JPS60223549A

JPS60223549A - 二重屋根

Info

Publication number: JPS60223549A
Application number: JP59080598A
Authority: JP
Inventors: 三浦　正夫; 廣澤　宣夫; 田原　新六; 向井　俊男; 岡部　信宣; 松田　武治; 武田　吉伸; 内藤　龍夫; 相場　新之輔
Original assignee: Kajima Corp
Current assignee: Kajima Corp
Priority date: 1984-04-21
Filing date: 1984-04-21
Publication date: 1985-11-08
Anticipated expiration: 2009-09-14
Also published as: JPH0672468B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野１この発明は鉄骨架槽上に構築される二重屋根に関するも
ので、特に屋根からの漏水防止、遮音、吸音等の諸性能
を主目的とした屋根面積の広い大屋根の構築に利用する
。

〔発明の背景および目的〕

屋根については単に雨や雪、風等を防ぐといった基本的
な機能の他、建物の用途によっては外観といったデザイ
ン的な面も重視される場合があシ、歴史的な建物等につ
いては銅板葺きが良く用いられている。

この発明の二重屋根は特に鉄骨架構の大屋根を対象とす
るもので、銅板葺きの外観を有する大規模な屋根につい
て、その下方に設けたプレキャストコンクリート板（以
下、ＰＣ板という）を組み合わせ、漏水事故がなく、構
造的にも安定し、かつｉ工性の良い二重屋根を提供する
ことを目的としている。

〔発明の構成〕

この発明の二重屋根は屋根架構の鉄骨上に架設したＰＣ
板からなる屋根用パネルの上面に防水処理を施すととも
に所定間隔で束を立て、該東上に笠上は鉄骨を設置し、
この笠上は鉄骨上に屋根葺材を＊ｂ付けてなる。屋根用
パネルは軽量でかつ剛性の高いことが望ましく、補強リ
プ等によシ、剛性を高めることができる。また、下、向
きのリプを設け、リプ間に天井用ボードを地組し、天井
工事を同時に行なうようにすることも可能である。さら
に、空気層および天井材上に吸音材を載せる等によシ、
居室、大空間等の室内の吸音性能の調整も可能である。

鉄骨上に架設した各屋根用パネル間は目地詰め等を行な
い、上面にゴムシート、アスファルトシート防水等の防
水処理を施し、防水を浣全にする。

東欧屋根用パネルの上面に突出させた埋め込みボルト等
を利用して取付け、その上に笠上げ鉄骨を取シ付ける。

　、１、屋根葺材としては例えば、木質繊維板、木片セメント
板、木毛セメント板２合板等の芯材の上面に銅板等の金
属板を貼υ付け、下面に補強材を取シ付けたものを使用
し、風圧等に十分対処できるように設計するものとする
。

〔実施例〕

第１図はこの発明の二重屋根の実施例を示したもので、
屋根鉄骨１０上に架設したＰＣ板１上にアスファルト防
水１１等の防水処理を施すとともに、ＰＣＣ１０上面に
来校を立て、笠上げ鉄骨１３を設置し、その上に屋根葺
材を取シ付けである。図中１４は屋根葺材上面の銅板、
１５は木質繊維板、木片セメント板、木毛セメント板１
合板等からなる芯材、１６は補強材としての根太である
。

＃１２図〜ｍ５図はこの発明で使用するＰＣＣ１０一例
を示したもので、下向きのリプ２を有するＰＣＣ１０リ
プ２間に天井ボード３を取シ付けである。″この実施例
においてリプ２ｔｉＰＣ板１の外周部のリプ２ａと中間
のリプ２　ｂ　、２ｃとからなシ、中間のリプ２ｂによ
って区切られゐ各部分に天井ボード３を吊シポルト４に
よって吊シ支持しである。

この例では天井ボード３の上面には音響性能。

断熱性能の要求から断熱吸音材としてのグラスウール等
のインシュレーション材５を堆す付けてあシ、室内空間
の要求性能によシ種々対応できる。これらは補強材を兼
ねた取付金具６およ、び取付金具７，８を介して、吊シ
ポルト４によって吊シ支持されている。なお、吊シボル
ト４は予めＰＣＣ１０下面側に設けたインサート９を利
用して増シ付けることができる。

この二重屋根の構築においては、まず現場あるいは工場
において、ＰＣＣ１０下面のインサート９を利用して吊
シボルト４を取シ付け、予めインシュレーション材５お
よび取付金具６を摩り付けた天井ボード３を取付金具７
，８を介して固定し、一体化する。次に、このようにし
て地組した屋根用パネルユニットをクレーン等の揚重機
械によシ屋根架構上に吊シ上げ、リプ２、部分を屋根架
構の鉄骨１０間に架設し、順次敷き詰めて行く。

第６図は施工の様子を示したもので、ＰＣ板１０鉄骨ｌ
Ｏへの固定は鉄骨ｌＯの上面に突出させた鋼板からなる
ファスナー１７と、ＰＣＣ１０取ル付は九り字状の接合
板１８とをボルト接合して行なっている。

ＰＣＣｌ２Ｏ隙間には目地詰めを行ない、横目地につい
ては上面に絶縁テープを貼シ、縦目地についてはファス
ナーカバー９で前述のファスナー１７部分を被覆してい
る。

次にこのＰＣＣ１０上面に所定間隔で束ｎを立てるとと
もに、ＰＣＣ板上上面プライマー塗シおよびアスファル
トシート防水１１等の防水処理を施す。

次に前述のように束１２上に笠上げ鉄骨１３を取シ付け
、その上に表面に銅板１４を有する屋根葺き材を固定す
ることによシ、二重屋根が完成する。　゛〔発明の効果〕屋根架構上に直接架設したＰＣ板の上面に防水処理を施
すことにより、屋根としての強度および防水機能が確保
され、さらにその上に束および笠上は鉄骨を介して銅板
等を使用した屋根葺材を＊り付けであるため、屋根とし
ての美観にも優れ、また、二重屋根の内部空間は断熱。

防音空間として利用できる。また、ＰＣ板の屋根部分に
ついては、風雨９日光等に直接さらされることがないの
で、維持管理が容易である。

さらに、ＰＣ板を用いた屋根施工によシ、施工の簡略化
、迅速化が図れ、また、上部の屋根葺きも既に架設した
ＰＣ板の屋根上で安全に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の二重屋根の実施例を示す縦断面図、
第２図は天井ボードを一体化し・九ＰＣ板の底面（一部
所面）図、＃１３図はそのＩ−１断面図、第４図はＩ−
１断面図、＃１５図は第４図の詳細を示す部分拡大図、
＃１６図は二重屋根の施工の様子を示す斜視図である。１・・・・・・ＰＣ板、２・・・・・・リプ、３・・・
・・・天井ボード、４・・・・・・吊すボルト、５・・
・・・・インシュレーション材１．６　、７　、８・・
・・・・取付金具、９・・・・・・インサート、１０・
・・・・・屋根鉄骨、１１・・・・・・アスファルト防
水、ν・・・・・・束、１３・・・・・・笠上げ鉄骨、
１４・・・・・・銅板、１５・・・・・・芯材、１６・
・・・・・根太、１７・・・・・・ファスナー、１８・
・・・・・接合板、１９・・・・・・絶縁テープ、加・
・・・・・ファスナーカバー。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　屋根架構上に架設したプレキャストコンクリー
ト板からなる屋根用パネルの上面に防水処理を施すとと
もに所定間隔で束を立て、該東上に立上は鉄骨を設置し
、この立上は鉄骨上に屋根葺材を取シ付けてなることを
特徴とする二重屋根。
（２）　屋根葺材は上面の銅板、ステンレス板、塩ビ被
覆鋼板等の金属板と芯材および補強材とからなる特許請
求の範囲第１項記載の二重屋根。
（３）防水処理はアス万ルト防水処理である特許請求の
範囲第１項または第２項記載の二重屋根。
（４）　屋根用パネルには下向きのリブが設けられ、該
リプ間には天井用ボードが堆シ付けである特許請求の範
囲ｗ４１項、＠２項また拡開３項記載の二重屋根。