JPH09203040A - 既存杭除去工法及び同工法に用いる杭破砕用ヘッド - Google Patents
既存杭除去工法及び同工法に用いる杭破砕用ヘッドInfo
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- JPH09203040A JPH09203040A JP3283496A JP3283496A JPH09203040A JP H09203040 A JPH09203040 A JP H09203040A JP 3283496 A JP3283496 A JP 3283496A JP 3283496 A JP3283496 A JP 3283496A JP H09203040 A JPH09203040 A JP H09203040A
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Abstract
よく除去する。 【解決手段】 地中に埋設されたコンクリート製の既存
杭Pを、先端に杭破砕用ヘッド10を装着したアースオ
ーガーによって杭頭部から順次破砕していき、所定範囲
にわたり既存杭Pの破砕を完了した後に、破砕されてア
ースオーガーのオーガースクリュー11に絡みついた状
態の既存杭Pの補強鋼線とコンクリート破砕片とを、オ
ーガースクリュー11とともに引き上げて地中から除去
するようにした。
Description
同工法に用いる杭破砕用ヘッドに係り、特に既存構造物
の基礎として地中に埋設されている既存コンクリート杭
を効率よく除去できるようにした既存杭除去工法及び同
工法に用いる杭破砕用ヘッドに関する。
等を目的として老朽化した既存構造物を解体、取り壊し
する工事が増加している。建物躯体を解体する場合、地
上部分はコンクリートブレーカー等を用いて完全に取り
壊すことが可能である。一方、地上部分を支持していた
基礎部分は新しく建設される建物等の荷重条件に適合し
ないのが普通である。このため、たとえば既存の杭基礎
(以下、既存杭と記す。)の位置が新しい基礎の配置等
と干渉する場合には既存杭を除去する必要がある。この
場合、既存の構造物にどのような既存杭が使われていた
か等を把握して、既存杭の種類に適した杭除去方法をと
る必要がある。
鉄筋コンクリート既製杭(RC杭)やプレストレストコ
ンクリート既製杭(PC杭)が代表的である。この種の
既存コンクリート既製杭を除去するために、従来、種々
の杭除去工法が開発されている。図6(a)、(b)は
従来の既存コンクリート杭除去工法の一例を示した模式
説明図である。図6(a)は、バイブロケーシング工法
の一例を示した図である。この工法では、まず同図に示
したように、バイブロハンマ51を用いて既存杭50の
周囲の地山53に鋼管ケーシング52を圧入し、既存杭
50と周辺地山53との摩擦を遮断(フリクションカッ
ト)する。このとき、バイブロハンマ51の振動締固め
効果により鋼管ケーシング52内の土54が密実状態と
なる。これにより、鋼管ケーシング52を引き上げる
と、既存杭50も抱きかかえられて同時に引き抜かれ
る。図6(b)は、ウォータージェットによるフリクシ
ョンカットを行った後、ジャッキ等により既存杭50を
引き抜く杭除去工法の一例を示したものである。同図に
示した工法では、シートパイル62の下端に取り付けら
れたウォータージェット噴射装置61を運転しながら、
シートパイル62をバイブロハンマ(図示せず)で杭5
0の周辺に埋設する。このため、既存杭50の周辺の地
山53が緩められ、既存杭50を容易に引き抜くことが
できる。
に示した杭除去方法では、鋼管ケーシング52やシート
パイル62を打ち込むためにバイブロハンマが用いられ
る。このため相当の騒音・振動が発生し、現場周辺の建
物や住民への影響が大であった。特に市街地では騒音・
振動規制の点からこの工法を採用できない場合もある。
また、図6(a)に示したバイブロケーシング工法で
は、既存杭の杭長等が分からない場合には鋼管ケーシン
グ長さをどの程度に設定してよいか判断できない。さら
に既存杭を抱きかかえて引き抜く方式であるため、残土
が発生するという問題もある。一方、図6(b)に示し
た工法では、ウォータージェット噴射により既存杭周辺
の地山が相当広い範囲で緩んでしまう。このため、新設
構造物の根切り工事の山止め設計等でその影響を考慮す
る必要がある。その結果、仮設コストが増加することが
予想される。
術が有する問題点を解消し、簡単な装置によって騒音・
振動を発生させずに、地山を乱すことなく地中に埋設さ
れている既存コンクリート杭を地中で破砕し、その後コ
ンクリート破砕片と杭の鉄筋や補強鋼線を、地上に回収
できるようにした既存杭除去工法及び同工法に用いる杭
破砕用ヘッドを提供することにある。
に、本発明は地中に埋設されたコンクリート製の既存杭
を、先端に杭破砕用ヘッドを装着したアースオーガーに
よって杭頭部から順次破砕していき、所定範囲にわたり
前記既存杭の破砕を完了した後に、破砕されて前記アー
スオーガーのオーガースクリューに絡みついた状態の前
記既存杭の補強鋼線とコンクリート破砕片とを、前記オ
ーガースクリューとともに引き上げて地中から除去する
ようにしたことを特徴とするものである。
先端の外径が地中に埋設されたコンクリート製の既存杭
の中空部内径より小さく、前記ヘッド先端から根元部に
かけて拡径するスクリューが軸部に形成され、該スクリ
ューの最大径が前記既存杭の外径にほぼ等しく設定され
た杭破砕用ヘッドを、前記軸部の根元部位置でオーガー
スクリューの先端に装着するようにしたものである。
硬ビットを、着脱自在に取り付けたり、前記スクリュー
の外周縁に沿って連続して鋸刃状刃部を、該スクリュー
と一体的に形成することが好ましい。
ドロッドを取り付けることが好ましい。また、前記ヘッ
ド先端の近傍の軸部に油圧駆動コンクリート破砕機構が
組み込むことが好ましい。
用いる杭破砕用ヘッドの一実施の形態について添付図面
を参照して説明し、次いで杭破砕用ヘッドを用いた既存
杭除去工法について説明する。図1は、図5に一例とし
て示したベースマシンBに搭載されたアースオーガー1
0のオーガースクリュー11の先端部分を示した部分正
面図である。図示しないリーダに沿って吊り込まれたオ
ーガースクリュー11の下端位置には図1に示したよう
に、本発明の既存コンクリート杭破砕用ヘッドとしての
破砕ヘッド20が固定ピン(図示せず)によって装着さ
れている。破砕ヘッド20をオーガースクリュー11下
端に取り付ける方法としては、着脱作業の効率化から固
定ピン、ボルトナットによる方法が好ましいが、破砕ヘ
ッド20の交換を行わないような場合には、溶接によっ
て取り付けてもよい。この破砕ヘッド20の軸部21の
周面には、本実施の形態では、2条のスクリュー22が
形成されている。軸部21に形成するスクリュー22の
条数は、破砕ヘッド20のコンクリート破砕力、コンク
リート破砕片の地上への回収能力を考慮して設定するこ
とが好ましい。スクリュー22の各部の寸法は破砕する
既存コンクリート杭Pの寸法に対応した値に設定されて
いる。すなわち、既存コンクリート杭Pの内径がφ1、
外径がφ2、破砕ヘッド20のスクリュー22の先端ビ
ット部分の直径φ3、最大スクリュー径φ4であるとき、
破砕ヘッド20と既存コンクリート杭Pの各寸法の間に
はφ3>φ4、φ3>φ1、φ2=φ4の関係が成り立ってい
る。すなわち、これらの関係を言い替えると、 (1)破砕ヘッドのスクリュー形状はスクリュー外縁の包
絡線がヘッド先端から根元部にかけて拡径する略円錐台
形状となるようにする。 (2)破砕ヘッドの先端径は既存コンクリート杭の中空部
に挿入可能な寸法とする。 (3)スクリューの最大径は既存コンクリート杭の外径と
等しくする。 なお、(3)のスクリューの最大径と既存コンクリート杭
の外径とはほぼ等しい程度でよく、厳密な一致は要求さ
れていない。また、最大スクリュー径φ4と、オーガー
スクリュー11の外径φ5とはほぼ等しいか、外径φ5の
方が最大スクリュー径φ4よりわずかに小さくなるよう
に設定することが好ましい。
ュー22のリード角は図1に示したように、オーガース
クリュー11のリード角より2〜3倍程度大きく設定さ
れている。このため、破砕ヘッド20が既存コンクリー
ト杭Pの中空部1に挿入され、オーガースクリュー11
を介して破砕ヘッド20に回転力が付与されると、回転
力の一部は大きな前進力に変換される。また、スクリュ
ー22に使用されている鋼板の肉厚もオーガースクリュ
ー11より3倍程度厚くなっている。さらにスクリュー
外縁22aには後述するように各種形状の刃部が形成さ
れている。破砕ヘッド20を前進させると、刃部がコン
クリート杭Pの内周面2を押圧する。刃部が押し当てら
れたコンクリート3の内周面2は圧壊するとともに、作
用した内圧によって生じた引張ひび割れが内周表面から
外方に向けて放射状に進行し、コンクリート断面全体が
引張破壊する。
ガイドロッド24が取り付けられている。本実施の形態
では、ガイドロッド24は支持ピン26を介して破砕ヘ
ッド20の先端キャップ25に揺動可能に取り付けられ
ている。ガイドロッド24は先端24aが所定の振れ幅
で振れるように取り付けられているので、ガイドロッド
先端24aをコンクリート杭Pの中空部1に合わせるだ
けで、オーガースクリュー11の先端、すなわち破砕ヘ
ッド20を既存コンクリート杭Pの中空部1に確実かつ
容易に案内することができる。なお、ガイドロッド24
は破砕ヘッド20の先端キャップ25に溶接等により固
定してもよい。
22aの刃部の形状について図2を参照して説明する。
図2(a)は、外縁刃部としてクランプ方式の超硬ビッ
ト27を使用した例を示している。この超硬ビット27
の刃先部には超硬チップ(図示せず)が組み込まれてい
る。超硬ビット27はスクリュー外縁22aに形成され
たホルダにはめ込まれ、固定ボルト(図示せず)で固定
される。このクランプ方式によれば、摩耗した超硬ビッ
ト27を容易に交換できる。また、ビットの寿命が比較
的長い場合には、溶接方式により超硬ビット27をスク
リュー外縁22aに固着することも可能である。図2
(b)は、破砕ヘッド20のスクリュー外縁22aに連
続鋸刃状の刃部22bを直接形成した例を示したもので
ある。この刃部22bが形成された破砕ヘッド20で
は、刃部22bによってコンクリート内周面を破砕する
という作用より、破砕ヘッド20に大きな前進力を作用
させることによりスクリュー外縁22aでコンクリート
内周面を外方に強く押圧する動作を卓越させ、これによ
ってコンクリートの破壊を進行させる。したがって、オ
ーガースクリュー11の推進力は大きくする必要がある
が、刃部が相当摩耗しても、破砕ヘッド20のコンクリ
ート破砕能力はそれほど低下しない。このため、刃部の
交換頻度が少なくて済むという利点がある。スクリュー
外縁22aに形成する刃部22bの形状は図示した形状
以外にも角歯状、曲線波形状等、種々の刃形状が適用可
能である。このとき最大スクリュー径φ4は、スクリュ
ー外縁22aに設けられた刃部(超硬ビット27または
連続鋸刃状刃部の刃先)の外周縁とすればよい。なお、
図1、3では図の簡単化のために刃部の表示を省略して
いる。
及びアースオーガーによるコンクリート破砕片の回収の
動作について説明する(図1、図5参照)。まず、地中
に埋設された既存コンクリート杭Pの杭頭部を露出さ
せ、杭の軸線方向にあわせるように地上位置でリーダ6
の方向、位置をセットする。さらに破砕ヘッド20が先
端に装着されたオーガースクリュー11を、リーダ(図
示せず)に沿って既存コンクリート杭Pの杭頭部まで降
下させる。このときガイドロッド24を杭中空部1に案
内させ、破砕ヘッド20のスクリュー22先端をコンク
リート杭体の内周面に当接させる。この状態からオーガ
ー駆動ユニットを駆動させると、先端の破砕ヘッド20
はオーガースクリュー11を介して回転力を付与され、
コンクリート杭の中空部1内にねじ込まれるように前進
する。このとき、ねじ込まれたスクリュー22部分の外
径が中空部1の内径より大きくなると、スクリューから
伝わる力が環状コンクリート内周面に内圧として作用す
る。これにより、コンクリート内周面が圧壊するととも
に、内圧効果によって内周面側から外方にかけて放射状
に引張ひび割れが発生する。さらに破砕ヘッド20が杭
中空部1を前進すると、さらにスクリュー径が大きくな
り、ひび割れは完全に内外を貫通し、環状のコンクリー
トは複数のブロック状に破壊する。このときコンクリー
ト杭内には補強鋼線としての鉄筋やPC鋼線が配筋され
ている。これら補強鋼線は周囲のコンクリートの破壊に
伴って変形あるいは一部が伸長して破断することが予想
される。しかし、ほとんどの場合、ブロック状に破砕し
たコンクリート内に埋設された状態で変形している。こ
れにより、破砕された後のコンクリート破砕片はこれら
の補強鋼材によってお互いが分離してしまわない程度に
連結した状態が保持されることになる。
ニットの駆動により破砕ヘッド20を回転させながらコ
ンクリート杭中空部1内を前進させることで既存コンク
リート杭Pを上部から次々と破砕していくことができ
る。そしてコンクリート杭を破砕していくと、破砕ヘッ
ド20が取り付けられているオーガースクリュー11に
はコンクリート杭内に配筋された軸方向の補強鋼線が絡
みついてくる。この補強鋼線には多数の帯筋およびコン
クリート破砕片が連なっていて、オーガースクリュー1
1の回りには破砕されたコンクリート片のほとんどが絡
みついている。これら補強鋼線とコンクリート破砕片を
オーガースクリュー11から取り除くには、オーガース
クリュー11全体を地上に引き上げた状態で、オーガー
スクリュー11を逆回転させる。このときリーダ(図示
せず)の所定位置に設けられたスライディングオーガー
ホルダ8内には突起状のスクレーパー9が取り付けられ
ている(図1参照)。このスクレーパーでオーガースク
リュー11面をかき落とすようにしてオーガースクリュ
ー11に絡みついた補強鋼線を取り除くことができる。
によるコンクリート破砕に先行してコンクリート内面に
先行破壊部分を形成し、破砕ヘッド20に付与する回転
力を軽減するようにしたコンクリート破砕機構を組み込
んだ他の実施の態様を示した説明図である。本実施の形
態では、破砕ヘッド20先端にコンクリート破砕機構の
一部としての鋼製加圧ヘッド30が取着されている。こ
の加圧ヘッド30は図3の側面図、4(a)の平断面図
に示したように、内部が上方に開いた略円錐台状にくり
貫かれた円筒形状をなし、ほぼ120°の等角度に分割
されたピースから構成されている。各ピースの上端部が
揺動可能に破砕ヘッド20に吊持されている。一方、破
砕ヘッド20の中空シャフト21内には昇降ロッド31
が収容されている。この昇降ロッド31の先端にはくさ
びコーン32が固着されている。くさびコーン32は図
3に示したように、加圧ヘッド30のくり貫き部分とほ
ぼ同形の円錐台形状をなし、加圧ヘッド30のくり貫き
部分にその一部が遊嵌されている。油圧動作により昇降
ロッド31が中空シャフト21内を所定量だけ降下する
と、このくさびコーン32の押し広げ作用により、加圧
ヘッド30の下端は矢印に示したように外側に回動す
る。
ように、加圧ヘッド30はくり貫き部分にくさびコーン
32が押し込まれることで同図(b)に示したように外
方に押し広げられる。この押圧力により加圧ヘッド30
が接触するコンクリート内周面は圧壊するとともに、そ
の位置から外方に向けて引張ひび割れが進行する。その
後、くさびコーン32を上昇させると加圧ヘッド30は
図3に示した初期状態に戻る。この状態から破砕ヘッド
20をコンクリート杭中空部1へ推進させると、すでに
引張ひび割れが各所に発生したコンクリート杭は容易に
ブロック状に破壊される。なお、この加圧ヘッド30を
外側に押し広げる手段としては、シリンダロッド方式、
アーム駆動方式等の各種の公知の駆動手段を適用でき
る。また、スクリュー22の各部とコンクリート杭Pと
の寸法関係は、図1に示した場合と同様である。
Pを破砕、除去する方法について説明する。図5は、本
発明の杭破砕用ヘッドとしての破砕ヘッド20を搭載し
たアースオーガー10で地中に埋設された既存コンクリ
ート杭を破砕、除去する作業状態を示した模式説明図で
ある。図5に示した斜杭P1は、既に撤去された擁壁
(図示せず)の基礎杭として施工されたもので、施工予
定の場所打ち杭P2とハッチング部分4が干渉してしま
う。斜杭P1であるため、本例ではベースマシンBとし
てラフティークレーンを使用している。ラフティークレ
ーンは、タイヤ走行するとともに、クレーンブーム5の
先端でアースオーガー10のリーダ6を地面から傾斜を
なすように保持してセットすることができる。このた
め、斜杭P1の場合にも精度良く杭の軸線に沿ってリー
ダ6をセットできる。また、オーガースクリュー11の
先端には本発明の破砕ヘッド20が連結されている。オ
ーガースクリュー11を前進させて破砕ヘッド20のガ
イドロッド24(図示せず)を斜杭P1の杭頭部の中空
部1にセットし、破砕ヘッド20先端を杭中空部1内周
面に一致させる。さらに破砕ヘッド20に回転力を付与
させながら前進させて地中にある斜杭P1を所定の深さ
まで破砕する。次いで、オーガースクリュー11を逆回
転させながら引き抜く。このとき、泥ねい化した地山と
補強鋼線でつながれた状態のコンクリート破砕片ブロッ
クがオーガースクリュー11に絡みついた状態で引き上
げられる。さらにオーガースクリュー11を逆回転さ
せ、リーダ6のスライディングオーガーホルダ8を通過
させて内部のスクレーパー9(図1参照)によってオー
ガースクリュー11から補強鋼線とコンクリート破砕片
とが取り除かれる。以上の作業により、地中に埋設され
た既存コンクリート杭P1を所定の範囲にわたって完全
に除去することができる。
置を使用することができ、電動モータ、油圧モータのい
ずれの駆動手段でもよいことはいうまでもない。
によれば、簡単な装置により、地中に埋設された既存コ
ンクリート杭Pを地中で破砕し、その破砕片を効率よく
回収することができるという効果を奏する。また、既存
杭の除去工事において、周辺の建物や住民に迷惑をまっ
たくかけず、地盤を乱さないので、新規の地下部分の構
築に全く支障をきたさないという効果を期待できる。
示した正面図。
示した部分正面図。
た他の実施の形態を示した部分正面図。
クリート破砕のメカニズムを示した断面図。
業状態説明図。
した施工状態図。
Claims (6)
- 【請求項1】地中に埋設されたコンクリート製の既存杭
を、先端に杭破砕用ヘッドを装着したアースオーガーに
よって杭頭部から順次破砕していき、所定範囲にわたり
前記既存杭の破砕を完了した後に、破砕されて前記アー
スオーガーのオーガースクリューに絡みついた状態の前
記既存杭の補強鋼線とコンクリート破砕片とを、前記オ
ーガースクリューとともに引き上げて地中から除去する
ようにしたことを特徴とする既存杭除去工法。 - 【請求項2】ヘッド先端の外径が地中に埋設されたコン
クリート製の既存杭の中空部内径より小さく、前記ヘッ
ド先端から根元部にかけて拡径するスクリューが軸部に
形成され、該スクリューの最大径が前記既存杭の外径に
ほぼ等しく設定され、前記軸部の根元部位置でオーガー
スクリューの先端に装着されたことを特徴とする杭破砕
用ヘッド。 - 【請求項3】前記スクリューの外周縁に沿って複数の超
硬ビットが、着脱自在に取り付けられたことを特徴とす
る請求項2記載の杭破砕用ヘッド。 - 【請求項4】前記スクリューの外周縁に沿って連続鋸刃
状の刃部が、該スクリューと一体的に形成されたことを
特徴とする請求項2記載の杭破砕用ヘッド。 - 【請求項5】前記ヘッドの先端にガイドロッドが取り付
けられたことを特徴とする請求項2記載の杭破砕用ヘッ
ド。 - 【請求項6】前記ヘッド先端の近傍の軸部に、油圧駆動
コンクリート破砕機構が組み込まれたことを特徴とする
請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の杭破砕用
ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032834A JP2978436B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 既存杭除去工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8032834A JP2978436B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 既存杭除去工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09203040A true JPH09203040A (ja) | 1997-08-05 |
JP2978436B2 JP2978436B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=12369858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8032834A Expired - Lifetime JP2978436B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 既存杭除去工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978436B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009256889A (ja) * | 2008-04-14 | 2009-11-05 | Mitani Sekisan Co Ltd | 中空コンクリート杭の破砕ヘッド |
CN102644271A (zh) * | 2011-02-17 | 2012-08-22 | 上海奥米制药装备有限公司 | 一种预制砼管桩 |
JP6224803B1 (ja) * | 2016-10-20 | 2017-11-01 | 株式会社サンテック | 掘削土砂圧密形オーガ |
CN111676847A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-09-18 | 西安建筑科技大学 | 一种微波破碎装置、微波破除大直径桩头的设备及方法 |
JP2021092066A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 鹿島建設株式会社 | 解体方法および加圧装置 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8032834A patent/JP2978436B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN111676847A (zh) * | 2020-06-23 | 2020-09-18 | 西安建筑科技大学 | 一种微波破碎装置、微波破除大直径桩头的设备及方法 |
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---|---|
JP2978436B2 (ja) | 1999-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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