JPS6021909A - 制電性合成繊維 - Google Patents

制電性合成繊維

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JPS6021909A
JPS6021909A JP13007383A JP13007383A JPS6021909A JP S6021909 A JPS6021909 A JP S6021909A JP 13007383 A JP13007383 A JP 13007383A JP 13007383 A JP13007383 A JP 13007383A JP S6021909 A JPS6021909 A JP S6021909A
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JP
Japan
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fiber
component
block copolymer
polyalkylene oxide
antistatic
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JP13007383A
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English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Takashi Ikeda
隆 池田
Yoshihiro Kan
冠 喜博
Fumio Matsuoka
文夫 松岡
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、制電性合成繊維に関するものである。
ポリエステル、ポリアミドなどの合成繊維製品の静電気
障害を抑制するには、ポリアルキレンオキシド系化合物
の導入が有効なことは周知のとおりである。特に、ポリ
アルキレンオキシド成分とポリエステルあるいはポリア
ミド成分とからなるブロックコポリマーを配合する方法
は、耐久性のある制電性糸を得るのに最適であるとされ
ている。
しかし、iff!常のブレンド法で該プロンクコポリマ
ーを導入する場合には、ポリアルキレンオキシド成分が
繊維分子中に拘束されやすく、モビリティが低下し、制
電効果が発現し難い。
この問題を避けるべく1例えば特公昭57−4724号
公報には、ポリアルキレンオキシド含有ブロックコポリ
マーを繊維軸方向に沿ってすし状に分散させてなる繊維
が提案されている。しかしながらこのようにしてもポリ
アルキレンオキシド成分のモビリティ低下防止には十分
でなく、冬期におけるような低湿度下では静電気障害が
発生しやすい。
一方、ポリアルキレンオキシド成分含有ブロックコポリ
マーを芯成分とし1通常の重合体をさや成分とする複合
繊維も提案されているが、制電剤が内部にあり、また制
電剤と重合体の接触面積が小さいためか、やはり制電効
果が十分でない。
本発明者らは2上記−のごとき欠点を解消した制電性合
成繊維を提供すべく種々検゛討した結果、ポリアルキレ
ンオキシド成分含有ブロックコポリマーを繊維中に放射
状の帯が形成されるように配置させることによって、優
れた制電性を有する繊維となることを知り1本発明に到
達した。
すなわち9本発明は繊維形成性重合体(A)とポリアル
キレンオキシド成分含有ブロックコポリマーCB)とか
らなる繊維であって、 〔B〕が繊維0横断面において
放射状に配された帯状をなしかつ繊維軸方向に連続して
いることを特徴とする制電性合成繊維を要旨とするもの
である。
本発明の繊維が良好な制電効果を有する理由は(B)成
分が繊維中に放射状に帯状をなして局在し、しかも(A
)成分との接触面積が大きいことにあると考えられる。
本発明において、繊維形成性重合体(A)としはポリエ
チレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリ−p−エチレンオキシベンゾエート、ポリ−1,4
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレートなど及びこれらを主成分
とするポリエステル、ナイロン6、ナイロン12.ナイ
ロン46.ナイロン66、ナイロン610など及びこれ
らを主成分とするポリアミド、ポリエチレン、ポリプロ
ピレンなど及びこれらを主成分とするポリオレフィンな
どの溶融紡糸可能な重合体が代表的なものであるが、溶
液紡糸又はエマルジョン紡糸可能な重合体でもよい。
次に1本発明におけるポリアルキレンオキシド成分含有
プロンクコポリマーとは、ポリエチどンオキシド、ポリ
プロピレンオキシド、エチレンオキシド−プロピレンオ
キシドコポリマーなどのポリアルキレンオキシド類を一
部分とするプロ・7クコ、ポリマーを意味する。好まし
く用いられるのはアジピン酸、セバシン酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
、ナフタル酸などのジカルボン酸成分、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、
1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1
.4−シク、ロヘキサンジメタノール。
キシリレングリコールなどのジオ゛−ル成分、ピバリン
酸、ε−オキシカプロン酸、p−β゛−ヒドロキシエト
キシ安息香酸のごときオキシ酸成分、ピバロラクトン、
カプロラクトンのごときラクトン類、エチレンジアミン
、テトラメチレンジアミンへキサメチレンジアミン、フ
ェニレンジアミン。
キシリレンジアミン、 N、N’−ビス(アミノ−n 
−プロピル)ピペラジン、ビス(p−アミノシクロヘキ
シル)メタンなどのジアミン成分、アミノカプロン酸、
アミノラウリン酸などのアミノカルボン酸成分、カプロ
ラクタム、ラウリンラクタムなどのラクタム類を適宜組
み合わせてポリエステル。
ポリアミド又はポリエステルアミドを合成する際に、末
端にヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキシルカ
ルボニル基、アミノ基などのエステル又はアミド形成性
官能基を有するポリアルキレンオキシド類を添加共重合
して得られるブロックコポリマーである。この際、ポリ
アルキレンオキシドとしてビスフェノールA、ビスフェ
ノールSのごときビスフェノール類にアルキレンオキシ
ドを付加させて得た化合物を用いると、耐熱性及び制電
性が向上する効果があり、また5−アルカリメタル(N
a又はK)スルホイソフタル酸やN、N’−ビス(アミ
/−n−プロピル)ピペラジンのような親水性成分を共
重合させたり、イオン性の有機もしくは無機の化合物を
添加したりすると、ブロックコポリマーの制電活性を高
める点で有用である。
そして、ポリアルキレンオキシドはその分子量が400
〜20,000.好ましくは800〜10,000の、
ものがよく、プロ、クコポリマー中の含量は10〜90
重量%、好ましくは20〜80重量%がよい。
(A)とCB)とは通常、繊維′のフィブリル化を防ぐ
ため、親和性に冨む組み合わせ2例えばポリエステルと
ブロックポリエーテルエステル、ポリアミドとブロック
ポリエーテルアミド、5−アルカリメタルスルホイソフ
タル酸成分共重合ポリエステルとブロックポリエステル
アミドというような組み合わせとされるが、繊維の使用
目的によっては積極的にフィブリル化させるべく、親和
性の乏しい組み合わせとすることも°可能である。
本発明の繊維は、第1図〜第4図にその横断面の例を模
式的に示すように、 〔B〕が放射状に配された帯状を
なし、この形状が繊維軸方向に連続した構造を有するの
である。この際、制電効果。
製糸性、糸質物性などを考えると、帯の数は3〜50、
好ましくは5〜30がよ<、(B:lの導入量は0.5
〜30重量%、好ましくは1〜20重量%がよい。
また、帯の部分は必ずしもCB)単独である必要はなく
、制電効果を減じない程度に他の重合体成分が含まれて
いてもよく、この場合、帯の部分のCB)の濃度が30
重量%以上、好ましくは50重量%以上となるようにす
ることが望ましい。
本発明のような形態を有する繊維は、第5図に示しbよ
うな紡糸口金装置によって得ることができる。図中1は
(A)成分の導入孔、2はCB)成分の導入孔、3は中
間プレート、4は下部プレート 5は紡糸孔を示す。C
B)成分の導入孔2は、中間プレート3において第6図
の平面図に示゛すように帯の数に対応した数が配置され
ている。
そして、導入孔2の配置、数、紡糸孔の形状。
(A)、CB)の融液(溶液)の粘度差などによって第
1図〜第4図に示すような形状とすることができる。な
お、繊維の耐光性や耐薬品性が強く要求される場合には
、〔B〕が繊維表面部に露出しないようにすることが望
ましい。
本発明の繊維は1重合体(A)とプロ・ツクコポリマー
(B)とが特殊な形態となるように複合された繊維であ
るが、このような複合物を一部分として他の重合体成分
とバイメタル状、芯さや休。
海島状などに複合されてなる繊維も本発明の範囲に含ま
れることはいうまでもない。また、H燃剤。
耐熱剤、耐光剤、つや消し剤2着色剤などを含んでいて
もよいことはもちろんである。
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
が、制電性の測定は2京大化研弐ロータリースタチック
テスターを用い、20℃、40%RHの雰囲気中、綿布
を摩擦体として、摩擦帯電圧と電荷半減期をめる方法で
行ったものである。なお実施例中「部」とは重量部を示
す。
実施例1 テレフタル酸1モルとエチレングリコール1.2モルの
エステル化物60部及び両末端がヒドロキシル基のポリ
エチレンオキシド(平均分子量3,000 )40部を
アンチモン触媒を用いて常法により重縮合してブロック
コポリマー〔BI3を得た。
〔ト〕をエクストルーダーで270°Cで溶融し別のエ
クストルーダーで通常のポリエチレンテレフタレート(
A+ )を285℃で溶融し、複合紡糸装置に導いて、
第2図のような断面形状となるように((A+ )と〔
BI3の重量比は92:8゜〔BI3の帯の数は12)
 、 280″Cの温度で紡出させ、 1,500 m
/minで巻き取った。
次いで、温度90℃9倍率3.2倍で延伸し、150℃
でヒートセントして75d/36f 、強度4.7g/
d+伸度34.8%の延伸糸を得た。糸切れなどの士う
フ゛ルは発生せず、製糸性は良好であった。
上記の延伸糸を40g/rdの密度で筒編後、精1し、
青色分散染料を含む浴中で130°C140分間の条件
で染色した。得られた染色布の摩擦帯電圧とその半減期
はそれぞれ900■及び9秒を示し、この性能はホーム
ランドリーを30回繰り返しても低下しなっかた。
比較例1 実施例1に準じて、溶融された(A+)とCB+ )と
を静的混合素子8個を有する混合紡糸口金装置に導き、
静的混合後、300メツシユの金網を通してから紡出さ
せ、紡糸、延伸した。得られた延伸糸について実施例1
と同様の操作で制電性を測定したところ、染色布の摩擦
帯電圧と半減期はそれぞれ2,000 V及び100秒
であった。
この際、CB+)にカーボンブラックの粒子をブレンド
して得た自然落下系の顕微鏡観察から。
〔BI3は繊維軸方向にすし状に微細な分散をしている
ことがわかった。
比較例2 実施例1に準じて、CB+)を芯、(A+)をさやとす
る同心円型複合繊維を製造し、実施例1と同様に製編、
精練、染色した。染色布の摩擦帯電圧及びその半減期は
それぞれ1,500V及び60秒であった。
実施例2〜7 ポリアルキレンオキシドとしてビスフェノールAのエチ
レンオキシド付加物(平均分子量4,000)を用い、
実施例1と同様の操作でブロックコポリマー〔B2〕を
得た。
〔B2〕と〔A1〕とを第2図のような断面形状で帯の
数と複合比((A+)と〔B!〕の重量比)を変えて紡
出させ、製糸した。
実施例1と同様に製編、精練、染色して制電性を測定し
た結果を第1表に示す。
第1表 実施例8 ブロックコポリマーを得る際に、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸成分を酸成分の2モル%共重合した以外は
、実施例2と同様に重合してブロックコポリマー〔B3
〕を得た。
〔B3〕と〔A1〕とを用いて実施例4の1条件で操作
し、制電性を測定したところ、摩擦帯電圧と半減期はそ
れぞれ500V及び4秒であった。
実施例9 カプロラクタム60部、 N、N’−ビス(アミノ−n
−プロピル)ピペラジン4部2両末端がアミノ基のポリ
エチレンオキシド(平均分子量3,000) 33部及
びアジピン酸3部から常法により重縮合してブロックコ
ポリマー〔B4〕を得た。
次いで、(B4)と1.0モル%の5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸、を共重合したポリエチレンテレフタレ
ート系コポリエステル〔A2〕とを組み合わせ、第4図
の形状((A2 )と〔B4〕の重量比は93ニア、帯
の数は12)となるように、紡糸温度280℃で36ホ
ールのノズルから紡出させ。
延伸後75dとなるように吐出量を調整して1 、40
0m/minで引き取り、・18フイラメントずつ分割
して個別に巻き取った。
得られた未延伸糸の一方は温度90’C,倍率3.0で
延伸した後160℃で熱処理しくフィラメント群(1)
)、他方の未延伸糸は同一条件で延伸して熱処理せず(
フィラメント群(II) ) 、(1) 。
(n)を合糸混繊した。CI)と(II)との100°
Cでの熱水収縮率の差は9.8%であった。
得られた糸条を経緯に用いて羽二重を製織し。
10%のアルカリ減量をしたところ、絹様の布帛となり
、良好な制電性を示した(摩擦帯電圧600V 。
半減期5秒)。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は9本発明の繊維の横断面の具体例を模
式的に示した図である。第5図は本発明の繊維を得るの
に用いられる紡糸口金装置の一例の断面図、第6図は第
5図の導入孔2の配置を示す平面図である。 特許出願人 ユ=多力株式会社 第1図 晃20 第十口 第5図 、ン 蔦6因

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維形成性重合体(A)とボリア、ルキレンオキ
    シド成分含有ブロックコポリマーCB)とからなる繊維
    であって、 〔B〕が繊維の横断面において放射状に配
    された帯状をなし、かつ繊維軸方向に連続していること
    を特徴aする制電性合成繊維。
JP13007383A 1983-07-15 1983-07-15 制電性合成繊維 Pending JPS6021909A (ja)

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JP13007383A JPS6021909A (ja) 1983-07-15 1983-07-15 制電性合成繊維

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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