JPS60213433A - 放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、工作物を放電エネルギーによって精密加工す
る放電加工装置に関するものである。

〔従来技術〕

第１図は、従来のこの種の放電加工装置の一例を示す構
成図である。図において、（１）は加工液、（２）は加
工液（１）をためてその内部で放電加工を行なう加工槽
、（３）は電極、（４）は電極（３）の加工送シを行な
う主軸、（５）は電極（３）と対向するように加工液（
１）内に設置された工作物、（６）は加工槽（２）及び
工作物（５）を取９つけるためのテーブルで、図の矢印
Ｘ方向に移動できるような機構である。（７）はサドル
であシ、テーブル（６）を図の矢印Ｙ方向に移動させ得
る。（８）は主軸（４）をガイドして取付けるヘッド、
（９）はヘッド（８）を支持するコラム、四はコラム（
９）を取付け、これを支持するベッドである。第２図は
従来の放電加工装置の加工槽（２）の内部構造を示す断
面図である。α力は加工液噴出管、（２）は加工液噴出
口、（２）は加工液排出口である。

次に上記装置の動作につ−て説明する。第１図において
、加工槽（２）にためられた加工液（１）の中で電極（
３）と工作物（５）との間に図示されない別の電源よシ
放電エネルギーを供給することによって放電を発生させ
、工作物（５）の放電加工を行なうものである。、加工
時には通常加工液（１）の循環が行なわれ、第２図に示
す加工液噴出管αｐから噴出された加工液（１）は、加
工液噴出口（ロ）を通じて加工槽内に供給される。液面
があらかじめ設定した高さよシ高くなると加工液排出口
（ロ）から加工液（１）があふれだし、加工液面は設定
レベル以上に上がることなく、加工液（１）は加工槽（
２）内を循環する。

従来の放電加工装置は以上のように構成されているので
、加工液（１）の加工槽（２）内部での循環が円滑に行
なわれに＜＜、加工槽（２）内部に加工による熱がｉｆ
ま９易−ため、加工機本体あるいは工作物（５）の熱変
形による加工精度の劣化を招くという欠点がめった。

〔発明の概要〕

本発明に係る装置は、加工槽内部の加工液供給口上部に
、加工液面に追従して円滑に上下移動が可能な加工液流
制御フロートを設置することによシ、加工槽内部での加
工液の循環を円滑に行ない、加工熱の残留による加工精
度の劣化をなくシ、精度の高い放電加工を行なうことの
できる放電加工装置を提供する本のである。

〔発明の実施例〕

第３図社本発明に係る装置の加工槽部分の内部構造を示
す構成断面図である。この図において、（１）は加工液
、（２）は加工槽、（５）は工作物、（６）は工作物（
５）を取ル付けるテーブル（定盤）である。工作物（５
）は、加工槽（２）内において加工液（１）中に設置さ
れている。α力は加工槽（２）の底面付近に設けられた
加工液供給口、（２）は複数個の加工液噴出口（ｔＺａ
）を有する仕切板、α葎は加工液排出口である。ａ◆は
本発明において特徴としている加工液流制御フロートで
、加工槽内部において加工液供給口Ｃ１）の上部に、上
下移動可能なように設置されている。（２）は加工液流
制御フロー）　（Ｌ４を垂直方向（上下方向）に導びく
フロートガイド、ａ時は７０−トに装置されたバランス
ウェイトである。加工液流制御フロートα→は、その下
面側に、加工液の流れが、仕切板（ロ）で仕切られた工
作物（５）が設置されている部屋側に向かうように、滑
めらかな曲面（１４ａ　）が形成されている。

このように構成された装置の動作を次に説明する。放電
加工は、従来装置と同様に、電極（図示せず）を工作物
（５）に対向するように配置させ、両者間に電圧を加え
て加工槽（２）内にためられた加工液（１）中で放電さ
せ、加工を行なう。この放電加工時において、加工液噴
出管ａηから上方へ噴出された加工液（１）　Ｕ　、加
工液流制御フロート（ロ）の下面にあたったのち図中矢
印に示すように流れ方向が変えられ、加工液噴出口（１
２ａ）より加工槽（２）内に供給される。加工槽（２）
内に入った加工液（１）は、加工物（５）の周辺を通過
したのち加工液噴出口（２）と反対側に設けた加工液排
出口（２）よシ排出される。ここで、加工液流制御フロ
ートα◆は加工液面の上昇・下降に伴なって、フロート
ガイドα０によυ垂直方向に円滑に上下動が可能なため
、液面の高さにかかわらず常に十分な加工液流が加工槽
（２）内部に供給され、従来装置のように加工液（１）
が加工槽（２）内でよどむことはなｉｏ 第４図及び第５図は、加工槽（２）内の加工液液面が異
なる場合の加工液の流れを示す断面図である。

第４図は、工作物（５）が比較的大きく、液面レベルが
高−場合、第５図は工作物が比較的小さく、液面レベル
が低−場合をそれぞれ示している。第６図は、本発明の
他の実施例を示す構成斜視図である。この実施例におい
て杜、加工液流制御フロートα◆のガイド（ト）を、２
枚の鋼板で構成した場合である。

なお、上記の各実施例において、加工液流制御フロート
←→のガイド（ト）は、フロートの円滑な上下動が保障
されるならば、必ずしも必要でない。また、バランスウ
ェイトもフロート自身の重さによってはなくてもよい。

また、フロートα→に温度計を設ければ、加工液の温度
を、加工液面の変化に影響されず知ることができる。

〔発明の効果〕

゛以上のように、本発明によれば、加工槽内部の加工液
供給口上部に加工液面に追従して円滑に上下移動が可能
な加工液流制御フロートを設置することにより、加工槽
内部への加工液循環を円滑に行なうことのでき得る構造
としたため、加工熱によシ温度上昇した加工槽内の加工
液が工作物の周辺によどむことなく、すみやかに排出さ
れ、よって加工物テーブルの熱変形による加工精度の劣
下のない高精度の放電加工を行い得る効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の放電加工装置の構成及びその作動態様を
示す概略構成図、第２図は従来の放電加工装置の加工槽
部分の内部構造を示す概略断面図、第３図は本発明の一
実施例である加工槽部分の内部構造を示す概略断面図、
第４図及び第５図は加工槽の液面高低時の動作状態を示
す概略断面図、第６図は本発明の他の実施例を示す構成
斜視図である。 １・・・加工液、２・・・加工槽、３・・・電極、４・
・・主軸、５・・・工作物、６・・・テーブル、７・・
・サドル、８・・・ヘッド、９・・・コラム、ｌＯ・・
・ベッド、１１・・・加工液噴出管、１２・・・加工液
噴出口、１３・・・加工液排出口、１４・・・加工液流
制御フロート、１５・・・フロートガイド、１６・・・
バランスウェイト。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示すものとす
る。 代理人弁理士　木　村　三　朗 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 ５　６　１１ 第６図 手続補正書（自発） 昭和６０年７月８日 特許庁長官殿 １、事件の表示　特願昭５９−６５９１５号２・発明の
名称　放電加工装置 ３、補正をする者 一晒政 哀 揖 ６、補正の内容 （１）明細書第３頁第１６行〜第１７行の「欠点があっ
た。」の後に次のものを加入する。 ［また、加工液噴出管（１１）から加工槽内に供給され
る加工［（１）の流量が大きな場合、加工槽（２）の外
部に加工液が飛散することがあった。」（２）明細書第
６頁第２行の［よどむことはない。」の後に次のものを
加入する。 「さらに、加工液注入開始時に加工槽（２）の外部に加
工液（１１が飛散することもない。」（３）明細書第７
頁第８行と第９行の間に次のものを加入する。 ［さらに、加工液注入開始時の加工液の飛散を防止する
ことができる。Ｊ 以上

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）加工液をためてその内部で放電加工を行なう加工
   槽を備えた放電加工装置におして、前記加工槽内部であ
   って前記加工液が供給される加工液供給口上部に、加工
   液面に追従して上下移動可能な加工液流制御フロートを
   設けたことを特徴とする放電加工装置。
2. （２）加工液流制御フロートは、ｆ面側に曲面を有する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の放電加工
   装置。
3. （３）加工液流制御フロートはバランス・ウェイトを有
   することを特徴とする特許請求範囲第１項記載の放電加
   工装置。
4. （４）加工液流制御フロートはガイド機構に沿って上下
   移動することを特徴とする特許請求範囲第１項記載の放
   電加工装置。