JPS6022646B2 - ホウ化アルミニウムの製造方法 - Google Patents

ホウ化アルミニウムの製造方法

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JPS6022646B2
JPS6022646B2 JP16588079A JP16588079A JPS6022646B2 JP S6022646 B2 JPS6022646 B2 JP S6022646B2 JP 16588079 A JP16588079 A JP 16588079A JP 16588079 A JP16588079 A JP 16588079A JP S6022646 B2 JPS6022646 B2 JP S6022646B2
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JP
Japan
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ribbon
aluminum
boron
producing aluminum
aluminum boride
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Expired
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JP16588079A
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JPS5688821A (en
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正樹 青木
茂 吉田
博司 山添
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、音響材料として音速が大きく、製造が比較的
容易なホゥ化アルミニウムの製造方法に関するものであ
る。
スピーカーやマイクロフオンの振動板は、軽くて弾性率
の大きな材料、すなわち比弾性率(弾性率/密度)の大
きな材料が望まれてきた。
比弾性率が大きいことは、音速が大なることを意味し、
音響材料として非常に有効である。
音響部品として、たとえば、振動板を考えると、従来で
は、紙、樹脂、カーボン繊維が混抄されたもの、アルミ
ニウムやチタン等の金属はく等が使用されてきたが、そ
の昔途は1500〜500仇h/秒と低く、十分なもの
とはいえなかった。また、ホゥ化アルミニウムは、構造
材や振動板として鱗片状にしたものと樹脂とを積層した
複合材として使用されてきたが、複合材であるためホウ
化アルミニウムの持つ音速(1200瓜h/秒)よりも
低い(5000〜800仇h/砂)状態で使用されてい
た。本発明は、従来の音響材料にあった欠点を除去し、
音速の大きな単板のホウ化アルミニウムを製造するのに
適した方法を提供するものである。
以下、本発明の方法について具体的に説明する。まず、
ホウ素とアルミニウムを所定量秤量し、ルッボに投入し
、130000以上の温度でアルゴン中または真空中に
おいて加熱溶解し、次にこの溶解物をアルゴンガスの圧
力で高速回転するロールにふきつけ薄帯とする。
この薄帯は、ほとんどアモルファスとなっている。次に
この薄帯をアルゴン中あるいは還元雰囲気中において5
0000〜90000でアニールしてホウ化アルミニウ
ムとする。さらに詳しくは、実施例で述べる。実施例
1 ホウ素とアルミニウムのモル比が2対1になる組成でこ
れらの原料を50g配合し、次にこれをアルミナルッボ
に投入し、アルゴン雰囲気中で高周波加熱により溶解し
た。
このときの溶液の温度は135000であった。次にこ
の溶解物を石英パイプで吸引し、高周波で加熱しながら
回転しているロールにアルゴンガス圧を利用してふきつ
けた。得られた薄帯は、厚さ40ムm、中4cmであっ
た。次にこの薄帯を中1伽、長さ5伽に切断してから、
500o0でアルゴン雰囲気中において5時間アニール
した。このようにアニールした薄帯は、X線解析の結果
、AIB2とアモルファスの混晶であることが確認され
た。次にこれらのサンプルの密度と弾性率を測定し、こ
れらの値から音速を求めた。ただし・音速CはC;だ雫
匡掌空(ただしE:弾性率(k9/伽2)、p:密度(
g/の)の式から計算で求めた。結果は下表に示す。実
施例 2 ホウ素とアルミニウムのモル比が2対1りなる組成でこ
れらの原料を5腿配合した。
以下実施例1と同様にして薄帯を作製した。次にこの薄
帯を中1の、長さ5肌に切断してから、アルゴン雰囲気
中において700ooで5時間アニールした。このサン
プルをX線解析したところ、AI&とアモルファスの涙
晶であった。次に実施例1と同様にして密度と弾性率を
測定し、音速を求めた。その結果は下表に示す。実施例
3 ホウ素とアルミニウムのモル比が2対1になる組成でこ
れらの原料を5雌配合した。
以下実施例1と同様にして薄帯を作製した。次にこの薄
帯を中1弧、長さ5伽に切断し、それをアルゴン雰囲気
中において900ooで5時間アニールした。このサン
プルをX線解析したところ、ほとんどNB2であった。
次に実施例1と同様にして密度と弾性率を測定し、音速
を求めた。その結果は下表に示す。実施例 4 ホウ素とアルミニウムのモル比が1対1になる組成でこ
れらの原料を5雌配合した。
以下実施例1と同機にして薄帯を作製した。次にこの薄
帯を中1肌、長さ5肌に切断し、それをアルゴン雰囲気
中において700qoで5時間アニールした。このサン
プルをX線解析したところ、NB2とAI、アモルファ
スの混晶であった。次に実施例1と同様にして密度と弾
性率を測定し、音速を求めた。その結果は下表に示す。
実施例 5 ホウ素とアルミニウムのモル比が4対1になる組成でこ
れらの原料を5雌配合し、カーボンルッボに投入して、
高周波加熱により熔解した。
このときの溶液の温度は1800ooであった。以下実
施例1と同様にして薄帯を作製した。次にこの薄帯を中
1伽、長さ5肌に切断し、それをアルゴン雰囲気中にお
いて700千Cで5時間アニールした。このサンプルを
X線解析したところ、山B2とAIB,2の濠晶であっ
た。次に実施例1と同機にして密度と弾性率を測定し、
音速を求めた。その結果は下表に示す。(表) ホウ素とアルミニウムのモル比は、1対1〜4対1が適
当であり、ホウ素とアルミニウムとのモル比の値が1よ
り小さいと、弾性率が低下し、音速が下る。
そのモル比の値が4よりも大きいと、ロール法によって
薄帯を製造するのが困難になる。またアニール温度が5
00q0よりも低いと、ほとんどアモルファスとなり、
弾性率が低く、音速が高くならない。またそれが900
00より高い温度では、アニールにより薄帯が変形して
しまうため、好ましくない。以上述べたように、本発明
は、従来にない音速の遠い音響材料の製造方法というこ
とができ、その実施も容易であるという利点を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ホウ素とアルミニウムの混合物を溶解して、これを
    圧延ロール中に通過させて薄帯にしてから、この薄帯を
    熱処理することを特徴とするホウ化アルミニウムの製造
    方法。 2 ホウ素とアルミニウムとがモル比で1対1〜4対1
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    ホウ化アルミニウムの製造方法。 3 薄帯の熱処理温度が500℃〜900℃の範囲内で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のホ
    ウ化アルミニウムの製造方法。
JP16588079A 1979-12-19 1979-12-19 ホウ化アルミニウムの製造方法 Expired JPS6022646B2 (ja)

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JPS5688821A JPS5688821A (en) 1981-07-18
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JP5829997B2 (ja) * 2012-10-17 2015-12-09 株式会社神戸製鋼所 ボロン含有アルミニウム材およびその製造方法

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JPS5688821A (en) 1981-07-18

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