JP2673438B2 - 電解液 - Google Patents

電解液

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    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/056Accumulators with non-aqueous electrolyte characterised by the materials used as electrolytes, e.g. mixed inorganic/organic electrolytes
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は電解液に関するものであり、詳しくは高温下
でも使用できる電解液に関するものである。
(従来の技術) 一般に、二次電池やコンデンサ等には電解液が用いら
れており、たとえばアルミニウム電解コンデンサ等にお
いては、アルミニウム陽極箔及び陰極箔をセパレータを
介して捲回し、電解液を含浸させてコンデンサ素子を構
成せしめている。
従来、かかる電解液には水に電解質を溶解させた水溶
液が用いられていたが、近年になって溶剤として水の代
りにその全部又は一部を有機溶剤を用いて広い温度範囲
にわたって使用可能にしたものが用いられ始めている。
たとえば、アルミニウム電解コンデンサにおいて、エチ
レングリコールやグリセリン等のアルコール系溶剤に電
解質としてホウ酸アンモニウム水溶液を溶解させた電解
液が提案された。また、特開昭50−66760号公報には、
3−メチルペンタン−1,3,5−トリオールをアルミニウ
ム電解コンデンサの駆動用電解液として使用することが
記載されている。
しかしながら、従来の有機溶剤を用いたこの種の電解
液は、溶剤の沸点や誘導率等の物性の点においてなお問
題があり、必ずしも充分に満足できるものでなかった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、安定した電解特性を有し、かつ広い温度範
囲で、特に高温下でも使用できる電解液を提供しようと
するものである。
(b)発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明者は、前記の問題点を解決するために種々研究
を重ねた結果、特定の有機溶剤を用いた電解液によって
その目的を達成することができたものである。
すなわち、本発明の電解液は、電解質と該電解質を溶
解せしめる溶剤としてシス−3,4−ジヒドロキシオキソ
ランを必須成分として含有することを特徴とする電解液
である。
本発明の電解液における電解質としては、電池やコン
デンサ等において通常使用されるような電解質がいずれ
も有効に使用することができ、その電解質としては、た
とえばアンモニウムペンタボレート、アンモニウムテト
ラボレートなどのようなホウ酸アンモニウム;アルカリ
(アンモニウムを含む)と燐酸、シュウ酸、クエン酸、
酒石酸、コハク酸、アジピン酸、酢酸、硝酸、塩酸、重
クロム酸等の種々の酸との塩があげられる。
そして、本発明の電解液は、かかる電解質をシス−3,
4−ジヒドロキシオキソランという特定の溶剤を用いて
溶解させ調製されるものであり、かかる特定の溶剤を用
いた点が本発明の最大の特徴点である。
このシス−3,4−ジヒドロキシオキソランは、メソ−
エリスリトールを分子内環化脱水反応させることによ
り、下記式にしたがって容易に合成することができる。
このシス−3,4−ジヒドロキシオキソランは、2個の
ヒドロキシル基がオキソラン環に対して同時に同方向
(シス構造)にあるために、表1に示したように他の有
機溶剤に較べて著しく高い比誘電率を有し、かつ著しく
高い沸点を有するものである。そして、この高い比誘電
率にもとづいて各種の電解質を溶解させる能力が高く
て、これを溶剤として用いた本発明の電解液は安定した
特性を保持するとともに、その高い沸点にもとづいて広
い温度範囲で使用可能になる、と考えられる。
本発明の電解液は、このように電解質を溶解せしめる
溶剤としてシス−3,4−ジヒドロキシオキソランを使用
するものであるが、このシス−3,4−ジヒドロキシオキ
ソランはこれを単独でその溶剤として用いてもよいし、
これにグリセリンやエチレングリコール等の他の多価ア
ルコールを併用した混合溶剤として使用することもでき
る。混合溶剤として使用する場合の混合比率は、シス−
3,4−ジヒドロキシオキソラン100重量部に対して他の多
価アルコールが1000重量部以下、好ましくは200重量部
以下である。
また、本発明の電解液における電解質の含有量は、溶
剤100重量部に対して、通常0.1〜30重量部の範囲内、好
ましくは0.2〜25重量部の範囲内である。
本発明の電解液は、アルミニウム電解コンデンサをは
じめとする各種の電解コンデンサ用、或いは各種の電池
用の電解液として使用できる。
(実施例等) 以下に実施例、比較例及び実験例をあげてさらに詳述
するが、本発明はこれらの例によって限定されるもので
はない。
実施例1〜2 比較例1〜3 表2に示す各配合組成の種々の電解液を調製し、得ら
れた各電解液の耐電圧及び導電度を測定した。
その結果は表2に示すとおりであった。
表2から明らかなように、シス−3,4−ジヒドロキシ
オキソランを溶剤として用いた実施例1〜2の電解液
は、エチレングリコールを用いた比較例1の電解液と較
べて耐電圧が著しく高い。また、シス−3,4−ジヒドロ
キシオキソランとエチレングリコールとの混合溶剤を用
いた実施例2の電解液は、導電度を著しく低下せしめず
に高い耐電圧を有し、3−メチル−1,3,5−トリオール
系溶剤を用いた比較例3の電解液と較べて導電度に遜色
がなく、耐電圧がむしろ高い。
実験例1 比較例2及び3、並びに実施例1及び2で得られた各
電解液をそれぞれ用いてアルミニウム電解コンデンサを
製造し、得られた各電解コンデンサの試験をした。
すなわち、厚さ80μmの高純度アルミニウム(純度9
9.99%)を陽極として準備し、この陽極の表面を交流電
流による電解エッチングで拡面化処理したのち、その表
面に誘電体酸化被膜を陽極酸化処理により形成させた。
そして、集電用電極として前記の高純度アルミニウムを
対抗配置させて、双方の電極のほぼ中央部に外部引出し
用のアルミニウム製タブをコールドウエルドにより接続
し、マニラ麻繊維混抄のセパレータ紙を介在させて巻回
し、円筒状素子とした。これは定格450WV、100μFのコ
ンデンサ用に相当するものである。
以上のようにして得られた各円筒状素子に、比較例2
及び3、並びに実施例1及び2の各電解液をそれぞれ含
浸させ、−40℃での低温静電容量変化率、及び55℃、45
0WV、1000時間の負荷試験(全数10個に対して)を行な
った。その結果は表3に示すとおりであった。
表3の結果から明らかなように、実施例2の電解液は
低温での静電容量変化が著しく少なく、また55℃,80℃
での負荷試験での故障発生がなく、電解液として優れて
いた。また、シス−3,4−ジヒドロキシオキソランのみ
の場合である実施例1の場合でも、比較例2,3と比較す
ると、80℃での負荷試験での故障発生がなく、高温にお
ける耐久性に優れていることがわかる。
(c)発明の効果 本発明の電解液は安定した電解特性を有し、広い温度
範囲において、特に高温下でも充分に使用できるもので
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電解質と該電解質を溶解せしめる溶剤とし
    てシス−3,4−ジヒドロキシオキソランを必須成分とし
    て含有することを特徴とする電解液。
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