JPS60221442A - 帯電防止剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は合成樹脂用の帯電防止剤に関する。

一般に合成樹脂はフィルム、成形品、繊維などの成形材
料として広く用いられている。これらは通常、優れた電
気絶縁性金有している半面、静電気が帯電、蓄積し易く
種々の障害や災害の原因となることがある。例えば周知
の様にプラスチック成形物は静電気帯電にょシ極めて汚
染され易く、汚れが強固に付着して商品価値が著るしく
低下される。また放電火花による可燃性ガスの引火爆発
も大きい問題である。

従って、従来かかる合成高分子材料の静電気帯電を防止
するため数多（の研究がなされていて、種々の帯電防止
剤が開発されている。しかしながら、従来公知の帯電防
止剤は帯電防止効果が充分でなかったシ、あるいは高分
子材料との相溶性が悪く、これら材料の本来有する優れ
た特性を損う結果を生じたシ、いずれも充分に満足され
るものではない。

本発明の目的は、かかる従来の帯電防止剤の有する欠点
を解消することのできる、優れた合成樹脂用帯電防止剤
を提供することにある。

本発明の帯電防止剤は、下記式（Ｉ） 〔上式中Ｒ１は炭素数８〜２２のアルキル基またはアル
ケニル基またはアミド基 を有するアルキル基またはアミド 基を有するアルケニル基、 Ｒは炭素数１へ１８のアルキル基ま たはアルケニル基、 Ａ　は炭素数２へ３のオキシアルキレ ン基、 ｍ、ｎは正の整数であシ、２≦ｍ＋ｎ≦８、 Ｘ　はＣｌ０ａｒ　０Ｈ３ｓｏ４１０Ｈ５０Ｈ２ＢＯ４
＊Ｒ’５Ｏ３（Ｒ５は炭素数１０〜２０のアルキル基あ
るいはアルケニル基） ′０ 又はＲ５ｏ３（Ｒ４は炭素数１ 〜１８のアルキル基あるいはアル ケニル基とある。〕 で示される化合物金主成分とするものである。

従来、カチオン型の界面活性剤全合成樹脂用内部ね多込
み型の帯電防止剤としであるいはその一成分として使用
する技術は特公昭４０−７３６６号、特公昭５４−１４
８０８３号、特公昭４６−５７６６６号名公報において
公知である。特公昭４０−７５６６号公報記載のカチオ
ン型界面活性剤は分子内に１個のＯＨ基を有するもので
ある。後に比較例にも挙げたが、この界面活性剤は帯電
防止能力はあるものの、それはきわめて不十分な帯電防
止能力である。この点で本発明化合物とは異なる。また
、特公昭５４−１４８０８３号公報のものは、帯電防止
剤成分としてＮ−原子にＮ−原子を有し、言いかえると
９累原子上のアルキル基は１つだけである化学構造を有
するカチオン型界面活性剤を使用するというものでがる
が、後に比較例によっても示すが、かかる化学構造の界
面活性剤は帯電防止能を有するが、それはぎわめて不十
分であり、本発明の化合物とは化学構造および効果にお
いて峻別される。さらに特公昭４６−５７６６６号公報
のものは、帯電防止剤成分として分子内に少くとも１０
個以上のオキシエチレン基を有するカチオン型界面活性
剤を使用するというものである。しかし、この化合物も
後に比較例で示す如く、帯電防止能は不十分であり、こ
の点で本発明の化合物とは異なる。このような公知の帯
電防止剤と異なって特定の大きさのポリオキシアルキレ
ン基２個と、２個のある種の有機基金窒素原子上に持ち
少なくとも１つの有機基が長鎖であるという特定の化学
構造の界面活性剤が特別に高い帯電防止能力を有するも
のであることを見出し本発明を完成したものである。本
発明化合物は上記の特公昭４０−７５６６号、特公昭５
４−１４８０８５号、及び特公昭４６−５７６６６号名
公報記載の化合物より帯電防止効果が、著しく高い点で
優れている。

本発明の帯電防止剤に用いられる化合物′は、前記式（
１）において、Ｒ１は炭素数８〜２２のアルキル基また
はアルケニル基またはアミド基を有するアルキル基また
は、アミド基を有するアルケニル基を示し、炭素鎖は直
鎖型でも分岐型でも良い。Ｒは炭素数１〜１８のアルキ
ル基もしくはアルケニル基であシ、直鎖型でも分岐型で
モ良い。また式（Ｉ）において、オキシアルキレン基の
数、即ちｍ−１−ｎは２≦ｍ＋ｎ≦８好ましくは３≦ｍ
　＋ｎ≦８である。ｍ−）−ｎが９以上の整数の場合は
帯電防止効果は著しく低下するので好ましくない。オキ
シアルキレン基は例えばオキシエチレン、オキシプロピ
レン基である。

Ｘ”　ハ陰イオ７を示１．．０１０ａ＋　０ＨｓＥ３０
４＋ＯＨ，ＣｊＨ２８０４，Ｒ１１ＳＯ３（Ｒ５は炭素
数１０へ２０のアルキル基あるいはアルケニル基）又は
Ｒ’（）ｓ　ｏ。

（Ｒ４は炭素数１〜１８のアルキル基あるいはアルケニ
ル基）が耐熱性、帯電防止能の点で良好な結果を与える
。

本発明に係る化合物は合成高分子材料、特にポリオレフ
ィン系樹脂、スチレン系樹脂、ポリ塊化ビニル等に対し
て極めて優れた帯電防止効果を与え、またこれらの材料
との相溶性に優れ、これらの材料が本来有する特性を低
下させることが殆んどない。特に帯電防止効果が優れて
いるために樹脂への適用は極めて少量で済み、従つて樹
脂本来の特性の低下はほぼ皆無とすることができる。

本発明に係る化合物は樹脂に対し通常の方法で容易に適
用することができる。例えば樹脂の押出しもしくは射出
成形等に際して適当量を樹脂中に混練せしめることによ
って適用することができる。

次に実施例により本発明を説明する。

実施例において用いた本発明の化合物を以下に示すが、
本発明はこれらの化合物のみに限定されるものではない
。

（化合物１） （化合物２） Ｈ５ ０Ｈ，５ （化合物５） （化合物４） Ｈ３ （化合物５） （化合物６） １ （化合物７） 実施例１ ポリプロピレン樹脂（宇部ＰＰＪ　１０９Ｇ）１００重
量部に表１に示す帯電防止剤ｔ−０，５〜１．０重量部
添加し、押出機を使用してペレットとした。得られたベ
レットを射出成形機により５ＷＩ１．×２０鵡ｘｓｏｓ
ｉの板状に成形してこれを帯電防止効果測定試料とした
。帯電防止効果測定結果は次の表１の通シであった。

表　１ 号公報記載の化合物 ＊＊＊（比較化合物Ｏ）：特公昭５４−１４８０８５号
公報記載の化合物 表１よシ明らかな如（、本発明化合物は比較化合物ａ、
ｂ、ｏよシ帯電防止効果が優れてい九冥施例２ ＡＢＳ樹脂（東し−トヨラツク１００）１００重量部に
表２に示す帯電防止効果１．０〜２．０重量部添加し、
押出機を使用してペレットとした。

得られたベレットを射出成形機によシ３ＭＸ２０１＋１
Ｘ５（１ｍの板状に成形してこれを帯電防止効果測定試
料とした。帯電防止効果測定結果は次の表２の通りであ
った。

表　２ ＊＊（比較化合物ｄ〕：特公昭４０−７５６６号公報記
載の化合物 表２から明らかな如（本発明の化合物は比較化合物ａ、
ｄより帯電防止効果が優れていた。

実施例５ ポリ塩化ビニル（日本ゼオン−１ｍ１ｇｐ（ｉｓ−１４
５０））１００重量部Ｋ　Ｄ　Ｏ，Ｐ　５０重量部、ス
ズ系安定剤２重量部及び表３に示す帯電防止剤０．５〜
１．０重量部全添加し、１５０℃でロールに”Ｃ１０分
混練し、ブレ、１ｍて１ｍＸ１０ｊｗＸ１０ｍｌの板状
に成形してこれを帯電防止効果測定試料とした。帯電防
止効果測定結果は次の表６の通シであった。

表　５ １ Ｈ２０Ｈ ＊＊（比較化合物ｆ）：％公昭４０−７５６６号公報記
載の化合物 表５から明らかな如く、本発明の化合物は比較化合物ｅ
、ｆよシ帯電防止効果が優れていた。

出願人代理人　古　谷　馨

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　下記一般式 〔上式中Ｒ１は炭素数８〜２２のアルキル基またはアル
   ケニル基またはアミ ド基を有するアルキル基または アミド基を有するアルケニル基、 Ｒ２は炭素数１〜１Ｂのアルキル基 またはアルケニル基、 Ａ　は炭素数２へ５のオキシアルキ レン基、 ｍ、ｎは正の整数であシ、２≦ｍ−）−ｎ≦８゜ Ｘ　は０１０４１０Ｈ，ＳＯ２，ＯＨ，０Ｈ２８０４゜
   Ｒ５８０，（ＲＩｓハ炭素数１０〜２０のアルキル基あ
   るいはアルケニ ル基）又はＲ’−Ｃ）−８０，ＣＲは炭素数１〜１８の
   アルキル基ある いはアルケニル基）である。〕 で示される化合物を主成分とする合成樹脂用帯電防止剤
   。 ２、　ｍ、ｎの和が５≦ｍ＋ｎ≦８である特許請求の範
   囲第１項記載の帯電防止剤。 五　合成樹脂がポリオレフィン系樹脂である特許請求の
   範囲第１項記載の帯電防止剤。 ゛４０合成樹脂がスチレン系樹脂である特許請求の範囲
   第１項記載の帯電防止剤。 ５　合成樹脂がポリ塩化ビニルである特許請求の範囲第
   １項記載の帯電防止剤。