JPS60226117A - 電解コンデンサ駆動用電解液 - Google Patents

電解コンデンサ駆動用電解液

Info

Publication number
JPS60226117A
JPS60226117A JP8319984A JP8319984A JPS60226117A JP S60226117 A JPS60226117 A JP S60226117A JP 8319984 A JP8319984 A JP 8319984A JP 8319984 A JP8319984 A JP 8319984A JP S60226117 A JPS60226117 A JP S60226117A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene glycol
monoester
acid
diethylene glycol
glycol monoester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8319984A
Other languages
English (en)
Inventor
英夫 清水
博司 堀田
直人 岩野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elna Co Ltd
Original Assignee
Elna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elna Co Ltd filed Critical Elna Co Ltd
Priority to JP8319984A priority Critical patent/JPS60226117A/ja
Publication of JPS60226117A publication Critical patent/JPS60226117A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電解コンデンサ駆動用電解液に関するもので、
電解液の溶媒および溶質量の主としてエステル反応ある
いは縮合反応等の化学平衡反応を利用して含有する水分
(H,O)の調節機能を具備した電解液を提供するもの
である。
〔従来の技術と問題点〕
一般に、弁作用を有する金属の陽極箔と陰極箔との間に
電解紙を介して巻回し、あるいは積層してなる電解コン
デンサ、例ではアルミニウム電解コンデンサの駆動用電
解液としては、エチレングリコールを主溶媒とし、これ
に水(1〜30wt%)を加え、さらに溶質である電解
質としてカルボン酸およびその塩類を溶解したものが多
い。しかしこの種の電解液を使用した電解コンデンサに
おいては、その高温度の使用下において含有する水のた
めに陽極箔あるいは陰極箔が水利劣化を生ずることにな
る。このため水和劣化のため、電解コンデンサの内部に
ガスが発生し、電解コンデンサのケースあるいは封口体
に形成された防爆弁が開弁し、電解コンデンサとしての
機能が果せなくなってしまうものである。また、製造工
程中におけるコンデンサ素子の吸湿による過剰水分も同
様の劣化を促進させる。
〔本発明の改良点と概要〕
しかるに、本発明は上述したような欠点を除去するため
になされたもので、エステル化あるいは縮合化させた電
解液を用い、化学平衡反応を利用しで、含有する水分(
H,O)の調節機能を具備させ、必要以上の含有水の捕
捉、調節を行なうようにしたものである。これにより、
高温度の使用下における陽極箔あるいは陰極箔の水利劣
化を防止し、電解コンデンサの長寿命化および高信頼性
化がはかられると共に、製造工程中における吸湿による
悪影響の低減が可能となるものである。
具体的には電解質としてカルボン酸多価アルコールモノ
エステルまたはその塩類を使用するもので、その反応機
構は次のとおりである。なお、多価アルコール類をAで
示し、カルボン酸およびその塩類の代表例としてその塩
類をBで示す。
A =HO−Rn−OH(多価アルコール類)ここで、
Rm(OH2)、o=1〜10、m=1〜12とする。
するト、カルボン酸多価アルコールモノエステルまたは
その塩類の一般的な生成式は次式で表わすことができる
A−1−B−:HORn 000 Rm−COONH4
+NH4OHそしT1このカルボン酸多価アルコールモ
ノエステルまたはその塩類を電解質としで使用した本発
/ 明に係る電解液では次式のように水分の捕捉反応Rm 
00ONH。
カルボン酸多価アルコールモノエステルまたはその塩類
としては、カルボン酸エチレングリコールモノエステル
、カルボン酸アンモニウムエチレングリフールモノエス
テル、カルボン酸ジエチレングリフールモノエステル、
カルボン酸アンモニウムジエチレングリコール七ジエス
テルがアリ、これらの代表例は次のとおりである。
(1) カルボン酸エチレングリコールモノエステルの
例 ■ アジピン酸エチレングリコールモノエステル ■ スペリン酸エチレングリコールモノエステル ■ アゼライン酸エチレングリコールモノエステル ■ セバシン酸エチレングリコールモノエステル ■ 1.6−ゾカンジカルポ酸エチレングリコールモノ
エステル ■ 1,10−デカンジカルボン酸エチレングリコール
モノエステル (21 カルボン酸アンモニウムエチレングリコールモ
ノエステルの例 ■ アジピン酸アンモニウムエチレングリコールモノエ
ステル ■ スペリン酸アンモニウムエチレングリコールモノエ
ステル ■ アゼライン酸アンモニウムエチレングリコールモノ
エステル ■ セバシン酸アンモニウムエチレングリコールモアエ
ステル ■ 1.6−テカンジカルボン酸アンモニウムエチレン
グリコールモノエステル ■ 1,1o − テカンジカルボン酸アンモニウム再
チレングリコールモジエステル (31 カルボン酸ジニチレングリコール七ジエステル
の例 ■ アジピン酸ジエチレングリコールモノエステル ■ スペリン酸ジエチレングリコールモノエステル ■ アゼライン酸ジエチレングリコールモノエステル ■ セバシン酸ジエチレングリコール七ジエステル ■ 1,6−デカンジカルボン酸ジエチレングリコール
モノエステル ■ 1,10−デカンジカルボン酸ジエチレングリコー
ルモノエステル (41 カルボン酸アンモニウムジエチレングリコール
モノエステル ■ アジピン酸アンモニウムジエチレングリコールモノ
エステル ■ スヘリン酸アンモニウムジエチレンクリコールモノ
 エステル ■ アゼライン酸アンモニウムジエチレングリコールモ
ノエステル ■ セバシン酸アンモニウムジエチレングリコールモノ
エステル。
■ 1,6−ゾカンジカルボ酸アンモニウムジエチレン
グリコール七ジエステル ■ 1,10−デカンジカルボン酸アンモニウムジエチ
レングリコールモノエステル 〔実施例〕 次に、上述したカルボン酸エチレングリコールモノエス
テルあるいはカルボン酸ジエチレングリコール七ジエス
テル等のカルボン酸多価アルコール七ジエステルまたは
その塩類の1種または2種以上の電解質と、エチレング
リコールまたはジエチレングリ1−ル等の多価アルコー
ル類、エチレングリコール七ツメチルエーテル等のグリ
コールエーテル類、ジメチルホルムアミドまたはN−メ
チルピロリドン等のアミン類、あるいはr−ブチロラク
トン等のr−ラクトン類の1種または2種以上からなる
有機極性溶媒とからなる本発明に係る電解液の実施例を
従来例と共に第1表に示す。
電解液の組成はwt%であり、電導度(μS/crn)
は液温か20℃のものである。
第1表 電解液の組織 電解液組成 wL% 20℃の電槽変(μSArn)ア
ジビオ唆アンモつウム 5 □1水 10 2900 エチレングリコール 85 1、6−デカンジカルボン 酸アンモニウム 8 睡2水 □21800 ジエチレングリコール 80 アジビオ陵アンモニウム エチレングリコールモノ 15 エステル 実施例1 2500 エチレングリコール 85 セバシΔ欣アンモニウム エチレングリコールモノ 12 エステル 実施例2 1800 ジエチレングリコール 78 ジメチルホルムアミド 10 1、6−デカンジカルボン 酸アンモニウムエチレン 8 5M3 グリコールモノエステル 1200また、第1
表に示した電解液のうち従来例1、従来例2、実施例1
、実施例2および実施例5の電解液を使用した電解コン
デンサ(定格200■、lOμF)各20個について、
85℃、100.0時間の高温負荷試験を行なったとき
のその結果例を第2表に示す。第2表に示した初期特性
および試験後の特性の各位は電解コンデンサ620個の
平均値である。不良発生数は電解液と陽極箔あるいは陰
極箔との水利反応による内圧上昇によりケースあるいは
封口体が膨張或は、防爆弁が開弁じ、外観不良となった
ものの数のことである。
第2表 特性比較 〔発明の効果〕 第2表から分かるように、従来例では試験後の特性にお
いて容量変化率および損失角の正接の変化が大きく、ま
た外観不良も高率で発生して(・る。
一方、本発明に係る実施例では容量変化率および損失角
の正接の変化も小さく、外観不良も皆無であった。
以上にて述べたように、本発明は電解液の電解またはそ
の塩類を使用したために、含有水の捕捉、調節を行なう
ことができ、高温度における高信頼性の電解コンデンサ
を提供できるものである。
〔発明の実用化範囲〕
なお、本発明に係る電解液の電解質であるカルシボン酸
多価アルコール七ノエスモノまたはその塩類の濃度とし
ては1.0〜30wj%か好ましく、1.0w+%未満
では電解液の比抵抗が犬きくなり使用に供せず、また3
0w+%を越えると耐圧が不充分で実用上適さない。
特許出願人 エルナー株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) カルボン酸エチレングリコールモノエステルあ
    るいはカルボン酸ジエチレングリコールモノエステル等
    のカルボン酸多価アルコール七ジエステルまたはその塩
    類の1種または2種以上と有機極性溶媒とからなる電解
    コンデンサ駆動用電解液。 (2、特許請求の範囲(1)において、カルボン酸エチ
    レングリコールモノエステルまたはその塩類はアシヒン
    酸エチレングリコールモノエステル、スペリン酸エチレ
    ングリコールモノエステル、アゼライン酸エチレングリ
    コールモノエステル、セバシン酸エチレングリコールモ
    ノエステル、1.6−−7’カンジカルボン酸エチレン
    グリコールモノエステル、1.10−デカンジカルボン
    酸エチレングリコールモノエステルまたはその塩類であ
    ることを特徴とした電解コンデンサ駆動用電解液。 (3)特許請求の範囲(1)においで、カルボン酸ジエ
    チレングリコールモノエステルまたはその塩類は、アジ
    ピン酸ジエチレングリコール七ジエステル、スペリン酸
    ジエチレングリコール七ジエステル、アゼライン酸ジエ
    チレングリコール七ジエステル、セバシン酸ジエチレン
    グリコール七ジエステル、1.6−デカンジカルボン酸
    ジエチレングリコールモノエステル、1.10−デカン
    ジカルボン酸ジエチレングリコールモノエステルまたは
    その塩類であることを特徴とした電解コンデンサ駆動用
    電解液。 (4)特許請求の範囲(1)において、カルボン酸多価
    アルコール七ジエステルまたはその塩類の濃度は1.0
    〜30w+%であることを特徴とした電解コンデンサ駆
    動用電解液。 (5)特許請求の範囲(11において、有機極性溶媒は
    エチレングリコールまたはジエチ、/ングリコール等の
    多価アルコール類、エチレングリコールモノメチルエー
    テル等のグリコールエーテル類ジメチルホルムアミドま
    たはN−メチルピロリドシ等のアミン類、T−ブチロラ
    クトン等のr−″jK+qラクトン類の1種または2種
    以上であることを特徴とした電解コンデンサ駆動用電解
    液。
JP8319984A 1984-04-25 1984-04-25 電解コンデンサ駆動用電解液 Pending JPS60226117A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8319984A JPS60226117A (ja) 1984-04-25 1984-04-25 電解コンデンサ駆動用電解液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8319984A JPS60226117A (ja) 1984-04-25 1984-04-25 電解コンデンサ駆動用電解液

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60226117A true JPS60226117A (ja) 1985-11-11

Family

ID=13795652

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8319984A Pending JPS60226117A (ja) 1984-04-25 1984-04-25 電解コンデンサ駆動用電解液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60226117A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042788A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Hitachi Aic Inc 電解コンデンサ用電解液
CN112939773A (zh) * 2021-02-09 2021-06-11 烟台格伦泰诺化工科技有限公司 一种同时含有羟基、酯基的有机盐及制备方法、应用
CN114478252A (zh) * 2020-10-23 2022-05-13 财团法人工业技术研究院 电解液与其所用的化合物以及电容器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521103A (en) * 1975-06-20 1977-01-06 Tokyo Fuainkemikaru Kk Process for making pulp having resistivity against mould
JPS5671921A (en) * 1979-11-16 1981-06-15 Marukon Denshi Kk Electrolyte for electrolytic condenser

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521103A (en) * 1975-06-20 1977-01-06 Tokyo Fuainkemikaru Kk Process for making pulp having resistivity against mould
JPS5671921A (en) * 1979-11-16 1981-06-15 Marukon Denshi Kk Electrolyte for electrolytic condenser

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042788A (ja) * 2005-08-02 2007-02-15 Hitachi Aic Inc 電解コンデンサ用電解液
CN114478252A (zh) * 2020-10-23 2022-05-13 财团法人工业技术研究院 电解液与其所用的化合物以及电容器
US11807601B2 (en) 2020-10-23 2023-11-07 Industrial Technology Research Institute Electrolyte and compound for the electrolyte and capacitor
CN114478252B (zh) * 2020-10-23 2024-07-09 财团法人工业技术研究院 电解液与其所用的化合物以及电容器
CN112939773A (zh) * 2021-02-09 2021-06-11 烟台格伦泰诺化工科技有限公司 一种同时含有羟基、酯基的有机盐及制备方法、应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112582177B (zh) 一种提升铝电解电容器中高压阳极化成箔比容及耐水合性的方法
US6149793A (en) Method and electrolyte for anodizing valve metals
CN112582176B (zh) 一种提升铝电解电容器低压阳极化成箔比容及耐水合性能方法
JPS60226117A (ja) 電解コンデンサ駆動用電解液
US4915861A (en) Liquid electrolyte for use in electrolytic capacitor
JPS62226614A (ja) 電解コンデンサ用電解液
JP3497227B2 (ja) 電解コンデンサの駆動用電解液
JP2910056B2 (ja) 電解コンデンサ駆動用電解液
JP3281945B2 (ja) 電解コンデンサ駆動用電解液
JPS602767B2 (ja) 電解コンデンサ用電解液
JPH02186617A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JPH0342695B2 (ja)
JPS628004B2 (ja)
JP3169970B2 (ja) 電解コンデンサの駆動用電解液
JPH0254513A (ja) 電解コンデンサ用電解液
JP2673438B2 (ja) 電解液
JPS63213918A (ja) 電解コンデンサの駆動用電解液
JP3216493B2 (ja) 電解コンデンサ用電解液
JPH02158117A (ja) 電解コンデンサ用電解液
JPH0244134B2 (ja) Denkaikondensayoaruminiumudenkyokuhakunokaseihoho
JPH05243095A (ja) 電解コンデンサの電解液
JPH0810663B2 (ja) 電解コンデンサ用電解液
JP2000348986A (ja) 電解コンデンサ用電極箔およびその製造方法
JPH0416007B2 (ja)
JP2005333017A (ja) 電解コンデンサ用電解液及び電解コンデンサ