JPS6022726Y2 - 操作盤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多重伝送遠隔制御システムに用いる主操作盤
や副操作盤のような操作盤に関するものである。

本考案の操作盤は、多重伝送遠隔制御システムに使用す
るものである。

この多重伝送遠隔制御システムの概要を説明すると、多
重伝送遠隔制御システムは、２本の信号線２４．２４の
みを介して、複数のスイッチにより複数の負荷２６を開
閉することを目的として開発された電気配線システムの
ことである。

多重伝送遠隔制御システムは基本的には、主操作盤２１
．、副操作盤２２、端末機２３、信号線２４から構成さ
れる。

主操作盤２１は常に副操作盤２２及び端末機２３に電力
を供給すると共に、副操作盤２２の状態を監視し、端末
機２３を制御する。

副操作盤２２は従来のスイッチに対応するものであり、
副操作盤２２前面に設置されたスイッチが押されると、
押されたという事実を電気信号に変換し、主操作盤２１
に伝える。

主操作盤２１は副操作盤２２からの信号を受けとると端
末機２３にその信号を伝送する。

端末機２３はその信号を受は取り、リモコンリレー２５
を制御して負荷２６の開閉を行なう。

そして以上の信号の授受はすべて信号線２４を介して行
なわれる。

多重伝送遠隔制御システムは、各副操作盤２２・・・及
び端末機２３・・・を区別するために、それぞれに、ア
ドレスと呼ばれる番号を割当て、ある副操作盤２２のス
イッチを押すと、その副操作盤２２と同一のアドレスを
有する端末機２３のみが動作するように設計されている
。

そして信号線２４はアドレスの順に時分割に使用される
。

上述の主操作盤２１や副操作盤２２が本考案の操作盤に
相当するもので、本考案は施工の容易化及び輸送、施工
時の機器の損害防止、メインテナンスの容易化を図ると
共に、ノイズによる誤動作を防止することを目的として
提供したものである。

以下本考案の実施例を図面により詳述する。

図中７は内器ブロックで、この内器ブロック７は金属製
のケース４とケース４内に収納する電源部１とマイクロ
コンピュータからなる電子回路を装着したプリント板部
２とから構成している。

ケース４は下箱１５と上蓋１４とから構成し、ケース４
内には電源部１とプリント板部２とを仕切るシールド板
３を有している。

上蓋１４、下箱１５、シールド板３は共に例えば銅や鉄
の金属を使用している。

ケース４の形状は第２図に示すように、電源部１を収納
する所はプリント板部２を収納する所より一段高くなっ
ている。

下箱１５の一側面には電源端子１６に電源コードを接続
するために挿入する挿通孔１７を設けている。

上ｍ１４においては、電源端子１６に電源コードを接続
する際に、ビスで締め付けるためのドライバーを挿通す
る開口孔１８と、信号端子１９に例えばケーブルを接続
するための前記の同様な四角形状の開口孔１８とを夫々
設けている。

更に上蓋１４に、プリント板部２のコネクタ５へ上蓋１
４を取外さずに接続するために、接続コード１０のコネ
クタが入る長大の開口孔６を設けている。

１３は扉ブロックで、この扉ブロック１３は、扉１２と
扉枠９とで構成している。

扉１２は前面に操作スイッチを配置し、裏面は操作スイ
ッチ等の操作スイッチ部１１を保護する保護カバー２７
が突出している。

保護カバー２７には接続コード１０のコネクタが入る大
きさの前記上蓋１４の開口孔６と同様な開口孔２８を穿
設している。

そして扉１２は開閉自在に扉枠９に取着している。

接続コード１０は内器ブロック７と扉ブロック１３とを
電気的に接続するものである。

８はボックスで、このボックス８は前面開口で、開口面
の内方向に前記扉ブロック１３を取着するための取付片
２０を突出せしめている。

更にボックス８の裏板内側面には、内器ブロック７を取
着するためのねじ体２９を突出せしめている。

かくて、ボックス８を操作しやすい適宜の場所設置し、
下箱１５に上蓋１４を取付けた内器ブロック７をねじ体
２９とナツト３０で取着する。

次に扉ブロック１３の扉枠９をボックス８の開口面を覆
うようにして取付け、ねじ体３１をボックス８の取付片
２０に螺着せしめて、扉ブロック１３をボックス８に取
着する。

最後にコード類を接続する。

すなわち、扉１２を開け、接続コード１０のコネクタを
ケース４の開口孔６に挿入し、プリント板部２のコネク
タ５に嵌合するとともに、操作スイッチ部１１の開口孔
２８に挿入しコネクタを嵌合する。

次いで電源端子１６や信号端子１９に電源コードやケー
ブルを接続する場合は、ケース４の開口孔１８からドラ
イバーを挿通して、電源コードやケーブルを接続する。

上述のように本考案は、ボックスと内器ブロックと扉ブ
ロックとで構成したので、ボックスのみ先行取着でき、
また壁面仕上げ後に内器ブロックや扉ブロックを取付け
られるため、高価な機器の損傷防止が行なえることがで
き、ケースの上蓋に開口孔を設けたので、接続コードに
よる電気配線は内器ブロックや扉ブロックを取着した後
にすることができ、そのため、施工自体が大変容易にな
ることやケース内の電源部とプリント板部とをシールド
板で仕切ったことやケースやシールド板を金属製にした
ので、電子回路を装着したプリント板部を外部や電源部
から切離すことがときて完全にシールドすることができ
、外部からや電源部からのノイズの悪影響を受けること
がない利点を有する。

更に、ケースが金属製なので、機械的に電源部やプリン
ト板部を保護する利点を有する。

また、内器ブロックがケースに内蔵されるとともにケー
スが前面開放された箱状のボックスの後壁内周面に突設
されたねじ体に取着され、扉ブロックは扉を開閉自在に
保持する扉枠をボックスの開口周縁に取着することによ
りボックスに取着され、扉の内周面に固定された保護カ
バー内に収納された操作スイッチ部とボックスに取着さ
れた内器フロックとが着脱自在なコネクタを両端に有す
る接続コードを介して電気的に接続されているので、施
工の際ボックスのみをまず壁面に取り付けた後に、内器
ブロックと、扉ブロックとを順次ボックスに固定し、最
後に内器ブロックと操作スイッチ部とを接続コードによ
って接続できるものであり、壁面への取付位置の位置決
めの時にボックスのみで位置決めできるから、重量の大
きい内器ブロックなどを後から取り付けでき、施工が容
易になるという利点を有する。

しかも内器ブロックと操作スイッチ部とがそれぞれケー
スや保護カバ一円に収められたユニット化されているこ
とにより、取り扱いが容易であり、かつ内部機器が露出
しないから、施工中に内部機器が破損することがないと
いう利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は多重伝送遠隔制御システムの概略ブロック図、
第２図は本考案の実施例の内器ブロックの分解斜視図、
第３図は同上の操作盤の分解斜視図であって、１は電源
部、２はプリント板部、３はシールド板、４はケース、
５はコネクタ、６は開口孔、７は内器ブロック、８はボ
ックス、９は扉枠、１０は接続コード、１１は操作スイ
ッチ部、１２は扉、１３は扉ブロック、１４は上蓋であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電源部と電子回路を装着したプリント板部とを金属製の
   シールド板で仕切って金属製のケースに収納しプリント
   板部のコネクタに対応した開口孔をケースの上蓋に複数
   個設けた内器ブロックと、前記内器ブロックを取着する
   一面開口のポックスト、扉枠に内器ブロックのプリント
   板部を開口孔を介して接続コードで接続した操作スイッ
   チ部を有する扉を設は前記ボックスの開口面に取着する
   扉ブロックとを具備し、内器ブロックはケースに内蔵さ
   れるとともにケースが前面開放された箱状のボックスの
   後壁内周面に突設されたねじ体に取着され、扉ブロック
   は扉を開閉自在に保持する扉枠をボックスの開口周縁に
   取着することによりボックスに取着され、扉の内周面に
   固定され保護カバー内に収納された操作スイッチ部とボ
   ックスに取着された内器ブロックとが着脱自在なコネク
   タを両端に有する接続コードを介して電気的に接続され
   て戊る操作盤。