JPS60215943A - 柱鉄骨と梁鉄骨の接合部 - Google Patents

柱鉄骨と梁鉄骨の接合部

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JPS60215943A
JPS60215943A JP7134484A JP7134484A JPS60215943A JP S60215943 A JPS60215943 A JP S60215943A JP 7134484 A JP7134484 A JP 7134484A JP 7134484 A JP7134484 A JP 7134484A JP S60215943 A JPS60215943 A JP S60215943A
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Japan
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steel frame
joint
column
steel
hardware
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津田 久
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KOYAMA KOUSAKUSHIYO KK
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KOYAMA KOUSAKUSHIYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄骨骨組を有する建築構造物、特に住宅建築
等に利用する柱°鉄骨と梁鉄骨の接合部に関するもので
ある。なお、柱、梁とも鉄骨造の場合の他、柱または柱
と梁の双方が鉄骨鉄筋コンクリート造の場合等にも適用
できる。
〔従来技術〕
柱鉄骨と梁鉄骨の接合部は構造的に重要な部分であシ、
従来ガセットプレートその他の接合金具を用いたボルト
接合や溶接による接合が行なわれている。しかし、現場
作業に手間がかがシ、作業に熟練を要する他、接合部の
精度1強度といった点でも問題が生じやすい。また、住
宅建築等に利用する場合も従来の構造紘汎用性に乏しく
、設計における自由度が小さいといった欠点がある。ま
た、在来の住宅等は壁構造体が多いため、壁を移動す゛
る等しての増改築工事は困難であシ、増改築の方向が制
限される。
〔発明の目的〕
この発明では柱鉄骨と梁鉄骨との現場接合を接合部にお
ける部品のかみ合わせ等によシ行なう構造とし、接合構
造としての汎用性をもたせるとともに、施工性の向上、
量産化の実現を図シ、さらに増改築等に対しても容易に
対処できるようにしたものである。
〔発明の構成〕
この発明の柱鉄骨と梁鉄骨の接合部は柱鉄骨に溶接した
複数の支持金物と、梁鉄骨端部に溶接等によ多接合した
補強板とを楔を用いて機械的に接合するものである。
支持金物は例えば断面が錦秋に形成され、その基部を角
形鋼管等からなる柱鉄骨の長手方向に沿って溶接する。
この場合、支持金物の両側に係止溝が開口し、梁鉄骨端
部の補強板両側端を隣シ合う支持金物の対向する係止溝
間に柱長手方向よシ挿入して係合させ、隙間に楔を゛打
ち込んで固定することができる。この支持金物は柱鉄骨
と梁鉄骨の接合部において、角形柱鉄骨の場合、通常各
隅角部の上下、合計8箇所に用い、下側四隅の支持金物
下端を支持板によシ閉塞することによシ、係合した梁鉄
骨端部の補強板をこの支持板で受けることができる。な
お、梁位置等に応じては、必ずしも全ての隅角部に支持
金物を取シ付ける必要はない。また、接合位置上下に分
割せず、上下連続した支持金物を用いても良い。
梁鉄骨端部に溶接等によ多接合した補強板は、かみ合せ
部分にあたる両側端を若干折曲させることによシ、支持
金物とのかみ合せがスムーズとなる。また、この補強板
と梁鉄骨の間に補強リプやハンチを設けて力の伝達を容
易にし、接合部の強度を高めることができる。なお、こ
れらの取シ付けはあらかじめ工場で行なうことが望まし
い。また、梁のつかない方向には補強板のみ取シ付けて
補強板間で力の伝達を行なったシ、将来の増改築に備え
ることができる。
楔は鉄製のテーパーピン等を用い、油圧式の打込み用工
具等で支持金物の上側から打込み、梁鉄骨の補強板端部
を強固に固定して、ラーメン構造の柱、梁の接合部を形
成することができる。また、油圧装置等を利用して上方
に引き抜いたシ、下方から押し上げて抜くこともできる
。したがって、増改築に際し、異なる方向に梁を移動し
たシ、新たに設けたい場合には、棟を抜いて容易に梁鉄
骨をはずしたシ、再度設置することができる。なお、増
改築を考慮する場合には、楔として錆ない材質のもの、
例えばステンレス調停を使用することが望ましい。
また、接合部の強度を上げるため、柱鉄骨の外側面と補
強板との間の間隙にそルタル等のグラウト材を充填する
こともできる。さらに、鉄骨造の柱、乗置組構造の場合
においても、接合部の外周に型枠を組んで鉄筋の配筋を
行ない、その部分だけコンクリートを打設することも可
能である。
柱鉄骨としては角形鋼管の他、丸鋼管、溝形鋼を向き合
わせたもの、H形鋼にカバープレートを取シ付けたもの
等の使用することができる。特に柱を鉄骨鉄筋コンクリ
ート構造とする場合には、H形鋼あるいは向い合わせた
溝形鋼について仕口部だけカバープレートで覆い、他の
部分を2チスで連結することによシ、コンクリートを柱
断面内にまわシ込ませ、柱としての断面全能、一体化を
高めることができる。
また、強度的な条件を満足させるため接合部の断面が大
きくなる場合は接合部と他の部分とで柱断面を変えるこ
とも可能である。また柱の接合部のみ別部品としてもよ
い。
〔実施例〕
(1)第1実施例 第1図〜第4図はこの発明の第1実施例を示したもので
ある。
角形鋼管からなる柱鉄骨1の接合部上下の各隅角部に合
計8個の支持金物3が溶接してあシ、また下側の各支持
金物3の下面には支持板8を溶接しである。支持金物3
はその基部6で溶接され、両側方に係止溝7が開口して
いる。
H形鋼からなる梁鉄骨2の接合端部には両側端に屈曲部
を設けた補強板4があらかじめ溶接されている。
現場においては、まず柱鉄骨1を立設し、上方よシ梁鉄
骨2の補強板40両側端を対向する支持金物3の係止溝
7内をスライドさせ、支持板8で受け、次に各支持金物
3の係止溝7内の隙間に楔5を打込み、梁鉄骨2を完全
に固定する。
なお、この実施例は、梁鉄骨2が直交する方向の二本の
みの場合であるが、梁鉄骨2が付かない部分については
補強板4のみI5!5で固定し、補強板4間で力を伝達
できるようにしている。また将来の増改築等においては
楔5をはずし、梁鉄骨2の付いたもの、あるいは付かな
いものと交換したシ、位置の移動を実施したシすること
ができる0第9図〜第11図拡楔5の形状の一例を、第
12図および第13図は支持金物3の形状の一例を示し
たもので、図に示すように楔5には頭部9を設け、打込
みおよび引抜きに利用できるようになっている。
また、楔50少なくとも上部においては、第11図に示
す楔5の幅すが支持金物3の係止溝7の開口端における
幅aよシも大きくなっておシ、補強板4がない状態でも
楔5が抜は落ちないようになっている。
(2) 第2実施例 第5図〜第8図はこの発明の第2実施例を示したもので
ある。
この第2実施例は柱鉄骨1と補強板4との間にモルタル
等のグラウト材12を充填し、接合部強度の向上を図っ
たものである。そのため支持板8として鍔状の鉄板を用
い、これをあらかじめ柱鉄骨1の周囲に溶接しておき、
これを下側の型枠兼用とし、また、支持金物6間に側方
の型枠としてのせき板10を溶接しておく。また、第8
図に示すように、補強板4を固定した時点で漏止め材1
1を取シ付はグラウト材12の充填を行なう。
(3) 第3実施例 第14図に示した第3実施例は第1実施例の変形例であ
ル、梁鉄骨2と補強板4との間に補強リプ13およびハ
ンチ14を取シ付は接合部を補強するとともに応力伝達
がスムーズになるようにしたものである。
〔発明の効果〕
現場における柱鉄骨と梁鉄骨の接合が、柱鉄骨の支持金
物と梁鉄骨の補強板および楔の組み合せによシ機械的に
なされるので、組立て作業が非常に容易で、迅速に2−
メン構造の骨組を施工することができる。また各部分と
も工場生産によシ量産化でき、規格化も容易で、さらに
他の部材と関係なく、自由に接合できるので汎用性にも
富む。
また楔を引抜くことにより、梁収骨ごと補強板をはずし
たシ、移動、交換することができるため、将来の増改築
等における設計の自由度も大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の斜視図、第2図はその横断面図、
第3図は正面図、第4図は要部の横断面図、第5図は第
2実施例の斜視図、第6図はその横断面図、第7図は正
面図、第8図iL要部の横断面図、第9図は楔の正面図
、第10図紘その右側面図、第11図はI−I断面図、
第12図は支持金物の平面図、第13図はその正面図、
第14図は第3実施例の斜視図である。 1・・柱鉄骨、2・・梁鉄骨、 3・・支持金物、4・・補強板、5・・楔、6・・基部
、7・・係止溝、8・・支持板、9・・頭部、10・φ
せき板、 11・・漏止め材、12・・グラウト材、13・・補強
リプ、14・・ハンチ。 第9図 1−J 第11図 第10図 第12図 第13図 手続補正書 昭和59年11 月29 日 昭和59年特 願第71344 号 2、発 明 の名称 柱鉄骨と梁鉄骨の接合部 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 07 株式会社小山工作所 氏名 4、代 理 人 〒107 東京都港区赤坂6丁目5番21号ンヤトー赤
坂(7009)弁理士 久 門 釦 電話(586) 8741番 5、補正命令の日付 自発補正 昭和 年 月 日 (発送日) 6、補正により増加する発明の数 (1)明細書第8頁第19行と第2o行の間に次の文章
を挿入する。 「(4)第4実施例 第15図〜第17図は第4実施例を示したもので、柱の
接合部のみ別部品とし、上下の柱1,1′をそれぞれ支
持板8と接合板15に溶接しである。図中16はその溶
接箇所を示したものである。 この場合、下側の柱1と上側の柱1′の断面を変えるこ
とも可能で、上階の柱断面を小さくして経済的な構造と
することができる。 (5)第5実施例〜第8実施例 第18図、第19図、第20図、および第21図はそれ
ぞれ第5実施例、第6実施例、第7実施例、および第8
実施例として異なる柱断面の例を示したものである。 すなわち、第18図は柱として丸鋼管を用いた場合、第
19図はH形鋼18のフランジ間をカバープレート19
で塞いで角形とした場合、第20図は向い合う溝形鋼2
゜どうしをラチス状に配した複数の細長い鋼板21で連
結した場合、第21図は隅角部のアングル22をラチス
状に配した鋼板21で連結した場合である。」 (2)明細書第9頁第19行の「・・・・・・斜視図」
の次に以下の文章を挿入する。 「、第15図は第4実施例の斜視図、第16図はその横
断面図、第17図は正面図、第18図、第19図、第2
0図、および第21図はそれぞれ第5実施例、第6実施
例、第7実施例、および第8実施例の横断面図」 (3)明細書第10頁第5行の「14・・・・・・ハン
チ」の次に「、15・・・・・・接合板、16・・・・
・・溶接箇所。 17・・・・・・丸鋼管、18・・曲H形鋼、19・・
・・・・カバープレート、20・・曲溝形鋼、21・・
・・・・鋼板。 22・・・・・・アングル」を挿入する。 (4)図面第15図〜第21図を加える。 第15図 第16 歯 第17図 グイ20 図 第21図 手続補正書 昭和60年 7月10日 特許庁長官 殿 1、 事件の表示 ■爵口59年特願第 71344号 2、 発明の名称 Iお大寸と梁鉄骨の接合部 3、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 獣会社 小山工作所 氏名 4、代理人 住 所 0107東京都港区赤坂6丁目5番21号シャ
l−一赤坂明 細 書 1、発明の名称 柱鉄骨と梁鉄骨の接合部 2、特許請求の範囲 (1)側方に開口する係止溝を有するジヨイント金物複
数個を柱鉄骨に溶接し、梁鉄骨端部に接合され梁鉄骨長
手方向と直交する接合フラy)の両側端を対向する前記
ジヨイント金物の係止溝間に柱長手方向より挿入して係
合させ、楔により固定してなることを特徴とする柱鉄骨
と梁鉄骨の接合部。 (2) ジヨイント金物の一部または全部について、下
端を支持板により閉塞しである特許請求の範囲第1項記
載の柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。 (3)柱鉄骨は角形鋼管からなる特許請求の範囲第1項
または第2項記載の柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。 (4) ジヨイント金物は柱鉄骨の隅角部四隅上下の8
箇所に取り付けられている特許請求の範囲第6項記載の
柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。 (5)柱鉄骨の外側面と接合フランジとの間の間隙には
モルタルを充填しである特許請求の範囲第6項または第
4項記載の柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄骨骨組を有する建築構造物、特に住宅建築
等に利用する柱鉄骨と梁鉄骨の接合部に関するものであ
る。なお、柱、梁とも鉄骨造の場合の他、柱または柱と
梁の双方が鉄骨鉄筋コンクリート造の場合等にも適用で
きる。 〔従来技術〕 柱鉄骨と梁鉄骨の接合部は構造的に重要な部分であり、
従来ガセットプレートその他の接合金具を用いたボルト
接合や溶接による接合が行なわれている。しかし、現場
作業に手間がかかり、作業に熟練を要する他、接合部の
精度、強度といった点でも問題が生じやすい。また、住
宅建築等に利用する場合も従来の構造は汎用性に乏しく
、設計における自由度が小さいといつた欠点がある。ま
た、在来の住宅等は壁構造体が多いため、壁を移動する
等しての増改築工事は困難であり、増改築の方向が制限
される。 〔発明の目的〕 この発明では柱鉄骨と梁鉄骨との現場接合を接合部にお
ける部品のかみ合わせ等により行なう構造とし、接合構
造としての汎用性をもたせるとともに、施工性の向上、
量産化の実現を図り、さらに増改築等に対しても容易に
対処できるようにしたものである。 〔発明の構成〕 この発明の柱鉄骨と梁鉄骨の接合°部は柱鉄骨に溶接し
た複数のジヨイント金物と、梁鉄骨端部に溶接等により
接合した接合フランジとを楔を用いて機械的に接合する
ものである。 ジヨイント金物は例えば断面が錦秋に形成され、その基
部を角形鋼管等からなる柱鉄骨の長手方向に沿って溶接
する。才た、接合フランジは梁鉄骨長手方向と直交し、
梁鉄骨端部に面で接している。この場合、ジヨイント金
物の両側に係止溝が開口し、梁鉄骨端部の接合フランジ
両側端を隣り合うジヨイント金物の対向する係止溝間に
柱長手方向より挿入して係合させ、隙間に楔を打ち込ん
で固定することができる。このジヨイント金物は柱鉄骨
と梁鉄骨の接合部において、角形柱鉄骨の場合、通常各
隅角部の上下、合計8箇所に用い、下側四隅のジヨイン
ト金物下端を支持板により閉塞することにより、係合し
た梁鉄骨端部の接合フランジをこの支持板で受けること
ができる。なお、梁位置等に応じては、必ずしも全ての
隅角部にジヨイント金物を取り付ける必要はない。また
、接合位置上下に分割せず、上下連続したジヨイント金
物を用いても良い。 梁鉄骨端部に溶接等により接合した接合フランジは、か
み合せ部分にあたる両側端を若干折曲させることにより
、ジヨイント金物とのかみ合せがスムーズとなる。また
、この接合フランジと梁鉄骨の間に補強リブやハンチを
設けて力の伝達を容易にし、接合部の強度を高めること
ができる。なお、これらの取り付けはあらかじめ工場で
行なうことが望ましい。また、梁のつかない方向には接
合フランジのみ補強板°として取り付けて接合フランジ
間で力の伝達を行なったり、将来の増改築に備えること
ができる。 僕は鉄製のテーパーピン等を用い、油圧式の打込み用工
具等でジヨイント金物の上側から打込み、梁鉄骨の接合
フランジ端部を強固に固定して、ラーメン構造の柱、梁
の接合部を形成することができる。また、油圧装置等を
利用して上方に引抜いたり、下方から押し上げて抜くこ
ともできる。したがって、増改築に際し、異なる方向に
梁を移動したり、新たに設けたい場合には、楔を抜いて
容易に梁鉄骨をはずしたり、再度設置することができる
。なお、増改築を考慮する場合には、模として錆ない材
質のもの、例えばステンレス鋼等を使用することが望ま
しい。 また、接合部の強度を上げるため、柱鉄骨の外側面と接
合フランジとの間の間隙にモルタル等のグラウト材を充
填することもできる。さらに、鉄骨造の柱、乗置組構造
の場合においても、接合部の外周に型枠を組んで鉄筋の
配筋を行ない、その部分だけコンクリートを打設するこ
とも可能である。 柱鉄骨としては角形鋼管の他、丸鋼管、溝形鋼を向き合
わせたもの、H形鋼にカバープレートを取り付けたもの
等を使用することができる。 特に柱を鉄骨鉄筋コンクリート構造とする場合には、H
形鋼あるいは向い合わせた溝形鋼について仕口部だけカ
バープレートで覆い、他の部分をラチスで連結すること
により、コンクリートを柱断面内にまわり込ませ、柱と
しての断面全能、一体化を高めることができる。 また、強度的な条件を満足させるため接合部の断面が大
きくなる場合は接合部と他の部分とで柱断面を変えるこ
とも可能である。また柱の接合部のみ別部品としてもよ
い。 〔実施例〕 (11第1実施例 第1図〜第4図はこの発明の第1実施例を示したもので
ある。 角形鋼管からなる柱鉄骨1の接合部上下の各隅角部に合
計8個のジヨイント金物3が溶接してあり、また下側の
各ジヨイント金物6の下面には支持板8を溶接しである
。ジヨイント金物6はその基部6で溶接され、両側方に
係止溝7が開口している。 H形鋼からなる梁鉄骨2の接合端部には両側端に屈曲部
を設けた接合フランジ4があらかじめ溶接されている。 現場においては、まず柱鉄骨1を立設し、上方より梁鉄
骨2の接合フランジ4の両側端を対向するジヨイント金
物6の係止溝7内をスライドさせ、支持板8で受け、次
に各ジヨイント金物6の係止溝7内の隙間に模5を打込
み、梁鉄骨2を完全に固定する。 なお、この実施例は、梁鉄骨2が直交する方向の二本の
みの場合であるが、梁鉄骨2が付かない部分については
接合フランジ4のみ補強板として横5で固定し、接合フ
ランジ4間で力を伝達できるようにしている。また将来
の増改築等においては楔5をはずし、梁鉄骨2の付いた
もの、あるいは付かないものと交換したり、位置の移動
を実施したりすることができる。 第9図〜第11図は楔5の形状の一例を、第12図およ
び第16図はジヨイント金物乙の形状の一例を示したも
ので、図に示すように楔5には頭部9を設け、打込みお
よび引抜きに利用できるようになっている。 また、楔5の少なくとも上部においては、第11図に示
す楔5の幅すがジヨイント金物3の係止溝7の開口端に
おける幅aよりも大きくなっており、接合フランジ4が
ない状態でも模5が抜は落ちないようになっている。 (2) 第2実施例 第5図〜第8図はこの発明の第2実施例を示したもので
ある。 この第2実施例は柱鉄骨1と接合フランジ4との間にモ
ルタル等のグラウト材12を充填し、接合部強度の向上
を図ったものである。そのため支持板8として鍔状の鉄
板を用い、これをあらかじめ柱鉄骨1の周囲に溶接して
おき、これを下側の型枠兼用とし、才た、ジヨイント金
物6間に側方の型枠としてのせき板1oを溶接しておく
。また、第8図に示すように、接合フランジ4を固定し
た時点で漏止め材11を取り付はグラウト材12の充填
を行なう。 (3)第6実施例 第14図に示した第3実施例は第1実施例の変形例であ
り、梁鉄骨2と接合フランジ4との間に補強リブ16お
よびハンチ14を取り付は接合部を補強するとともに応
力伝達がスムーズになるようにしたものである。 (4) 第4実施例 第15図〜第17図は第4実施例を示したもので、柱の
接合部のみ別部品とし、上下の柱1゜1°をそれぞれ支
持板8と接合板15に溶接しである。図中16はその溶
接箇所を示したものである。 この場合、下側の柱1と上側の柱1−の断面を変えるこ
とも可能で、上階の柱断面を小さくして経済的な構造と
することができる。 (5)第5実施例〜第8実施例 第18図、第19図、第20図、および第21図はそれ
ぞれ第5実施例、第6実施例、第7実施例、および第8
実施例として異なる柱断面の例を示したものである。 すなわち、第18図は柱として丸鋼管を用いた場合、第
19図はH形鋼18のフランジ間をカバープレート19
で塞いで角形とした場合、第20図は向い合う溝形鋼2
oどぅしをラチス状に配した複数の細長い鋼板21で連
結した場合、第21図は隅角部のアングル22をラチス
状に配した鋼板21で連結した場合である。 (6)第9実施例 第22図および第23図は第9実施例を示したもので、
ジヨイント金物3と喫5のみの結合では十分な剛節構造
が得難い場合の補強構造を示したものである。この実施
例では対向するジヨイント金物6間において、接1合フ
ランジ4下端を受ける受金具26、接合フランジ4上端
を固定する固定金具24、および固定金具24を受ける
固定金具受25を用い、接合部を補強している。 受金具26および固定金具受25は柱鉄骨1に直接溶接
し、受金具23の上面に形成した嵌合溝26に接合フラ
ンジ4の下端を嵌入させ、その状態で楔5により接合フ
ランジ4の両側をジヨイント金物3に固定する。固定金
具24には下面に嵌合溝27が形成されており、ジヨイ
ント金物6に固定した接合フランジ4の上端を嵌入させ
、固定金具24と固定金具受を貫通するボルト28およ
びナツト29の締付けにより確実な固定を図っている。 (7) 第10実施例 第24図および第25図は第10実施例を示したもので
、この実施例では一側面にのみ係止溝7′を設けたジヨ
イント金物6Iを柱鉄骨1の表面に向かい合わせて取付
け、梁鉄骨2端部の接合フランジ4を楔5で固定したも
のである。 この実施例も第9実施例と同様、接合フランジ4の上下
端を受金具23および固定金具25の嵌合溝26,27
に嵌入させ、補強している。 なお、この実施例では上側の固定金具25の上方に、フ
ランジ部にボルト30を螺合させたボルト受けろ1をボ
ルト等で柱鉄骨1に接合し、前記ボルト60の先端を固
定金具25の上面に当接させて、ボルト30のねじ込み
により、固定金具25を下方へ押圧している。 〔発明の効果〕 現場における柱鉄骨と梁鉄骨の接合が、柱鉄骨のジヨイ
ント金物と梁鉄骨の接合フランジおよび楔の組み合せに
より機械的になされるので、組立て作業が非常に容易で
、迅速にラーメン構造の骨組を施工することができる。 また各部分とも工場生産により量産化でき、規格化も容
易で、さらに他の部材と関係なく、自由に接合できるの
で汎用性にも富む。また楔を引抜くことにより、梁鉄骨
ごと接合フランジをはずしたり、移動、交換することが
できるため、将来の増改築等における設計の自由度も大
きい。 4、図面の簡単な説明 第1図は第1実施例の斜視図、第2図はその横断面図、
第6図は正面図、第4図は要部の横断面図、第5図は第
2実施例の斜視図、第6図はその横断面図、第7図は正
面図、第8図は要部の横断面図、第9図は楔の正面図、
第10図はその右側面図、第11図はI−1断面図、第
12図はジヨイント金物の平面図、第13図はその正面
図、第14図は第6実施例の斜視図、第15図は第4実
施例の斜視図、第16図はその横断面図、第17図は正
面図、第18図、第19図、第20図、および第21図
はそれぞれ第5実施例、第6実施例、第7実施例、およ
び第8実施例の横断面図、第22図は第9実施例の横断
面図、第23図はその縦断面図、第24図は第10実施
例の横断面図、第25図はその縦断面図である。 1・・柱鉄骨、2・・梁鉄骨、6・・ジヨイント金物、
4・・接合フランジ、5・・楔、6・・基部、7・・係
止溝、8・°支持板、9゜・頭部、10・・せき板、1
1・・漏止め材、12・・グラウト材、16・・補強リ
ブ、14・・ハンチ、15・・接合板、16・・溶接箇
所、17・・丸鋼管、18・・H形鋼、19・・カバー
プレート、20・・溝形鋼、21・・鋼板、22・eア
ングル、26・・受金具、24・・固定金具、25・・
固定金具受、26,27e・嵌合溝、28・・ボルト、
29・・ナツト、30・eボルト、61・・ボルト受け
。 第22図 第23図 第24図 第25図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) 側方に開口する係止溝を有する支持金物複数個
    を柱鉄骨に溶接し、梁鉄骨端部に接合した補強板の両側
    端を対向する前記支持金物の係止溝間に柱長手方向より
    挿入して係合させ、楔によシ固定してなることを特徴と
    する柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。 (2) 支持金物の一部または全部について、下端を支
    持板によ)閉塞しである特許請求の範囲第1項記載の柱
    鉄骨と梁鉄骨の接合部。 ・(3)柱鉄骨は角形鋼管からなる特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。 (4) 支持金物は柱鉄骨の隅角部四隅上下の8箇所に
    取シ付けられている特許請求の範囲第3項記載の柱鉄骨
    と梁鉄骨の接合部。 (5)柱鉄骨の外側面と補強板との間の間隙にはモルタ
    ルを充填しである特許請求の範囲第3項または第4項記
    載の柱鉄骨と梁鉄骨の接合部。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021513619A (ja) * 2018-02-09 2021-05-27 コンクステック,インコーポレーテッド フルモーメント連結カラーシステム
JP2022553448A (ja) * 2020-02-21 2022-12-22 イル キム、スン プレハブ柱組立体

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS533610U (ja) * 1976-06-23 1978-01-13

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