JPS60230428A - 杭の打込み方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、杭の打込み方法に関するものである。

従来、杭打設時の騒音、振動を防止するために、同核と
略同径のプレボーリングし、回礼に杭を立て込むという
工法がとられているが、この工法では、掘削土の排出が
必要であり、また、孔内部から排土することにより打設
接抗外周面に作用するー　１　− 土圧の恢復量が少なく、杭の支持力が低下するという欠
点があった。

この発明では、掘削土の一部を、掘削孔の内壁面にこて
体により塗り込み、同内壁に強制圧密状態を起させるこ
とにより、掘削土の排出を必要とせプ、打設接抗外周面
へ土圧恢復量が大で杭支持力が増大する杭打設方法を提
供せんとするものである。

この発明の方法及び同方法を実施するための装置の実施
例を図面にもとづき詳説すれば、（Ａ）は杭打込み装置
を示し、同装置（Ａ＞は移動自在のベースマシン（Ｂ）
、高圧水ポンプ（１）、及び油圧ポンプ（２）により構
成されている。

ベースマシン（Ｂ）は、下端に掘削のための刃先（３）
を連設した回転軸（４）を、リーダー（５）により垂直
に支持し、同軸（４）とリーダー（５）間に介設した油
圧モーター（６）により同軸（４）を回転させつつリー
ダー（５）に降下せしめて、地盤（Ｇ）中に中空杭（７
）打設のための垂直路円形柱状の掘削孔（Ｈ）を穿孔す
るよ−２− うに構成されており、刃先（３）上方の回転軸（４）外
周面には、回転軸（４）を中心として放射方向に油圧シ
リンダ（８）が配設されており、同シリンダ（８）のロ
ッド（９）先端には、こて体〈１０）が放射方向に進退
自在に連設されている。

こて休（１０）は、側面形が略矩形板状で、上方から見
て略Ｓ字状に形成されており、回転軸（４）の回転方向
（Ｌ）に向って内側方向に傾斜状態に配設されている。

なお、油圧モーター（６）上方には、スイベルジヨイン
ト（１１）が連設されており、同ジヨイント（１１）に
より、回転軸（４）内部に設けた高圧水通路（１２）及
び、油圧通路（１３）を介してそれぞれ高圧水ポンプ（
１）及び油圧ポンプ（２）と、刃先（３）に配設した高
圧水ノズル〈１４）及び油圧シリンダ（８）とを連通連
結している。

かかる構成の杭打込み装置（△）によって中空杭（７）
打設のための掘削孔（Ｈ）を地盤（Ｇ）に穿孔するもの
であるが、この際、高圧水ポンプ−３− （１）からの高圧水を高圧水ノズル（１４）から下方向
に噴射させて刃先（５）の掘削を補助Ｊ′ると共に、掘
削土を泥状化させている。

こて体（１０）は、回転軸（４）と一体重に掘削孔（Ｉ
」）内部の泥中で回転しており、こて体（１０）の前縁
部（１０）−１が内側方向に傾斜しているので、同前縁
部（１０）−１でこて体（１０）の外側面（１０）−２
に掻き寄せられた泥土は、こて体（１０）の後縁部（１
０）−３により掘削孔（１−１＞の内壁面（＋−１）　
−１に圧着されて同内壁（＋−１）−１に塗り込められ
、同内壁（Ｈ）−１に圧密現象を生起さゼている。こて
休（１０）は油圧シリンダ（８）により放射方向に進退
自在となっており、こて体く１０）を進退させて、上記
圧密の８！度及び掘削孔（ト１）の内径の調整を行うこ
とが可能であり、更に、こて休（１０）の反復進退作動
により、掘削孔（１」）中の泥土をこて休（１０）外側
方向に集土し、圧密効果を高めることも可能である。

掘削孔（＋−１＞中の泥土Ｉｊ１間孔内壁面（Ｈｉ−４
− １に塗り込められて減量し、しかも、残余の泥土は、杭
（７）の開放した下端開口（７）−１から、同核（７）
内部に流入するので、掘削孔（Ｈ）からの排土を要しな
い。

なお、地盤の空隙率は、砂層において３５％以上、シル
ト層で４５％以上であり、上記圧密現象は、地盤空隙を
圧縮する形で行われるものであり、圧密により掘削孔内
壁面（Ｈ）−１を強化して同内壁面（ト＋＞ｆｆ’１の
崩壊を防止して中空杭（７）の打設を容易にするもので
あり、杭（７）打設後、同核（７）外周側面への土圧が
短期間で恢復し、抗（７）の支持力を増加させるもので
ある。

なお、杭（７）打設直後、同杭頭部（７）−２を下方向
に軽打して同種下端を掘削孔（Ｈ）底部に到達せしめる
ことが望ましい。

また、上記の掘削泥土塗り込みは、回転軸（４）の降下
作動中、ずなわち掘削中に行うことも、掘削後、回転軸
（４）の引き抜き作動中に行うこともできるものである
。

本発明によれば、地盤を掘削しながらこて体に−５− より、掘削土の一部を掘削孔の内壁面に塗り込むことに
より、掘削土の排出を要せず、杭の打設を容易にし、し
かも杭の支持力を短期間で増大させることができるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による杭打込み装置の全体説明図 第２図は同要部平面図（一部断面） 第３図は同側面図 第４図は机側面図 第５〜第６図は工程説明図 （Ａ）：杭打込み装置 （Ｇ）：地盤 （＋−１）：掘削孔 （Ｈｉｌ：同内壁面 （７）：中空杭 （１０）：こて体 −６− 第４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）　パイプ状の中空杭（７）を打込むべき掘削孔（Ｈ
   ）を地盤（Ｇ）に掘削しながら、掘削土の一部を、伸縮
   自在のこて体（１Ｑ）にて、掘削孔（）（）の内壁面（
   Ｈ）−１に圧箸塗り込みつつ、同こて体（１０）の伸長
   作動に、より掘削孔（Ｈ）の内壁面（Ｈ）−１を強制的
   に圧密して行くことを特徴とした杭の打込み方法。