JPS60215430A - 移動農機の走行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は移動農機の走行装置に関する。圃場作業に於
ける土壌面の起伏、又は軟弱な土壌面における作業等走
行機体が傾いた場合の作業精度を確実にし、又同行操作
等において安全適性なる作業速度状態を得ようとするも
のである。

このため、この発明は、次のような技術的手段を講じた
。即ち、農作業装置（１）を有する走行機体（２）に、
この機体（２）の傾斜を感知するセンサ（３）を設け、
この機体（２）の走行中における前後又は左右の一定以
上の傾きに起因して走行速度を減速すべく連動する制御
連動機構（４）を設けてなる移ｌｌｌ７１農機の走行装
置の構成とする。

この発明は、このような（１４成であるから次のような
技術的効果を有する。即ち、走行状態に於け　・る機体
（２）は、土壌面との関係を一定に保って安定した走行
速度で作業をおこなう場合、軟弱な土壌又は土壌面の起
伏状態によっては作業精度にみだれが生じてくる。例え
ば、苗植装置を育する苗植機の場合、土壌の起伏によっ
て機体が傾斜すると苗の植付精度が低下する。又畦際で
の回行の場合に、機体を前に傾斜させて回行する歩行移
動農機、又は四輪乗用農機においても畦際に乗りトげて
必然的に機体が傾斜する場合は危険である。このような
場合、機体（２）は自動的に減速されて走行する。

即ち、機体（２）に設けられた傾斜センサ（３）が傾き
を感知して制御連動機構（４）を介して自動的に機体（
２）が減速されるから、作業ｊｌｊ行中の作業精度を確
実にし、安全な回行走行をおこなうことが出来る。

なお、図例において走行機体（２）上の１１ｆ部に原動
機（５）を搭載し、この原動機（５）の後側には伝動機
構を内装する伝動ケース（６）を設け、又この伝動ケー
ス（６）の両側下端部には、後端部に車輪（７）を支承
しｈａＩ後方向に長い車輪伝動ケース（８）の前端部を
回動自在に軸承する。該車輪伝動ケース（８）には、上
方に突出するアーム（９）を設け、このアーム（９）端
と前記伝動ケース（６）」−面に設けた油圧シリンダ０
０とを連結して、該車輪（７）を上下動すべく適宜位置
に支承している。又前記伝動ケース（６）の下端前方に
フロー１−　（１１）を設け、このフロートの後端部を
支承すると共に、ｍ１部は上下動可能として前記油圧シ
リンダ００の作動パルプアーム０功に連結されている。

該油圧シリンダ００は原動機（５）から駆動されるオイ
ルポンプによって連動すべく設けると共に、フロート（
１υに於ける一定以上の上動又は下動の作用によって、
前記車輪（７）を下降又は上昇すべく油圧シリンダ０１
（：１属の作動バルブを介して制御連動するよう構成さ
れている。

前記伝動ケース（６）には、このケース（６ンの左右両
側壁に軸承する主軸０東を左端部を突出して設け、この
突出端部にブーＩＪ　Ｑ４）を固着し、このケース（６
）内の該主軸０４には大歯［１ｆ　（Ｉυ及び小歯車（
ＩｆＧを固着する。この主軸０３の下側部には該伝動ケ
ース（６）両側壁に支承されスプライン部をイ１する従
動軸（功を設け、このスプライン部＋１１１１に該入歯
ｉ１ｆ　（Ｉυと係１悦すべく切換歯車（１８）を摺動
用油に軸着［７、その内イｌ’ｌｌｌに該小歯車０Ｏと
噛み合う人歯屯０！）を・ノンウェイクラッチ（イ）を
介して軸着する。該切換山中０８）は溝部を設けてあり
、この溝部にシフタ（２＋）を係合してシック軸（イ）
に楔着し、このシフタ軸０擾を該伝動ケース（６）の側
壁部で回動自在に支承し、端部を突出せしめてアーム（
９）を固着Ｌ７、このアーノ・（９）端部と機体（２）
の前方側面に設けるソレノイドし０作動軸（ハ）とを連
結すると共に、スプリンク帖９を設けて前記大歯車００
と切換歯車０８）とが常に１１（８）み合う方向に弾発
付勢している。（３）は機体（２）の中火−に而に設け
た傾斜センサで該機体（２）の左右の傾きを検出するス
イッチ（ハ）と前後の傾きを検出するスイッチ（イ）と
を有し、機体（２）内装のバッテリ包）とセンサ（３）
回路の手動開閉スイッチ（３１）を介して回路を構成（
７ている。Ｏａはソレノイド（ハ）の手動開閉スイッチ
で傾斜センサ（３）（３） に優先して手動操作するよう設けている。前記走行重輪
（７）への回転は、該従動軸０７）から伝動機構を介し
て連動伝達されるよう構成されている。

制御連動機構（４）は、前記傾斜センサ（３）に関連し
て作動する伝動ケース（６）内の各軸、各歯車を連動伝
達する機構とからなる。又、機体（２）の後部に設ける
農作業装置（］）は、機体（２）に内装する伝動を受け
て植付杆Ｇ５１）・苗タンク６つを有する苗植装置とし
、その下方に主フロート（ト）を設け、後方に操作ハン
ドル（財）を有している。

次に図例の作用を説明する。原動機（５）からプーリ０
４）を駆動すると、平坦な圃場の場合の機体（２）は作
業高速域で走行する。即ち、主軸θ東の小歯車Ｑｅと従
動軸ａ７）の大歯車Ｏ０、該主軸０３の大歯車０θと該
従動軸００の切換歯車０８）とが常に噛み合っているが
、前者の噛み合いよりも後者の噛み合いの方が従動側が
高速域のため該従動軸０′７）は、ワンウェイクラッチ
（４）の作用により後者の噛み合いによって回転し、車
輪（７）に伝動されて機体（２）が走行する。この機体
（２）の走行中、予励開閉スイッチ０σが閉じられ（４
） でいると、圃場の軟弱或は起伏等にＪ：って機体（２）
が前後又は左右何れかに傾むいた場合、傾斜センサ（３
）のスイッチ（ハ）又はスイッチ翰が作動して電気回路
が閉じられ、スプリングい）の伺勢に抗してソレノイド
（ハ）軸（ハ）が作動、ブーｌ−（イ）シフタ＆］）　
１ｔＱｌ＋（イ）が回動１して切換歯車０８）の噛み合
いが離脱Ｌ、該従動軸０′ｉ）大歯車０呻ワイウエイク
ラノチ（イ）が楔着されて減速連動されてＲ７前記小輪
（７）に伝動される１、このように機体（２）が傾斜す
ると１１１〒定の走行速に減速走行するので、農作業の
確実化と同行走行の安全化の作用がある。又必要に応じ
手動開閉スイッチ０２を閉じると、傾斜センサ（３）に
関係なくソレノイド■を作動させて減速走行する。

なお、原動機（５）軸と主軸０：１ブー！Ｊ　０４）と
の間に無段変速ベルト伝動機構を設けて、このベルトの
張力を変えて減速するよう前記傾斜センサ（３）と連動
構成するもよい。

又、例図の苗植機の場合等、油圧シリンダの油圧制御に
よって土壌の起伏によって１ｆ輪（７）を調節する場合
、機体の傾斜センサ（３）の信号を受けてソレノイド（
ハ）を作動せしめ油圧シリンダ（１１の油圧ポンプ駆動
を高速に変速するよう制御する場合は、土壌の深さ又は
機体の傾斜に対応して車輪（７）をコンＩ・ロールし、
機体（２）を水平に復帰さす等利用することも出来る。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は側面
図、第２図は平面図、第３図は部分断面図、第４図は・
電数回路図である。 なお、図中符号（１）は農作業装置、（２）は機体、（
３）は傾斜センサ、（４）は制御連動機構である。 特許出願人の名称 井関農機株式会社 代表者　井　関　昌　孝

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 農作業装置（１）ヲ有する走行機体（２）に、この機体
   （２）傾斜を感知する傾斜センサ（３）を設け、この機
   体（２）の走行中における前後又は左右の一定以上の傾
   きに起因して走行速度を減速すべく連動する制御連動機
   構（４）を設けてなる移動農機の走行装置。