JPS60231650A - シクロヘキセニルアルケニルカルボン酸の製法 - Google Patents

シクロヘキセニルアルケニルカルボン酸の製法

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JPS60231650A
JPS60231650A JP8614284A JP8614284A JPS60231650A JP S60231650 A JPS60231650 A JP S60231650A JP 8614284 A JP8614284 A JP 8614284A JP 8614284 A JP8614284 A JP 8614284A JP S60231650 A JPS60231650 A JP S60231650A
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Masanao Matsui
松井 正直
Akemichi Furuhata
古幡 明道
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T Hasegawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下記式(A) 但し式中、波線はシス又はトランスを示す、で表わされ
る2、6.6−)ジメチル−(10’−カルがキシ−3
1,71−ツメチルデカ−E−1’、 a’。
s /、 7/−Z−9/−ペンタエニル)シクロヘキ
サ−1−エン又は2,6,6−ドリメチルー(10’−
カルボキシ−3′、7′−ジメチルデカ−E−x’、s
’。
5’、?’、9’−ペンタエニル)−シクロヘキサ−l
−エンの新規な製法に関し、父、本発明は上記式(A)
に包含される下記式(A)−1 で表わされる従来文献未記載の新規化合物2,6゜6−
ドリメチルー(lO′−カルブキシ−a I 、 71
−ツメチルデカ−E−1’、3’、5’、 7’−Z−
9’−ペンタエニル)シフ四ヘキサー1−エンニモ関ス
ル。
Kに詳しくは、本発明は下記式(1) 但し式中、Rは水素原子又はC0CH,基を示すで表わ
されるレチノール又はレチニルアセテートt< 有m溶
媒中、トリフェニルホスフィンと710rン化水素水又
はトリフェニルホスホニウム塩(P (Co Ha )
s・BX〕と接触反応せしめて、上記式(1)化合物の
ホスホニウム塩を形成させ、次いで該ホスホニウム塩を
アルカリの存在下にグリオキシル酸(OHCCOOH)
と接触反応せしめることを特徴とする上記式(A)化合
物の新規な製法に関する。
本発明の上記式(A)に包含される公知物質である2、
6.6−)ジメチル−(10′−カルボキシ−37,7
/−ツメチルデカ−1/ 、 31 、 s I 、 
7/ 、 s 1−ペンタエニル)−シクロヘキサ−1
−エンは、カロチノイド類の重要な合成中間体であり、
又、上記式(A)に包含される式(A)−1の2,6゜
6−ドリメチルー(10′−力ルがキシ−3j 、 7
1−ジメチルデカ−E−1’、3’、5’、T’−Z−
9’−ぺ/タエニル)シクロヘキサ−1−エンハ、従来
文献未記載の新規化合物であり、カロチノイド類の重要
な合成中間体であると同時に、医薬用として例えば制ガ
ン作用が期待される有用な化合物である。
従来、本発明の上記式(A)に包含される公知物質2,
6.6−ドリメチルー(10′−カル?キシー3′17
′−ジメチルデカ−t /、 a I、 s /、 7
F、 9/−ペンタエニ/l/)−シクロヘキサ−1−
エンの合成法としては、例えば、下記工相図に示す如く
、出発原料のレチニルアセテートをアルカリで加水分解
してレチノールを合成し、該化合物を二酸化マンガンに
よシ酸化してレチナールを形成せしめ、次いでレチナー
ルをヅメトキシ力ルポニルメチレ↑ ンホスフインオキサイド[(CH,O)、 P−CH,
C00C亀〕と接触反応させて、216+6−)ジメチ
ル−(10′−メトキシカルボニル−37,7/−ヅメ
チルデカ−11,a l、 s t、 7t、 e l
−ペンタエニル)−シクロヘキサ−1−エンを合成し、
更に該化合物をアルカリで加水分解した後、酸性にする
ことにより合成する方法が提案されている[:Jour
naL ofPhaデmaceuticaL 5cie
nces、62 (6)859〜898(1973)〕
レチニルアセテート レチノール レチナール しかしながら、この方法は、工程が長く反応操す 作が煩雑であり、又、高価な試薬(ジメトキ カルボニ
ルメチレンホスフィンオキサイド)が必要で工業的に適
さないなど多くの欠点を有する。
本発明者らは、上記従来法の欠点を克服し、上記式(A
)化合物を工業的に容易に且つ効率良く合成できる方法
を開発すべく鋭意研究を行ってきた。その結果、上記式
(A)化合物が市場で入手容易なレチニルアセテートか
ら2工程で高収車をもって合成できることを発見した。
更に、上記式(A)に包含される化合物の構造式におい
て、側鎖の9位にある二重結合がシス−結合を有する2
、6.6−ドリメチルー(10’−カル°ポキシーs 
/、 71−ジメチルデカ−A;’−1’、3’。
5’、7’−Z−9’−ペンタエニル)−シクロヘキサ
−1−二重が同時に生成され且つ容易に分離できること
を発見した。
又更に、式(A)4C包含されるシス一体の形の式(A
)−1化合物は、従来文献未記載の新規化合物であって
カロチンイド類の合成中間体であると同時に、医薬用と
して例えば制ガン作用が期待される有用な化合物、であ
ることがわかった。
従って本発明の目的は、式(A)−1新規化合物を包含
して上記式(A)化合物を工業的に容易な操作で安価に
且つ好収率で装造できる新しい合成法ならびにカロチノ
イド類の合成中間体として又、医薬用として有用な上記
式(A)−1の新規化合物を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。
本発明方法によれば、入手容易な上記式(1)のレチノ
ール又はレチニルアセテートから2工程で上記式(,4
)化合物をT春画に容易り拗作で安価r合成することが
できる。本発明方法を図式的に示すと例えば、以下のよ
うに表わすことができる。
(A)−1 上記態様に於すて、使用するトリフェニルホスホニウム
塩(7’(C・B、)a、 HX’:J (式中、Xは
)・ログン原子を示す)は、例えばトリフェニルホスフ
ィy [PCCeHm )a )とEX(式中、Xはハ
ロrン原子を示す)から常法により容易に合成すること
ができる。
上記トリフェニルホスホニウム塩と上記式(1)で表わ
されるレチノール又はレチニルアセテートの反応は、有
機溶媒の存在下で行うことができる。
このような有機溶媒の例としては、例えば、メタノール
、エタノール、プロパツール、イソプロパツール、ブタ
ノール、クロロホルム、ジクロルメタン、l、2−ジク
ロルエタン、テトラヒドロ7ラン、DME、DMF、D
MSO等を例示することができる。
これら有機溶媒は、単独でも複数種併用してでも利用す
ることができる。また、その使用量には特別の制約はな
いが、例えば式+11のレチノール又はレチニ゛ルアセ
テートに対して、例えば約1〜約50重量倍程度、好ま
しくは、約2〜約10重量倍程度の使用量を例示するこ
とができる。
上記式(1)のホスホニウム塩形成反応は、例えば、約
−209−約100℃程度の広い温度範囲で適宜に選択
して行うことができる。反応時間も適宜に選択して行う
ことができるが、例えば、約1〜約24時間程度が好ま
しく例示できる。父、反応は、例えば、窒素、アルゴン
その他の不活性ガス雰囲気下で実施することが好ましb
0上記のホスホニウム塩形成反応は、トリフェニルホス
ホニウム塩の代すに、トリフェニルホスフィンとハロゲ
ン化水素HX(式中Xはハロダン原子を示す)を反応系
中に存在させて上記と同様にして行うことができる。上
記トリフェニルホスホニウム塩の使用量としては、例え
ば、上記式(A)に対して約1〜約10モル倍程匿の範
囲を好ましく例示することができる。
本発明の上記式(A)化合物は、例えば上置のようにし
て合成できる上記式(2)で表わされるレチノール又は
レチニルアセテートのホスホニウム塩溶液を、アルカリ
の存在下にグリオキシル酸と反応せしめることにより容
易に合成することができる。上記反応は、例えば、約−
201−約100℃程度の範囲の温度で適宜に選択して
行うことができる。又、反応時間としては、例えば、約
10分〜約6時間の範囲を例示でき、適宜に選択して行
うことができる。
上記反応で期用するアルカリの例としては例えば、力性
ソーダ、力性カリ、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウム−t−1トキシド、ナトリウムヒ
ドリドなどを好ましく挙げることができる。
父、上記反応で使用するグリオキシル酸の使用量として
は、上記式(2)に対して、例えば約0.5〜約5モル
程度、一層好ましくは約0,9〜約5モル倍程度の1ψ
用葉を例示することができる。この際、グリオキシル酸
を例えば炭酸カリウムの如きアルカリで中和して使用す
ることができる。反応終了後は、使用した有機溶媒を留
去し、残渣を例えば石油エーテルの如き有機溶媒で抽出
し、中性部を除去後、塩酸酸性にして、例えば石油エー
テルの如き有機溶媒で抽出し、抽出液を例えばアルコー
ル含有水溶液、水で洗浄後、乾燥して有機溶媒を留去す
ることによシ赤かっ色結晶の上記式(A)化合物を得る
ことができる。
本発明の上記式(A)に包含される上記式(A)−1の
2.6.6−)リメチルー(10′−カルボキシ−3′
、7−シメチルデカーE−1’、3’、5’。
?’−4−9’−ペンタエニル)シクロヘキサ−1−エ
ンを上記で得られた式(A)化合物から分離するには、
例えば上記式(,4)化合物をシリカグルカラムクロマ
トグラフィー処理することによシ容易に上記式(A)−
1化合物を得ることができる。
以下、実施例によシ本発明方法実施の数態様について更
に詳しく説明する。
実施例ル テノール0.8フ、9.)リフェニルホスフィン0.8
gとメタノール2QwLt[濃塩酸0.31又は濃臭化
水素酸0.34 mを加え、アルゴン又は窒素雰囲気下
、室温にて一夜反応する。次にグリオキシル酸1水塩0
.5yを加え、10分攪拌後方性カリ水溶液(力性カリ
1.4.9.水25I)を加え、0.5時間室温下反応
し、反応液は石油エーテルにて抽出しく2Bmx3)、
中性部を除去する。メタノール層は希塩酸にて酸性とし
た後石油エーテルにて抽出する(25ajX3)、有機
層は90%メタノール水溶液及び水で洗浄後M Q S
04にて乾燥する。次に溶媒を回収し目的物の式(A)
化合物0.68 g(収率68チ)を得た。この結晶は
TLC(ソクロルメタン:酢酸エチル=421 )にて
C−9′位の2体(式(4)−1)とE一体の混合物(
211)と判明した。
実施例2 レチニルアセテートll11トリフェニルホスフィンハ
イドロプロミドIgとメタノール20−を用い、力性カ
リの代りに力性ソーダを使用し、実施例1と同様に反応
して式(,4)化合物0.7g(収率70%)を得た。
実施例3 レチノールの代りにレチニルアセテー)IIIを用い、
実施例1と同様に反応して式(A)化合物0.72#収
率72%)を得た。この式(,4)化合物をシリカゲル
カラムクロマトグラフを用い、・ジクロルメタンを展開
溶媒として精製することによシ、シス一体である式(A
)−1化合物を0.32g、トランス一体を0.16 
#を得た。
更に、それぞれをアセトニトリルによシ再結晶し、純粋
な化合物とした。トランス一体は前記文献値と同一の物
性を与えた。又、シス一体の式に)−1化合物は下記の
物性値を示した。
yt、 p 155.5〜157.0’CIRvKBr
cm−’ =3425 (w )、2920at (8)、1680(g)、1655(#)、1605(
m)、1580(g)、1570(11)、1545(
IT)、1430(JT)、1380(ffl)、12
90(fi)、1235(8)、1210C&)、11
60(Jl)、960(Jl)、950(Ii+)、8
20(8)、745 (rn )、700 (rn )
 、625 (rrL)。
C仄1 PMRδpp□=L’ 4 (6H# ’ # C−6
D信a入1.72(3H,8、C−2Mtt )、1.
98(3B、s 、C−3’Mg )、2.03(3B
s 、C−q’Me )、5、s s (i H+ t
 # J=40Hz 、C−10’B)、6.88(I
H。
d−d、J=11Bg、15Hz、C−5’H)、7.
05(IH,d−d、J=10Bg、12Hz、C−9
’H’)、7.43(IH,d、、7=12Hz 、C
−8’H)。
ME二/!、I328CM 、23%)、327(93
)、312(16)、145(38)、133(38)
、 119(52)、105(68)、91(55)、
69(60)、55(58)、43(100)、41(
84)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 下記式(1) 但し式中、Rは水素原子又はC0CH,基を示す、 で表わされるレチノール又はレチニルアセテートヲ、有
    機溶媒中、トリフェニルホスフィンとハロゲン化水素水
    又はトリフェニルホスホニウム塩CP(CaHs )s
    ・HX 〕の存在下に接触反応せしめ、次いでアルカリ
    の存在下にグリオキシル酸Co11cCOOH)と接触
    反応せしめることを特徴とする下記式(A) 但し式中、波線はシス又はトランスを示す、で表わされ
    る2、6.6−)リメチルー(10’−カルがキシ−3
    ′、7′−ジメチルデカ−H−1’、s’。 s ’ 、? ’′、FZ−e仁ペンタエニル)シクロ
    ヘキサ−1−エン又は2.6.6−トリメチル(lθ′
    −カシメキシ−3′、フ′−ツメチルデカ−E−1’、
    3’。 s I、 71. s I−ペンタエニル)−シクロヘ
    キサ−1−エンの製法。 2 下記式(A)−1 で表わされる2、6.6−ドリメチルー(10’−カル
    ボキシ−3′17′−ツメチルデカ−E−x’、s’。 s’、t’−Z−9’−ペンタエニル)シクロヘキサ−
    1−エン。
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