JP3158145B2 - 基礎地盤の掘孔装置 - Google Patents

基礎地盤の掘孔装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は軟弱等如何なる条件の
地盤層であるも該地盤層に適した強固な孔壁面を有した
杭孔を確実容易に掘孔行わしめんとするをその主な目的
としている基礎地盤の掘孔装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築等基礎地盤を掘孔する地盤掘
孔装置即ちアースオーガの形状としては種々の装置が用
いられている。また、その殆んどの掘削装置はロッド軸
下方にスクリューを一体的に付設した形状、或いはオー
ガー軸上下全長にスクリューを付設してなる構造を有し
ているが、これらの公知装置は先掘刃による地盤掘進と
同時に追従するスクリューによる回転掘孔にて地中に所
定径寸の杭孔を掘削する。しかるに上記等のスクリュー
回転による掘孔掘削は該掘削せる地底部の土壌がスクリ
ュー掘進と伴って地上に揚土してこれが当然溜積し、相
当量大な排土が生じるがために、その排土処理作業等に
相当な経費と労力を要していたのである。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】上記、問題に鑑みて発
明者は、先にスクリューオーガによる地中掘進と同時に
上方に移動しようとする孔周辺の掘削土壌を上記スクリ
ューオーガに追従する回転ロッドの作用によって孔周壁
に圧密し強固な孔壁を造成し、課題であった地上への揚
土及び排土欠点を一挙に解決することを可能とした無排
土の地盤掘孔装置(特許第2514566号)を発明し
各地にてその効果が認められている。即ち、図1にて示
めす如く、スクリュー翼片sを有した先端ヘッドhの上
部に数本の圧締ロッド5,5,5をオーガー軸1を軸と
して適宜形状に配設してなる構造を有している。しかる
に近時、この発明による場合には掘削土壌を掘孔周部に
確実容易に押圧し殆ど無排土で強固な孔壁が造成出来得
るという利点を有しているその反面、上記圧締ロッド
5,5,5を支承する上下のロッド支承板p,pが単な
る円形板にて形成されているがために該掘削装置を密閉
するは勿論、掘削周辺の孔内の広域にわたって自然的の
空洞真空部分を造成し、かかる空洞が原因にて装置抜去
時において上記空洞孔内の真空部分が強烈な吸引作用及
び空圧作用が発生し折角に圧締せる強固な孔孔周壁面が
崩壊し、掘削土礫が掘削孔内に落土する等の重大な欠点
を有していたことが判明した。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記欠陥を
根本的に解決しようとするをその主な課題としているも
のであって、欠点のあった掘削装置を改良し、空気の逃
げ場及び地下水の流道を積極的に設けると同時に掘削土
壌を掘孔周部に強力に押開してより強固な孔壁を造成
し、且つ地底部に上記掘削余剰の土砂を完全に埋設して
地中に支持力強大な建設地盤層を築造しようとするもの
で、オーガー軸1を軸として該周部に放射状に延設せる
数本の支持腕5a,5a,5aを介して圧締ロッド5,
5,5を数本を適宜形状に支承すると共に各圧締ロッド
5,5,5の上下端部に上記圧締ロッド5の圧締ロッド
支承片2,2,2ロッド非支持箇所を欠削して空気脱
出用空間部3,3,3を形成してなるロッド支持板4、
4を上下に一体的に付設せしめたことを特徴とする基礎
地盤の掘孔装置を提供しようとしている。また上記上記
圧締ロッド5,5,5の各ロッド間に誘導圧土板7,
7,7を配設し、掘削と同時に装置内に流入溜積せる掘
削土壌を孔周壁面に押し広げて圧締してより周壁地盤の
強化を計らんとするものである。
【0005】
【作用】次に基礎地盤の掘孔状体を説明すると、先ず現
場にて上記形状の装置機構の下方にジョイント8を介し
てスクリューヘッド6を連設し、これを杭打機にセット
して動力を駆動し先端ヘッド6及びオーガー軸1を一定
方向に回転行わしめるに、ヘッド先端の先掘刃10によ
る先端地盤の掘削し同時にスクリューヘッド6の作用に
て該掘削土壌を孔周に押拡しながら所定深度まで地中を
掘進する。かかる状体でヘッド回転掘進と同時にスクリ
ュー上部に連結し一体的に同転する圧締ロッド5,5,
5の各圧締ロッド5,5,5面の作用にて掘削土壌を孔
周壁面に強固に拡開圧締行わしめることが出来得るが、
この発明においてロッド支持板4、4に空気脱出用空間
部3,3,3が開口設けられているがために掘進作業時
に地中の湧水等が上記開口部より装置内に流入し、更に
該流入水が圧締ロッド5,5,5による回転作用によっ
て掘削土壌と共に混練し泥状化となり孔周壁面に確実に
圧密する等より良好な圧締効果を挙げ得るのである。
【0006】特に、工事中において重大な欠点であった
孔内の充満空気がロッド支持板4、4の空気脱出用空間
部3,3,3を通して外部に流出し、発明が解決しよう
とする課題の項にて説明している如く掘削孔に滞溜する
空気が原因にてオーガー抜去時に吸引空圧等の作用にて
孔周壁が崩壊し、掘削土礫が掘削孔内に落土する等の憂
いを確実に解決求めることが出来得る。かくして地中に
孔設せる掘孔内に装置引き上げと共に該装置軸孔内に開
通せるモルタル送注孔11を通してスクリューヘッド6
先端よりモルタル等の凝結材を掘削孔内に充填してモル
タル柱を築造し、しかる後に該モルタル柱内に芯杭を圧
入打設行わしめることによって地中に強固な支持地盤を
施工することが出来得る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明すると、1は
適宜の長さを有したオーガー軸であって該オーガー軸1
を軸として周部に放射状に延設せる数本の支持腕5a,
5a,5aの各先端部分に圧締ロッド5,5,5を軸方
向に夫々を縦列に支承する。なお上記圧締ロッド5,
5,5の配置形状としては通常の場合は図4にて示す如
く三角形状に形成されているが掘削地盤の関係等により
四角またはその他の多角形状に形成することも一考であ
る。この発明は上記各圧締ロッド5,5,5の上下端部
に該圧締ロッド5の各支承片2,2,2を伸延設けると
共に上記圧締ロッド5の圧締ロッド支承片2,2,2の
ロッド非支持箇所を欠削して空気脱出用空間部3,3,
3を形成してなるロッド支持板4、4を上下一体的に配
設してなるものである。また、この発明においては地中
掘削時にジョイント8を介してスクリューヘッド6を連
設して用いるものであるが該スクリュー翼巾bは少なく
とも上記、圧締ロッド5の回転軌跡aと略同径寸に形成
することがのぞましい。なお場合によっては上記支持腕
5a,5a,5aに代えて上下のロッド支持板4、4の
中間に適宜間隔毎に同一形状のロッド支持板4、4,4
を数枚を介装することも出来得る。
【0008】他の実施例しては図5,図6に示す如く各
圧締ロッド5,5,5間に平板または湾曲板等の適当形
状の誘導圧土板7,7,7を配設しロッド間内に溜積せ
る土砂等を周辺に拡開してより強固な重厚な圧密孔周壁
を築造することが出来得る。
【0009】また、図6に示す如くスクリューヘッド6
の前後面の一部を平坦面9に、即ち一面に形成行わしめ
ることによって掘削圧締作用をより効果的に挙げ得る。
【0010】
【発明の効果】この発明に係る地盤掘孔装置は上記の如
く、オーガー軸1を軸に数本の圧締ロッド5,5,5に
て形成された掘孔装置の上下端部に該圧締ロッド5の各
支承片2,2,2を伸延設けると共に上記圧締ロッド5
圧締ロッド支承片2,2,2のロッド非支持箇所を欠
削して空気脱出用空間部3,3,3を形成してなるロッ
ド支持板4、4を上下一体的に配設してなるものである
から、先端スクリューヘッド6による掘削と同時に掘進
に追従して揚土する土壌が上記圧締ロッド5,5,5に
よる回転作用によって孔周面を積極的に圧締し、以て強
力な圧密壁を容易に造成することが出来得、且つ排土量
をも当然寡少とする効果がある。更に、この発明におい
ては上記各圧締ロッド5,5,5の上下に配設せるロッ
ド支持板4、4に各圧締ロッド5,5,5の支持腕
a,5a,5aが伸延設けられているがために各圧締ロ
ッド5,5,5を上下より安定良く強固に固定支持出来
得るは勿論、特に該ロッド支持板4、4のロッド非支持
箇所を欠削して空気脱出用空間部3,3,3が形成され
ているから地中掘進作業に伴って上記空気脱出用空間部
3,3,3を通して孔内に充満せる空気が自然的に地上
に脱出し、作業中またはオーガー抜杆時において上記孔
内に充満滞溜せる空気の吸引力が原因にて孔周壁の崩壊
落土の憂いを完全に防止することが出来得るのである。
【0011】また請求項2項記載の如く、各圧締ロッド
5,5,5間に誘導圧土板7,7,7を配設することに
よって装置内に流入せる余剰の掘削土壌等を周辺に誘導
拡開し、これらの余剰土壌を更に孔周壁に強固に圧締す
る等の効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の原発明の地盤掘孔装置の一部概略
図、
【図2】 同上平面図、
【図3】 この発明の全体正面図、
【図4】 同上平面図、
【図5】 他の実施態様による平面図、
【図6】 同上他の実施例を示す正面図、
【符号の説明】
1 オーガー軸 2 圧締ロッド支承片 3 空気脱出用空間部 4 ロッド支持板 5 圧締ロッド5a 支持腕 6 スクリューヘッド 7 誘導圧土板 8 ジョイント 9 平坦面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーガー軸1を軸として該周部に放射状
    に延設せる数本の支持腕5a,5a,5aを介して圧締
    ロッド5,5,5を数本を適宜形状に支承すると共に各
    圧締ロッド5,5,5の上下端部に上記圧締ロッド5の
    圧締ロッド支承片2,2,2ロッド非支持箇所を欠削
    して空気脱出用空間部3,3,3を形成してなるロッド
    支持板4、4を一体的に付設せしめたことを特徴とする
    基礎地盤の掘孔装置。
  2. 【請求項2】 オーガー軸1を軸として該軸周部に数本
    の圧締ロッド5,5,5を三角等適宜形状に縦列に支承
    すると共に各圧締ロッド5,5,5の上下端部及び中間
    箇所に上記圧締ロッド5の支承片2,2,2のロッド
    支持箇所を欠削して空気脱出用空間部3,3,3を形成
    してなるロッド支持板4、4を適宜間隔に一体的に配
    設してなる基礎地盤の掘孔装置において、上記圧締ロッ
    ド5,5,5の各ロッド間に誘導圧土板7,7,7を配
    設せしめたことを特徴とする基礎地盤の掘孔装置。
  3. 【請求項3】 オーガー軸1を軸として該軸周部に数本
    の圧締ロッド5,5,5を適宜形状に支承すると共に該
    圧締ロッド5,5,5の上下端部に上記圧締ロッド5,
    5,5の支承片2,2,2のロッド非支持箇所を欠削し
    て空気脱出用空間部3,3,3を形成してなるロッド支
    持板4、4を一体的に付設せしめた基礎地盤の掘孔装置
    の下方に、上記圧締ロッド5の回転軌跡aと略同径寸の
    翼巾bを有したスクリューヘッド6をジョイント8を介
    して取外し自在に連設せしめたことを特徴とする請求項
    1項記載の基礎地盤の掘孔装置。
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