JPS6022025B2 - 接着剤の調製方法 - Google Patents

接着剤の調製方法

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JPS6022025B2
JPS6022025B2 JP4919881A JP4919881A JPS6022025B2 JP S6022025 B2 JPS6022025 B2 JP S6022025B2 JP 4919881 A JP4919881 A JP 4919881A JP 4919881 A JP4919881 A JP 4919881A JP S6022025 B2 JPS6022025 B2 JP S6022025B2
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JP
Japan
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weight
adhesive
acetal
pvb
temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP4919881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57164178A (en
Inventor
拓治 西沢
実 稲村
里志 小材
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリビニルブチラールとフェノール樹脂とを
主成分とするプリント配線基板用に適した接着剤の調製
方法に関するものである。
従来から、熱可塑性樹脂であるポリビニルブチラール(
以下PVBと略記する)と熱硬化性樹脂であるフェノー
ル樹脂(以下FENOLと略記する)とから成る接着剤
がプリント配線基板に用いられることは知られている。
しかし、これらの接着剤は、接着強度の一層の向上のた
めに、例えばPVBの重合度の高いものや、特殊なFE
NOLを用いるなどの方法が提案されている。しかし、
これらの方法は樹脂の性質を改善することにのみ着目し
ているため、接着剤を製造する方法を複雑化するだけで
あり、溶解方法等の本質的検討がなされないままになっ
ている。本発明者は、寒冷時にPVBを溶解して得たP
VB−FENOL接着剤は、肉眼では透明にも拘らず、
接着強度が上らないケースが多発したので、この欠点を
解決すべく鋭意研究し、本発明を完成した。すなわち、
本発明はPVBとFENOLとからなる接着剤を製造す
る際に、PVBを溶剤中に温度40〜6000で加熱溶
解し、これを40oo未満に冷却した後、FENOLを
添加することを特徴とする接着強度にすぐれた接着剤の
調製方法である。以下さらに本発明を詳しく説明する。
本発明においてPVBとは平均重合度1500〜300
0のPVB、またアセトンアセタールとブチルアセター
ルとの混合アセタールであり、特に後者の混合アセター
ルは、アセタール成分とブチルアセタール部分との割合
が重量比で3:7〜7:3で、しかもビニルアルコール
部分が14〜21重量%、ビニルアセテート部分が3重
量%以下であるものが好ましい。次に、混合ポリビニル
アセタールの各部分の求め方について説明する。混合ポ
リビニルアセタールは次式に示す如くビニルアセタール
部分xとピニルアルコール部分yとビニルアセテート部
分zとよりなるがポリビニルアセタールのビニルアセテ
ート部分は強いアルカリ溶液を用いて加水分解し、残存
するアルカリを酸により逆滴定することにより、全試料
中の〔 〕z部分の重量、すなわちの重量%として計算
して求 められる。
また、ビニルアルコール部分はビリジン・無酢酸混液に
よりアセチル化し、未反応の酢酸をアルカリで滴定し、
〔 〕y部分の重量、すなわちの重量%として計算して
求められる。
ビニルアセタール部分の重量〔 〕x%は〔 〕x=1
00一(〔 〕y+〔 〕2として求められ、またアセ
トアセタール部分( )aとプチルァセタ−ル部分(
)bとの重量比は赤外分光光度計を用いて定量すること
ができる。また残存ビニルアセテート部分が少し、程、
熱安定性がよく、3重量%以下、好ましくは2重量%以
下である。
したがって原料として市販の完全ケン化ポリビニルアル
コールを使用すれば必然的に好ましい範囲のポリビニル
アセタールが得られる。本発明において用いるPVBは
平均重合度1500〜3000のものであるが、重合度
が1500未満のものは、溶解温度の接着強度への影響
が少なく、また、3000をこえるものは溶液粘度が高
くなり実用的ではない。
本発明においてPVBの溶解温度は40〜60℃が好適
であり、40℃禾満では溶解後援着剤とした場合に充分
な塗膜物性と接着強度が得られず、また60℃をこえる
と溶剤が揮発し、実用的価値が低下するので好ましくな
い。以上説明したように、本発明はPVBとFENOL
とから接着剤を製造する際に、平均重合度1500〜3
000であるPVBを温度40〜60午0に加熱溶解し
、しかるのちこれにFENOLを混合するプリント配線
基板用の接着強度のすぐれた接着剤の調製方法である。
以下実施例をあげてさらに本発明を詳しく説明する。
実施例 混合アセタールの製造 1その麓梓機付ガラス製フラスコにメタノール400夕
、35%塩酸5夕を仕込み、次いで、重合度2450の
完全ケン化ポリビニルアルコールを縄拝しながら82タ
添加した。
次いでこれにアセトアルデヒド30夕、ブチルアルデヒ
ド28タ添加し温度60℃で6時間反応させた。反応終
了後冷却し、苛性ソーダの10%水溶液を20タ添加し
中和した。
これを水により析出させ、水洗乾燥させた。
生成物はエタノールとトルェンの重量割合で1:1の混
合液に溶解し5%溶液とした。その粘度は温度20℃で
16的psであった。またその組成はビニルアセテート
1.5重量%、ビニルアルコール16重量%であり、混
合ァセタール中のアセトアセタールとブチルアセタール
との割合は重量比50:50であった。この混合アセタ
ールをメチルエチルケトンとメタノールとの重量比で1
:1として溶液に対し、14重量%を所定の温度に保持
しながら溶解し、.その溶液をガラス坂上に塗布、乾燥
し膜厚が0.02凧のPVBフィィルムを作成し、幅2
仇助長さ5仇舷の塗膜物性測定用試料を作成した。
引張り試験機にて、引張り速度2仇枕/min(230
0×50%RH陣温室内)で塗膜物性を測定した。その
結果を第1表に示す。
第1表 接着剤の製造 次に、メチルエチルケトンとメタノールとの割合を重量
で1:1としたもの61.7重量部、混合アセタール6
.3重量部、群栄化学■商品名「AP−106」(フェ
ノール樹脂60%溶液)7.値重量部の割合となるよう
に、まず混合アセタールを所定の温度に保持しながら溶
剤に溶解した後、これを冷却し20℃とし前記フェノー
ル樹脂溶液を混合した。
次にこの樹脂溶液をガラスに塗布し温度105℃で1び
分間乾燥し塗膜物性側試料を作成した。また、鋼箔にこ
の樹旨溶液を0.02〜0.03脚の厚さに塗布し常温
で10分間乾燥した。この接着剤を塗布した鋼箔より2
0×5仇舷の2枚の接着剤付銅箔を切りとり、この2枚
の接着剤付鋼箔の塗布面同志を20×20帆、以下の条
件で熱接着して試験片とした。ハクリ強度試験はヒート
シール条件を温度160qo、プレス圧力10k9/肌
及び30k9/弧、5秒間とし、引張速度及びチャート
速度をそれぞれ20肌/minとし、23℃×50%R
Hの恒温室で行った。尚、ハクリ強度はプレス注力10
k9/めで1.0k9/2&枕以上であることが望まし
い。第2表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリビニルブチラールとフエノール樹脂とからなる
    接着剤を製造する際に、ポリビニルブチラールを溶剤中
    に温度40〜60℃で加熱溶解し、これを40℃未満に
    冷却した後、フエノール樹脂を添加することを特徴とす
    る接着強度にすぐれた接着剤の調製方法。
JP4919881A 1981-04-01 1981-04-01 接着剤の調製方法 Expired JPS6022025B2 (ja)

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CN108440693B (zh) * 2018-04-19 2020-11-06 怀集县怀德新材料有限公司 一种高熔融指数树脂及其制备方法

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