JPS6022034Y2 - 布巻ロ−ル - Google Patents

布巻ロ−ル

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Publication number
JPS6022034Y2
JPS6022034Y2 JP999980U JP999980U JPS6022034Y2 JP S6022034 Y2 JPS6022034 Y2 JP S6022034Y2 JP 999980 U JP999980 U JP 999980U JP 999980 U JP999980 U JP 999980U JP S6022034 Y2 JPS6022034 Y2 JP S6022034Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cloth
roll
slit
pipe
wound
Prior art date
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Expired
Application number
JP999980U
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English (en)
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JPS56112167U (ja
Inventor
康夫 桑原
Original Assignee
津田駒工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 津田駒工業株式会社 filed Critical 津田駒工業株式会社
Priority to JP999980U priority Critical patent/JPS6022034Y2/ja
Publication of JPS56112167U publication Critical patent/JPS56112167U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えばタオル等の製織された布を巻取るため
に用いられろ布巻ロールに関するものである。
一般にタオルは一定の幅(例えば浴出タオルにあっては
約30cm)を数幅を同時に織り、織機上で所定長に切
断した後布巻ロールに巻取られていく。
そして、所定の長さ分が布巻ロールに巻きついたら、こ
のロール状の布を布巻ロールから抜いてやり、爾後の縫
製工程にもっていき布の耳をかがるといった作業を行な
うものである。
従って布は巻かれた状態即ちロール状で布巻ロールから
抜いてやる必要がある。
そこで従来は、布巻ロールの表面の軸方向に凹溝を形威
し、布端をこの凹溝に挿入し、その上から溝木を嵌め込
んでやり、爾後織機の運転に伴い製織された布を布巻ロ
ールに巻き取っていた。
そして布巻ロールに巻かれたロール状の布を布巻ロール
から抜く場合には、先ず溝木を引き抜いてやり、その後
ロール状の布を布巻ロールから引き抜いていた。
ところで、布巻ロールに巻かれたロール状の布は布巻ロ
ールに巻かれる際に締めつけられているので、布を引抜
こうとすると、布巻ロールに軸方向の抵抗力が生じ、こ
れに抗して布を引抜くと布の特に中心部が崩れだし、巻
き形状を崩さずしかも布に傷つけることなく布巻ロール
から抜きとることは不可能に近かった。
また布巻ロールを棒状の軸とこれを被覆するスリットを
有した溝金とから構威し、軸を回転駆動して溝金に布を
まく形式のものも知られている。
しかしこのものは、布が巻かれるにしたがって溝金が軸
に対して締め付けられるので、巻きあがった後で布を円
滑に引抜くことはやはり難しい。
また溝金はただ軸に嵌挿されているだけなので、軸を回
転駆動した場合に溝金が必ずしもこれに同期して回転し
て、そのうえに布が整然と巻き付けられるという保証が
ない。
この考案は上記した従来の布巻ロールを欠点に鑑み提案
されたもので、布巻ロールを巻取られた布を簡単かつ容
易にしかも布に傷をつけることなく抜きとることができ
、しかも布が布巻ロールの回転駆動に確実に同期して回
転する様な布巻ロールを提供することを目的とする。
即ちこの考案の要旨とするところは、布巻ロール本体表
面の軸方向に凹溝を穿削形成し、軸方向にスリットが形
成された弾性構造を有し、かつこのスリットが布巻中に
最も閉じた状態における内径が布巻ロール本体の外径よ
り大なるロールパイプをそのスリットが凹溝に対応する
ようにして布巻ロール本体に被覆挿通し、上記スリット
及び凹溝には布端を該スリットと凹溝に挿入した後に満
水たるスリットパーを嵌め込むものである。
以下添付の図面に基づいて更に詳細にこの考案について
説明する。
第1図A、 B、 Cはこの考案の布巻ロールに用いる
ロール本体1、ロールパイプ3、及びスリットパー5を
夫々示したものである。
例えば木又は金属等の材料からなる布巻ロール本体1は
、その表面の所定位置に軸方向に連続した凹溝10が穿
削形成されており、更に両端面には使用時において布巻
ロールを回転させるための回転支軸11が設けられてい
る。
次にロールパイプ3は軸方向に連続したスリット30が
透通形成された横断面がC字状をした管状をしている。
このロールパイプ3の長さは上記ロール本体1と略同寸
法をしており、またその内径は上記スリットが布巻中に
最も閉じた状態の布巻ロール本体より大径となっている
このロールパイプ3の材料としては、例えば塩化ビニー
ルや鉄等の上記スリット30の開口幅を自由に調節でき
るような弾性構造を有する材料が用いられる。
更にスリットパー5は上記ロールパイプ3に形成された
スリット30の自然状態における開口寸法より若干小さ
めの断面方形をした棒状態である。
以下上記布巻ロール1、ロールパイプ3及びスリットパ
ー5を互いに組み付けて使用する場合について説明する
まず、第2図に示す様に布巻ロール本体1に形成された
凹溝10とロールパイプのスリット30が対応する様に
、布巻ロール本体1をロールパイプ3内に挿通する。
次に第3図に示す様に布巻ロールに巻きつけるべく製織
された布Cの端部を上記ロールパイプ3のスリット30
と布巻ロール本体1の凹溝10に入れ、スリットパー5
をこの布C端部の上から布Cを押える様にして布巻ロー
ル本体1の凹溝10及びロールパイプ3のスリット30
に嵌め込んでやる。
そうすれば、織機が稼動して布巻ロール本体1が回転す
ると製織された布Cは第4図に示すようにロールパイプ
にどんどん巻きついてゆく。
尚、スリットパー5が布巻ロール本体1の凹溝10とロ
ールパイプのスリット30とにまたがって挿着されてい
るのでロールパイプ3と布巻ロール本体との間に間隙が
残されていても布巻ロールのみが空回りすることはない
この様に布Cがロールパイプ3に巻き付いていくに従っ
て、布Cの巻付張力によりロールパイプ3は徐々の締め
付けられロールパイプ3のスリット30の開口幅は狭く
なりその結果ロールパイプ3の径が小さくなってゆく。
そして最終的にはスリット30内に挿着されたスリット
パー5はこのスリットの両側面で固く挾持される格好と
なる。
尚、この様にロールパイプ3に布Cが巻き付いていって
スリットの開口幅がどんどん小さくなっていっても、ス
リットパー5がスリット内に挟持されているのでスリッ
トパー5の幅よりスリット30の開口幅が小さくなるこ
とはな(、従って、それ以上布Cがロールパイプに巻き
付いてもロールパイプの径はそれ以上小さくはならない
このロールパイプ3に布Cが巻き付いていってロールパ
イプの径がスリットパーを挾んで最も小さくなった場合
にも、ロールパイプの内径寸法は布巻ロール本体1の外
径寸法より大である様に設定しておいてやる。
この様にして、布Cが所定長製織されてロールパイプ3
に巻き付いた場合には、ロールパイプ3からロール状の
布Cを取り外すのであるが、この場合まず布巻ロール本
体1をロールパイプ3内から引抜いてやる。
このロールパイプ3の内径寸法は、ロールパイプ上に布
が巻き付けられて径寸法が小さくなっているが、この状
態においても前記した様に布巻ロール本体1の外径寸法
よりも大であり、ロールパイプ3と布巻ロール本体1の
間に隙間が残されていることから、容易に布巻ロール本
体1をロールパイプ3内から引抜くことができる。
次に第5図A、 Bに示す様にロールパイプ3のスリッ
トに固く挾持されているスリットパー5をA方向にた)
き落してやる。
この時スリットパー5の動きは布巻ロールの半径方向内
側を向いており軸方向を向いていないので、布の巻状態
には全熱影響を与えない。
そうすると第6図に示す様にロールパイプ3にスリット
30が復活する。
ロールパイプ3に布Cが巻付いている時、ロールパイプ
にはロール状の布Cにより締付力が作用しているのでス
リットパー5を取外すと、第7図Aに示す状態になる。
この時、ロールパイプ3に近い何層かの布Cはロールパ
イプと共にちぢむ。
しかし、この状態での締付力は、従来の場合に比べ非常
に小さく、ロール状の布Cは第5図Bに示した矢印B方
向への移動が容易となり、その結果ロール状の布Cをロ
ールパイプ3から容易に抜き出してやることができる。
更に、第7図Bに示すようにロールパイプ3の径をせば
めてやるとロールパイプ3と布Cとの間に間隙が形成さ
れ、布Cをロールパイプから容易に抜きとることができ
る。
このような、布巻ロールを得たことにより、製織された
布のロールパイプへの巻付張力に関係なく容易かつ無理
な(ロール状の布Cからロールパイプを抜きとることが
できる。
従って従来のように布巻ロールに巻き付いたロール状の
布を布巻ロールから抜き取る際に布を傷つけるといった
不都合も無くなる。
即ちこの意味ではスリットパーは一種の布巻中のパイプ
径縮小制約手段として機能するのである。
更に布巻ロールを布巻ロール本体とロールパイプとから
構成すると両者間の回転同期が問題となるが、この考案
によればスリットバーによる錠止効果により、両者は完
全に同期して回転する。
即ちこの意味ではスリットバーで一種の相対回転錠止手
段として機能するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図A、 B、 Cはこの考案の布巻ロールに用いら
れる部品を示した説明図、第2図、第3図、第4図、第
5図、第6図、第7図は、この考案の布巻ロールの使用
説明図である。 1・・・・・・布巻ロール本体、3・・・・・・ロール
パイプ、5・・・・・・スリットパー 10・・・・・
・凹溝、30・・・・・・スリット、C・・・・・・布

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 周面において軸方向に凹溝10が形威された布巻ロール
    本体1と、 軸方向に連続したスリット30が形威された弾性構造を
    有しかつ上記スリットが布巻中に最も閉じた状態におけ
    る内径が上記布巻ロール本体の外径より大であるロール
    パイプ3と、 前記凹溝及びスリットに嵌め込み可能なスリットパー5
    とからなり、 上記ロールパイプ内に布巻ロール本体に形威された凹溝
    とロールパイプに形威されたスリットが対応するように
    位置関係で布巻ロール本体が抜出し可能に挿入されてお
    り、更に該凹溝と前記スリットバーが嵌め込まれて布端
    を保持している事を特徴とする布巻ロール。
JP999980U 1980-01-29 1980-01-29 布巻ロ−ル Expired JPS6022034Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP999980U JPS6022034Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29 布巻ロ−ル

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JP999980U JPS6022034Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29 布巻ロ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56112167U JPS56112167U (ja) 1981-08-29
JPS6022034Y2 true JPS6022034Y2 (ja) 1985-07-01

Family

ID=29606628

Family Applications (1)

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JP999980U Expired JPS6022034Y2 (ja) 1980-01-29 1980-01-29 布巻ロ−ル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102689820A (zh) * 2011-03-25 2012-09-26 齐齐哈尔轨道交通装备有限责任公司 卷纸筒和卷纸装置

Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3334370A1 (de) * 1983-09-23 1985-04-11 Kolb & Schüle AG, 7312 Kirchheim Einrichtung zum wickeln von flaechigen stoff- oder folienbahnen
JP6401014B2 (ja) * 2014-10-30 2018-10-03 日本バイリーン株式会社 カートリッジフィルタ
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Publication number Publication date
JPS56112167U (ja) 1981-08-29

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