JPS6022859B2 - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPS6022859B2
JPS6022859B2 JP53130339A JP13033978A JPS6022859B2 JP S6022859 B2 JPS6022859 B2 JP S6022859B2 JP 53130339 A JP53130339 A JP 53130339A JP 13033978 A JP13033978 A JP 13033978A JP S6022859 B2 JPS6022859 B2 JP S6022859B2
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信之 高木
信雄 鈴木
岑男 岩沢
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ファクシミリ装置等において原稿面上の画
像情報を電気信号として読取る画像読取り装置に関する
近年、半導体技術の進歩に伴って、多数の小さな光電変
換領域を一次元に配列し、これを順次走査して光の強弱
を電気信号として取出すいわゆる一次元光センサが開発
され、ファクシミリ装置における画像議取り装置などに
利用されるに到っている。
この一次元光センサにはMOS形、CCD形などがある
が、感光部の大きさは数十ムm×数十仏mなので、ファ
クシミリ信号議取り装置に用いる場合は、原稿面上の画
像をレンズにより数分の1〜数十分の1に縮小してセン
サ面上に結像させる方法がとられる。ところが、このよ
うな一定微小面積の感光部を持った光センサを用いて原
稿面上の画像を謙敬ると、後述するが副走査方向の紬線
が読取れない、いわゆる細線の抜けという現象が起るこ
とがある。
これを防ぐために、1副走査期間内にセンサの走査(主
走査)を2回行なうダブルスキャンと呼ばれる方式が考
えられている。第1図はダブルスキャン方式による画像
議取り装置の一般的な構成を示したものである。
すなわち、原稿面1上の像はレンズ2によって縮少され
て一次元光センサ3の感光部に結像する。このセンサ3
から出力されたアナログの電気信号は二値化回路5によ
り適当なしベルでスライスされて“0”,“1”レベル
の2値信号に整形され、次いで遅延回路6に送られて1
主走査期間分の時間だけ遅延される。遅延回路6はシフ
トレジスタ等のディジタル回路で構成されており、この
遅延回路6で遅延された第1回目の主走査で得られた信
号と、遅延されない第2回目の主走査で得られた信号と
をORゲート7で合成した後、所定期間のみ開くタイミ
ングゲート8を介して取出すことにより、出力端子1川
こファクシミリ信号が得られる。4は光センサ3を走査
駆動するドライブ回路、9は各部の回路を制御する制御
回路である。
第2図に第1図の各部の信号波形の一例を示す。第2図
Aは2値化回路5の出力信号であり、“1”レベルが黒
、“0”レベルが白に対応している。広,Q,・・・は
それぞれ1副走査期間で、この間に光センサ3はa,a
,′,aよ2′,…の如く各2回の走査(主走査)を行
なうことになる。第2図BはAの信号が遅延回路6を通
り1主走査期間分の時間遅延されて出てきた信号である
。そして、この信号B中の第1回目の主走査で得られた
信号c,,c2,・・・と、信号A中の第2回目の主走
査で得られた信号a,′,a2′,…とをそれぞれ第2
図Cのように合成し、タイミングゲート8を介してダブ
ルスキャンのファクシミリ信号として出力端子101こ
出力する。ここで、タイミングゲート8は各々の副走査
期間において第2回目の主走査の時だけ開いて信号を通
すように制御される。これはORゲート7の出力に、a
,′十c,,a2′十c2,・・・の信号のほかに次の
副走査における第1回目の主走査で得られた信号a2・
・・と前の副走査における第2回目の主走査で得られた
信号c,′…との合成信号a2十c,′…も現れるが、
これらは不要だからである。このダブルスキヤン方式の
有効性について述べると次の通りである。
第3図は原稿面上に主走査方向に長い細線が存在し、こ
の上を細線の太さと同じ位の幅寸法を持つセンサ3の感
光部3′(3′は感光部における1画素に対応する光電
変換4領域のみを示している)が通過する場合の様子を
センサ3の出力状態を含めて示したものである。但し、
実際には感光部3′は固定で、原稿の方が副走査方向に
動くのであるが、結果はどちらが動し、ても同じなので
説明の便宜上感光部3′が動くものとして説明する。ま
ず第3図Aは感光部3′が白の部分と紬線の黒の部分と
に半分ずつまたがった実線の状態からある副走査で破線
に示すようにqだけ移動し、さらに次の副走査でQだけ
移動した場合で、これらq,b2の移動の間に感光部3
′によって光が電気信号に変換される量は、それぞれe
,,e2の斜線部に示されるようになる。
上記電気信号は原稿面上0の黒に対して“1”レベル、
白に対して“0”レベルになるものとすれば、e,,e
2のます目の中が全部斜線部の場合は“1”レベルに相
当したレベルとなり、第3図Aではe,の場合“1”レ
ベルの3/4のレベル、e2の場合は1/8のレベルと
なる。これを“1”レベルの1′2のスライスレベルで
2値化すると、e,は“1”レベル、e2は“0”レベ
ルとなる。すなわち、第3図Aでは最初のちの副走査期
間で黒い細線が“1”レベルとして正しく検出される。
これに対し第3図Bに示すように感光部3′が黒の紬線
に近接しまたがらない状態からq,b2と移動した場合
には、e,,e2の斜線部に示すように得られる電気信
号はe,,e2いずれの場合も“1”レベルの1/2の
レベルとなり、これらを前述のように2値化すると“1
”レベル、“0”レベルいずれのレベルにもなる可能性
があり、確定したレベルとならない。
従ってこのような場合は連続したq,b2いずれの副走
査期間でも黒い紬線が“1”レベルとして検出されない
ことがあり、前述した細線の抜けという現象が生じるお
それがある。このような現象を防ぐのがダブルスキヤン
方式で、第3図Cのように〇の副走査期間にa,,a,
′の2回の主走査を行なってセンサから信号を取出す。
このようにすると、a,の走査では第3図Cのe,,a
,′の走査ではe,’の各斜線部に示すような信号が得
られ、これを前述のように2値化するとe,の場合は“
0”レベルとなるが、e,′の場合には確実に“1”レ
ベルが得られる。そしてe,とe,′の信号のORをと
ればb,の副走査期間に確実に黒の紬線を“1”レベル
として検出でき、感光部3′が黒の紬線に対してどのよ
うな位置状態で通過してもそれを検出し損なうことはな
い。このようにダブルスキャン方式は紙線などを確実に
読取ることができるという点で非常に有効であるが、第
1図に示した従来の装置ではそれを達成するために、各
副走査期間における第1回目の主走査で得られた信号を
1主走査期間分遅延する遅延回路を必要とし、かつその
タイミングを制御する制御回路が複雑化する等の欠点を
有していた。
例えばA4サイズの原稿面を謙取る場合を例にとると、
1主走査当りの画素数が2000ビット弱であり、上記
遅延回路をシフトレジスタで構成しようとするとこれと
同程度のビット数の大容量レジスタを必要とし、価格的
に非常に高くつくばかりでなく、消費電力、信頼性とい
った点でも問題となる。この発明の目的は、簡単かつ安
価な構成でダブルスキャン等の多重スキャンを行なうこ
とができ‐る画像読取り装置を提供することにある。
一般に半導体で構成される一次元光センサは、感光部に
蓄積された原稿面からの光信号に応じた電荷を順次外部
へ転送し電気信号として取出すための転送部を持つが、
この転送部へは外部からも信号を入力して蓄積すること
が可能である。
この発明は光センサの転送部から取出された信号を再び
転送部に戻して、その信号電荷を感光部に新たに蓄積さ
れた電荷と合成し、これを転送部から取出し2値化する
ことによって、ダブルスキャンあるいはそれ以上の複数
スキャンによるファクシミリ信号を得るものである。即
ち、本発明の画像読取り装置は原稿面からの光信号を電
荷として蓄積する複数の光電変換領域を一次元に配列し
た感光部、およびこの感光部の各光電変換領域に蓄積さ
れた電荷を並列に謙込んで直列に転送し電気信号として
出力する転送部を有し、転送部の雷荷読込みおよび転送
の一連の動作からなる主走査を1副走査期間につきN回
(Nは2以上の整数)ずつ行なう一次元光センサと、こ
の光センサからの出力信号のうち、前記各副走査期間に
おける所定の主走査期間に得られた信号を前記転送部に
帰還し、この帰還した信号に基く電荷と次の主走査期間
に前記感光部から読出される電荷とを前記転送部内で合
成することにより、実質的に前記各劉走査期間における
N回の主走査期間に前記感光部からそれぞれ謙出される
電荷を合成する手段と、この手段により合成された電荷
に基く信号を前記各副走査期間における最後の主走査期
間に前記光センサの出力信号から画像信号出力として取
出す手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、例えばN=2つまりダブルスキャン
の場合を例にとると、各副走査期間における第1回目の
主走査で得られた信号が転送部に帰還されると同時に転
送部内で第2回目の主走査で得られた信号と自動的に合
成されることになるので、従来のように第1回目の主走
査で得られた信号を第2回目の主走査で得られた信号と
合成するために用いた遅延回路が不要となる。
以下、この発明を実施例により具体的に説明する。
第4図はこの発明による画像読取り装置の構成を示した
ものである。
原稿面11上の像がレンズ12により縮少されて一次元
光センサ13の感光部に結像する点は第1図の場合と同
様である。この光センサー3は後に詳しく述べるように
、感光部のほかに感光部に蓄積された電荷を直列に転送
し電気信号として取出すための転送部を持ったもので、
この転送部より取出された光センサー3の出力はしベル
判定回路15に加えられる。このレベル判定回路15は
光センサ13の黒に相当する最大出力振幅がeの時、e
/2のレベルを境にレベル判定して光センサー3の出力
を“1”,“0”のレベルからなる2値信号に変換する
回路で、その出力は振幅制限回路16により“1”レベ
ルがeの振幅になるように振幅が規定される。17は振
幅制限回路16の出力のうち光センサ13の転送部へ帰
還すべき信号のみを通す帰還ゲートで、18は後述する
ように光センサ13の転送部が2つに分かれているので
、帰還ゲート17を介して得られた信号をこれらの転送
部に交互に分けて分配するための分配回路である。
また、14は光センサi3を走査駆動するドライブ回路
、19は振幅制限回路16の出力のうち必要な信号のみ
をダブルスキヤンによるファクシミリ信号として出力端
子21に取出す出力ゲート、20は以上の各回路を制御
する制御回路である。一次元光センサ13としては、例
えば第5図に示すようなCCD光センサが用いられる。
第5図において、31は原稿面11からの光信号の受光
量に応じた電荷を蓄積する多数の光電変換領域を一次元
に配列した例えばホトダイオードアレィからなる感光部
で、32はその動作を制御するホトゲートである。33
,34は感光部31の両側に設けられ感光部31に蓄積
された電荷を並列に蓄積し直列に出力側へ転送するCC
Dからなる転送部、35,36はその転送電極である。
37,38は感光部31から転送部33,34への電荷
の移送を制御するシフトゲート、39はシフトゲート3
7,38を制御するシフト電極である。
転送部33,34にはこの場合入力ゲート40,41が
設けられており、これらの入力ゲート40,41は外部
信号入力端子42,43に接続されている。44は転送
部33,34の共通出力ゲート、45,46はこの出力
ゲート44を介して転送部33,34内の電荷を1ビッ
トずつ交互に検出するフローティングp−n接合部、4
7はこのフ。
ーティングp−n接合部45,46によって検出された
電荷を電気信号(電圧)として取出す出力部である。こ
のように構成された光センサに光信号の議取り動作を行
なわせるには、ホトゲート32に正電圧を印加して感光
部31に光信号に応じた電荷を蓄積した後、シフト電極
39にも正電圧を印加し、シフトゲート37,38を通
して転送部33,34に交互に1ビットずつ電荷を移送
する。
転送部33,34では転送電極35,36にそれぞれ位
相が少しずつずれた転送クロックJ,,で2,?3,少
4が加えられることにより、感光部31から移送された
電荷を出力ゲート44、フローティングp−n接合部4
5,46を通して出力部47に転送し、これが出力部4
7から電気信号として取出される。一方、転送部33,
34に外部から信号を入力したい場合には、ホトゲート
32およびシフト電極39の印加電圧を下げシフトゲー
ト37,38を閉じた状態で、外部信号入力端子42,
43に信号を入力し入力ゲート40,41を開く。
これにより転送電極35,36に加えられる転送クロッ
ク?・,02,03,ぐ4 のタイミングで転送部33
,34に信号が電荷として読込まれ、転送部33,34
内を転送され、転送部33,34の左端に達したものか
ら順に出力ゲート44、フローテングp−n接合部45
,46を通して出力部47から再び電気信号として出力
されることになる。次にこの装置の動作を第6図を参照
して説明する。
第6図は第4図各部の波形図を示したもので、Aは光セ
ンサ13から得られた原稿面11上の白、黒に対応した
電気信号であり、b,,b2,・・・の各副走査期間中
にa.a,′,a2a2′,…の如く2回ずつ主走査を
行なって得られたものである。但し、この第6図Aの波
形は光センサ13の転送部33,34への帰還がなされ
る前の状態を示している。光センサ13から得られた第
6図Aの信号はしベル判定回路15においてe/2のレ
ベルで判定されて2値信号化され、さらに振幅制限回路
16で“1”レベルがeの振幅を持つ2値信号とされた
後、帰還ゲート17に入力される。
帰還ゲート17の制御回路19によって各副走査期間中
の第1回目の主走査で得られた信号のみを通すように制
御される。従って帰還ゲート17の出力には第6図Bに
示す信号が得られる。第6図Bにおいて、c,,c2,
…は第6図Aにおけるa,,a2,…の期間の信号をレ
ベル判定回路15および振幅制限回路16に通したもの
に相当する。帰還ゲート17の出力に得られた第6図B
の信号は分配回路18によって2系統に分岐され、光セ
ンサー3の外部信号入力端子42,43に加えられる。
この外部信号入力端子42,43に加えられた信号は、
1ビット期間毎に交互に開く入力ゲート40,41を介
して転送部33,34に1ビットずつ交互に送り込まれ
、各々のビットに対応した位置に電荷として蓄積される
。そして転送部33,34に第6図Bのc,の信号がす
べて蓄積されると、直ちにシフト電極39に正電圧が印
加されシフトゲート37,38が開くことによって、第
6図Aのa,′の期間中に感光部31に蓄積されていた
原稿面11からの光信号に基く電荷が並列に転送部33
,34に移される。従って、転送部33,34にはa,
期間の第1回目の主走査で得られた信号を2値化した信
号c,と、a,′期間の第2回目の主走査で得られた信
号との和に相当する電荷が蓄積されることになる。以下
同様にa2・・・期間の第1回目の主走査で得られた信
号を2値化した信号c2・・・と、a2′…期間の第2
回目の主走査で得られた信号との和に相当する電荷が副
走査毎に転送部33,34に蓄積される。このようにし
て転送部33,34に蓄積された電荷を出力部37から
電気信号として取出したものが第6図Cのa,′+c,
,a2′+c2,…の信号で、この信号は最大友の振幅
を持っている。
この信号をレベル判定回路15によりe/2のレベルで
判定し、振幅制限回路16に通すと第6図Dのd,,Q
,・・・に示す2値信号が得られる。この場合、レベル
判定回路15では例えばa,の主走査の時“0”レベル
であった部分にa,′の主走査の時e/2以上のレベル
が現れれば“1”レベルと判定し、a,の主走査で“1
”レベル、a,′の主走査で“0”レベルの時も同様に
“1”レベルと判定する。またa,,a,′の主走査で
共に“1”レベルの時も“1”レベルと判定し、a,,
a,′の主走査でいずれも“0”レベルの時だけ“0”
レベルと判定する。これはa,とa,′、すなわち第1
回目の主走査で得られた信号と第2回目の主走査で得ら
れた信号との論理和をとったことに他ならない。すなわ
ち、この実施例の構成により第1図に示した従来装置に
おいて第1回目の走査で得られた信号を1主走査期間分
の時間遅延させたものと第2回目の主走査で得られた信
号との論理和をとったのと同様な結果が得られる。この
ようにしてレベル判定回路15、振幅制限回路16を通
して取出された2値信号は、制御回路19により制御さ
れて各副走査期惜敗,,b2,・・・で第2回目の主走
査期間歌.′,a2′,…のみ開く出力ゲート19を通
して、第6図Dに示す信号のみがダブルスキャンによる
ファクシミリ信号として出力端子21に取出される。
なお、上記動作において光センサ13からa,,a2,
・・・の第1回目の主走査期間に取出される信号は、そ
の前の主走査期間に感光部31に蓄積されていた原稿面
11からの光信号に基く電荷が一度に転送部33,34
に移されたものを電気信号として取出したものであり、
このa,,a2,・・・の各期間に感光部31では次の
第2回目の主走査期間a,′,a2′,・・・に転送部
33,34に移送すべき電荷を蓄積しているのである。
そして、a・’a2’.・・の主走査で得られた信号を
2値化した第6図Bのc,,c2,・・・の各信号は全
部謙出された後転送部33,34に帰還されるのではな
く、転送部33,34から取出され2値化されたビット
から順に直ちに転送部33,34に帰還されるのであっ
て、第7図に示すように転送部33,34内にまだ亀気
信号として取出されていない感光部31から移された電
荷51,52が残っている間に2値化された信号の電荷
53,54が入ってくるのである。以上説明したように
、この発明では一次元光センサにおける転送部を利用し
て各副走査期間における複数の主走査期間で得られた信
号電荷を合成するようにしているので、従来装置で用い
ていたような大容量シフトレジスタによる遅延回路が不
要となり、制御回路等の周辺回路も簡単となり、非常に
簡易かつ安価な構成で多重スキャンによる画像信号出力
が得られ、原稿面上の主走査方向に沿った紬線等の読取
りも確実に行なうことができるという利点がある。
なお、前記実施例では一次元光センサとしてCCD光セ
ンサを用いたが、これに限らず外部からも信号を入力し
得る転送部を持ったものであれば、MOS形等他の一次
元光センサを用いることもできる。
また、前記実施例ではダブルスキャンの場合を例示した
が、転送部内で合成された信号電荷を再び帰還して感光
部からの新たな電荷と合成すればトリプルスキャンを行
なうことができ、原理的には帰還の回数を増やすことに
より何回のスキャンも可能である。
例えばN=3のトリプルスキャンの場合は、光センサの
出力のうち1回目の主走査期間に得られた信号を転送部
に帰還し、この帰還した信号に基く電荷と2回目の主走
査期間に感光部から読出される電荷とを合成した後、光
センサの出力からこの1回目および2回目の主走査期間
により得られた信号の合成信号を再び転送部に帰還して
その電荷を3回目の主走査期間に感光部から読出される
電荷と合成すれば、実質的に3回の主走査期間に感光部
からそれぞれ読出される電荷が合成されることになる。
従って、これら3回の主走査期間に謙出される電荷の合
成電荷に基く信号を光センサの出力から3回目の主走査
期間に取出せば、トリプルスキャンによる画像信号出力
が得られることになる。さらに、前記実施例では光セン
サの出力信号を2値化した後、転送部に帰還したが、2
値化しない状態で帰還することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダブルスキャン方式の画像読取り装置の
構成図、第2図はその動作を説明するための波形図、第
3図はダブルスキヤン方式の原理を説明するための図、
第4図この発明の一実施例の画像読取り装置の構成図、
第5図はこの発明で用いる−次元光センサの具体例を示
す図、第6図は第4図の動作を説明するための波形図、
第7図は光センサ内の電荷状態を榛式的に示す図である
。 11・・・・・・原稿面、12・・・・・・レンズ、1
3・・・・・・一次元光センサ、14・・・…ドライブ
回路、15・・・・・・レベル判定回路、16・・・…
振幅制限回路、17・・・・・・帰還ゲート、18…・
・・分配回路、19・・・・・・出力ゲート、20・・
・・・・制御回路、31・・・・・・感光部、33,3
4・…・・転送部。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 原稿面からの光信号を電荷として蓄積する複数の光
    電変換領域を一次元に配列した感光部、およびこの感光
    部の各光電変換領域に蓄積された電荷を並列に読込んで
    直列に転送し電気信号として出力する転送部を有し、転
    送部の電荷読込みおよび転送の一連の動作からなる主走
    査を1副走査期間につきN回(Nは2以上の整数)ずつ
    行なう一次元光センサと、この光センサからの出力信号
    のうち、前記各副走査期間における所定の主走査期間に
    得られた信号を前記転送部に帰還し、この帰還した信号
    に基く電荷と次の主走査期間に前記感光部から読出され
    る電荷とを前記転送部内で合成することにより、実質的
    に前記各副走査期間におけるN回の主走査期間に前記感
    光部からそれぞれ読出される電荷を合成する手段と、こ
    の手段により合成された電荷に基く信号を前記各副走査
    期間における最後の主走査期間に前記光センサの出力信
    号から画像信号出力として取出す手段とを備えたことを
    特徴とする画像読取り装置。
JP53130339A 1978-10-23 1978-10-23 画像読取り装置 Expired JPS6022859B2 (ja)

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