JPS60227272A - 用紙給送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真複写機等の画像形成装置、特に用紙の
同一面に多重複写、または両面に複写する形式の画像形
成装置における用紙を往復給送するだめの装置に関する
ものである。

〔従来の技術〕

第５図は従来の一般的な両面電子写真複写機の概要を示
す縦断面図で、矢示方向に回転する感光ドラムｌの周囲
に、感光ドラム１の周面な均一に帯電する帯電器２、光
源３で照らされた原稿Ｏからの反射光像をミラー４・５
、レンズ６、ミラー７を介して感光ドラムｌ上に露光さ
せる光学系、感光ドラムｌ上に形成された静電潜像をト
ナーによって可視像化する現像器８、感光ドラムｌ上の
可視像を、送られてきた用紙Ｐ上に転写する転写帯電器
９、転写後の感光ドラムｌ上に残った潜像を消す除電ラ
ンプ１０、感光ドラムｌ上の残留トナーを除去するクリ
ーナ１１が配設されている。

用紙Ｐは第１給紙手段であるカセッ）１２から給紙ロー
ラ１３およびレジストローラ１４によって、感光ドラム
１上に形成されたトナー画像の位置とのタイミングを取
って１枚ずつ送り出され、転写帯電器９で転写された後
、分離ローラ１５でドラムｌから分離される。

次いで画像を転写された紙Ｐ１は搬送ベルト１６に載っ
て画像定着器１７に送り込まれ、片面複写の場合は搬送
ローラ１８・１９により排紙トレイ２０に排出される。

両面複写の場合は、定着器１７の直後の搬送ローラ１８
の後に配置されたフラップ２１を鎖線爪位置に切替える
もので、定着器１７を出た紙は搬送ローラ１８およびフ
ラップ２１の案内によって第２給紙手段である一時保管
用のトレイ２２に収められる。

上記トレイ２２に片面複写された紙が所要枚数溜まった
ところで、逆転ローラ対２３−２４が回り出し、トレイ
２２内の片面複写済みの紙は１枚ずつ分離されながら逆
方向に送り出され、案内板２５・搬送ローラ２６・２７
・２８および反転案内部２９を経て裏返しとなり、再度
画像形成部すなわち転写帯電器９に送り込まれて裏面に
転写される。

多重複写機の場合は、第２給紙手段から逆行して来た複
写済みの紙を反転させることなく、第１給紙手段と略同
じ位置にある第３の給紙手段で受けて再度画像形成部に
送り込むことによって同一面に重ねて複写する構成であ
り、片面に複写された紙を再度画像形成部に送るために
、紙を逆行させる給送手段は両面複写機の場合と同じで
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の両面複写機および片面多重複写機は、用紙を
画像形成部９から定着部１７を経て第２給紙手段２２に
送る搬送手段１６と、片面複写済みの紙を第２給紙手段
２２から再度複写のため画像形成部９に逆送する搬送手
段２５〜２８とを備えている。すなわちそれぞれ別の機
構で互いに異なる方向に駆動される二つの紙搬送手段を
持っているので、複写機の構造が複雑で機械のコンパク
ト化に不利であり、また高価になる欠点がある。

本発明は、従来の用紙の同一面に多重複写、または両面
に複写する形式の画像形成装置における上記の問題点を
解決する用紙給送装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は用紙の同一面に多重に、または表裏両面に画像
を形成する装置において、画像形成部と画像定着部の間
に用紙給送用無端ベルトを配置し、その無端ベルトの順
行側の面で用紙を画像形成部から定着部を経て第２給紙
手段に送り、無端ベルトの逆行側の面で用紙を第２給紙
手段から画像形成部に送るようにしたものである。

〔実施例〕

第１図は本発明用紙給送装置を適用した両面電子写真複
写機の概要を示す縦断面図で、画像形成部９と画像定着
部１７の間に設けた用紙往復給送用無端ベルト３０を除
く他の部分の構造は、前記第５図のものと同様である。

上記用紙往復給送用無端ベルト３０は、その上面３ＯＡ
を画像形成部９から定着部１７への用紙搬送路に位置さ
せて用紙が載るように、また下面３０Ｂを第２給紙手段
から画像形成部への用紙逆送路に位置させて、案内板２
５および誘導コロ３１に載って移動する用紙に接触する
ように、前後基２個のプーリ３２によって側面略長方形
に張設されている。

ベルトブーりの一つ３２Ａは同軸上に設けた歯車３２Ｂ
（第２図示）を介して駆動源につながっていて、その駆
動プーリ３２Ａを、ベルト３０の上面３０Ａが定着部１
７の方へ、下面３０Ｂが画像形成部９の方へ動くように
回転させる。

用紙逆送案内板２５は第２図のように誘導コロ３１の支
持部材を兼ねている。その誘導コロ３１の取付位置およ
び数は、搬送する用紙の幅と送り長さによって決まるも
のである。

〔作用〕

第１図においてフラップ２１を鎖線水の位置に切替えた
両面複写の場合、第１給紙手段１２から送られて画像形
成部９で複写された用紙はベルト３０の上面３０Ａに載
って定着部１７に送られ、第２給紙手段２２に溜まる。

次いで第２給紙手段２２内の片面に複写された紙は１枚
ずつ機内に送り込まれ、案内板２５・誘導コロ３１上で
ベルト３０の下面３０Ｂとの接触により再び画像形成部
９に送り込まれる。

なお上記用紙の往復給送用無端ベル）３０におけるジャ
ム（紙詰り）処理対策の構造は種々考えられるが、第３
図は複写機本体、の全画像形成手段を含む上半部を、機
体の第１給紙手段１２側に設けた支点軸３３を回転中心
として開くように構成し、さらに無端ベル）３０も同様
に、その片側に設けた適当な支点軸（実施例はプーリ３
２の一つの軸を兼用）を中心として開くようにしたもの
で、ベルト３０の上側および下側でジャムした紙を除去
することができる。

第４図は分離ローラ対２３Φ２４を含む第２給紙手段２
２を、レール３４に案内させて用紙逆送案内板２５およ
び誘導コロ３１もろとも機外に引出せるように構成した
もので、ベル）３０の下側でジャムした紙が案内板２５
に載って出てくる。

ベルト３０の上側でジャムしている紙は機体正面のパネ
ルを開くことにより取出せる。

また図示していないが、機体正面のパネルを開き、用紙
逆送案内板２５並びに誘導コロ３１を下げることにより
、ベルト３０の下側でジャムした紙を取出すようにして
もよい。

以上実施例は両面電子写真複写機について説明したが、
再給紙手段が若干具なるだけで１片面多重複写機その他
の画像形成装置にも同様に実施できるのはもちろんであ
る。

〔発明の効果〕

本発明用紙給送装置は、第１給紙手段１２から送られた
用紙に画像を形成した後その用紙を第２給紙手段２２に
送り、一度画像が形成された用紙を第２給紙手段２２か
ら逆行させて再び画像形成部９に送り、用紙の同一面に
多重に、または表裏両面に画像を形成する装置において
、画像形成部９と画像定着部１７の間に用紙給送用無端
ベルト３０を配置し、その無端ベル）３０の順行側の面
３０Ａで用紙を画像形成部９から定着部１７を経て第２
給紙手段２２に送り、無端ベルト３０の逆行側の面３０
Ｂで用紙を第２給紙手段２２から画像形成部９に送る構
成であるから、一つの紙給送用無端ベルト３０が第２給
紙手段２２から画像形成部９へ紙を逆送するのにも用い
られ、紙逆送のだめの特別の手段およびその駆動系が要
らなｌ、％。

従って従来の搬送方向が異なる二つの搬送手段を備える
のに比べて構造が簡素化され、画像形成装置全体のコン
パクト化およびコストダウンの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した両面電子写真複写機の縦断正
面図、第２図は用紙給送用無端ベルトの斜視図、第３図
・第４図はジャム処理対策を施した本発明による両面電
子写真複写機の縦断正面図、第５図は従来の両面電子写
真複写機の縦断正面図。 １は感光ドラム、９は画像形成部、１２は第１給紙手段
、１７は画像定着部、２２は第２給紙手段、３０は用紙
給送用無端ベルト、３ＯＡはベルトの順行側の面、３０
Ｂはベルトの逆行側の面、０は原稿、Ｐは用紙。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１給紙手段から送られた用紙に画像を形成した
   後その用紙を第２給紙手段に送り、一度画像が形成され
   た用紙を第２給紙手段から逆行させて再び画像形成部に
   送り、用紙の同一面に多重に、または表裏両面に画像を
   形成する装置において、画像形成部と画像定着部の間に
   用紙給送用無端ベルトを配置し、その無端ベルトの順行
   側の面で用紙を画像形成部から定着部を経て第２給紙手
   段に送り、無端ベルトの逆行側の面で用紙を第２給紙手
   段から画像形成部に送ることを特徴とする用紙給送装置
   。