JPS6023123B2 - 自動車内装材料の製造方法 - Google Patents

自動車内装材料の製造方法

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JPS6023123B2
JPS6023123B2 JP54157987A JP15798779A JPS6023123B2 JP S6023123 B2 JPS6023123 B2 JP S6023123B2 JP 54157987 A JP54157987 A JP 54157987A JP 15798779 A JP15798779 A JP 15798779A JP S6023123 B2 JPS6023123 B2 JP S6023123B2
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JP
Japan
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adhesive composition
weight
foam
plastic
materials
Prior art date
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JP54157987A
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勝二 鈴木
守次 森田
正夫 岸
旭 北原
善郎 布施谷
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な自動車内装材料の製造方法に関するもの
である。
発泡ウレタンなどのプラスチック発泡体は断熱性、クッ
ション性等の特性を有する。
このようなプラスチック発泡体を芯層とし表皮材として
塩ビシート、ク。ス等をオーバーレイ加工したものを、
木質材料、金属材料、プラスチック材料等を使用した基
板と接着して複合資材が製造されている。このような材
料は、天井用、ドアー内装用、リャートレィ用等自動車
内装材料として使用され、その応用分野は極めて多岐に
わたっている。プラスチック発泡体を複合材化するため
の接着剤には、製造工場にて安定衛生問題や環境公害の
問題がないこと、自動車用の種々の基板に対し接着許容
性が広いこと、接着層が耐熱性、耐湿性、耐久性にすぐ
れること、更に接着剤の浸透によりプラスチック発泡体
本来のクッション性、風合し、性を損わないことが要求
される。従釆、上記の自動車内装材料(以下、複合材料
と呼ぶ。
)は、ウレタン系、クロロプレン系、アクリロニトリル
−ブタジェンゴム系等の溶剤型接着剤を使用し、加熱乾
燥接着、或いは常温接着により製造されている。しかし
ながら溶剤型接着剤は作業時に溶剤が飛散し、工場の労
働衛生問題や火災の危険性があり、また環境汚染による
公害問題にも発展しつつあり、省資源の観点からも脱溶
剤型接着剤開発の要請が高まっている。また従来の接着
剤の物性面については、接着剤が弾性を有してはいるが
、複合材料として必要な耐熱性に欠けし‘まいま接着面
が剥れたり、また接着剤を塗付し漏れた状態にて接着す
る為、接着剤がプラスチック発泡体層へ浸透し、内部に
樹脂層を形成して硬質化する結果、プラスチック発泡体
本釆のクッション性、風合し、性が損われ商品価値が大
中に低下するという問題点がある。本発明の目的は、ェ
マルジョン型接着剤組成物使用により、環境問題や労働
安全衛生問題を解消し、しかもプラスチック発泡体の風
合し・、クッション性を損うことないこ材料間の接着層
に耐熱性及び弾力性を備えた自動車内装用の複合材料を
製造する方法を提供することにある。
即ち本発明は、プラスチック材料等の基板に、アクリル
酸ェステルと共重合可能な2−クロロェチルビニルェー
テルなどの特定化合物群から選ばれた少なくとも1種の
ビニル化合物とアクリル酸ェステルとを主成分とするア
クリル酸ェステルェマルジョンにアルカリ性触媒を予じ
め添加して成る接着剤組成物を塗付し、半乾燥処理した
後、プラスチック発泡体を接着することを特徴とするも
のである。
本発明に用いるアクリル酸ヱステル共重合体ェマルジョ
ンの原料として使用されるアクリル酸ェステル【a}は
、通常のアクリル酸ェステルェマルジョンに使用される
ものが使用できる。
これらの1種又は2種以上のアクリル酸ェステルを用い
ることが出釆る。特に、本発明の半乾燥処理の都合から
、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、エチルアクリレート等が好ましい。アクリル酸ェス
テルと共重合可能なコモノマーであるビニル化合物‘b
}としては、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
、2ークロロエチルアクリレート、2ークロロエチルピ
ニルエーテルおよびクロル酢酸ビニルからなる群より選
ばれた少くとも1種を使用する。このビニル化合物はア
クリル酸ェステルと共重合したのちに、アルカリ性触媒
により架橋して強固な接着剤硬化層を形成する作用があ
り、本発明の複合材料の耐熱性、耐湿性、耐久性に顕著
な効果がある。コモノマ−であるビニル化合物(b}の
使用量は全モノマーに対し0.1重量%以上用いられる
が、複合材料としての耐熱性、クッション性、風合し、
性等の物性、並びにアクリル酸ェステル共重合体ェマル
ジョン重合時の重合安定性、コスト面等を考慮すると全
モノマーに対し0.5重量%から5重量%の範囲が好ま
しい。
前記したアクリル酸ェステル【aーとビニル化合物‘b
}との共重合は通常の乳化重合法でできる。
例えばラウリルメルカブタン、ドデシルメルカプタン等
の重合調整剤を添加したアクリル酸ェステルとビニル化
合物との混合モノマーを、ラウリル酸ソーダ、ポリオキ
シェチレンラウリルェーテル等の乳化剤の水溶液に乳化
分散させ、これに過硫酸カリ等の開始剤を加えると重合
率が約100%近くまで達し、本発明のアクリル酸ェス
テルェマルジョンが得られる。本発明に使用するアルカ
リ性触媒とは、エチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン等の有機系アルカリ触媒、
苛性ソーダ、炭酸カリ、水酸化アンモニウム等の無機系
アルカリ性触媒であり、これらから選ばれた少くとも1
種のアルカリ性触媒が用いられる。
アクリル酸ェステルェマルジョンに添加するアルカリ性
触媒の量は接着剤組成物としてのpHが6以上に調整さ
れる量が必要であるが、特にpHが7〜9の弱アルカリ
性が好ましい。
本発明に使用する基板とは、自動車内装用として通常用
いられているハードボード、パーティクルボード等の木
質材料、鉄、アルミ等の金属材料、ポリスチレン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のプラスチック材料並びに
その発泡体である。
また、本発明に使用するプラスチック発泡体には、自動
車内装用として通常用いられている発泡ウレタン、発泡
ポリエチレン、発泡ポリスチレン等がある。
プラスチック発泡体の表面には表皮材として塩ビシート
.クロス等がオーバーレィ加工されているのが通常であ
る。本発明の製造方法を説明すると、前記のアクリル酸
ェステルェマルジョンとアルカリ性触媒とから成る接着
剤組成物を基板上に必要に応じロール、スプレー、刷毛
等で固形分換算30〜120タr/め塗付し、乾燥炉、
赤外線照射等の熱源にて半乾燥処理をする。
半乾燥処理とは、接着剤組成物のプラスチック発泡体層
への浸透を防止する為に接着剤組成物中の水分のうち9
の重量%以上を輝散させること、かっこの処理の後にプ
ラスチック発泡体を接着する際に接着剤組成物が粘着性
状態を維持していること、を満足するような加熱乾燥処
理を意味する。
半乾燥処理を実施する条件としては、生産性を考慮する
と、処理温度60〜100q0で1〜3分が適当である
。半乾燥処理した後に接着剤組成物が粘着性状態にある
うちにプラスチック発泡体を接着する。その際に、安定
した複合材料の物性を得る為に、プラスチック発泡体の
特性を損わない範囲で0.1〜1ko′均程度の圧締圧
を数秒かけることが望ましい。本発明の方法による複合
材は、接着層の耐熱性、耐湿性、耐久性が格別優れてお
り、プラスチック発泡材面の風合し・性、クッション性
が良好であって自動車内装用材料として実用価値が高い
次に実施例により本発明を具体的に説明する。実施例
1エチルアクリレート95重量部、2ークロロェチルビ
ニルエーテル5重量部、水100重量部、乳化剤として
ラウリル硫酸ソーダ2重量部、ポリオキシェチレンラウ
リルェーテル2重量部、重合調整剤としてドデシルメル
カプタン0.02重量部、開始剤として過硫酸カリ0.
4重量部を窒素置換した重合槽内に仕込み、かきまぜな
がら65〜700Cで反応させ重合率99%に達したと
ころで反応を停止しpHを5に調整して、固形分50%
のアクリル酸ェステル共重合体ェマルジョンを製造した
得られたェマルジョンにアルカリ性触媒として水酸化ア
ンモニウムの水溶液をミキサーにて燈拝しながら混合し
、PH8の接着剤組成物を得た。次に、この接着剤組成
物を使用して下記に示す条件にて複合材料を製造した。
基板・・・・・・lm/の厚の鉄板(アセトンにて脱脂
処理)プラスチック発泡体・・・・・・塩ビシートを表
皮材としてオーバーレイ加工した発泡ウレタン(ポリェ
ーテルタィプ)板塗付工程・・・・・・スプレーにて接
着剤組成物を固形分換算50夕/めの割合で鉄板面に塗
付する。
半乾燥処理工程・・・・・・接着剤組成物を塗付した鉄
板を9000の乾燥炉中に1分入れる。接着工程・・・
・・・半乾燥後援着剤組成物が粘着性状態にあるうちに
塩ビシートをオーバーレイ加工した発泡ウレタン板のウ
レタン面を接着し0.1k9′嫌の圧締圧を5秒かけ複
合材料を製造した。
製造した複合材料につき、室温にて1週間養生したのち
、次のような試験項目、方法により試験に供した。結果
を表1に示す。{1’剥離強度 125×25m/mのサンプル板を採取し、端から50
m′m発泡体をはがし発泡体と鉄板を18000の方向
に保持し引張り試験機にて200机′m/minの速度
で引張り、剥離強さの平均をk9/25の′仇で表示し
、剥離後の状態を観察した。
■ 耐熱性(熱時強度) 剥離強度測定時と同寸法のサンプルを90土2℃の陣温
引張試験機に取りつけ所定温度になってから5分後剥離
強度測定時と同様な方法にて剥離強さ、剥離後の状態を
観察した。
【31耐久性試験 剥離強度測定時と同寸法のサンプルを下記サイクル条件
を1サイクルとして3サイクルの試験を行い、剥離強度
測定時と同様な方法にて剥離強さ、剥離後の状態を観察
した。
80±20o‘こ・脂間芸鰐博−25±3批8時間雲灘
庫50±2℃・90±5%湿度もこ5時間妻票麺鼻−2
5土3℃に8時間一室温放置0.虫時間【4} 耐湿‘
性試験 剥離強度測定時と同寸法のサンプルを50土2℃、90
±5%の湿度に調整された恒温恒湿槽内に放置し、30
日後取出し、剥離強度測定時と同様な方法にて剥離強さ
、剥離後の状態を観察した。
【5’クッション性及び風合し・性 塩ビシート表面部より指触圧にてその硬軟の度合、発泡
ウレタン層の弾性戻りの状態をチェックし、クッション
性、風合し、性の目安とした。
実施例 2 エチルアクリレート85重量部、ブチルアクリレート1
の重量部、アクリロニトリル重量部、2−クロロェチル
アクリレート3重量部、水100重量部、乳化剤として
ラウリル硫酸ソーダ2重量部、重合調整剤としてドデシ
ルメルカプタン0.02重量部、開始剤として過硫酸カ
リ0.4重量部を窒素置換した重合槽内に仕込み、かき
まぜながら8000で反応させ、重合率97%に達した
ところで反応を停止し、pHを5に調整して、固形分4
8%のアクリル酸ェステル共重合体ェマルジョンを製造
した。
得られたェマルジョンに、アルカリ性触媒としてトリエ
チレンテトラミンの水溶液をミキサーにて鷹拝しながら
混合し、pH8.5の接着剤組成物を得た。次にこの薮
着剤組成物を使用して下記に示す条件にて複合材料を製
造した。
基板・・・・・・4m′肌厚のハードボードプラスチッ
ク発泡体・・・・・・塩ビシートをオーバーレィ加工し
た発泡ウレタン(ポリェーテルタィプ)板塗布工程・・
・・・・スプレーにて接着剤組成物を固形分換算70夕
/あの割合でハードボード面に塗付する。
半乾燥処理工程・・・…接着剤組成物を塗布したハ−ド
ボードを80ooの乾燥炉中に2分入れる。接着工程・
・・・・・半乾燥後援着剤組成物が粘着性状態にあるう
ちに塩ビシートをオーバーレィ加工をした発泡ウレタン
板のウレタン面を接着し0.1kg/地の圧綿圧を5秒
かけ複合材料を製造した。この複合材料を室温にて1週
間養生したのち、評価試験に供した。
試験項目、方法は実施例1に準じた。結果を表1に示す
。比較例 1 実施例1のアクリル酸ェステル共重合体ェマルジョンの
製造に於て、2ークロロェチルビニルエーテル5重量部
の代りにブチルアクリレート5重量部を使用する以外は
実施例1と同様な方法、条件にて複合材料を製造し、評
価した。
結果を表1に示す。比較例 2 実施例1の鞍着剤組成物に於てアルカリ性触媒を添加し
ないアクリル酸ェステル共重合体ェマルジョンを使用す
る以外は実施例1と同様な方法、条件にて複合材料を製
造し、評価した。
結果を表1に示す。比較例 3 実施例1の接着剤組成物にて基板に接着剤組成物を塗布
後、半乾燥処理することなく直ちに発泡ウレタンを板貼
り合わせること以外は実施例1と同様な方法にて複合材
料を製造し、評価した。
結果を表1に示す。比較例 4 実施例1の接着剤組成物の代りに、自動車内装用として
通常用いられている市販溶剤型クロロプレン系接着剤(
固形分25%、粘度15比ps横浜ゴム株式会社製)を
使用する以外は実施例1と同様な方法、条件にて複合材
料を製造し「評価した−。
結果を表1に示す。表1 註)言己号の説明 ※IA一発泡ウレタン材料破壊 B−接着剤層凝集被凌 C−発泡ウレタン/接着剤間界面破壊

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 木質材料、金属材料及びプラスチツク材料から選ば
    れた1種の基板に、アクリル酸エステル(a)とアクリ
    ロニトリル、メタアクリロニトリル、2−クロロエチル
    アクレート、2−クロロエチルビニルエーテルおよびク
    ロル酢酸ビニルから選ばれた少くとも1種のビニル化合
    物(b)とを主成分とするアクリル酸エステル共重合体
    エマルジヨンに予じめアルカリ性触媒を添加して成る接
    着剤組成物を塗布し、半乾燥処理した後、プラスチツク
    発泡体を接着することを特徴とする自動車内装材料の製
    造方法。
JP54157987A 1979-12-07 1979-12-07 自動車内装材料の製造方法 Expired JPS6023123B2 (ja)

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JP2712067B2 (ja) * 1991-11-27 1998-02-10 池田物産株式会社 接着方法
DE19738185A1 (de) * 1997-09-02 1999-03-04 Basf Ag Verwendung wäßriger Polyacrylatdispersionen als Kaschierklebstoffe
US7553886B2 (en) * 2007-04-23 2009-06-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Cross-linked latex particulates

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