JPS60231066A - 板金製プーリの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、板金製プーリの改良に関する。

従来のこの種のプーリは、例えばポリＶプーリにあって
は、板金素材を深絞り加工して第１図（ａ）に示すよう
なカップ状素材１を成形し、カップ状素材ｌの周壁１１
に転造加工を施して第１図（ｆ）に示したようなポリＶ
溝２を多重状に形成して成形されおり、このようにして
加工されたカップ状素材１の上面部１２をボルトなどの
取付具を用いてシャフトなどに取付けるようになってい
る。

しかるに、このようなカップ状素材１の上面部１２に形
成された取付部は、従来、板金素材ｌの厚みしかないた
めに、強度的にも弱い構造になっているのが通例であり
、これがためにプーリの耐久性を縮める要因となってい
る。

本発明は、従来のプーリの取付部が強度的に弱く形成さ
れているのに鑑みて開発されたもので、プーリの取付部
に相当するカップ状素材の上面部を厚肉化したプーリを
提供することを目的としたものである。

したがって、本発明によれば、板金素材の重量を増大さ
せることなく、取付部の機械的強度の増大された耐久性
に優れた板金製プーリが得られるものである。

以下に、添付図を参照しつつ本発明のプーリの一実施例
を説明すると、第１図に示すような工程に従って製造さ
れる。

すなわち、板金素材を深絞り加工して得られるカップ素
材１（ａ参照）の上面部１２のポリＶプーリＡの取付部
に相当する部分に、プレス加工により隆起部４を形成す
る（ｂ参照）。

かくして、形成された隆起部４にプレス加工による抑圧
変形を加えて隆起部４を座屈させ（Ｃ参照）、さらに座
屈させた隆起部４をカップ状素材ｌの」−面部１２に押
伺けて、押圧型（不図示）を用いて押し潰し、カップ状
素材ｌの上面部１２を厚肉化する（ｄ参照）。

ここにおいて、形成される隆起部４は、シャフトを挿通
させてその挿通端部にナツト等を締め付ける個所に形成
されたものである。

このようにして、カップ状素材１のＬ面部１２が厚肉化
されると、厚肉化された部分３に孔５などを打ち抜いて
ポリＶプーリＡの取付部となし、ナツトなどの取付具を
用いて不図示のシャフトにポリＶプーリＡを固着するも
のである。

なお、このようなポリＶプーリＡは、第２図に示すよう
な方法によっても製造される。

すなわち、第２図において、６はカップ状素材１を支持
する下部回転支持型であり、７はカップ状素材１の上面
に押圧される上部回転支持型、８はカップ状素材ｌの突
部１３の周壁面１４を両側外−周面より圧力を加えて挟
圧する挟圧割型８を示している。

この図に示すように、プレス型で加工して突部１３の形
成されたカップ状素材ｌは、下部回転支持型６によって
回転されながら、上部回転支持型７で上方より押圧され
、同時に挟圧割型８で突部１３の周壁面１４を挟圧され
ることにより、素材の塑性流動を生じさせて上面部１２
が厚肉化されるものである。

かくして、上面部１２が厚肉化された後は、第１図に示
したような孔５が形成され、カップ状素材ｌの周壁面１
１にポリ■溝成形ローラによる転造加工が施されて完成
品たるポリＶプーリＡが得られるものである。

なお、記述の実施例では、カップ状素材ｌの上面部１２
の中央部分を厚肉化させた例を示すに留めたが、本発明
のプーリはこのようなものに限らず、例えば上面部１２
の中心から外れた位置に複数のボルト孔を穿設して取付
部となすプーリの場合は、それらボルト孔に相当する部
分を厚肉化させるようにしてもよい。

以」二に説明したように、本発明のプーリは、カップ状
素材のプーリの上面部を厚肉化させた簡単な構造により
、取付部が補強されているので、使用時の耐久性が良好
であるうえに、素材の重量増もないので軽量である。

図、第２図は別の製造方法にょリプーリを製造する例を
示す図である。

（符号の説明） 図において、Ａは完成品たるポリＶプーリ、ｌはカップ
状素材、２はポリＶ溝、３は厚肉化された取付部に相当
する部分を示す。

特許出願人　合資会社金光銅工溶接所 代　理　人　弁理士　鈴江　孝− 凸 第雪図 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プーリの取付部に相当するカップ状素材の上面部を厚肉
   化して形成しであることを特徴とする板金製プーリ。