JP2712067B2 - 接着方法 - Google Patents
接着方法Info
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- JP2712067B2 JP2712067B2 JP3339786A JP33978691A JP2712067B2 JP 2712067 B2 JP2712067 B2 JP 2712067B2 JP 3339786 A JP3339786 A JP 3339786A JP 33978691 A JP33978691 A JP 33978691A JP 2712067 B2 JP2712067 B2 JP 2712067B2
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- JP
- Japan
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- adhesive
- skin material
- coating layer
- present
- base material
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は基材と表皮材とを接着
する方法に関するものである。
する方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 例えば自動車のドアトリム、天井等の
内装材は基材と表皮材とからなるが、従来基材に表皮材
を接着するには合成ゴム等の有機溶剤溶液である接着剤
が用いられていた。
内装材は基材と表皮材とからなるが、従来基材に表皮材
を接着するには合成ゴム等の有機溶剤溶液である接着剤
が用いられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら上記従
来の接着剤は引火性、毒性の高い有機溶剤を含むために
取扱かいの点で問題があった。水性エマルジョン系接着
剤は有機溶剤を含まないので取扱かいの点では問題がな
いが、初期接着性や乾燥性の点で問題があった。
来の接着剤は引火性、毒性の高い有機溶剤を含むために
取扱かいの点で問題があった。水性エマルジョン系接着
剤は有機溶剤を含まないので取扱かいの点では問題がな
いが、初期接着性や乾燥性の点で問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記従来の課
題を解決するための手段として、基材に硬化型水性エマ
ルジョン系接着剤を塗布し、乾燥しか つ完全硬化前の状
態で加熱することによって該接着剤塗布層を軟化させた
上で表皮材を圧着してから接着剤塗布層を硬化せしめる
接着方法を提供するものである。
題を解決するための手段として、基材に硬化型水性エマ
ルジョン系接着剤を塗布し、乾燥しか つ完全硬化前の状
態で加熱することによって該接着剤塗布層を軟化させた
上で表皮材を圧着してから接着剤塗布層を硬化せしめる
接着方法を提供するものである。
【０００５】 本発明に用いられる基材とはレジンフェ
ルト、ダンボール、合成樹脂含浸ウレタン発泡体シー
ト、ポリスチレンボード等従来から自動車の内装材の基
材として使用されているものである。
ルト、ダンボール、合成樹脂含浸ウレタン発泡体シー
ト、ポリスチレンボード等従来から自動車の内装材の基
材として使用されているものである。
【０００６】 本発明に用いられる表皮材としては、ポ
リ塩化ビニルシート、ポリアミドシート、ポリウレタン
シート等のプラスチックシートとウレタン発泡体、ポリ
プロピレン発泡体、ポリエチレン発泡体等のプラスチッ
ク発泡体のシートとの積層物、ポリプロピレン繊維、ポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、アセテート繊維、ア
クリル繊維等の合成繊維の不織布または編織物等従来か
ら自動車の内装材の表皮材として使用されているもので
ある。
リ塩化ビニルシート、ポリアミドシート、ポリウレタン
シート等のプラスチックシートとウレタン発泡体、ポリ
プロピレン発泡体、ポリエチレン発泡体等のプラスチッ
ク発泡体のシートとの積層物、ポリプロピレン繊維、ポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、アセテート繊維、ア
クリル繊維等の合成繊維の不織布または編織物等従来か
ら自動車の内装材の表皮材として使用されているもので
ある。
【０００７】 本発明の接着剤は水性エマルジョン系で
あり、このような接着剤としてはアクリル系合成樹脂エ
マルジョン、酢酸ビニル系合成樹脂エマルジョン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、スチレン−ブ
タジエン共重合体エマルジョン、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体エマルジョン等があり、上記接着剤は
一液硬化型、あるいは硬化剤添加によって架橋する二液
硬化型である。このような硬化型接着剤は耐熱性ある接
着を与える。
あり、このような接着剤としてはアクリル系合成樹脂エ
マルジョン、酢酸ビニル系合成樹脂エマルジョン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、スチレン−ブ
タジエン共重合体エマルジョン、アクリロニトリル−ブ
タジエン共重合体エマルジョン等があり、上記接着剤は
一液硬化型、あるいは硬化剤添加によって架橋する二液
硬化型である。このような硬化型接着剤は耐熱性ある接
着を与える。
【０００８】 このような硬化型接着剤は例えば合成樹
脂として水酸基、エポキシ基、アミノ基、アミド基、メ
チロール基、カルボキシル基等の官能基を含有するもの
を用い、硬化剤としてはイソシアナート化合物、一液硬
化型の場合はブロックイソシアナート化合物、エポキシ
化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂等が添加される。
脂として水酸基、エポキシ基、アミノ基、アミド基、メ
チロール基、カルボキシル基等の官能基を含有するもの
を用い、硬化剤としてはイソシアナート化合物、一液硬
化型の場合はブロックイソシアナート化合物、エポキシ
化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂等が添加される。
【０００９】 本発明においては上記硬化型接着剤を基
材表面にスプレー、ロールコーター、ナイフコーター、
ハケ塗り等の周知の塗布方法によって塗布し乾燥しかつ
完全硬化前の状態で加熱して該接着剤塗布層を軟化させ
た上で上記表皮材を圧着して該接着剤塗布層を硬化せし
める。上記加熱工程では加熱により接着剤を乾燥し同時
に軟化させてもよいし、常温乾燥を行なった後加熱して
接着剤を軟化させてもよい。
材表面にスプレー、ロールコーター、ナイフコーター、
ハケ塗り等の周知の塗布方法によって塗布し乾燥しかつ
完全硬化前の状態で加熱して該接着剤塗布層を軟化させ
た上で上記表皮材を圧着して該接着剤塗布層を硬化せし
める。上記加熱工程では加熱により接着剤を乾燥し同時
に軟化させてもよいし、常温乾燥を行なった後加熱して
接着剤を軟化させてもよい。
【００１０】 上記表皮材としてポリプロピレン発泡
体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン繊維等の耐熱
性のない材料を使用する場合、上記加熱温度は１５０℃
以下としなければならない。したがって上記接着剤は１
５０℃以下で軟化するものでなければならない。
体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン繊維等の耐熱
性のない材料を使用する場合、上記加熱温度は１５０℃
以下としなければならない。したがって上記接着剤は１
５０℃以下で軟化するものでなければならない。
【００１１】 本発明の方法において、基材と表皮材と
はあらかじめ成形されていてもよいし、基材のみ成形さ
れていてもよいし、基材と表皮材とを接着と同時、また
は接着した後に成形されてもよい。
はあらかじめ成形されていてもよいし、基材のみ成形さ
れていてもよいし、基材と表皮材とを接着と同時、また
は接着した後に成形されてもよい。
【００１２】
【作用】 本発明においては水性エマルジョン系接着剤
を使用するから、有機溶剤による引火性や毒性の危険は
ない。また接着剤は基材に塗布された後表皮材圧着前に
乾燥せしめられるから、乾燥も極めて円滑に行われ、ま
た乾燥しかつ完全硬化前の状態で加熱するから初期接着
も良好となる。そして 接着後は該接着剤は硬化して耐熱
性、耐溶剤性の高い接着を与える。
を使用するから、有機溶剤による引火性や毒性の危険は
ない。また接着剤は基材に塗布された後表皮材圧着前に
乾燥せしめられるから、乾燥も極めて円滑に行われ、ま
た乾燥しかつ完全硬化前の状態で加熱するから初期接着
も良好となる。そして 接着後は該接着剤は硬化して耐熱
性、耐溶剤性の高い接着を与える。
【００１３】
【実施例】 本発明を図１および図２に示す一実施例に
よって説明すれば、(1) は麻と反毛との混合繊維をフェ
ノール樹脂で結着したレジンフェルト層(1A)と反毛をフ
ェノール樹脂で結着したレジンフェルト層(1B)とを積層
した複合レジンフェルトからなる基材であり自動車ドア
トリム形状に成形されており、水酸基を有するアクリル
系合成樹脂の水性エマルジョンに５重量％のブロックイ
ソシアナートを添加した接着剤をスプレーにより該基材
(1) 表面に塗布する。
よって説明すれば、(1) は麻と反毛との混合繊維をフェ
ノール樹脂で結着したレジンフェルト層(1A)と反毛をフ
ェノール樹脂で結着したレジンフェルト層(1B)とを積層
した複合レジンフェルトからなる基材であり自動車ドア
トリム形状に成形されており、水酸基を有するアクリル
系合成樹脂の水性エマルジョンに５重量％のブロックイ
ソシアナートを添加した接着剤をスプレーにより該基材
(1) 表面に塗布する。
【００１４】 接着剤塗布層(2) は常温で乾燥した後完
全硬化前の状態 で遠赤外線ランプ下で１２０℃に加熱軟
化され、図２に示すようにポリ塩化ビニルシート(3A)と
ポリプロピレン発泡体(3B)とからなる表皮材(3) が該基
材(1) 表面に該接着剤塗布層(2) を介して圧着される。
上記加熱によってブ ロックイソシアナートは分解してイ
ソシアナート基が曝露され、該イソシア ナート基はアク
リル系合成樹脂の水酸基と反応し、該接着剤塗布層(2)
はか くして圧着後に完全硬化する。このようにしてドア
トリム(4) が製造される。
全硬化前の状態 で遠赤外線ランプ下で１２０℃に加熱軟
化され、図２に示すようにポリ塩化ビニルシート(3A)と
ポリプロピレン発泡体(3B)とからなる表皮材(3) が該基
材(1) 表面に該接着剤塗布層(2) を介して圧着される。
上記加熱によってブ ロックイソシアナートは分解してイ
ソシアナート基が曝露され、該イソシア ナート基はアク
リル系合成樹脂の水酸基と反応し、該接着剤塗布層(2)
はか くして圧着後に完全硬化する。このようにしてドア
トリム(4) が製造される。
【００１５】
【発明の効果】 したがって本発明においては、有機溶
剤を使用しない水性接着剤を使用するから引火性、毒性
の危険もなく、また良好な初期接着が得られかつ耐熱
性、耐溶剤性の最終接着が得られる。
剤を使用しない水性接着剤を使用するから引火性、毒性
の危険もなく、また良好な初期接着が得られかつ耐熱
性、耐溶剤性の最終接着が得られる。
図１および図２は本発明の一実施例に関するものであ
る。
る。
【図１】 接着剤塗布状態説明図
【図２】 表皮材圧着状態説明図
1 基材 2 接着剤塗布層 3 表皮材
Claims (1)
- 【請求項１】基材に硬化型水性エマルジョン系接着剤を
塗布し、乾燥しか つ完全硬化前の状態で加熱することに
よって該接着剤塗布層を軟化させた上で表皮材を圧着し
てから接着剤塗布層を硬化せしめることを特徴とする接
着方法
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339786A JP2712067B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 接着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339786A JP2712067B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 接着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05148455A JPH05148455A (ja) | 1993-06-15 |
| JP2712067B2 true JP2712067B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=18330797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3339786A Expired - Lifetime JP2712067B2 (ja) | 1991-11-27 | 1991-11-27 | 接着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2712067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109233686A (zh) * | 2018-08-06 | 2019-01-18 | 安徽省神洲建材科技有限公司 | 一种高性能长寿命装饰材料的加工方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6023123B2 (ja) * | 1979-12-07 | 1985-06-06 | 三井東圧化学株式会社 | 自動車内装材料の製造方法 |
| JPS62221531A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-29 | 名古屋油化株式会社 | 表面被覆材 |
| DE3802881A1 (de) * | 1987-11-16 | 1989-05-24 | Utz Ag Georg | Mikrowellenaktivierbarer schmelzklebstoff |
-
1991
- 1991-11-27 JP JP3339786A patent/JP2712067B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05148455A (ja) | 1993-06-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970930 |