操作レバーの動きをケーブルを介してそのまま
表示板に伝達するのではなく、表示板に対して若干の相
対動が許容された駆動アームを介して表示板に伝達し、
かつ、表示板は、所定の回動位置毎にクリック機構によ
ってその位置が保持されるようにしているので、バンド
ル転回に起因するケーブル牽引によっては表示板が動か
ず、つねに正しい変速位置が表示される。
バー装置と、バンドルと一体的な部分に取付けられ変速
位置表示手段との間の相対的な位置の変化が生じるので
、それだけでこれら操作レバー装置と変速位置表示手段
とを結ぶケーブルに引き力がかかり、これが表示手段内
の上記駆動アームを揺動させてしまう。 しかしながら、本考案では、駆動アームと表示板とを別
体に構成し、かつ駆動アームと表示板との間に若干の相
対動が許容されるようにしであるので、バンドル転回に
よって駆動アームが揺動しても、これが直ちに表示板を
回動させない。 表示板は、支持部材との間に構成されたクリック機構に
より、正しい変速位置を表示する回動位置に保持される
。 したがって、本考案では、まず、変速機の変速位置の表
示手段が乗者にとって見易い自転車前部のバンドルバー
ないしこれと一体的な部分に設けられていることから、
従来のように下を向かなくても、容易に現在の変速位置
を知ることができ、安全である。 また、電気的な手段を全く使用しないので、電源を確保
する必要がなく、また、接点不良などの故障が起こりえ
ない。 さらに、操作レバーの動きをケーブルを介してそのまま
表示板に伝達するのではなく、表示板に対して若干の相
対動が許容された駆動アームを介して表示板に伝達し、
かつ、表示板は、所定の回動位置毎にクリック機構によ
ってその位置が保持されるようにしているので、バンド
ル転回に起因するケーブル牽引によっては表示板が動か
ず、つねに正しい変速位置が表示される。
以下、この考案の実施例を図面を参照しながら具体的に
説明する。 1は、操作レバー装置であり、締め付はバンド2a、2
b(第2図)により自転車フレームパイプ3に固定した
レバー支持台4のほぼ中央部に側方外方に向けてレバー
軸5を突設するとともに、このレバー軸5に座金6、レ
バ一本体7、クリックプレート8、およびコイルバネ9
を順次挿嵌し、さらにレバー軸5の先端部に刻設した螺
条5aに角ねじ10を螺合して上記レバ一本体7、クリ
ックプレート8等を上記コイルバネ9により上記レバー
支持台側に付勢しである。 上記レバ一本体7の一側部には、クリックプレート8と
協働してクリック作用を行なうための鋼球11を埋設し
てあり、一方上記クリックプレート8はほぼ扇形状を呈
し、その周部に円弧状に、変速機の変速位置と対応する
レバー回動角度毎にクリック穴12,12・・・を穿設
しである。 上記操作レバ一本体7と上記クリックプレート8は、上
記コイルバネ9により互いに押圧されているため、操作
レバー7を回動操作すれば、変速機の所望の変速段に相
当する角度において前記鋼球11が前記クリック穴12
に順次係合し、乗者はきわめて容易に変速機を所望変速
段の最適位置に誘導操作できる。 さらに、上記レバ一本体7には変速機から導かれるイン
ナワイヤ13を巻き付ける巻胴部14およびインナワイ
ヤ13の端部を止着する係合部(図示略)が形威される
。 図中、16は上記インナワイヤ13に套挿されたアウタ
ワイヤ17の端部を止着するアウタワイヤ受であり、こ
れは支持台4の後方を折り曲げ形威した耳片18に螺合
されている。 さらに、上記したレバー装置の連部に、操作レバーの動
作を後述する変速位置表示手段Hに伝達するためのケー
ブル19の止着部を設ける。 上記ケーブル19としては、通常変速操作またはブレー
キ操作に使用される、筒状アウタケーブル19aと、こ
れに通挿したインチケーブル19bからなる操作ケーブ
ルを用い、これらアウタケーブル19aとインナケーブ
ル19bの相対動により上記操作レバーの動作を伝達す
るようにする。 インチケーブル19bの止着部は、上記レバー7の下部
を下方に延出させて止着片20を形成し、これに設けた
通孔21に円柱状止着部材22を回転自由に支承させて
構成されている。 この円柱状止着部材22には、円柱体の側面にインナケ
ーブル19bの端部に固着されたニップルを収容しうる
大径孔と、これに連通しうる孔とからなる段付き通孔2
3が設けられる。 このように円柱状止着部材22を回転自由とすれば、ケ
ーブルの牽引方向が変化しても、インナケーブル19b
に過負荷がかからない。 さらに、上記インナケーブル止着部材22の側方には、
上記レバー支持台4を前方に延出し、かつその先端を外
方に屈曲形成した支片24に、インチケーブル19bが
挿通しうる小孔を設けた後、これを囲む部分を円筒状に
前方に延出するように形威してなるアウタケーブル受2
5を配設しである。 次に、上記操作ケーブルによって操作レバーの運動が伝
達され、かつ作動させられる、変速位置表示手段Hにつ
いて説明する。 26は支持部材であり、締め付はバンド27a、27b
によりハンドルバンド28に固定され、かつ垂直状取付
は板26aがハンドル前方に突出するような形態を持つ
。 29は、上記取付は板26aの下部に側方に向けて突設
された軸30に一定角度回動可能に支持させた扇形表示
板であり、その円弧部に変速段数を印刷した表示部31
が取付けられている。 この表示部31は、薄状プラスチックフィルムるより形
威し、上記扇形表示板29の円弧部端部の一側方に突設
した係掛止部32.32および円弧部側方に設けたガイ
ド溝33.33に沿って嵌めこんである。 上記扇形表示板29は、これを回動自由に支承する軸3
0に共に支持された駆動アーム34を介して往復作動さ
れる。 この駆動アーム34は、上記表示板29の円弧部近傍ま
で延びており、その先端部34aは、前記表示板29の
円弧部内側に駆動アーム34の先端部の幅より若干広い
間隔で設けた規制片35.35内に配置されて、一定範
囲内においてこの駆動アーム34が上記表示板29に対
して相対回動可能となるようにしである。 さらに、この駆動アーム34には、インチケーブル19
bの他端を止着すべき止着部が設けられている。 さらに、上記取付は板26aと上記扇形表示板29との
間には、クリック機構が設けられる。 すなわち、取付は板26a側に鋼球37をバネ37aに
より上記表示板29側に付勢しながら埋設するとともに
、表示板29側に上記鋼球37と係合するクリック穴3
8,38・・・を円弧状に配列するのである。 これにより、表示板29は、変速操作レバーの回動角度
と対応した一定の回動位置で保持される。 39は、上記支持部材26、扇形表示板29および駆動
アーム34を内包するカバーであり、上記支持部材26
の連部に締め付は手段により固定される。 またこのカバー39の上部の上記表示板29に取着した
表示板31と対向する連部には窓40が設けてあり、こ
こには所望によりレンズ状の透明板41が装着される。 なお、図中、42は、上記取付は板26aの一部を突出
させ、これに通孔を穿設して形成されたアウタケーブル
19aの端部止着部であり、43は上記アウタケーブル
19aの長さを調節するテンションアジャスタである。 また44は、上記軸30に套嵌かれ、かつ上記駆動アー
ム34を第1図時計方向、すなわち駆動アーム34に端
部を止着したインナケーブル19bを本表示手段側に牽
引する方向に付勢するためのコイルバネである。 次にこの実施例の作用について説明する。 乗者が変速レバー7を回動操作し、変速操作を行なえば
、変速レバー7は、クリック機構により予め設定された
レバー7の最適回動位置に順次係止される。 それとともに、レバー7の運動は、変速位置1の端部に
止着したケーブル19のインナケーブル19bとアウタ
ケーブル19aの軸方向相対運動に変換され、さらにこ
の相対運動は、バンドルバーに取付けた変速位置表示手
段Hの駆動アーム34の回転運動に変換される。 この駆動アーム34は、上記扇形表示板29に対し、若
干相対動が許容されているが、この許容範囲を超えたア
ーム34の回動によって表示板29は共回動させられ、
カバー39の窓40から表示すべき変速段数表示を変化
させる。 そして、この表示板29は、クリック機構によりその位
置が保持されているので、バンドル転回によってインチ
ケーブル19bとアウタケーブル19aとの間に相対動
が生しても、駆動アーム34が若干回動するだけで、表
示板は回動しない。 けれは、バンドル転回によってカバー39の窓40から
表れる段数表示が変化したり動いたりすることがないこ
とを意味する。 まさ、本例では、インチケーブル19bとしていわゆる
プル式のものを使用しているため、上記駆動アーム34
を常時第1図f方向に付勢してインチケーブル19aに
テンションを与えるためのコイルバネ44を必要として
いるが、インナケーブル19bとして、押し力と引き力
の双方を伝達しうる、いわゆるブツシュ・プル式のケー
ブルを使用する場合には、上記コイルバネ44は不要で
ある。 また、本例では、変速操作用ワイヤ13.17と、表示
手段作動用ケーブル19とは別体に形成しているが、た
とえば、操作レバー7に設けたインナワイヤ止着部材2
2において、インナワイヤ13とインナケーブル19b
とを連結するように構成してもよい。 さらに、操作レバー7の運動を変速位置表示手段におけ
る表示板の動きに伝達するための構造としては、上述し
た実施例のようにインチケーブルとアウタケーブルの軸
方向の相対動を利用するようにするほか、第3図および
第4図に示すように、操作レバー7の回動を一旦インチ
ケーブル19bの軸転を変換した後、変速位置表示手段
側において、このインナケーブル19bの軸転を再び駆
動アーム34の回動に変換するようにしてもよい。 第3図に示す例では、操作レバー7の基部に設けられた
傘歯車45aをインナケーブル19bの基端に取付けら
れた傘歯車45bに連繋させるとともに、インチケーブ
ル19bの先端に取付けられた傘歯車46aを駆動アー
ム34の基部に取付けられた傘歯車46bに連繋してい
る。 また、第4図に示す例では、軸転するインチケーブル1
9bの端部に取付けられた平歯車46cを駆動アームと
してのセクタ歯車46dに連繋している。 本例の場合、駆動アーム34と扇形表示板29との間に
与えられる相対動は、軸転するインチケーブル19bの
ねじり誤差を吸収することになる。 なお、この第3図および第4図においては、取付は板2
6と扇形表示板29との間に構成すべきクリック機構は
とくに図示していない。
説明する。 1は、操作レバー装置であり、締め付はバンド2a、2
b(第2図)により自転車フレームパイプ3に固定した
レバー支持台4のほぼ中央部に側方外方に向けてレバー
軸5を突設するとともに、このレバー軸5に座金6、レ
バ一本体7、クリックプレート8、およびコイルバネ9
を順次挿嵌し、さらにレバー軸5の先端部に刻設した螺
条5aに角ねじ10を螺合して上記レバ一本体7、クリ
ックプレート8等を上記コイルバネ9により上記レバー
支持台側に付勢しである。 上記レバ一本体7の一側部には、クリックプレート8と
協働してクリック作用を行なうための鋼球11を埋設し
てあり、一方上記クリックプレート8はほぼ扇形状を呈
し、その周部に円弧状に、変速機の変速位置と対応する
レバー回動角度毎にクリック穴12,12・・・を穿設
しである。 上記操作レバ一本体7と上記クリックプレート8は、上
記コイルバネ9により互いに押圧されているため、操作
レバー7を回動操作すれば、変速機の所望の変速段に相
当する角度において前記鋼球11が前記クリック穴12
に順次係合し、乗者はきわめて容易に変速機を所望変速
段の最適位置に誘導操作できる。 さらに、上記レバ一本体7には変速機から導かれるイン
ナワイヤ13を巻き付ける巻胴部14およびインナワイ
ヤ13の端部を止着する係合部(図示略)が形威される
。 図中、16は上記インナワイヤ13に套挿されたアウタ
ワイヤ17の端部を止着するアウタワイヤ受であり、こ
れは支持台4の後方を折り曲げ形威した耳片18に螺合
されている。 さらに、上記したレバー装置の連部に、操作レバーの動
作を後述する変速位置表示手段Hに伝達するためのケー
ブル19の止着部を設ける。 上記ケーブル19としては、通常変速操作またはブレー
キ操作に使用される、筒状アウタケーブル19aと、こ
れに通挿したインチケーブル19bからなる操作ケーブ
ルを用い、これらアウタケーブル19aとインナケーブ
ル19bの相対動により上記操作レバーの動作を伝達す
るようにする。 インチケーブル19bの止着部は、上記レバー7の下部
を下方に延出させて止着片20を形成し、これに設けた
通孔21に円柱状止着部材22を回転自由に支承させて
構成されている。 この円柱状止着部材22には、円柱体の側面にインナケ
ーブル19bの端部に固着されたニップルを収容しうる
大径孔と、これに連通しうる孔とからなる段付き通孔2
3が設けられる。 このように円柱状止着部材22を回転自由とすれば、ケ
ーブルの牽引方向が変化しても、インナケーブル19b
に過負荷がかからない。 さらに、上記インナケーブル止着部材22の側方には、
上記レバー支持台4を前方に延出し、かつその先端を外
方に屈曲形成した支片24に、インチケーブル19bが
挿通しうる小孔を設けた後、これを囲む部分を円筒状に
前方に延出するように形威してなるアウタケーブル受2
5を配設しである。 次に、上記操作ケーブルによって操作レバーの運動が伝
達され、かつ作動させられる、変速位置表示手段Hにつ
いて説明する。 26は支持部材であり、締め付はバンド27a、27b
によりハンドルバンド28に固定され、かつ垂直状取付
は板26aがハンドル前方に突出するような形態を持つ
。 29は、上記取付は板26aの下部に側方に向けて突設
された軸30に一定角度回動可能に支持させた扇形表示
板であり、その円弧部に変速段数を印刷した表示部31
が取付けられている。 この表示部31は、薄状プラスチックフィルムるより形
威し、上記扇形表示板29の円弧部端部の一側方に突設
した係掛止部32.32および円弧部側方に設けたガイ
ド溝33.33に沿って嵌めこんである。 上記扇形表示板29は、これを回動自由に支承する軸3
0に共に支持された駆動アーム34を介して往復作動さ
れる。 この駆動アーム34は、上記表示板29の円弧部近傍ま
で延びており、その先端部34aは、前記表示板29の
円弧部内側に駆動アーム34の先端部の幅より若干広い
間隔で設けた規制片35.35内に配置されて、一定範
囲内においてこの駆動アーム34が上記表示板29に対
して相対回動可能となるようにしである。 さらに、この駆動アーム34には、インチケーブル19
bの他端を止着すべき止着部が設けられている。 さらに、上記取付は板26aと上記扇形表示板29との
間には、クリック機構が設けられる。 すなわち、取付は板26a側に鋼球37をバネ37aに
より上記表示板29側に付勢しながら埋設するとともに
、表示板29側に上記鋼球37と係合するクリック穴3
8,38・・・を円弧状に配列するのである。 これにより、表示板29は、変速操作レバーの回動角度
と対応した一定の回動位置で保持される。 39は、上記支持部材26、扇形表示板29および駆動
アーム34を内包するカバーであり、上記支持部材26
の連部に締め付は手段により固定される。 またこのカバー39の上部の上記表示板29に取着した
表示板31と対向する連部には窓40が設けてあり、こ
こには所望によりレンズ状の透明板41が装着される。 なお、図中、42は、上記取付は板26aの一部を突出
させ、これに通孔を穿設して形成されたアウタケーブル
19aの端部止着部であり、43は上記アウタケーブル
19aの長さを調節するテンションアジャスタである。 また44は、上記軸30に套嵌かれ、かつ上記駆動アー
ム34を第1図時計方向、すなわち駆動アーム34に端
部を止着したインナケーブル19bを本表示手段側に牽
引する方向に付勢するためのコイルバネである。 次にこの実施例の作用について説明する。 乗者が変速レバー7を回動操作し、変速操作を行なえば
、変速レバー7は、クリック機構により予め設定された
レバー7の最適回動位置に順次係止される。 それとともに、レバー7の運動は、変速位置1の端部に
止着したケーブル19のインナケーブル19bとアウタ
ケーブル19aの軸方向相対運動に変換され、さらにこ
の相対運動は、バンドルバーに取付けた変速位置表示手
段Hの駆動アーム34の回転運動に変換される。 この駆動アーム34は、上記扇形表示板29に対し、若
干相対動が許容されているが、この許容範囲を超えたア
ーム34の回動によって表示板29は共回動させられ、
カバー39の窓40から表示すべき変速段数表示を変化
させる。 そして、この表示板29は、クリック機構によりその位
置が保持されているので、バンドル転回によってインチ
ケーブル19bとアウタケーブル19aとの間に相対動
が生しても、駆動アーム34が若干回動するだけで、表
示板は回動しない。 けれは、バンドル転回によってカバー39の窓40から
表れる段数表示が変化したり動いたりすることがないこ
とを意味する。 まさ、本例では、インチケーブル19bとしていわゆる
プル式のものを使用しているため、上記駆動アーム34
を常時第1図f方向に付勢してインチケーブル19aに
テンションを与えるためのコイルバネ44を必要として
いるが、インナケーブル19bとして、押し力と引き力
の双方を伝達しうる、いわゆるブツシュ・プル式のケー
ブルを使用する場合には、上記コイルバネ44は不要で
ある。 また、本例では、変速操作用ワイヤ13.17と、表示
手段作動用ケーブル19とは別体に形成しているが、た
とえば、操作レバー7に設けたインナワイヤ止着部材2
2において、インナワイヤ13とインナケーブル19b
とを連結するように構成してもよい。 さらに、操作レバー7の運動を変速位置表示手段におけ
る表示板の動きに伝達するための構造としては、上述し
た実施例のようにインチケーブルとアウタケーブルの軸
方向の相対動を利用するようにするほか、第3図および
第4図に示すように、操作レバー7の回動を一旦インチ
ケーブル19bの軸転を変換した後、変速位置表示手段
側において、このインナケーブル19bの軸転を再び駆
動アーム34の回動に変換するようにしてもよい。 第3図に示す例では、操作レバー7の基部に設けられた
傘歯車45aをインナケーブル19bの基端に取付けら
れた傘歯車45bに連繋させるとともに、インチケーブ
ル19bの先端に取付けられた傘歯車46aを駆動アー
ム34の基部に取付けられた傘歯車46bに連繋してい
る。 また、第4図に示す例では、軸転するインチケーブル1
9bの端部に取付けられた平歯車46cを駆動アームと
してのセクタ歯車46dに連繋している。 本例の場合、駆動アーム34と扇形表示板29との間に
与えられる相対動は、軸転するインチケーブル19bの
ねじり誤差を吸収することになる。 なお、この第3図および第4図においては、取付は板2
6と扇形表示板29との間に構成すべきクリック機構は
とくに図示していない。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は装置全体の構成
を示す断面正面図、第2図は変速レバー装置部の部分断
面図、第3図は変速位置表示手段の他の実施例を示す正
面図、第4図は変速位置表示手段のさらに他の実施例を
示す部分断面図、第5図は変速段数表示図の実施例を示
す略示図である。 1・・・・・・変速レバー装置、7・・・・・・操作レ
バー、19・・・・・・ケーブル、19a・・・・・・
アウタケーブル、19b・・・・・・インナケーブル、
26・・・・・・支持部材、28・・・・・・バンドル
バー・29・・・・・・表示板、31・・・・・・段数
表示部、34・・・・・・駆動アーム、37・・・・・
・鋼球、38・・・・・・クリック穴、39・・・・・
・カバー、40・・・・・・窓。
を示す断面正面図、第2図は変速レバー装置部の部分断
面図、第3図は変速位置表示手段の他の実施例を示す正
面図、第4図は変速位置表示手段のさらに他の実施例を
示す部分断面図、第5図は変速段数表示図の実施例を示
す略示図である。 1・・・・・・変速レバー装置、7・・・・・・操作レ
バー、19・・・・・・ケーブル、19a・・・・・・
アウタケーブル、19b・・・・・・インナケーブル、
26・・・・・・支持部材、28・・・・・・バンドル
バー・29・・・・・・表示板、31・・・・・・段数
表示部、34・・・・・・駆動アーム、37・・・・・
・鋼球、38・・・・・・クリック穴、39・・・・・
・カバー、40・・・・・・窓。
Claims (1)
- 自転車フレームに設けられた変速レバー装置と、ハンド
ルバー、ハンドルポスト等のハンドルと一体的に回転す
る自転車前方の連部に取付けられた変速位置表示手段と
、上記変速レバー装置の操作レバーの動きを上記変速位
置表示手段に機械的に伝達するためのケーブルとを備え
る自転車用変速機の変速位置表示装置において、上記変
速位置表示手段は、上記ケーブルからの運動を受けて揺
動するように支持部材に支持された駆動アームと、この
駆動アームに対して一定の相対動が許容され、かつ上記
駆動アームの揺動軸と同軸状に回動可能に支持された表
示板と、この表示板と上記支持部材との間に構成された
クリック機構と、上記表示板の上面に設けられた段数表
示部と、上記段数表示部の上部を覆い、かつ上記段数表
示部の一部を外部に臨ませる窓を備えたカバーとからな
ることを特徴とする、自転車用変速機の変速位置表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7625381U JPS6023273Y2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | 自転車用変速機の変速位置表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7625381U JPS6023273Y2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | 自転車用変速機の変速位置表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57187293U JPS57187293U (ja) | 1982-11-27 |
JPS6023273Y2 true JPS6023273Y2 (ja) | 1985-07-10 |
Family
ID=29871951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7625381U Expired JPS6023273Y2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | 自転車用変速機の変速位置表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023273Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60144590U (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-25 | 宮田工業株式会社 | 自転車用変速機の変速操作部の表示装置 |
JP6268061B2 (ja) * | 2013-10-07 | 2018-01-24 | 本田技研工業株式会社 | デフロック機構付き差動装置 |
-
1981
- 1981-05-25 JP JP7625381U patent/JPS6023273Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57187293U (ja) | 1982-11-27 |
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