JPS6021439Y2 - 抄紙用ドライヤ−フエルトの接合部の構造 - Google Patents
抄紙用ドライヤ−フエルトの接合部の構造Info
- Publication number
- JPS6021439Y2 JPS6021439Y2 JP3154980U JP3154980U JPS6021439Y2 JP S6021439 Y2 JPS6021439 Y2 JP S6021439Y2 JP 3154980 U JP3154980 U JP 3154980U JP 3154980 U JP3154980 U JP 3154980U JP S6021439 Y2 JPS6021439 Y2 JP S6021439Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base fabric
- felt
- warp
- joint
- dryer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は基布の少なくとも抄紙側にフェルト層が形成さ
れた抄紙用ドライヤーフェルトにおける接合部に関する
ものである。
れた抄紙用ドライヤーフェルトにおける接合部に関する
ものである。
抄紙用ドライヤーフェルトの接合する方法として金属フ
ックを用いるほかに、基布経糸を延長しスパイラル線を
引掛けて折り返し基布組織内に綴り込む方法、あるいは
基布経糸とは別の糸条によって接合用ループを形成する
方法がある。
ックを用いるほかに、基布経糸を延長しスパイラル線を
引掛けて折り返し基布組織内に綴り込む方法、あるいは
基布経糸とは別の糸条によって接合用ループを形成する
方法がある。
前者の場合、スパイラル線を引掛ける経糸はフェルト層
を形成する際のニードリングにより損傷を受けているた
め強度的に不安が免れず、また基布の経糸として強度に
富んだ素材の使用を必要とするなどの不都合がある。
を形成する際のニードリングにより損傷を受けているた
め強度的に不安が免れず、また基布の経糸として強度に
富んだ素材の使用を必要とするなどの不都合がある。
また後者の場合にはループ用糸条として強度と耐久性に
富んだ素材を使用し得る利点を有しているが、ループ用
糸条にに剛性を保有した糸条を使用することが困難であ
るため、形成したループに捩れや変形が生じて接合用芯
線の挿通作業が蓄しく困難となる欠点を有している。
富んだ素材を使用し得る利点を有しているが、ループ用
糸条にに剛性を保有した糸条を使用することが困難であ
るため、形成したループに捩れや変形が生じて接合用芯
線の挿通作業が蓄しく困難となる欠点を有している。
本考案は上述した不都合や欠点を改善し、耐久性に富み
かつ接合作業が容易であり、更に端部緯糸のほつれが防
止され、抄紙用ドライヤーフェルトに対して好適な接合
部を提供するものである。
かつ接合作業が容易であり、更に端部緯糸のほつれが防
止され、抄紙用ドライヤーフェルトに対して好適な接合
部を提供するものである。
以下本考案の実施例を示した図面について説明すると、
１は基布、そして２はニードリングによって形成された
フェルト層であって、第１図および第２図に拡大略示し
たごとく、２重織以上の組織を有する基布１の少なくと
も抄紙側にフェルト層２が形成されてなる抄紙用ドライ
ヤーフェルトにおいて、該ドライヤーフェルトの基布１
の両端部の上層端部緯糸３の上側に位置した経糸４の少
なくとも１部を延長して下層端部緯糸５の下側を通って
基布１内に綴り込むとともに他の経糸群６．６をそれぞ
れ切断７，７シて基布端部を形成し、該ドライヤーフェ
ルトの両端部を接合するための合成樹脂モノフィラメン
ト製のスパイラル線８を、該基布１の経糸とは別個の糸
条９を該基布１の端部から綴り込むことによって取付け
てなるものである。
１は基布、そして２はニードリングによって形成された
フェルト層であって、第１図および第２図に拡大略示し
たごとく、２重織以上の組織を有する基布１の少なくと
も抄紙側にフェルト層２が形成されてなる抄紙用ドライ
ヤーフェルトにおいて、該ドライヤーフェルトの基布１
の両端部の上層端部緯糸３の上側に位置した経糸４の少
なくとも１部を延長して下層端部緯糸５の下側を通って
基布１内に綴り込むとともに他の経糸群６．６をそれぞ
れ切断７，７シて基布端部を形成し、該ドライヤーフェ
ルトの両端部を接合するための合成樹脂モノフィラメン
ト製のスパイラル線８を、該基布１の経糸とは別個の糸
条９を該基布１の端部から綴り込むことによって取付け
てなるものである。
第３〜６図は上記のごとくして取付けられたスパイラル
線８，８を噛み合せ、芯線１０を挿通して無端状となし
た接合部を被覆する態様を示したものであって、第３図
はドライヤーフェルトの進行方向側のフェルト層２を延
長して接合部を被覆した例を示し、第４図は接合部の被
覆用として別個のフェルト片１１を進行方向側の基布の
端部に接着した態様を示したものである。
線８，８を噛み合せ、芯線１０を挿通して無端状となし
た接合部を被覆する態様を示したものであって、第３図
はドライヤーフェルトの進行方向側のフェルト層２を延
長して接合部を被覆した例を示し、第４図は接合部の被
覆用として別個のフェルト片１１を進行方向側の基布の
端部に接着した態様を示したものである。
また第５図はフェルト層２の端部を接合部の上方におい
て突き合せて接合部を被覆した態様を示し、第６図は基
布１の裏面側にもフェルト層１２が形成されているドラ
イヤーフェルトの接合部を示したものであって、第６図
のごときドライヤーフェルトの場合には、上記したスパ
イラル線８の取付は作業のために取除かれた裏面側のフ
ェルト層の跡に、別個のフェルト片１３．１３が接着さ
れる。
て突き合せて接合部を被覆した態様を示し、第６図は基
布１の裏面側にもフェルト層１２が形成されているドラ
イヤーフェルトの接合部を示したものであって、第６図
のごときドライヤーフェルトの場合には、上記したスパ
イラル線８の取付は作業のために取除かれた裏面側のフ
ェルト層の跡に、別個のフェルト片１３．１３が接着さ
れる。
このように本考案による抄紙用ドライヤーフェルトにお
ける接合部は、該ドライヤーフェルトの基布１の上層端
部緯糸３の上側に位置した経糸４の少なくとも１部が下
層端部緯糸の下側を通って基布１内に綴り込まれている
から、基布端部における緯糸のほつれがなく正常な組織
を維持することができる。
ける接合部は、該ドライヤーフェルトの基布１の上層端
部緯糸３の上側に位置した経糸４の少なくとも１部が下
層端部緯糸の下側を通って基布１内に綴り込まれている
から、基布端部における緯糸のほつれがなく正常な組織
を維持することができる。
そして該ドライヤーフェルトの両端部を接合するための
スパイラル線８が上記基布１の経糸とは別個の糸条９を
該基布端部から綴り込むことによって取付けられている
から、該スパイラル線８と基布１とを強度および耐久性
に富んだ糸条９によって結合することができ、またスパ
イラル線８の取付けによってドライヤーフェルトの接合
作業が著しく容易となる。
スパイラル線８が上記基布１の経糸とは別個の糸条９を
該基布端部から綴り込むことによって取付けられている
から、該スパイラル線８と基布１とを強度および耐久性
に富んだ糸条９によって結合することができ、またスパ
イラル線８の取付けによってドライヤーフェルトの接合
作業が著しく容易となる。
更に上記した経糸４および糸条９の綴り込みによって基
布１の端部の組織が緻密化するから糸条９は基布の組織
内において強固に保持され、比較的織密度の粗なドライ
ヤーフェルト用の基布に対して特に好都合である。
布１の端部の組織が緻密化するから糸条９は基布の組織
内において強固に保持され、比較的織密度の粗なドライ
ヤーフェルト用の基布に対して特に好都合である。
図面は本考案の実施例を示したものであって、第１図お
よび第２図は２重織および３重織の基布を用いたドライ
ヤーフェルトの接合端部の断面拡大図、そして第３〜６
図は接合状態を示したそれぞれ簡略断面図である。 １は基布、２はフェルト層、３は上層端部緯糸、４は綴
り込み経糸、５は下層端部緯糸、８はスパイラル線、９
は別個の糸条。
よび第２図は２重織および３重織の基布を用いたドライ
ヤーフェルトの接合端部の断面拡大図、そして第３〜６
図は接合状態を示したそれぞれ簡略断面図である。 １は基布、２はフェルト層、３は上層端部緯糸、４は綴
り込み経糸、５は下層端部緯糸、８はスパイラル線、９
は別個の糸条。
Claims (1)
- 基布１の少なくとも抄紙側にフェルト層２が形成された
抄紙用ドライヤーフェルトにおいて、該基布１の上層端
部緯糸３の上側に位置した経糸４の少なくとも１部が下
層端部緯糸５の下側を通って基布１内に綴り込まれ、該
ドライヤーフェルトの両端部を接合するためのスパイラ
ル線８が上記基布１の経糸とは別個の糸条９を該基布端
部から綴り込むことによって取付けられてなる抄紙用ド
ライヤーフェルトの接合部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3154980U JPS6021439Y2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | 抄紙用ドライヤ−フエルトの接合部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3154980U JPS6021439Y2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | 抄紙用ドライヤ−フエルトの接合部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56134400U JPS56134400U (ja) | 1981-10-12 |
| JPS6021439Y2 true JPS6021439Y2 (ja) | 1985-06-26 |
Family
ID=29627401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3154980U Expired JPS6021439Y2 (ja) | 1980-03-10 | 1980-03-10 | 抄紙用ドライヤ−フエルトの接合部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021439Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-10 JP JP3154980U patent/JPS6021439Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56134400U (ja) | 1981-10-12 |
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