JPS6022806Y2 - 洋傘 - Google Patents
洋傘Info
- Publication number
- JPS6022806Y2 JPS6022806Y2 JP1981165236U JP16523681U JPS6022806Y2 JP S6022806 Y2 JPS6022806 Y2 JP S6022806Y2 JP 1981165236 U JP1981165236 U JP 1981165236U JP 16523681 U JP16523681 U JP 16523681U JP S6022806 Y2 JPS6022806 Y2 JP S6022806Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- umbrella
- western
- main rib
- spring
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
洋傘には通常、傘柄上に摺動自在に設けられ上下摺動操
作されて洋傘の開閉を行なわせる下口クロを傘柄上にお
いて、開傘状態で下動不能に係止して開傘状態を維持す
るための係止具と閉傘状態で上動不能に係止して閉傘状
態を維持するための他の係止具とが、つまり一般に上ハ
ジキ及び下ハジキと称されている2種の係止具が、設け
られており、閉傘状態から開傘を行なうには下ハジキに
よる下口クロの係止を解いた上で該下口クロを傘柄上で
押上げて開傘が行なわれ、開傘状態から閉傘ヲ行なうに
は上ハジキによる下口クロの係止を解いた上で該下口ク
ロを傘柄上で引下げて閉傘が行なわれるが、この考案は
、上記したような上ハジキと下ハジキとを共に無くした
、新規な洋傘に関するものである。
作されて洋傘の開閉を行なわせる下口クロを傘柄上にお
いて、開傘状態で下動不能に係止して開傘状態を維持す
るための係止具と閉傘状態で上動不能に係止して閉傘状
態を維持するための他の係止具とが、つまり一般に上ハ
ジキ及び下ハジキと称されている2種の係止具が、設け
られており、閉傘状態から開傘を行なうには下ハジキに
よる下口クロの係止を解いた上で該下口クロを傘柄上で
押上げて開傘が行なわれ、開傘状態から閉傘ヲ行なうに
は上ハジキによる下口クロの係止を解いた上で該下口ク
ロを傘柄上で引下げて閉傘が行なわれるが、この考案は
、上記したような上ハジキと下ハジキとを共に無くした
、新規な洋傘に関するものである。
洋傘において上記のような開傘状態維持用の上ハジキを
無くすことは、例えば実公昭43−23534号公報に
開示されているように既に公知である。
無くすことは、例えば実公昭43−23534号公報に
開示されているように既に公知である。
このような公知の洋傘は、傘柄上端部に固定した上ロク
ロに基端で枢支された親骨と傘柄上に摺動自在に設けら
れた下口クロとの間に張設された受骨が洋傘開傘状態に
おいて親骨から傘柄方向にかけて、通例の洋傘における
とは逆に上方向きの傾斜姿勢をとるように、傘柄上での
下口クロの摺動上限位置を設定しであるものに、構成さ
れている。
ロに基端で枢支された親骨と傘柄上に摺動自在に設けら
れた下口クロとの間に張設された受骨が洋傘開傘状態に
おいて親骨から傘柄方向にかけて、通例の洋傘における
とは逆に上方向きの傾斜姿勢をとるように、傘柄上での
下口クロの摺動上限位置を設定しであるものに、構成さ
れている。
すなわち、洋傘においては親骨に沿わせて張設しである
傘布が開傘状態において緊張せしめられ、開傘状態にお
いて該傘布の張力が親骨を、該親骨が下向きに凹んだ彎
曲形状をとるように若干彎曲させるが、このように親骨
に作用する傘布張力は受骨に対し、同受骨の親骨側の端
から下口クロ側の端に向う方向において作用するから、
上記のように開傘状態において該受骨が親骨から傘柄方
向にかけて上方向き傾斜姿勢をとるようにされているこ
とによりして受骨を介し下口クロに及ぼされる傘布張力
の上下刃向の分力は該下口クロを押上げる方向をとり、
このように開傘状態において傘布張力が下口クロを傘柄
上で押上げるように作用することから、該下口クロを下
動不能に係止する上ハジキを設けておかなくとも、洋傘
の開傘状態が維持されるのである。
傘布が開傘状態において緊張せしめられ、開傘状態にお
いて該傘布の張力が親骨を、該親骨が下向きに凹んだ彎
曲形状をとるように若干彎曲させるが、このように親骨
に作用する傘布張力は受骨に対し、同受骨の親骨側の端
から下口クロ側の端に向う方向において作用するから、
上記のように開傘状態において該受骨が親骨から傘柄方
向にかけて上方向き傾斜姿勢をとるようにされているこ
とによりして受骨を介し下口クロに及ぼされる傘布張力
の上下刃向の分力は該下口クロを押上げる方向をとり、
このように開傘状態において傘布張力が下口クロを傘柄
上で押上げるように作用することから、該下口クロを下
動不能に係止する上ハジキを設けておかなくとも、洋傘
の開傘状態が維持されるのである。
ところが実際には、上記のような上ハジキの無い洋傘は
現在では商品化されていない。
現在では商品化されていない。
すなわち、洋傘の構造上からして開傘状態においての受
骨の前記上方向き傾斜量はあまり大きくはとれないので
あるが、この事情に次の理由が加わって商品化が妨げら
れているのである。
骨の前記上方向き傾斜量はあまり大きくはとれないので
あるが、この事情に次の理由が加わって商品化が妨げら
れているのである。
第一には傘布、特に現在通常使用されているナイロン系
の傘布は、湿度変化に基づく伸縮が大きく、洋傘の製造
時に乾燥した工場内で、開傘状態において適当した張力
をもつように張られた傘布も、需れると相当に伸びて開
傘状態での張力をほぼ失ない、所期の下口クロ押上げ力
を及ぼさなくなる。
の傘布は、湿度変化に基づく伸縮が大きく、洋傘の製造
時に乾燥した工場内で、開傘状態において適当した張力
をもつように張られた傘布も、需れると相当に伸びて開
傘状態での張力をほぼ失ない、所期の下口クロ押上げ力
を及ぼさなくなる。
次にこの種洋傘を風の中で使用する場合、向い風の中で
は風が傘布に対し、前記した親骨の彎曲形状を高めるよ
うに作用することから、開傘状態がむしろより安定に維
持されるが、追い風の中とか向い風であっても使用中に
傘が一旦あふられると、傘が過剰に開らき気味になり、
親骨が受骨を介して下口クロを若干押下げる方向に姿勢
を変更し受骨姿勢が水平状となって、傘布張力がもはや
下口クロに対し押上げ力として作用しなくなる。
は風が傘布に対し、前記した親骨の彎曲形状を高めるよ
うに作用することから、開傘状態がむしろより安定に維
持されるが、追い風の中とか向い風であっても使用中に
傘が一旦あふられると、傘が過剰に開らき気味になり、
親骨が受骨を介して下口クロを若干押下げる方向に姿勢
を変更し受骨姿勢が水平状となって、傘布張力がもはや
下口クロに対し押上げ力として作用しなくなる。
以上のように、公知の上ハジキ省略構造の洋傘は開傘状
態の維持の点で不安定さがあったため、現在では実用化
されていないのである。
態の維持の点で不安定さがあったため、現在では実用化
されていないのである。
この考案の目的とするところは、前記したような公知の
上ハジキ省略構造に、閉傘状態維持用の下ハジキを省略
させるスプリングを、開傘状態において上記のような不
安定さを無くし確実に開傘状態を維持するように組合せ
て、上ハジキと下ノ1ジキとを無くし、開閉傘操作が容
易であるのはもとより、丈夫で故障がなく、製造が楽で
安価で提供される、新規な洋傘を得ることにある。
上ハジキ省略構造に、閉傘状態維持用の下ハジキを省略
させるスプリングを、開傘状態において上記のような不
安定さを無くし確実に開傘状態を維持するように組合せ
て、上ハジキと下ノ1ジキとを無くし、開閉傘操作が容
易であるのはもとより、丈夫で故障がなく、製造が楽で
安価で提供される、新規な洋傘を得ることにある。
図示の実施例について、この考案に係る洋傘の構成を説
明すると、図において1は傘柄、2はこの傘柄1の上端
部に固定した上ロクロ、3は傘柄1上に摺動自在に設け
られた下口クロであり、なお傘柄1の下端には手元4を
固着しである。
明すると、図において1は傘柄、2はこの傘柄1の上端
部に固定した上ロクロ、3は傘柄1上に摺動自在に設け
られた下口クロであり、なお傘柄1の下端には手元4を
固着しである。
上ロクロ2に基端で枢支させて親骨5が設けられており
、この親骨5と上記下口クロ3との間には受骨6が、親
骨5と下口クロ3とに両端を枢着して張設されている。
、この親骨5と上記下口クロ3との間には受骨6が、親
骨5と下口クロ3とに両端を枢着して張設されている。
傘布7は、基端を上ロクロ2の上面に臨ませ冠体8で押
え固定し、親骨5に沿わせて設けられ、親骨5に対し適
宜に糸止め7a、7bされている。
え固定し、親骨5に沿わせて設けられ、親骨5に対し適
宜に糸止め7a、7bされている。
下口クロ3は、受骨6端を枢着した本体部から上方向き
に一体突出する筒状部3aと下方向きに一体突出する筒
状部3bとを有するものに形成されており、傘柄1上で
の該下口クロ3の摺動上限位置は第1図に示すように、
上方側の筒状部3aが上ロクロ2の下面に接当して下口
クロ3の上動が規制される位置とされているが、このよ
うに傘柄1上で下口クロ3を最大限に押上げた開傘状態
において受骨6が次のような姿勢をとるように、筒状部
3aの長さが設定されている。
に一体突出する筒状部3aと下方向きに一体突出する筒
状部3bとを有するものに形成されており、傘柄1上で
の該下口クロ3の摺動上限位置は第1図に示すように、
上方側の筒状部3aが上ロクロ2の下面に接当して下口
クロ3の上動が規制される位置とされているが、このよ
うに傘柄1上で下口クロ3を最大限に押上げた開傘状態
において受骨6が次のような姿勢をとるように、筒状部
3aの長さが設定されている。
すなわち同様に第1図に示すように、受骨6の親骨5に
対する枢着点Aと下口クロ3に対する枢着点Bとを結ぶ
直線が、上記枢着点Aを通り傘柄1の軸線に直交する直
線よりも上方側で、傘柄1の軸線と交差し、受骨6が上
記両角線間の角度αだけ、親骨5から傘柄1方向にかけ
て上方向きに傾斜する姿勢をとるように、筒状部3aの
長さ、したがって下口クロ3の摺動上限位置が、設定さ
れているのである。
対する枢着点Aと下口クロ3に対する枢着点Bとを結ぶ
直線が、上記枢着点Aを通り傘柄1の軸線に直交する直
線よりも上方側で、傘柄1の軸線と交差し、受骨6が上
記両角線間の角度αだけ、親骨5から傘柄1方向にかけ
て上方向きに傾斜する姿勢をとるように、筒状部3aの
長さ、したがって下口クロ3の摺動上限位置が、設定さ
れているのである。
そして更に、次のようなスプリング9が設けられている
。
。
すなわち該スプリング9は、図示の場合には引張りコイ
ルスプリングに形成され、一端を受骨6に前記枢着点A
近くで、該受骨6に形成した貫通穴を利用し掛止めされ
ると共に、他端を親骨5に前記枢着点Aよりも該親骨5
先端側で、U字状の溝管に形成されている親骨5の溝内
に臨ませ親骨5両側壁をかしめ止めにより固定して、設
けられている。
ルスプリングに形成され、一端を受骨6に前記枢着点A
近くで、該受骨6に形成した貫通穴を利用し掛止めされ
ると共に、他端を親骨5に前記枢着点Aよりも該親骨5
先端側で、U字状の溝管に形成されている親骨5の溝内
に臨ませ親骨5両側壁をかしめ止めにより固定して、設
けられている。
したがって該スプリング9は、親骨5の上ロクロ2に対
する枢着点Cと前記枢着点Aとを結ぶ直線の枢着点Aよ
りも親骨5先端側の部分と受骨6両端の前記枢着点A、
Bとを結ぶ直線の枢着点B側の部分とがなす角度θ、
つまり親骨5の先端側部分と受骨6との間の夾角θを小
さくする方向に、作用するものとされている。
する枢着点Cと前記枢着点Aとを結ぶ直線の枢着点Aよ
りも親骨5先端側の部分と受骨6両端の前記枢着点A、
Bとを結ぶ直線の枢着点B側の部分とがなす角度θ、
つまり親骨5の先端側部分と受骨6との間の夾角θを小
さくする方向に、作用するものとされている。
この考案に係る洋傘は、上記のように構成されているか
ら、第1図に図示の開傘状態においてスプリング9は、
親骨5の先端が直線B、Aよりも下方に位置し親骨5と
それに沿わせである傘布7とが下方向きに凹状の彎曲形
状をとるように彎曲させる。
ら、第1図に図示の開傘状態においてスプリング9は、
親骨5の先端が直線B、Aよりも下方に位置し親骨5と
それに沿わせである傘布7とが下方向きに凹状の彎曲形
状をとるように彎曲させる。
すなわち同開傘状態において、傘布7が緊張していて張
力を有すればその張力とスプリング9力とによって、ま
た傘布7が張力を有しない程度にまで伸びていればもっ
ばらスプリング9力によって、第1図に図示のような親
骨5及び傘布7の彎曲形状が現出せしめられる。
力を有すればその張力とスプリング9力とによって、ま
た傘布7が張力を有しない程度にまで伸びていればもっ
ばらスプリング9力によって、第1図に図示のような親
骨5及び傘布7の彎曲形状が現出せしめられる。
そして開傘状態で受骨6を介し下口クロ3に及ぼされる
スプリング9力或はスプリング9力と傘布7張力との合
成力Fは、第1図に示すように傘柄1軸線に直交する方
向の分力F1と傘柄1軸線方向に沿う方向の分力F2と
に分解されるが、開傘状態での受骨6姿勢が前記のよう
に設定されているため、分力F2は下口クロ3を押上げ
る方向の力となり、下口クロ3を閉傘方向とは逆方向に
附勢していて、力自体の大きさは小さくとも静力学的に
は開傘状態を維持するのに強力な安定した力である該分
力F2により、開傘状態が確実に維持される。
スプリング9力或はスプリング9力と傘布7張力との合
成力Fは、第1図に示すように傘柄1軸線に直交する方
向の分力F1と傘柄1軸線方向に沿う方向の分力F2と
に分解されるが、開傘状態での受骨6姿勢が前記のよう
に設定されているため、分力F2は下口クロ3を押上げ
る方向の力となり、下口クロ3を閉傘方向とは逆方向に
附勢していて、力自体の大きさは小さくとも静力学的に
は開傘状態を維持するのに強力な安定した力である該分
力F2により、開傘状態が確実に維持される。
なお追い風等で傘があふられたときは、スプリング9が
伸長して傘のあふりを吸収すると共に、該伸長によりス
プリング9力が増して、このときも下口クロ3の下動が
確実に阻止される。
伸長して傘のあふりを吸収すると共に、該伸長によりス
プリング9力が増して、このときも下口クロ3の下動が
確実に阻止される。
スプリング9は、親骨5の先端側部分と受骨6との間の
夾角θを小さくする方向に作用するものとされており、
同夾角θを小さくする親骨5及び受骨6の回動方向は閉
傘方向であるから、第2図に図示の閉傘状態ではスプリ
ング9力によって閉傘状態が維持され、第2図に図示の
状態から手元4を上側とし閉傘状態の洋傘を倒立状態で
携帯したとしても傘骨5,6は開かない。
夾角θを小さくする方向に作用するものとされており、
同夾角θを小さくする親骨5及び受骨6の回動方向は閉
傘方向であるから、第2図に図示の閉傘状態ではスプリ
ング9力によって閉傘状態が維持され、第2図に図示の
状態から手元4を上側とし閉傘状態の洋傘を倒立状態で
携帯したとしても傘骨5,6は開かない。
すなわち、第1図に図示の開傘状態から下口クロ3を傘
柄1上で引下げて閉傘を行なうとき、第3図に図示のよ
うに受骨6が水平姿勢を通り過ぎて閉傘回動せしめられ
ると、スプリング9が下口クロ3を傘柄1上で下動させ
るように作用するに至り、第2図に図示の閉傘状態でも
該スプリング9の力で下口クロ3が下方向きに摺動附勢
されていて、閉傘状態が維持される。
柄1上で引下げて閉傘を行なうとき、第3図に図示のよ
うに受骨6が水平姿勢を通り過ぎて閉傘回動せしめられ
ると、スプリング9が下口クロ3を傘柄1上で下動させ
るように作用するに至り、第2図に図示の閉傘状態でも
該スプリング9の力で下口クロ3が下方向きに摺動附勢
されていて、閉傘状態が維持される。
逆に、第2図に図示の閉傘状態から下口クロ3を傘柄1
上で押上げて開傘を行なうときは、第3図に図示の状態
を経て受骨6が水平姿勢から傘柄1向きに上方傾斜する
姿勢をとり始めた状態からスプリング9が下口クロ3を
傘柄1上で上動させるように作用するに至り、第1図に
図示の状態ではスプリング9力により前記のように開傘
状態が確実維持される。
上で押上げて開傘を行なうときは、第3図に図示の状態
を経て受骨6が水平姿勢から傘柄1向きに上方傾斜する
姿勢をとり始めた状態からスプリング9が下口クロ3を
傘柄1上で上動させるように作用するに至り、第1図に
図示の状態ではスプリング9力により前記のように開傘
状態が確実維持される。
以上のようであるから、この考案係る洋傘は、最初に述
べたような上ハジキと下ハジキとを必要としないのであ
る。
べたような上ハジキと下ハジキとを必要としないのであ
る。
なお親骨5の先端側部分と受骨6との間に設けられるス
プリング9は、全ての親骨5と受骨6との間に設けずと
もよく、開傘状態の維持と閉傘状態の維持とを行なうの
に必要且つ十分な本数、例えば1本或は2本の親骨5と
受骨6との間に設けるのが、洋傘製造上においても使用
時の操作力の点でも有利である。
プリング9は、全ての親骨5と受骨6との間に設けずと
もよく、開傘状態の維持と閉傘状態の維持とを行なうの
に必要且つ十分な本数、例えば1本或は2本の親骨5と
受骨6との間に設けるのが、洋傘製造上においても使用
時の操作力の点でも有利である。
また勿論、この考案に係る洋傘は、図示のような長傘に
限らす折畳洋傘としても実施できる。
限らす折畳洋傘としても実施できる。
以上の説明から明らかなように、この考案の洋傘は、傘
柄1上端部に固定した上ロクロ2に基端で枢支された親
骨5と傘柄1上に摺動自在に設けられた下口クロ3との
間に張設された受骨6が洋傘開傘状態において親骨5か
ら傘柄1方向にかけて上方向きの傾斜姿勢をとるように
、傘柄1上での下口クロ3の摺動上限位置を設定すると
共に、上記した親骨5の先端側部分と受骨6との間の夾
角θを小さくする方向に作用するスプリング9を、該親
骨5の先端側部分と受骨6との間に設けてなる構成で、
開傘状態において例え傘布が張力を有せずとも、上記し
たスプリング9の力で、開傘状態で傘柄1方向にかけて
上方向きの傾斜姿勢をとる受骨6を介して下口クロ3が
上動向きに附勢され、開傘状態が確実に維持されること
とし、また上記のような夾角θを小さくする方向が親骨
5及び受骨6を閉傘回動させる方向であることから、受
骨6が傘柄1方向にかけて下方向きに傾斜し傘柄1にほ
ぼ沿う閉傘状態ではスプリング9力で閉傘状態が確実に
維持されることとして、開閉傘状態を維持するための上
ハジキ及び下ハジキを無くしたものである。
柄1上端部に固定した上ロクロ2に基端で枢支された親
骨5と傘柄1上に摺動自在に設けられた下口クロ3との
間に張設された受骨6が洋傘開傘状態において親骨5か
ら傘柄1方向にかけて上方向きの傾斜姿勢をとるように
、傘柄1上での下口クロ3の摺動上限位置を設定すると
共に、上記した親骨5の先端側部分と受骨6との間の夾
角θを小さくする方向に作用するスプリング9を、該親
骨5の先端側部分と受骨6との間に設けてなる構成で、
開傘状態において例え傘布が張力を有せずとも、上記し
たスプリング9の力で、開傘状態で傘柄1方向にかけて
上方向きの傾斜姿勢をとる受骨6を介して下口クロ3が
上動向きに附勢され、開傘状態が確実に維持されること
とし、また上記のような夾角θを小さくする方向が親骨
5及び受骨6を閉傘回動させる方向であることから、受
骨6が傘柄1方向にかけて下方向きに傾斜し傘柄1にほ
ぼ沿う閉傘状態ではスプリング9力で閉傘状態が確実に
維持されることとして、開閉傘状態を維持するための上
ハジキ及び下ハジキを無くしたものである。
したがってこの考案の洋傘は、上ハジキ及び下ハジキの
みならず、これらのハジキを傘柄内から突出させて下口
クロの係止を行なわせるべく傘柄に設けられる上下の窓
孔をも無くした洋傘とされ、上記窓孔の省略で傘柄、ひ
いては傘の全体が丈夫となって故障が起きないと共に、
両種ハジキとそのための上記窓孔の省略と傘柄内への両
種ハジキの組込み工程の省略とによって製造が楽で安価
に提供され、また勿論、ハジキによる下口クロの係止を
解除する操作が不要となることから操作が容易であるも
のと、なっている。
みならず、これらのハジキを傘柄内から突出させて下口
クロの係止を行なわせるべく傘柄に設けられる上下の窓
孔をも無くした洋傘とされ、上記窓孔の省略で傘柄、ひ
いては傘の全体が丈夫となって故障が起きないと共に、
両種ハジキとそのための上記窓孔の省略と傘柄内への両
種ハジキの組込み工程の省略とによって製造が楽で安価
に提供され、また勿論、ハジキによる下口クロの係止を
解除する操作が不要となることから操作が容易であるも
のと、なっている。
図はこの考案の一実施例を示すもので、第1図は開傘状
態での一部縦断概略正面図、第2図は閉傘状態での一部
縦断概略正面図、第3図は開閉傘中途の状態での一部縦
断概略正面図である。 1・・・・・・傘柄、2・・・・・・上ロクロ、3・・
・・・・下口クロ、3a、3b・・・・・・筒状部、5
・・・・・・親骨、6・・・・・・受骨、9・・・・・
・スプリング。
態での一部縦断概略正面図、第2図は閉傘状態での一部
縦断概略正面図、第3図は開閉傘中途の状態での一部縦
断概略正面図である。 1・・・・・・傘柄、2・・・・・・上ロクロ、3・・
・・・・下口クロ、3a、3b・・・・・・筒状部、5
・・・・・・親骨、6・・・・・・受骨、9・・・・・
・スプリング。
Claims (1)
- 傘柄上端部に固定した上ロクロに基端で枢支された親骨
と傘柄上に摺動自在に設けられた下口クロとの間に張設
された受骨が洋傘開傘状態において親骨から傘柄方向に
かけて上方向きの傾斜姿勢をとるように、傘柄上での下
口クロの摺動上限位置を設定すると共に、上記した親骨
の先端側部分と受骨との間の夾角を小さくする方向に作
用するスプリングを、該親骨の先端側部分と受骨との間
に設けたことを特徴としてなる洋傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981165236U JPS6022806Y2 (ja) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | 洋傘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981165236U JPS6022806Y2 (ja) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | 洋傘 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5870120U JPS5870120U (ja) | 1983-05-12 |
JPS6022806Y2 true JPS6022806Y2 (ja) | 1985-07-08 |
Family
ID=29957442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981165236U Expired JPS6022806Y2 (ja) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | 洋傘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6022806Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5335434A (en) * | 1976-09-13 | 1978-04-01 | Lexicon Corp | Information processor |
-
1981
- 1981-11-05 JP JP1981165236U patent/JPS6022806Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5335434A (en) * | 1976-09-13 | 1978-04-01 | Lexicon Corp | Information processor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5870120U (ja) | 1983-05-12 |
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