JP3504760B2 - 自転車用変速操作装置 - Google Patents
自転車用変速操作装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自転車用変速操作装
置、特に、自転車のハンドルバーに取り付けられる自転
車用変速操作装置に関する。
置、特に、自転車のハンドルバーに取り付けられる自転
車用変速操作装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自転車の変速操作を行う場合には変速操
作装置が用いられる。この変速操作装置は、操作性が良
好なことから、ハンドルバーに装着されることが多い。
ハンドルバーに装着される変速操作装置は、ハンドルバ
ーに装着される本体と、本体に回動自在に支持された変
速レバーとを有している。従来のこの種の装置は、操作
者がハンドルバーを握った状態で、変速レバーの回動軸
と変速レバーの先端の操作部と操作者の手とがハンドル
バーに沿ってほぼ一直線状になるように取り付けられて
いる。
作装置が用いられる。この変速操作装置は、操作性が良
好なことから、ハンドルバーに装着されることが多い。
ハンドルバーに装着される変速操作装置は、ハンドルバ
ーに装着される本体と、本体に回動自在に支持された変
速レバーとを有している。従来のこの種の装置は、操作
者がハンドルバーを握った状態で、変速レバーの回動軸
と変速レバーの先端の操作部と操作者の手とがハンドル
バーに沿ってほぼ一直線状になるように取り付けられて
いる。
【０００３】しかし、このような配置の場合、変速レバ
ーを操作すると、変速レバーの操作部がハンドルの握り
部から遠く離れる場合があり、操作しにくいという問題
がある。
ーを操作すると、変速レバーの操作部がハンドルの握り
部から遠く離れる場合があり、操作しにくいという問題
がある。
【０００４】そこで、特開平４−３２１４８３号公報に
示されるように、本体をハンドルバーの下方に位置する
ように取り付け、さらにその本体から変速レバーを上方
に延びるように配置した変速操作装置が提案されてい
る。
示されるように、本体をハンドルバーの下方に位置する
ように取り付け、さらにその本体から変速レバーを上方
に延びるように配置した変速操作装置が提案されてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載された
装置では、ハンドルバーに対する握りを大きく変えるこ
となく変速操作が可能になる。しかし、一般にハンドル
バーにはブレーキレバーも装着されるので、前記公報に
示された装置のように本体をブレーキレバー側に装着す
ると、本体がブレーキ操作のじゃまになる場合がある。
また、本体には変速位置を示すためのインジケータが設
けられているが、本体がハンドルバーの下方にあるの
で、インジケータが見にくい。
装置では、ハンドルバーに対する握りを大きく変えるこ
となく変速操作が可能になる。しかし、一般にハンドル
バーにはブレーキレバーも装着されるので、前記公報に
示された装置のように本体をブレーキレバー側に装着す
ると、本体がブレーキ操作のじゃまになる場合がある。
また、本体には変速位置を示すためのインジケータが設
けられているが、本体がハンドルバーの下方にあるの
で、インジケータが見にくい。
【０００６】本発明の目的は、ハンドルバーに対する握
りを大きく変えることなく変速操作が可能で、しかもブ
レーキ操作のじゃまにならないようにすることにある。
りを大きく変えることなく変速操作が可能で、しかもブ
レーキ操作のじゃまにならないようにすることにある。
【０００７】本発明の別の目的は、インジケータを見や
すくすることにある。
すくすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】発明１に係る自転車用変
速操作装置は、自転車のハンドルバーにブレーキ装置と
ともに取り付けられる装置であり、本体と１本の変速レ
バーとインジケータ部とを備えている。本体は、ハンド
ルバーへの装着状態でハンドルバーから上方に離れて配
置され、ブレーキ装置とは別に設けられている。１本の
変速レバーは、本体に回動自在に支持された円筒状の支
持部と、支持部から支持部の回動軸と交差する方向でか
つハンドルバーへの装着状態でハンドルバーを挟んで下
方に延びるレバー部と、レバー部の先端に設けられた操
作部と、支持部と操作部との中間部に設けられ変速用の
操作ワイヤを係止するワイヤ係止部とを有する。インジ
ケータ部は、ハンドルバーへの装着状態で上方から認識
可能なように、支持部の上側外周部に配置され、変速位
置を示すためのものである。
速操作装置は、自転車のハンドルバーにブレーキ装置と
ともに取り付けられる装置であり、本体と１本の変速レ
バーとインジケータ部とを備えている。本体は、ハンド
ルバーへの装着状態でハンドルバーから上方に離れて配
置され、ブレーキ装置とは別に設けられている。１本の
変速レバーは、本体に回動自在に支持された円筒状の支
持部と、支持部から支持部の回動軸と交差する方向でか
つハンドルバーへの装着状態でハンドルバーを挟んで下
方に延びるレバー部と、レバー部の先端に設けられた操
作部と、支持部と操作部との中間部に設けられ変速用の
操作ワイヤを係止するワイヤ係止部とを有する。インジ
ケータ部は、ハンドルバーへの装着状態で上方から認識
可能なように、支持部の上側外周部に配置され、変速位
置を示すためのものである。
【０００９】発明２に係る自転車用変速操作装置は、発
明１の装置において、前記変速レバーは、前記本体がハ
ンドルバーに装着された状態でハンドルバーよりも後方
に位置するように配置されている。
明１の装置において、前記変速レバーは、前記本体がハ
ンドルバーに装着された状態でハンドルバーよりも後方
に位置するように配置されている。
【００１０】発明３に係る自転車用変速操作装置は、発
明１又は２に記載の装置において、前記ブレーキ装置は
ブレーキ操作用のレバーを有し、前記ブレーキ操作用の
レバーは、ハンドルバーへの装着状態で、ハンドルバー
に対して変速レバーと同じ下方側に配置可能である。
明１又は２に記載の装置において、前記ブレーキ装置は
ブレーキ操作用のレバーを有し、前記ブレーキ操作用の
レバーは、ハンドルバーへの装着状態で、ハンドルバー
に対して変速レバーと同じ下方側に配置可能である。
【００１１】発明４に係る自転車用変速操作装置は、発
明１から３のいずれかに記載の装置において、前記本体
は、ハンドルバーに装着された状態でハンドルバーの中
心側に延びるように設けられた変速ワイヤ支持部を有し
ている、発明５に係る自転車用変速操作装置は、発明１
から４のいずれかの装置において、前記ハンドルバーに
はブレーキレバーを回動自在に支持するためのブレーキ
レバー用ブラケットが装着されるようになっており、前
記本体はブレーキレバー用ブラケットに装着される。
明１から３のいずれかに記載の装置において、前記本体
は、ハンドルバーに装着された状態でハンドルバーの中
心側に延びるように設けられた変速ワイヤ支持部を有し
ている、発明５に係る自転車用変速操作装置は、発明１
から４のいずれかの装置において、前記ハンドルバーに
はブレーキレバーを回動自在に支持するためのブレーキ
レバー用ブラケットが装着されるようになっており、前
記本体はブレーキレバー用ブラケットに装着される。
【００１２】発明６に係る自転車用変速操作装置は、発
明１から５のいずれかに記載の装置において、前記変速
レバーの支持部は、ハンドルバーへの装着状態で前記ハ
ンドルバーと重ならないような形状の円筒形である。
明１から５のいずれかに記載の装置において、前記変速
レバーの支持部は、ハンドルバーへの装着状態で前記ハ
ンドルバーと重ならないような形状の円筒形である。
【００１３】発明７に係る自転車用変速操作装置は、発
明１から６のいずれかに記載の装置において、前記変速
レバーの変速位置を位置決めするための位置決め機構を
さらに備えている。
明１から６のいずれかに記載の装置において、前記変速
レバーの変速位置を位置決めするための位置決め機構を
さらに備えている。
【００１４】
【作用】発明１に係る自転車用変速操作装置では、自転
車のハンドルバーに対してハンドルバーから上方に離れ
るようにして本体を装着することが可能である。このよ
うにして装着された本体からは１本の変速レバーがハン
ドルバーを挟んで下方に延びているが、この変速レバー
が延びる方向とは逆の上方から認識可能なようにインジ
ケータ部が設けられているので、ハンドルバー等の障害
物に妨げられることなくインジケータ部を上方から容易
に見ることができる。また、変速レバーの中間部に変速
用のワイヤが係止される。ここでは、構造が簡単にな
り、ワイヤの操作力を軽減できる。
車のハンドルバーに対してハンドルバーから上方に離れ
るようにして本体を装着することが可能である。このよ
うにして装着された本体からは１本の変速レバーがハン
ドルバーを挟んで下方に延びているが、この変速レバー
が延びる方向とは逆の上方から認識可能なようにインジ
ケータ部が設けられているので、ハンドルバー等の障害
物に妨げられることなくインジケータ部を上方から容易
に見ることができる。また、変速レバーの中間部に変速
用のワイヤが係止される。ここでは、構造が簡単にな
り、ワイヤの操作力を軽減できる。
【００１５】発明２に係る自転車用変速操作装置では、
本体がハンドルバーに装着された状態で変速レバーがハ
ンドルバーよりも後方に位置するので、装着状態で変速
操作を行いやすい。
本体がハンドルバーに装着された状態で変速レバーがハ
ンドルバーよりも後方に位置するので、装着状態で変速
操作を行いやすい。
【００１６】発明３に係る自転車用変速操作装置では、
ブレーキ装置のブレーキレバーが、ハンドルバーに対し
て変速レバーと同じ下方側に配置されるので、ハンドル
バーの上方に配置された本体がブレーキ操作のじゃまに
ならない。
ブレーキ装置のブレーキレバーが、ハンドルバーに対し
て変速レバーと同じ下方側に配置されるので、ハンドル
バーの上方に配置された本体がブレーキ操作のじゃまに
ならない。
【００１７】発明４に係る自転車用変速操作装置では、
本体は変速ワイヤ支持部を有しており、この変速ワイヤ
支持部は本体をハンドルバーに装着した状態ではハンド
ルバーの中心側に延びている。このため、ワイヤの取り
回しが容易になる。
本体は変速ワイヤ支持部を有しており、この変速ワイヤ
支持部は本体をハンドルバーに装着した状態ではハンド
ルバーの中心側に延びている。このため、ワイヤの取り
回しが容易になる。
【００１８】発明５に係る自転車用変速操作装置では、
本体はハンドルバーに装着されたブレーキレバー用ブラ
ケットに取り付けられる。このため、共通のブレーキレ
バー用ブラケットを用いて、種々の変速操作装置を取り
付けることが可能である。
本体はハンドルバーに装着されたブレーキレバー用ブラ
ケットに取り付けられる。このため、共通のブレーキレ
バー用ブラケットを用いて、種々の変速操作装置を取り
付けることが可能である。
【００１９】発明６に係る自転車用変速操作装置では、
変速レバーの支持部がハンドルバーと重ならないように
離れて配置されるので、ブレーキ操作がより行いやす
い。
変速レバーの支持部がハンドルバーと重ならないように
離れて配置されるので、ブレーキ操作がより行いやす
い。
【００２０】発明７に係る自転車用変速操作装置では、
変速レバーの変速位置が位置決め機構によりを位置決め
されるので、操作性が向上する。
変速レバーの変速位置が位置決め機構によりを位置決め
されるので、操作性が向上する。
【００２１】
【実施例】図１〜図３に示すように、この変速操作装置
は、自転車のハンドルバー１にブレーキ操作装置２とと
もに取り付けられている。
は、自転車のハンドルバー１にブレーキ操作装置２とと
もに取り付けられている。
【００２２】ブレーキ操作装置２は、ハンドルバー１に
固定されたブレーキレバー用ブラケット３と、このブレ
ーキレバー用ブラケット３に回動自在に装着されたブレ
ーキレバー４とを有している。ブレーキレバー用ブラケ
ット３は、樹脂製のカバー５と、カバー５の内部に設け
られた取付用の部材６（図２参照）とを有している。カ
バー５は、ハンドルバー１が内部を貫通する筒状部５ａ
と、筒状部５ａに連続して形成された支持部５ｂとを有
している。筒状部５ａの上部には取付台座５ｃが形成さ
れている。取付用部材６は、筒状部５ａの内部に配置さ
れた筒状の部材を含んでおり、この筒状の部材によって
ブレーキレバー用ブラケット３がハンドルバー１に取り
付けられるようになっている。
固定されたブレーキレバー用ブラケット３と、このブレ
ーキレバー用ブラケット３に回動自在に装着されたブレ
ーキレバー４とを有している。ブレーキレバー用ブラケ
ット３は、樹脂製のカバー５と、カバー５の内部に設け
られた取付用の部材６（図２参照）とを有している。カ
バー５は、ハンドルバー１が内部を貫通する筒状部５ａ
と、筒状部５ａに連続して形成された支持部５ｂとを有
している。筒状部５ａの上部には取付台座５ｃが形成さ
れている。取付用部材６は、筒状部５ａの内部に配置さ
れた筒状の部材を含んでおり、この筒状の部材によって
ブレーキレバー用ブラケット３がハンドルバー１に取り
付けられるようになっている。
【００２３】変速操作装置１０は主に、本体１１と、本
体１１の一端側に回動自在に装着された変速レバー１２
とを有している。
体１１の一端側に回動自在に装着された変速レバー１２
とを有している。
【００２４】本体１１は、横方向に長く一方側（装着状
態でハンドルバー側）が開放された樹脂製のケース１５
と、樹脂製のケース１５の内部に設けられた金属製のフ
レーム１６とを有している。樹脂製のケース１５の図１
において左端部、すなわち装着状態でハンドルバーの中
心側の端部には、変速用のワイヤＷを支持するためのワ
イヤ支持部１５ａが形成されている。また、ケース１５
の逆側の端部には、図２及び図３に示すように、取付部
１５ｂが形成されている。取付部１５ｂは、ハンドルバ
ー１に装着した状態で、ケース１５の前方側の側壁から
さらに前方側に突出するように形成されており、この取
付部１５ｂの内部には、フレーム１６から同様な形状の
取付部１６ａが突出して形成されている。そして、これ
らの取付部１５ｂ及び１６ａがカバー５の取付台座５ｃ
にビス１７及び取付部材１８により固定されるようにな
っている。
態でハンドルバー側）が開放された樹脂製のケース１５
と、樹脂製のケース１５の内部に設けられた金属製のフ
レーム１６とを有している。樹脂製のケース１５の図１
において左端部、すなわち装着状態でハンドルバーの中
心側の端部には、変速用のワイヤＷを支持するためのワ
イヤ支持部１５ａが形成されている。また、ケース１５
の逆側の端部には、図２及び図３に示すように、取付部
１５ｂが形成されている。取付部１５ｂは、ハンドルバ
ー１に装着した状態で、ケース１５の前方側の側壁から
さらに前方側に突出するように形成されており、この取
付部１５ｂの内部には、フレーム１６から同様な形状の
取付部１６ａが突出して形成されている。そして、これ
らの取付部１５ｂ及び１６ａがカバー５の取付台座５ｃ
にビス１７及び取付部材１８により固定されるようにな
っている。
【００２５】変速レバー１２は、図２及び図４に示すよ
うに、フレーム１６に固定されたピン２０の周りに回動
自在に装着された支持部１２ａと、支持部１２ａからピ
ン２０の軸と直交する方向に延びるレバー部１２ｂと、
レバー部１２ｂの先端に設けられた操作部１２ｃとを有
している。ピン２０の軸Ｃ（支持部１２ａの回動軸）
は、図２から明らかなように、ハンドルバー１から離れ
るような位置となるように構成されている。なお、図４
は、変速レバー１２を本体１１から分解して示したもの
である。
うに、フレーム１６に固定されたピン２０の周りに回動
自在に装着された支持部１２ａと、支持部１２ａからピ
ン２０の軸と直交する方向に延びるレバー部１２ｂと、
レバー部１２ｂの先端に設けられた操作部１２ｃとを有
している。ピン２０の軸Ｃ（支持部１２ａの回動軸）
は、図２から明らかなように、ハンドルバー１から離れ
るような位置となるように構成されている。なお、図４
は、変速レバー１２を本体１１から分解して示したもの
である。
【００２６】支持部１２ａは、円筒状の樹脂で形成され
ており、内部をピン２０が貫通している。また、支持部
１２ａのレバー部１２ｂ側の外周には、バネ部材取付用
の突出部１２ｄ及び切欠き１２ｅが形成され、さらにそ
の逆側の外周部には変速位置を示すためのラベルが貼付
されるラベル台座１２ｆが形成されている。レバー部１
２ｂは、金属製のプレート部材であり、その基端部は支
持部１２ａと一体にモールド成形されている。また中間
部には、変速用のワイヤが係止される係止部１２ｇが形
成されている。操作部１２ｃは、樹脂により形成され、
レバー部１２ｂと一体にモールド成形されている。そし
て、操作部１２ｃの表面には、操作が行いやすいよう
に、２つの平面部が形成されている。
ており、内部をピン２０が貫通している。また、支持部
１２ａのレバー部１２ｂ側の外周には、バネ部材取付用
の突出部１２ｄ及び切欠き１２ｅが形成され、さらにそ
の逆側の外周部には変速位置を示すためのラベルが貼付
されるラベル台座１２ｆが形成されている。レバー部１
２ｂは、金属製のプレート部材であり、その基端部は支
持部１２ａと一体にモールド成形されている。また中間
部には、変速用のワイヤが係止される係止部１２ｇが形
成されている。操作部１２ｃは、樹脂により形成され、
レバー部１２ｂと一体にモールド成形されている。そし
て、操作部１２ｃの表面には、操作が行いやすいよう
に、２つの平面部が形成されている。
【００２７】また、図３に示すように、本体１１を構成
するケース１５の開放側と逆側の壁、すなわち装着状態
で上方に位置する壁には、インジケータ用の透明窓２５
が形成されている。この、透明窓２５を介して、レバー
部１２ｂのラベル台座１２ｆに貼付されたラベル（図示
せず）を認識することができる。
するケース１５の開放側と逆側の壁、すなわち装着状態
で上方に位置する壁には、インジケータ用の透明窓２５
が形成されている。この、透明窓２５を介して、レバー
部１２ｂのラベル台座１２ｆに貼付されたラベル（図示
せず）を認識することができる。
【００２８】本体１１の内部には、図４に示すように、
変速レバー１２の位置決めを行うための位置決め機構３
０が設けられている。この位置決め機構３０は、変速レ
バー１２の支持部１２ａの切欠き１２ｅ内に収納された
バネ部材３１と、フレーム１６に装着された位置決め用
の部材３２とを有している。バネ部材３１は、円弧状に
形成されており、その中央部分には外周側に突出する突
起部３１ａを有している。一方、部材３２は、バネ部材
３１と対向する位置に配置されており、円弧状に形成さ
れている。部材３２は、その内周側に、バネ部材３１の
突起部３１ａ先端がはまり込むことが可能な大きさの複
数の凹部３２ａを有している。
変速レバー１２の位置決めを行うための位置決め機構３
０が設けられている。この位置決め機構３０は、変速レ
バー１２の支持部１２ａの切欠き１２ｅ内に収納された
バネ部材３１と、フレーム１６に装着された位置決め用
の部材３２とを有している。バネ部材３１は、円弧状に
形成されており、その中央部分には外周側に突出する突
起部３１ａを有している。一方、部材３２は、バネ部材
３１と対向する位置に配置されており、円弧状に形成さ
れている。部材３２は、その内周側に、バネ部材３１の
突起部３１ａ先端がはまり込むことが可能な大きさの複
数の凹部３２ａを有している。
【００２９】このような構成の位置決め機構では、バネ
部材３１の突起部３１ａが部材３２の凹部３２ａにはま
り込むことで、各変速位置での確実な位置決めを行うこ
とが可能である。
部材３１の突起部３１ａが部材３２の凹部３２ａにはま
り込むことで、各変速位置での確実な位置決めを行うこ
とが可能である。
【００３０】次にこの変速操作装置をハンドルバーに装
着する場合について説明する。まず、ブレーキ操作装置
２は、ハンドルバー１に対してブレーキレバー用ブラケ
ット３を挿入し、図示しないビスにより取付用部材６を
締め付けることでハンドルバー１に装着される。ブレー
キ操作装置２は、通常、ブレーキレバー４がハンドルバ
ー１の下方で斜め前方に位置するように取り付けられ
る。この状態では、ブレーキレバー用ブラケット３の取
付台座５ｃは上方に位置し、その取付面はほぼ水平な状
態となっている。
着する場合について説明する。まず、ブレーキ操作装置
２は、ハンドルバー１に対してブレーキレバー用ブラケ
ット３を挿入し、図示しないビスにより取付用部材６を
締め付けることでハンドルバー１に装着される。ブレー
キ操作装置２は、通常、ブレーキレバー４がハンドルバ
ー１の下方で斜め前方に位置するように取り付けられ
る。この状態では、ブレーキレバー用ブラケット３の取
付台座５ｃは上方に位置し、その取付面はほぼ水平な状
態となっている。
【００３１】次に、予め組み立てられた変速操作装置１
０をブレーキレバー用ブラケット３に固定する。この場
合は、本体１１のケース１５の取付部１５ｂ及びフレー
ム１６の取付部１６ａを、ビス１７により取付台座５ｃ
に固定する。この状態では、本体１１はハンドルバー１
とは重ならないように上方に離れて位置している。ま
た、変速レバー１２は、ハンドルバー１より後方側にあ
って下方に延び、その操作部１２ｃはハンドルバー１よ
りもさらに下方に位置することとなる。
０をブレーキレバー用ブラケット３に固定する。この場
合は、本体１１のケース１５の取付部１５ｂ及びフレー
ム１６の取付部１６ａを、ビス１７により取付台座５ｃ
に固定する。この状態では、本体１１はハンドルバー１
とは重ならないように上方に離れて位置している。ま
た、変速レバー１２は、ハンドルバー１より後方側にあ
って下方に延び、その操作部１２ｃはハンドルバー１よ
りもさらに下方に位置することとなる。
【００３２】このようにしてハンドルバー１に装着され
た変速操作装置１０は、図１に示すように、変速レバー
１２の操作部１２ｃがハンドルバー１に沿って移動する
ように操作される。このため、ハンドルバー１と操作部
１２ｃとの間隔はほぼ同じ距離に保たれ、操作を行いや
すい。また、本体１１がブレーキ操作装置２に対して離
れた位置に装着されるので、ブレーキ操作の際に本体１
１がじゃまになりにくく、ブレーキ操作を行いやすい。
た変速操作装置１０は、図１に示すように、変速レバー
１２の操作部１２ｃがハンドルバー１に沿って移動する
ように操作される。このため、ハンドルバー１と操作部
１２ｃとの間隔はほぼ同じ距離に保たれ、操作を行いや
すい。また、本体１１がブレーキ操作装置２に対して離
れた位置に装着されるので、ブレーキ操作の際に本体１
１がじゃまになりにくく、ブレーキ操作を行いやすい。
【００３３】さらに、本体１１がハンドルバー１よりも
上方に装着され、インジケータ部が上方から見やすい位
置に設けられているので、変速位置の確認が容易であ
る。
上方に装着され、インジケータ部が上方から見やすい位
置に設けられているので、変速位置の確認が容易であ
る。
【００３４】〔他の実施例〕変
速操作装置のタイプは前記実施例に限定されない。
【００３５】
【発明の効果】発明１に係る自転車用変速操作装置で
は、変速操作装置の本体はハンドルバーから上方に離れ
た位置に装着可能であるので、ブレーキ操作のじゃまに
なりにくい。また、ハンドルバー等の障害物に妨げられ
ることなくインジケータ部を上方から容易に見ることが
できる。また、変速レバーの中間部に変速用ワイヤが係
止されるので、構造が簡単になり、またワイヤの操作力
の軽減が可能である。
は、変速操作装置の本体はハンドルバーから上方に離れ
た位置に装着可能であるので、ブレーキ操作のじゃまに
なりにくい。また、ハンドルバー等の障害物に妨げられ
ることなくインジケータ部を上方から容易に見ることが
できる。また、変速レバーの中間部に変速用ワイヤが係
止されるので、構造が簡単になり、またワイヤの操作力
の軽減が可能である。
【００３６】発明２に係る自転車用変速操作装置では、
変速レバーをハンドルバーよりも後方に装着することが
できるので、変速操作を行いやすい。
変速レバーをハンドルバーよりも後方に装着することが
できるので、変速操作を行いやすい。
【００３７】発明３に係る自転車用変速操作装置では、
ブレーキレバーがハンドルバーに対して変速レバーと同
様に下方に配置されるので、ハンドルバーの上方に配置
された本体がブレーキ操作のじゃまにならない。
ブレーキレバーがハンドルバーに対して変速レバーと同
様に下方に配置されるので、ハンドルバーの上方に配置
された本体がブレーキ操作のじゃまにならない。
【００３８】発明４に係る自転車用変速操作装置では、
変速ワイヤ支持部が、本体をハンドルバーに装着した状
態でハンドルバーの中心側に延びているので、ワイヤの
取り回しが容易になる。
変速ワイヤ支持部が、本体をハンドルバーに装着した状
態でハンドルバーの中心側に延びているので、ワイヤの
取り回しが容易になる。
【００３９】発明５に係る自転車用変速操作装置では、
本体はブレーキレバー用ブラケットに取り付けられるの
で、共通のブレーキレバー用ブラケットを用いて種々の
変速操作装置を取り付けることが可能である。
本体はブレーキレバー用ブラケットに取り付けられるの
で、共通のブレーキレバー用ブラケットを用いて種々の
変速操作装置を取り付けることが可能である。
【００４０】発明６に係る自転車用変速操作装置では、
変速レバーの支持部がハンドルバーと重ならないように
離れて配置されるので、ブレーキ操作がより行いやす
い。
変速レバーの支持部がハンドルバーと重ならないように
離れて配置されるので、ブレーキ操作がより行いやす
い。
【００４１】発明７に係る自転車用変速操作装置では、
変速レバーの変速位置が位置決め機構によりを位置決め
されるので、操作性が向上する。
変速レバーの変速位置が位置決め機構によりを位置決め
されるので、操作性が向上する。
【図１】本発明の一実施例による変速操作装置の取り付
け状態を示す正面図。
け状態を示す正面図。
【図２】前記変速操作装置の側面図。
【図３】前記変速操作装置の平面図。
【図４】変速レバー及びフレームの一部の分解図。
１ ハンドルバー
２ ブレーキ操作装置
３ ブレーキレバー用ブラケット
４ ブレーキレバー
１０ 変速操作装置
１１ 本体
１２ 変速レバー
１２ａ 支持部
１２ｂ レバー部
１２ｃ 操作部
１２ｇ 係止部
１５ｂ，１６ａ 取付部
３０ 位置決め機構
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平５−319355（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−321483（ＪＰ，Ａ)
実開 平２−68289（ＪＰ，Ｕ)
実開 平１−157091（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B62M 25/04
Claims (7)
- 【請求項１】自転車のハンドルバーにブレーキ装置とと
もに取り付けられる自転車用変速操作装置であって、 前記ハンドルバーへの装着状態で前記ハンドルバーから
上方に離れて配置され、前記ブレーキ装置とは別に設け
られた本体と、 前記本体に回動自在に支持された円筒状の支持部と、前
記支持部から前記支持部の回動軸と交差する方向でかつ
前記ハンドルバーへの前記装着状態で前記ハンドルバー
を挟んで下方に延びるレバー部と、前記レバー部の先端
に設けられた操作部と、前記支持部と操作部との中間部
に設けられ変速用の操作ワイヤを係止するワイヤ係止部
とを有する１本の変速レバーと、 前記ハンドルバーへの前記装着状態で上方から認識可能
なように、前記支持部の上側外周部に配置され、変速位
置を示すためのインジケータ部と、を備えた自転車用変
速操作装置。 - 【請求項２】前記変速レバーは、前記本体が前記ハンド
ルバーに装着された状態で前記ハンドルバーよりも後方
に位置するように配置されている、請求項１に記載の自
転車用変速操作装置。 - 【請求項３】前記ブレーキ装置はブレーキ操作用のレバ
ーを有し、 前記ブレーキ操作用のレバーは、前記ハンドルバーへの
前記装着状態で、前記ハンドルバーに対して前記変速レ
バーと同じ下方側に配置可能である、請求項１又は２に
記載の自転車用変速操作装置。 - 【請求項４】前記本体は、前記ハンドルバーに装着され
た状態でハンドルバーの中心側に延びるように設けられ
た変速ワイヤ支持部を有している、請求項１から３のい
ずれかに記載の自転車用変速操作装置。 - 【請求項５】前記ハンドルバーにはブレーキレバーを回
動自在に支持するためのブレーキレバー用ブラケットが
装着されるようになっており、 前記本体は前記ブレーキレバー用ブラケットに装着可能
である、請求項１から４のいずれかに記載の自転車用変
速操作装置。 - 【請求項６】前記変速レバーの支持部は、前記ハンドル
バーへの前記装着状態で前記ハンドルバーと重ならない
ような形状の円筒形である、請求項１から５のいずれか
に記載の自転車用変速操作装置。 - 【請求項７】前記変速レバーの変速位置を位置決めする
ための位置決め機構をさらに備えている、請求項１から
６のいずれかに記載の自転車用変速操作装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04001595A JP3504760B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 自転車用変速操作装置 |
| TW086211923U TW333942U (en) | 1995-02-28 | 1995-03-30 | Speed changer operating device for a bicycle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04001595A JP3504760B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 自転車用変速操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230759A JPH08230759A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3504760B2 true JP3504760B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=12569090
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04001595A Expired - Fee Related JP3504760B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 自転車用変速操作装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3504760B2 (ja) |
| TW (1) | TW333942U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6694840B2 (en) | 2002-01-10 | 2004-02-24 | Shimano Inc. | Bicycle shift operating device for bicycle transmission |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP04001595A patent/JP3504760B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-30 TW TW086211923U patent/TW333942U/zh unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW333942U (en) | 1998-06-11 |
| JPH08230759A (ja) | 1996-09-10 |
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