JPS60221349A - 可燃性廃物の処理法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可燃性廃物の処理方法およびロータリーキルン
中でセメントクリンカ−を焼成し、続いてタリン力−を
空気冷却する方法に関し、廃物は別に燃焼させ、これに
よって得られる煙道ガスはその熱をセメント原料粉末に
伝達させる方法に関する。

廃物、即ち都市廃物、工業廃物、その他の廃物の処理に
関する問題が益々生じていることは良く知られている。

現在でも廃物の大部分は土地の埋立に使用され、環境問
題の負たんになっている。

発材料特に都市廃物の選択処理、堆肥化および／または
燃焼の種々な方法が使用され、これによって埋め立て体
積は減少している、しかしながら、これらの方法は費用
がかかり、環境に有害であることがある。焼却のための
従来の方法は多塩素化ジベンゾジオキシンおよびジベン
ゾフランの形成を生せしめる。既知の技術での堆肥化法
によれば重金属を含有する生成物が得られる。

可燃性廃物の処理を市場性を有する製品の製造の組合せ
るための多くの計画がなされて来た。

例えばセメントクリンカーの製造における可燃性廃物の
処理が従来技術にあるが、廃物の少量が含まれているた
けである。

ドイツ特肝第２６２４９７１号には、セメント製造のた
めの燃焼法において、可燃性物質を含有する工業廃物を
使用する方法が教示されており−１この方法では燃焼処
理または分解処理中に生成する廃物の無機成分を吸収す
るような方法で燃焼させられる材料と廃物を接触状態に
している。燃焼させられる材料は、品質上の理由により
廃灰分の限定された量が許容できるたりであるので、使
用できる廃物の鰍に限界がある。

セメントクリンカーの製造は一定の化学組成の生成物を
要求する、これは比較的狭い限界内に保だなけれはなら
ない。燃焼させられる材料の化学組成の変動は、方法お
よび生成物品質の点で非常に限られた程度にのみ許容で
きるにすぎない。廃物の処理に当っては、従ってセメン
ト原料粉末の化学組成は可燃性廃物材料の灰分含有量に
適用されなければならない。広い範囲で変化する灰分含
量を有する廃物材料が含まれているとき、またはセメン
ト原料粉末の化学組成とは非常に異なる化学組成を有す
る廃物材料が含まれているときには、非常に少量の可燃
性廃物材料を使用できるにすぎない。

従来技術の方法において使用しうる可燃性廃物の量は少
な（なったり、大になったり、灰分含有量の不均一性が
大となる。この灰分の化学組成か変動すれはする程、ク
リンカーの組成は所望組成から変差し、望ましからぬ影
響を克服する純粋に正しい材料の入手がむずかしくなる
。

現社まで、使用しつる廃物の範囲は実際にはセメントク
リンカ−ｉ　＋＜ｇについて約００５〜約０、１０　Ｋ
ｇである。

より大量の廃物材料を使用するための計画もなされた。

一つの従来技術の方法によれば、厨芥を幾かの両分に分
け、低灰分および高カロリー価値の両分のみをセメント
クリンカ−を燃焼させるための燃料として使用している
。処理された廃物の灰分含有量の少ないこのため、処理
されなかった廃物を使用する方法と比較したとき、かか
る方法では大量の廃物を使用できる。しかしながら分別
した廃物画分の灰分含有量はクリンカー製造にその大量
を許すには尚大きすきる。更に分別法は費用がかかり、
別の方法で処理しなければならぬ高灰分成分のかなりの
置を生せしめる。

ドイツ公開特許第２７４８５１０号には、セメントの製
造に可燃性成分を含有する廃物材料を使用する方法が教
されており、この方法は廃物材料をガス化させ、か（し
て得られただ〜分解ガスを燃料としてセメントクリンカ
−キルンに利用することからなる。しかしながら、熱分
解中に得られる残存画分はなお可燃性成分を含有する、
従って熱の経済的消費は部分的にすぎない。不均質な廃
物材料の熱分解においては大きな技術的問題に遭遇して
おり、それぞれの方法が実際には汎用されていない。

ドイツ特許第２７０２０４８号には、ロータリーキルの
外の帯域で廃物材料を焼却して可燃性生成物の形のガス
と釜残灰分とを生せしめ、ガス状生成物をセメント製造
モ程で使用する石灰質材料と接触させながらロータリー
キルの排出ガスと共に導入し、少なくとも灰分の一部を
クリンカー中に導入することからなるポルトランドセメ
ントの製造法が教示されている。しかしながら上記ガス
状生成物の熱の大部分は、ガスの温度が比較的低いため
、原料粉末の脱炭酸化に使用できない。このことは効率
を必ず低下させる。これによって実質的な通常の燃料の
節約は達成できない。ロータリーキルンの排出ガスおよ
びその帯域の排出ガスは一緒に排出させるから、それぞ
れ独立に燃、焼工程を制御することができず、従って制
御不可能な操作条件となり、タリン力−の品質に負の効
果をもたらす。

廃物材料の組成によって、方法の不安定性と帯域での比
較的低い焼却温度の結果としてジオキシンおよび／また
はフランを形成することがある。記載されている装置は
汚染物質の別の排出を与えていない。これは揮発性重金
属の放出を生ぜしめる。更に塩素が系中に循環され、焼
却の煙道ガスと接触させられている。かかるガス中のフ
ェノール系化合物の存在は、これが塩素化ジベンゾジオ
キシンおよびジベンゾフランの形成をもたらす。

従うて従来技術の全てが、生成されるクリンカーの量を
基にして少量の廃物しか利用できす、大量の廃物を使用
したとき、セメント製造の服焼法のためには低い焼却温
度のためほんの少しの熱経済利用ができるたけであると
いう欠点を有する。更に毒性有機化合物の形成の危険が
ある。

本発明の目的は、大量の、可燃性廃物材料の生態学的に
不都合でない処理および燃焼のため上記材料の熱経済利
用を可能にするセメントクリンカ−の製造法を提供する
ことにある。

本発明はセメント原料粉末を予備加熱器中で予備加熱お
よび部分的に燃焼し、ロータリー゛キルン中で燃焼させ
、最後にタリン力−を空気冷却してセメントクリンカー
の製造に可燃性廃物を処理方法であって、廃物は別に燃
焼させ、かくして得られた煙道ガスがその熱をセメント
原料粉末に伝達させることからなる方法であってクリン
カー冷却の熱排出空気を廃物焼却に供給し、上記焼却中
に１０００〜１４００℃の温度を有する煙道ガスを生成
させ、これによってセメント原料粉末を燃焼すること、
および廃物焼却のスラグを別に排出することを特徴とす
る。

ここに燃焼なる語はセメント原料粉末の炭酸カルシウム
脱炭酸をして酸化カルシウムおよび二酸化炭素を形成さ
ぜることを意味し、二酸化炭素はガス相中に一体化する
。

本発明により処理される可燃性廃物は、あらゆる種類の
廃物（ドイツ国の内務大臣の協力の下レンデルゲマイシ
ャフト・アプファルによって発行された情報パンフレッ
ト「アブファラーテン」のカテゴＩＪ−Ｉ、Ｉ［および
■）を包含し、これには可燃性画分、特に都市および類
似廃物、特殊工業廃物、農業廃物、下水汚物、自動車細
断廃物のみならず医学および薬学分野からの特殊廃物を
含む。

本発明方法は、嵩高廃品および工業廃物を含む都市廃物
の如き比較的不均質で高い灰分含有量のものを使用する
のか好ましい。

本明細書で使用する予備加熱器には、燃焼装置を有する
かまたは有しない懸垂型予備加熱器、火格子予備加熱器
またはシャフト予備加熱器の如きセメント原料粉末を予
備加熱および燃焼するため当業者に知られている装置を
包含する。

タリンカー燃焼装置とは別である装置においてのみなら
ずタリンカークーラーからの熱排出空気により焼却を行
なうための装置中で廃物を燃焼させるのが特に有利であ
ることが判った。

タリンカークーラーからの熱空気の供給は、比較的少し
過剰の空気で高温で焼却する可能性を提供し、これによ
って特に焼却器から熱煙道ガスを得ることができる。本
発明方法の適用は、１０００〜１４００°Ｃの温度で焼
却器から煙道ガスを回収することができ、り＋ｊンカー
クーラーからの熱空気の供給および焼却器の制御が、好
ましくは１１５０〜１４００′Ｃの温度を有する煙道ガ
スを作るような方法で行なう。焼却をこの温度範囲で行
なうとき、多塩素化炭化水素は形成できず、究極的に廃
物中に存在するジオキシンおよび／フランさえもこれら
の温度で分解する。

焼却器に得ることのできる煙道ガス温度はなかでも本発
明に従って利用するタリンカークーラーの排出空気の温
度によって決る、３００〜８００°Ｃの範囲のこのクー
ラー排出空気の温度が特に有利であることが判った。

焼却は空気過剰で行なわれるから、煙道ガスは、燃焼さ
れる原料粉末の存在下追加燃料を燃焼させるのに利用で
きる非常に高温で酸素をなお含有する。

本発明の方法は、焼却中生成する煙道ガスの温度ができ
る限り高いとき、これが予備加熱器中のセメント原料粉
末の殆んど完全な燃焼のため熱を使用させることができ
るので、特に良く提起された問題を解決する。

全ての場合において、できる限り高い熱煙道ガスが焼却
によって作られるよう性態を払う。

従ってまた燃焼に必要な空気はできる限り高い温度を有
すべきであり、焼却は比較的少ない過剰の空気で生起さ
せるべきである。特にタリンカーロータリーキルンの排
出ガスを用い、廃物の直接または間接予備乾燥すること
は、高い煙道ガス温度に寄与する。

セメント原料粉末を燃焼するためのその熱の経済的利用
および処理する廃物の虚の両方に関して、本発明方法の
効率を最良にするため、廃物の量は焼却から充分な量の
煙道ガスを形成できるよう選択すべきである。

実際には、クリンカ−Ｉ！＜１について廃物Ｉ　Ｋｆｌ
までの特定廃物量を使用できる、これは廃物のカロリー
値によって決る。

予備加熱器を通して焼却器の煙道ガスを引き出すことに
より、それに供給されるセメント原料粉末は燃焼され、
ガスは約８５０℃に冷却される。かく冷却されたガスは
更に予備加熱器中を通って流れ、セメント原料粉末を加
熱する。

入社の廃物を利用するとき、セメント原料粉末の脱炭酸
化に必要な全必要エネルギー量は焼却の煙道ガスの熱に
よって供給することができる。

従ってセメントクリンカ−製造のための普通の燃料の必
要量は、ロータリーセメントキルンの排出端でクリンカ
ーを焼成するのに必要な量に実際的に減少せしめられる
。

従って本発明は乾燥工程を経済的なものにする熱により
操作する従来技術のクリンカー燃焼プラントに比較した
とき約７０％まで通常の燃料の節約を可能にする。

セメント原料粉末に対する排出ガスの量的割合は、通常
のクリンカー燃焼プラントのそれより実質的に高い予備
加熱器で大にする。従って本発明方法によれば、予備加
熱器は従来のクリンカー燃焼プラントの場合におけるよ
り大にしなければならない。

セメント原料粉末に対する排出ガスの増大した量的割合
およびセメント原料粉末の予備加熱に関する排出ガスの
過剰の熱供給は、本発明によれば他の目的のために利用
さえてできる。

例えば換熱器を装置中に組立てもよい。ここでエネルギ
ーは、８００℃未満の温度である予備加熱器のある区域
において、熱が伝達されるキャーリヤー媒体が流れるパ
イプシステムでビルディングによって発生させてもよい
。この追加熱の利用を望まぬときには、ガス温度が８０
０℃未満であるその予備加熱器区域に例えば水を噴霧し
てこのガスの容積を減少させること、および所望される
低温レベルにそれを調整することかできる。

１−こに説明した焼却に関する煙道ガスによるセメント
原料粉末の燃焼（脱炭酸化）は、部分焼結を避けるため
予備加熱器中で、特に予備燃焼器中で必すしも完全にす
る必要はない。原料粉末の脱炭酸はロータリーキルン中
で完了させることができる。

本発明はまた非処理廃物の利用も可能である。

組成および量の変動する廃物を用い、煙道ガスの温度お
よびその運ぶ固体粒子の両者から見て、できる限り均一
な煙道ガスを達成するため、本発明の有利な実施態様は
ロータリーキル中で焼却を行なうことである。後者は他
の燃焼炉よりも良好に焼却の異常な高燃焼温度を処理で
きる。

焼却器は、煙道ガスが予備加熱器の壁および取付物に達
する前に、焼却器からの煙道ガスが予備加熱されたセメ
ント原料粉末と接触状態になるような方法で予備加熱器
、特に予備燃焼器に直接連結するのが好ましい。煙道ガ
スのこの直接移送によって、装置の道管および他の部品
の壁上での凝稲および閉塞が避けられる。

焼却器内の高燃焼温度により、これによって形成される
スラグは、その化学組成によって主として溶融した排出
物となる。これはスラグを均質なものにできる。この溶
融体を水浴中で冷却することにより、その化学組成によ
って多少の差はあれ潜在的水相性を示すガラス状生成物
を形成する。

焼却器内での尚燃焼温度の結果として、非可燃性の潜在
的有害物質は実質的に揮発せしめられ、従って耐浸出性
スラグが形成される、これは何ら危険なりに処理または
利用できる。従って本発明方法は、あったとしても非常
に少ない有害殉質を含有するスラグが生成され、スラグ
はより均質であり、多かれ少なけれ潜在水和性を有し、
これはセメントクリンカー中の成分としてそれを使用で
きるものにすることで、従来の焼岨法よりもすぐれた利
点を示す。さもなくともそれは他で利用でき、或いは市
販できる。

更にそれはセメント原料粉末の製造における５１０２お
よび／またはＡ１□０３としてその組成によってスラグ
の少なくとも成る割合を使用することができる。

本発明による方法を実施するに当っての本質的効果は、
燃焼中焼却器中で蒸発させられる重金属およびそれらの
化合物、二酸化硫黄、塩化物、弗化物等が煙道ガスと共
に運ばれ、セメント原料粉末によって吸収されることに
ある。

従ってこれらの物質の一部はセメントクリンカー中に尋
人され、これによって無害にされる。

他の部分はセメントクリンカ−キルン中で再揮発され、
そのキルンの排出ガスと共に運はれる。

これらの排出ガスの少なくとも一部は冷却し、脱塵ずべ
きである。クリンカーキルン中で揮発せしめられた物質
はこれによって凝縮され、キルンダストによって吸収さ
れ、沈澱器中で分離される。このダストの一部、好まし
くは分離された粗い粒状画分（これは経験によれば有害
物質の低含有敏を示す）はセメント原料粉末と共に再供
給してもよい、しかしながらその部分は系から除去しな
ければならない。排出ガスの残りはあるとすれば予備加
熱器中に送ることができる。

冷却され、沈澱器に運ばれるクリンカーキルンの排出ガ
スのその割合および系から除去されるダストのその割合
を選択することにより、生成するダストの置および上記
ダストの潜在有害物質濃度は一定の限界内で制御できる
。従って従来の焼却と比較して、本発明方法は煙道ガス
スクラビングの必要なしに潜在有害物質の低放出の利点
を有する。更に有害成分の高濃度を有するダストが得ら
れる。従って処理されるべきダストの量は少ない。

系中にもたらされる塩素はダストと共に除去される。従
ってリグニン成分の不完全燃焼によるフェノール性化合
物を含有することのある焼却の煙道ガスは、４００′Ｃ
未満の温度で塩素またはその化合物と接触状態になるこ
とはできない。従って塩素化ジベンゾジオキシンおよび
ジベンゾフランの形成はできない。

クリンカーの製造における通常の燃料の上述したかなり
の節約とは別に、本発明による方法は、クリンカークー
ラーからの排出空気を焼却に使用することから従来技術
によれは必要とされた高価脱塵を省略でき、或いは少な
くとも沈澱器を小さく設計できる。

本発明の別の実施態様は、ガス流の方向に基いて予備加
熱器後の予備加熱カスまたは材料流の一部を排出するこ
と、およびそれをクリンカーキルンに送ることである。

この方法で８００°Ｃ未満の温度で既に揮発する有害物
質含有化合物はクリンカーロータリーキルンに送し、冷
却し、このキルンの排出ガスと共に脱塵することができ
る。タストによって吸収されたか（凝縮した有害成分は
、それと共に排出できる。これを連成するため、予備加
熱器煙道ガスの一部の流れをクリンカーロータリーキル
ン排出ガスと一緒にし、それを−緒に冷却し、脱塵する
こともできる。

本発明の更に別の例ではクリンカーロータリーキルン中
での燃焼のための空気供給を少なくとも部分的に純酸素
の供給または酸素を多く含有した空気の供給によって代
替する。これによってクリンカーキル中の排出ガスの量
は減少する。キルン中のガスの速反はダストが運ばれる
のを少なくし、処理しなけれはならぬダストを少なくす
るように、低下する。排出ガスの引き出しが少なくなる
のでクリンカーキルンの熱損失が少な（なる。クリンカ
ーキルン中での燃焼のため必要な二次空気が少なくなり
、従って焼却のため、従って原料粉末を燃焼するため史
にそしてより熱いクリンカークーラー排出空気の使用を
することができるようにする。

最後に本発明の一興体例は、酸素を供給することによっ
て焼却を促進することにある。このとき焼却は高温で行
なうことができ、その熱は空気での燃焼と比較したとき
、原料粉の燃焼のために良好に利用できる。更に酸素の
供給は焼却の煙道ガスの特定量の減少を生せしめ、一定
煙道ガス流速で、系中で処理すべき廃物の口の増大を生
ぜしめる。

利用しつる廃物材料、その量および供給原料粉末の蓋と
品質とにより、本発明方法は、各ガス流の特別の案内お
よび分岐により最良にする可能性を更に提供する。例え
ばクリンカーロータリーキルンからの排出ガスまたはそ
の一部は廃物材料の予備乾燥に利用してもよい。廃物を
予備乾燥することにより、焼却工程において史に高い燃
焼温度を達成することができる。クリンカーキルンの排
出ガスは第二予備加熱器においてセメント原料粉末を服
焼および予備加熱するために同様に利用できる。これら
のガスの割合は、焼却の煙道ガスが通過する予備加熱器
に送ることもできる。クリンカーロータリーキルンから
の過剰の排出ガスはセメント製造の原材料の乾燥のため
、セントラルヒーティングプラントにおける熱を作るた
め、または電力発生のため利用することもできる。大量
で利用しうる予備加熱器煙道ガスは同様に熱経済目的の
ため使用できる。

本発明方法の特別の例を第１図に示す工程図によって説
明する。

第１図に、クリンカーを燃焼させるためのロータリーキ
ルン（１）、４個のサイクロン（２ｂｌ。

２ｂ２　、２ｂ３　、２ｂ４　）を有するサイクロン懸
垂予備加熱器（２）および予備燃焼器（２ａ）、タリン
カークーラー（４）および廃物のための供給装置（８）
を有する焼却のためのロータリーキルン（５）および補
助バーナー（１８）を示す。

クリンカーキルン（１）はバーナー（６）によって供給
される通常の燃料で操作する。セメント原料粉末は二つ
の最上位置のサイクロン（２ｂｌ　）および（２ｂ２　
）に連結するガス導管により（３）で予備加熱器（２）
に供給する。予備燃焼器（２ａ）は直接焼却器（５）に
接続し、従って焼却器（５）からの煙道ガスはサイクロ
ン（２ｂ３　）から出る予備加熱された原料粉末と直接
接触する。予備燃焼器（２ａ）の断面の収縮部（１５）
は熱原料粉末に対しガス流と共に完全に運ばれるように
とっである。焼却器煙道ガスの熱容量における変動を相
殺するため、予備燃焼器（２Ａ）への直接燃料供給（７
）を設けるとよい。予備燃焼器（２ａ）はその下方部分
で開放しており、それを大気に対し気密にするため、そ
れを水浴（１６）中に開放させ、水浴（１６）中に焼却
器（５）からのスラグが落下し、ドラグチェイン（１７
）によってそこから排出する。

タリンカークーラー（４）からの熱排出空気の一部は導
管（９）によって焼却器（５）中に燃焼空気として通す
。別の部分は導管（１０）によって予備燃焼器（２ａ）
中に直接送る。

予備燃焼器（２ａ）中で実質的に脱炭酸化されたセメン
ト原料粉末はサイクロン（２ｂ４）で沈積し、そこから
導管（１４）によりタリンカーキル（１）中に供給され
る。

クリンカーキルン（１）の排出ガスの少なくとも１部は
、導管（１１）により排出され、図示せぬ装置により冷
却され、脱塵される。タリンカーキル（１）の排出ガス
の別の部分は導管（１２）により予備燃焼器（２ａ）中
に供給してもよく、そして／または他の目的（１３）の
ため利用するために排出してもよい。水噴射（図示せず
）は、サイクロン中で行なってもよ（、或いはそれらが
連結しているサイクロン予備加熱器（２）のガス導管中
で行なってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例を示す工程図である。 １はロータリーキルン、２はサイクロン予備加熱器、２
ａは予備燃焼器、４はタリンカークーラー、５はロータ
リーキルン焼却器、６はバーナー、１６は水浴。 第１頁の続き 優先権主張　［相］１９８４３月２７日［相］西ド［相
］発　明　者　アレクサンダー・グリザール イ゛バＤ　Ｅ）＠Ｐ３４１１１４＆４ ドイツ連邦共和国デー−６５００、マインツーフィンテ
ン、アム、アイスケツラー　２１ 手続補正書 昭和２ρ年に一月Ｑ／日 ２・　影ｌｉ１月／ｌ）１重 可与然）・お息鰐め久ばＬム ３、補正をする者 事件との関係　ｓｖ’ｙ；ｅｔ人 ゲン゛）レクンフト・ミド・ズ躯、レンクヲル・ハフラ
ング４、代理人

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　セメント原料粉末を予備加熱および部分的服焼し、
   ロータリーキルン中で焼成し、続いてクリンカーを空気
   冷却することによるセメントクリンカ−の製造において
   可燃性廃物を処理する方法であって、廃物を別に燃焼さ
   せ、これによって得られた煙道ガスがその熱をセメン）
   　原料粉末に伝達する方法において、クリンカークーラ
   ーの熱排出ψ気を廃物焼却に供給し、焼却中に１０００
   〜１４００　’Ｃの温度を有する煙道ガスを生成させ、
   廃物焼却のスラグを別に排出させることを特徴とする可
   燃性廃物の処理方法。 ２．１１ｊＯ〜１４００℃の温度を有する煙道ガスを生
   成させる特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３　廃物焼却のため取り出されるクリンカークーラーか
   ら排出突気が３００〜８００℃の温度を有する特許請求
   の範囲第１項または第２項記載の方法。 ４、廃物焼却をロータリーキルン中で生起させる特許請
   求の範囲第１項〜第３項の何れか一つに記載の方法。 ５、廃物を前処理することなく焼却する特許請求の範囲
   第１項〜第４項の何れか一つに記載の方法。 ６、　セメントクリンカ−ロータリーキルの排出ガスを
   少なくとも部分的に冷却および除塵し、粉塵の少なくと
   も一部を系に戻さない特許請求の範囲第１項〜第５項の
   何れか一つに記載の方法。 ７、−セメントタリンカーロータリーキルンの排出ガス
   の一部をセメント原料粉末またはセメント製造のための
   添加剤を乾燥するため；セメント原料粉末を服焼するた
   め；および／または他の目的に利用する特許請求の範囲
   第１項〜第６項の何れか一つに記載の方法。 ８、熱を、８００℃未満の温度範囲で焼するため使用し
   、および他の目的に利用するガスから間接的にとり出す
   特許請求の範囲第１項〜第７項（７）何れか一つに記載
   の方法。 ９、４００〜８００°Ｃの温度範囲で服焼するため使用
   するガス中に水を噴霧する特許請求の範囲第１項〜第７
   項の何れか一つに記載の方法。 １０、廃物焼却のスラグを水浴中に溶融流として排出す
   る特許請求の範囲第１項〜第９項の何れか一つに記載の
   方法。 １１、廃物焼却中に生成するスラグをセメント製造のた
   めの石膏およびポルトランドセメントクリンカ−と共に
   粉砕する特許請求の範囲第１項〜第１０項の何れか一つ
   に記載の方法。 １２　セメントクリンカ−ロータリーキルンの排出ガス
   の一部を廃物の予備乾燥に使用する特許請求の範囲第１
   項〜第１１項の何れか一つに記載の方法。 １３、セメントタリンカーロータリーキルンの排出ガス
   の一部を廃物焼却のたの燻焼空気を間接的に加熱するた
   め利用する特許請求の範囲第１項〜第１２項の何れか一
   つに記載の方法。 １４、セメントタリンカーロータリーキルンの排出ガス
   の一部を、例えばセントラルヒーティングプラントにお
   ける熱を作るため、または電力発生のためエネルギー変
   換に利用する特許請求の範囲第１項〜第１３項の何れか
   一つに記載の方法。 １５　予備加熱器内の、またはガス流の方向に基いて予
   備加熱器後のガスまたは材料の流れの一部を系から排出
   し、セメントタリンカーロータリーキルンに運ぶ特許請
   求の範囲第１項〜第１４項の何れか一つに記載の方法。 １６、予備加熱器の煙道ガスの一部をセメントクリンー
   カーロータリーキルンの排出ガスと一緒にし、−緒に冷
   却し、脱塵する特許請求の範囲第１項〜第１４項の何れ
   か一つに記載の方法。 １７、セメントクリンカーロータリーキルン中での燃焼
   を、酸素含量を多くした空気または少なくとも部分的に
   酸素を供給することによって行なう特許請求の範囲第１
   項〜第１６項の４＝Ｉれか一つに記載の方法。 １８、廃物の燃焼を酸素の供給によって促進させる特許
   請求の範囲第１項〜第１７項の何れか一つに記載の方法
   。