JPS60219256A - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリエステル樹脂組成物に関するものである。

詳しくは耐衝撃性および耐加水分解性にすぐれ、電気・
電子部品、自動車部品、その他の工業材料として用いて
有用なポリエステル樹脂組成物に関するものである。

〔従来の技術〕

ポリエステル樹脂とアクリル系ゴムからなる耐衝撃性が
改良された組成物は知られているが（％開昭！コー７ｔ
、ｏ４ｔｔｔ）、高温高温下加水分解を受けて機械的性
質が低下する傾向はポリエステル樹脂そのものよシ大き
い。

〔発明の目的〕

本発明者らは上記欠点を改善すべく鋭意研究を重ねた結
果、ポリエステル樹脂にアクリル゛糸ゴムとともにハロ
ゲン不含のエポキシ樹脂を配合するときは、耐衝撃性お
よび耐加水分解性がともにすぐれたポリエステル樹脂組
成物を得ることができることを知得して本発明を完成し
た。

〔発明の構成〕

本発明の要旨は熱可塑性ポリエステル樹脂。

アクリル系ゴムおよびハロゲン不含のエポキシ化合物か
らなるポリエステル樹脂組成物に存する。

本発明で使用する熱可塑性ポリエステルは。

テレフタル酸またはそのジアルキルエステルと脂肪族グ
リコール類との重縮合反応によって得られるポリアルキ
レンテレフタレートまたはこれを主体とする共重合体で
あ）、代表的なものとしては、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートなどがあげられる。

上記脂肪族グリコール類としては、エチレングリコール
、プルピレングリコール、テトシメチレングリコール、
ヘキサメチレングリコールなどがあげられるが、これら
脂肪族グリコール類と共に他のジオール＠または多価ア
ルコール類１例えば脂肪族グリプール類に対して３０重
量−以下のシクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジ
メタツール、キシリレングリコール。

コ、コービス（４ｔ−ヒドロキシフェニル）プロノくン
、λ、２−ビス（クーヒドロキシ−３，オージブロムフ
ェニル）プロパン、２．コーピス（４ｔ−ヒドロキシエ
ト曳ジフェニル）プロパン、１２１＋２−ビス（４ｔ−
ヒドロキシエトキシ−３，オージブロムフェニル）フロ
ノ（ン、グリセリン、ペンタエリスリトールなどを混合
して用いてもよい。

れらのアルキルエステル、例えばテレフタル酸またはそ
のジアルキルエステルに対して３０重量−以下の７タル
酸、イソフタル酸、す７タリンジカルボン酸、ジンエニ
ルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメシン
酸、トリメリット酸、それらのアルキルエステルなどを
混合して用いてもよい。

アクリル系ゴムは、アクリル酸エステルの重合またはそ
れを主体とする共重合によシ得られるゴム状弾性体でア
少１代表的なものとしては。

ブチルアクリレートのようなアクリル酸エステルと、少
量のブチレンジアクリレートのような架橋性モノマーを
重合させて得た重合体に、メチルメタクリレートのよう
なグラフト重合性モノマーをグランド重合させて得たゴ
ム状の重合体があげられる。

上記アクリル酸エステルとしては、ブチルアクリレート
の他に、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プ
ロピルアクリレート、ヘキシルアクリレート、コーエチ
ルへキシルアクリレートなどがあげられる。また、架橋
性モノマーとしては、ブチレンジアクリレートの他に。

ブチレンジメタクリレート、トリメチロールプ四パント
リメタクリレートのようなポリオールとアクリル酸また
はメタクリル酸のエステル類。

ジビニルベンゼン、ビニルアクリレート、ビニルメタク
リレートのようなビニル化合物、アリルアクリレート、
アリルメタクリレート、ジアリルマレート、ジアリルフ
マレート、ジアリルイタコネート、モノアリルマレート
、モノアリルフマレート、トリアリルシアヌレートのよ
りなアリル化合物などがあげられる。

また、上記グラフト重合性モノマーとしては。

メチルメタクリレートの他に、エナルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、コー
エチルへキシルメタクリレート、ラウリルメタクリレ−
Ｙのようなメタクリル酸エステル、スチレン、アクリル
ニトリルナどがあげられる。

このグラフト重合性モノ！−は、その一部を化合物、　
ｊ、４１−エポキシシクロヘキシルメチル−ｊ、ｇ−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート、３．ｙ−エポ
キシ−４−メチルシクロヘキシルメチル−３，クーエポ
キシ−ｇ−メチルシクロヘキサンカルボキシレート、　
、２．ｊ−エポキシシクロヘキシルメチル−３μｍエポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート、４ｔ−（ｊ、ｇ
−エポキシ−！−メチルシクロヘキシル）ブチル−３゜
グーエポキシシクロヘキサンカルボキシレート。

３．４を一エポキシシクロヘキシルエチレンオキサイト
、シクロヘキシルメチ／Ｌ／−３，４（−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート、３．クーエポキシ−ｇ−
メチルシクロヘキシルメチル−６−メチルシクロヘキサ
ンカルボキシレート、ビニルシクロヘキセンオキシド、
ビス（３，ｇ−エポキシシクロヘキシルメチル）アジペ
ート、ビス（３，ａ−エポキシ−乙−メチルシクロヘキ
シル、メチル）アジペート、Ｊ−（３β−エポキシシク
ロへキシル−！、！−スピロー３．ターエポキシ）シク
ロヘキサン−メタジオキサンのような脂環上記アクリル
酸エステルと架橋性モノマーとを重合させて重合体を製
造する際に使用して共重合させることもできる。

上記したようなアクリル系ゴムは、例えば。

鐘淵化学■製、カネエースＦＭ、日立化成■製。

パイタックスＶ−Ａ’ｌＯ／、三菱しイヨン■製メタブ
レンＷ−３００％同Ｗ−４３０，ローム・アンド・ハー
ス社製、アクリｐイドＫＭ−３２３゜同ＫＭ−３３ｏ（
これらは、商標）などとしても市販されている。

ハロゲンを含有し７ない（ハロゲン不含）エポキシ化合
物としては、アリルグリシジルエーテル、エチレングリ
コールのビスエポキシジシクロペンタジェニルエーテル
、エポキシ化大豆油。

エポキシ化亜麻仁油、ブタジエンジエボキサイド、オク
チルエボキシタレート、エポキシ化ポリブタジェンのよ
うな脂肪族エポキシ化合物。

ビスフェノールＡジグリシジルエーテル、テトランエニ
ルエチレンエボキサイド、７タル酸のジグリシジルエス
テルのような芳香族エポキシ式エポキシ化合物などがあ
げられる。

熱可塑性ポリエステル樹脂とアクリル系ゴムの割合は、
タタ、オニ〇、！〜グθ：、６０重量比。

好ましくは２Ｆニア〜２０：３θ、よシ好ましくはり２
：！〜ｒｏ　：　、ｚｏである。アクリル系ゴムがあま
りに少ないと耐衝撃性のすぐれた組成物が得られない、
逆にあまシに多いと引張強度、曲げ強度などの機械的性
質が低下するようになる。

エポキシ化合物の量は、熱可塑性ポリエステル樹脂とア
クリル系ゴムの合計量忙対して、０．０　／〜！重量％
、好ましくは０．０２〜−２Ｍｔチである。あまシに少
ないと効果が期待できなくなる。逆にあまシに多すと着
色が起るよ５になる。

本発明においては、上記したアクリル系ゴムおよびエポ
キシ化合物とともに、カルボジイミる ド化合物を加えるとよシすぐれた効果を得すことができ
る。

カルボジイミド化合物は、例えばイソシアネート化合物
から加熱脱炭酸することによって製造されるものであシ
、具体例としては。

ジトリルカルボジイミド、ジトリルカルボジイミド、ジ
（プロピルフェニル）カルボジイミド、ジ（ブチルフェ
ニル）カルボジイミド。

シナ７テルカルボジイミド、ビス（ジグロピルフェニル
）カルボジイミド、ポリフェニレンカルボジイミド、ポ
リトリレンカルボジイミド。

ポリ（ン°ロピル７ユニレン）カルボジイミド。

ポリ（ジグロピルフェニレン）カルボジイミド、ポリ（
ジフェニルメタン）カルボジイミド、ポリナフチレンカ
ルボジイミドなどがあげられる、カルボジイミド化合物
の量は熱可塑性ポリエステル樹脂上アクリル系ゴムの合
計量に対して。

０．０７〜！重量％、好ましくは０．０２〜２重量％で
ある。

あまシに少ないと効果が小さい、逆にあまシに多いと機
械的性質に悪影響を及ぼすようになる。

前述した組成物の配合方法としてはドライブレンドする
方法、該トライブレンド物を押出機を用いて溶融混合し
て押し出しペレット化する方法、ペンタエリスリトール
のエステルおよび／またはエポキシ化合物を多量に含有
するマスターベレットを調製し、これと稀釈用ベレット
とを混合する方法などの周知の方法を採用することがで
きる。

本発明のポリエステル樹脂組成物には、ガラス繊維、炭
素繊維のような補強剤、シリカ、アルミナ、シリカアル
ミナ、シリカマグネシア。

炭酸カルシウム、石膏、粘土類のような充填剤、ハロゲ
ン含有芳香族化合物、ハロゲンを含有するアクリル系樹
脂、またはポリカーボネート樹脂などのハロゲン含有樹
脂のような難燃剤、三酸化アンチモンのような難燃助剤
、その他周知の添加剤を含有させてもよい。

〔実施例〕

以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本
発明はその要旨をとえない阻シ以下の実施例に限定され
るものではなり０ なお、実施例中Ｕ部」は「重量部」を示す。

なお、引張強度はＡＳＴＭ　Ｄｄｏｔに従って。

また、アイゾツト衝撃強度はＡＳＴＭ　Ｄ、２．＃ｌＣ
従って測定した値を示す。

実施例／〜コおよび比較例／〜λ 極限粘度／、／　Ｏｄｉ／　ｆのポリプチレンテレンタ
レートとブチルアクリレートご２．３部、ブチレンジア
クリレート０．３部部およびジアリルマレ−）　０．３
６部を重合させて得た共重合体に、メチルメタクリレー
ト３ｏ１ｆｌｌをグランド重合させて得たアクリル系ゴ
ム、ガラス繊維（旭ファイバーグラス■製、ＯＦ３Ｑｊ
ＭＡ幻１）、およびビスフェノールＡ−ジグリシジルエ
ーテル（アデカ・アーガス化学■製、商標、マーク、Ｋ
Ｐ　−７２）の混合物、またはこれにビス（ジインプロ
ピルフェニル）カルボジイミドを混合した混合物を調製
し、グＯ闘２押出機を用いてコオθ℃で溶融混練して押
し出しペレット化した。

このベレットを３．２オンス射出成形機（′Ｆ３本製鋼
所■製、Ｎ　−１００Ｂ　ＩＩＶ型）とＡｓＴＭで規定
する試験片成形用金型を用い、樹脂温度２６ｒ℃、金型
温度？θ℃、射出時間１０秒。

冷却時間２０秒で射出成形を行なった。

得られた成形品を、蒸気滅菌器（谷ロ科学■製、５−９
０′Ｎ型）を用いて７２０℃加圧スチーム下、加水分解
テストを行ない、成形直後の成形品と、２０時間テスト
後の成形品について。

引張強度およびアイゾツト衝撃強度を測定した。

結果は下記第７表に示す通シであった。　、なお、比較
のためエポキシ化合物を配合しなかった場合の結果を併
記する。

実施例３〜４ｔおよび比較例３〜ク ガラス繊維を使用しな１他は実施例／〜−におけると同
様に操作を行なって下記ｇｌ！λ表に示す結果を得た。

ただし、加水分解テストは？θ℃、ＲＨ／θＯチで２！
θ時間行なった。

実施例！およびｔ 実施例／におけるビスフェノールＡ−ジクリシジルエー
テルの代シに、アリルグリシジルエーテル（大阪曹達■
製、商標、ネオアリルＧ）０．１部（実施例り、マたは
３．クーエポキシシクロへキシル−３１、４／−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレート（ユニオンカーバイ
ド社製。

商標、Ｆ！ＲＬグ２２／　）０．４部（実施例６）を用
いて下記第３表に示す結果を得た。

第３表 〔発明の効果〕 本発明のポリエステル樹脂組成物は、射出成形、押出成
形、圧縮成形、吹込成形などの種々の成形方法によって
、立体成形品、シート、チューブ、モノフィラメントな
どの各種形状の成形品とすることができ、耐加水分解性
が改善されているので、電気電子部品、自動車部品、そ
の他工業用の材料として価値が大きい。

出　願　人　三菱化成工業株式会社 代　理　人　弁理士　良否用　− （ほか７名） 第１頁の続き ■Ｉｎｔ、Ｃ１，４識別記号　庁内整理番号手続補正書
（自発） 昭和３？年ｊ月７日 ♂／−ρ７６’−７ど／ ／　事件の表示　昭和ｊり年弘月／を日提出の喝許願（
０３）λ　発明の名称　ポリエステル樹脂組成物３　補
正をする者 事件との関係　広原り人 （ｊ９ｔ）三菱化成工業株式会社 ≠代理人〒１００ 東京都千代田区丸の内二丁目３１ｆ２号三菱化成工業株
式会社内 ｊ　補正の対象　明細書の発明の詳細な説明の榴ｔ　補
正の内容 （１）明細書第７頁第１行目〜第ざ頁末性までを上記ア
クリル酸エステルと架橋性モノマーとを重合させて重合
体を製造する際に使用して弁型することもできる。

巳したようなアクリル系ゴムは、例えば、鐘淵化学■製
、カネエースＦＭ、日立化成■製、パイタックスＶ−１
１Ｉ−０／、三菱レイヨン■製メタブレンＷ−３００１
同Ｗ−６３０、ローム・アンド・ハース社製、アクリロ
イドＫＭ−３，２３、同ＫＭ−３３０（これらは、商標
）などとしても　７市販されている。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱可塑性ポリエステル樹脂、アクリル糸ゴムおよ
   びハロゲン不含のエポキシ化合物からなるポリエステル
   樹脂組成物。
2. （２）熱可塑性ポリエステル樹脂とアクリル系ゴムとの
   割合がタタ、！　：　０，２〜４ｔｏ：６ｏｚ量比であ
   る特許請求の範囲第１項記載のポリエステル樹脂組成物
   。
3. （３）ハロゲン不含エポキシ樹脂の量が、熱可塑性ポリ
   エステル樹脂とアクリル系ゴムの合計ｆＫ対し、θ、θ
   ／〜！重量％である特許請求の範囲第７項または第一項
   記載のポリエステル樹脂組成物。