JPS6021286B2 - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
- Publication number
- JPS6021286B2 JPS6021286B2 JP161279A JP161279A JPS6021286B2 JP S6021286 B2 JPS6021286 B2 JP S6021286B2 JP 161279 A JP161279 A JP 161279A JP 161279 A JP161279 A JP 161279A JP S6021286 B2 JPS6021286 B2 JP S6021286B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid fuel
- cone
- plate
- wire mesh
- fuel combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液体燃料燃焼装置に関するものであり、その目
的とするところは燃焼の不安定化や消火後の臭気等を防
止することにある。
的とするところは燃焼の不安定化や消火後の臭気等を防
止することにある。
ロータリ頃裏方式の従来の液体燃料燃焼装置ではそのコ
ーンへの給油方式として電磁ポンプを使用しているが、
このポンプの振動数が数HZから数十Hzと低いため、
このコーンへの送油に脈動を生じていた。この脈動はコ
ーンでは十分に吸収できないので振切板による曙霧パタ
ーンに濃淡を生じ、この結果燃焼火炎にも脈動が現われ
、燃焼が不安定となっていた。一方、電磁ポンプを使わ
ずに上記脈動を防止しようとした給油方式もあるが、こ
れは給油パイプからロータに送油するときに給油パイプ
先端に満が生じ、これがロータに滴下するので、上記同
様火炎の脈動がおきていた。これを解消するために従来
からコーンや振切板に溝を設けたり、発泡金属等に液体
燃料を一度含浸させたりするなどの方法がとられていた
。しかし、コーンや振切板に対する加工などでは送油系
で生じる脈動を十分に吸収することはできず、また上記
発泡金属を用いるものでは発泡金属の成形に非常に手間
がかかる。しかも、この発泡金属は孔径が小さくて孔の
つながりも複雑であるので、消火動作による給油停止後
、この発泡金属に含浸された液体燃料が徐々に頃霧され
、この結果未燃成分による臭気や白煙が生じるという欠
点もあった。そこで、本発明はコーンと振切板の間に適
度のメッシュの金網を介在させることによって上記従釆
の欠点を解消しようとするものである。
ーンへの給油方式として電磁ポンプを使用しているが、
このポンプの振動数が数HZから数十Hzと低いため、
このコーンへの送油に脈動を生じていた。この脈動はコ
ーンでは十分に吸収できないので振切板による曙霧パタ
ーンに濃淡を生じ、この結果燃焼火炎にも脈動が現われ
、燃焼が不安定となっていた。一方、電磁ポンプを使わ
ずに上記脈動を防止しようとした給油方式もあるが、こ
れは給油パイプからロータに送油するときに給油パイプ
先端に満が生じ、これがロータに滴下するので、上記同
様火炎の脈動がおきていた。これを解消するために従来
からコーンや振切板に溝を設けたり、発泡金属等に液体
燃料を一度含浸させたりするなどの方法がとられていた
。しかし、コーンや振切板に対する加工などでは送油系
で生じる脈動を十分に吸収することはできず、また上記
発泡金属を用いるものでは発泡金属の成形に非常に手間
がかかる。しかも、この発泡金属は孔径が小さくて孔の
つながりも複雑であるので、消火動作による給油停止後
、この発泡金属に含浸された液体燃料が徐々に頃霧され
、この結果未燃成分による臭気や白煙が生じるという欠
点もあった。そこで、本発明はコーンと振切板の間に適
度のメッシュの金網を介在させることによって上記従釆
の欠点を解消しようとするものである。
以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図、第2図に示すように本実施例では、給油パイプ
1とわずかな間隙を有して設けられた円華台形のコーン
2と金網3と振切板4と縄梓板5とをモータ6のモータ
軸7に蓮設している。
1とわずかな間隙を有して設けられた円華台形のコーン
2と金網3と振切板4と縄梓板5とをモータ6のモータ
軸7に蓮設している。
また、シーズヒータ8を埋設した気化筒9の先端には、
均圧板10、炎孔板1 1よりなるバーナヘッド部12
を固定している。さらに、この気化筒9はバーナケース
13内に収納され、パッキング14で熱交換器15との
気密を保つよう構成されている。一方、燃焼用空気は給
気ダクト16からモータケース17内に、モータ6とコ
ーン2間のモータ軸7に固定されたファン18によって
吸入され、次に気化筒9内に圧送されるようになってい
る。また、液体燃料は電磁ポンプ19によって給油パイ
プ1に送られ、わずかな間隙を経てコーン2上に滴下す
るようになっている。このコーン2はモータ6により高
速回転されているので滴下した液体燃料はコーン2のテ
ーパに沿って金網3、振切板4に送られ、次に遠心力で
接線方向に頃霧される。その後、鷹梓板5に衝突してさ
らに細かい粒子となったのち、シーズヒータ8で加熱さ
れた気化筒9の内壁に接触して気化が行われる。気化ガ
スは送り込まれてくる燃焼用空気と澄梓板5の作用で充
分に子混合された後、炎孔板12から噴出し、点火プラ
グ20のスパークで着火し燃焼が行われる。なお、21
はファンケース、22は気化筒9を萩簿し、ファン18
によって供給される燃焼用空気を気化筒9内に送り込む
絞り口22aを有する仕功板である。上記構成によれば
次のような効果がある。
均圧板10、炎孔板1 1よりなるバーナヘッド部12
を固定している。さらに、この気化筒9はバーナケース
13内に収納され、パッキング14で熱交換器15との
気密を保つよう構成されている。一方、燃焼用空気は給
気ダクト16からモータケース17内に、モータ6とコ
ーン2間のモータ軸7に固定されたファン18によって
吸入され、次に気化筒9内に圧送されるようになってい
る。また、液体燃料は電磁ポンプ19によって給油パイ
プ1に送られ、わずかな間隙を経てコーン2上に滴下す
るようになっている。このコーン2はモータ6により高
速回転されているので滴下した液体燃料はコーン2のテ
ーパに沿って金網3、振切板4に送られ、次に遠心力で
接線方向に頃霧される。その後、鷹梓板5に衝突してさ
らに細かい粒子となったのち、シーズヒータ8で加熱さ
れた気化筒9の内壁に接触して気化が行われる。気化ガ
スは送り込まれてくる燃焼用空気と澄梓板5の作用で充
分に子混合された後、炎孔板12から噴出し、点火プラ
グ20のスパークで着火し燃焼が行われる。なお、21
はファンケース、22は気化筒9を萩簿し、ファン18
によって供給される燃焼用空気を気化筒9内に送り込む
絞り口22aを有する仕功板である。上記構成によれば
次のような効果がある。
すなわち、給油機構に電磁ポンプ19を使用した場合ポ
ンプのパルスにあわせて給油量に脈動があらわれ、また
給油パイプ1からコーン2に液体燃料が送られる際に満
を形成し、これが頃霧状態にも脈動を与えて火炎の振動
を生起し、燃焼特性を悪化させていた。これは、コーン
2に送られた液体燃料の脈動流によりコーン2や振切板
4上に形成される油膜厚さに厚薄が生じるからである。
しかるに、本実施例のごとくコーン2と振切板4の間に
金網3を設けると、金網3の格子を形成する線条の作用
で振切板4を移動する液体燃料が大きく分散される。即
ち、第3図に示す如く、コーン2上の同一点から出発し
た液体燃料は金網3を構成する線条の抵抗を受けたり、
線条に沿って流れたりするので、例えば一部の油は流路
Aの如く、他は流路Bの如く流れる。この場合、金網3
から受ける抵抗の差、あるいは線条に沿って液体燃料が
流れやすいことによる流路差によってコーン2上の他の
位置から流れてくる液体燃料と合流が行われるので、コ
ーン2を油膜の厚薄として伝播してきた脈動流は緩和さ
れるのである。特に金網を用いることは、油が金網の線
条に沿って流れやすく、このため、金網3上やこれに接
して設けられている振切板4上での油の移動範囲が著し
く広くとれるので、脈動の緩和効果が大きい。この結果
、電磁ポンプ19や給油パイプ1で生じる脈動を防止す
るための特殊な装置を設けなくても脈動のない正常な燃
焼を維持することができ、しかも金網であるため油切れ
が良く、発泡金属や多孔体による方式に比べが消火時(
給油停止時)の未燃成分の放出や臭気の発生が著しく低
いものとなる。
ンプのパルスにあわせて給油量に脈動があらわれ、また
給油パイプ1からコーン2に液体燃料が送られる際に満
を形成し、これが頃霧状態にも脈動を与えて火炎の振動
を生起し、燃焼特性を悪化させていた。これは、コーン
2に送られた液体燃料の脈動流によりコーン2や振切板
4上に形成される油膜厚さに厚薄が生じるからである。
しかるに、本実施例のごとくコーン2と振切板4の間に
金網3を設けると、金網3の格子を形成する線条の作用
で振切板4を移動する液体燃料が大きく分散される。即
ち、第3図に示す如く、コーン2上の同一点から出発し
た液体燃料は金網3を構成する線条の抵抗を受けたり、
線条に沿って流れたりするので、例えば一部の油は流路
Aの如く、他は流路Bの如く流れる。この場合、金網3
から受ける抵抗の差、あるいは線条に沿って液体燃料が
流れやすいことによる流路差によってコーン2上の他の
位置から流れてくる液体燃料と合流が行われるので、コ
ーン2を油膜の厚薄として伝播してきた脈動流は緩和さ
れるのである。特に金網を用いることは、油が金網の線
条に沿って流れやすく、このため、金網3上やこれに接
して設けられている振切板4上での油の移動範囲が著し
く広くとれるので、脈動の緩和効果が大きい。この結果
、電磁ポンプ19や給油パイプ1で生じる脈動を防止す
るための特殊な装置を設けなくても脈動のない正常な燃
焼を維持することができ、しかも金網であるため油切れ
が良く、発泡金属や多孔体による方式に比べが消火時(
給油停止時)の未燃成分の放出や臭気の発生が著しく低
いものとなる。
なお、第3図に示した流路A,Bを示す○印は判り易く
するため一個の油滴の移動を追う形で示したものである
が、実際には連続した油腰が移動するものである。
するため一個の油滴の移動を追う形で示したものである
が、実際には連続した油腰が移動するものである。
また、この第3図のRは回転方向を示している。以上の
ように本発明によれば振切板から均一に液体燃料が贋霧
されるので火炎に脈動が生じることはなく、その燃焼状
態はきわめて良好なものとなる。
ように本発明によれば振切板から均一に液体燃料が贋霧
されるので火炎に脈動が生じることはなく、その燃焼状
態はきわめて良好なものとなる。
また、金網は油切れが良いので消火時に大量の未燃成分
が発生して臭い等の問題を引起すこともなく、さらに金
網を設けるだけであるのできわめて安価に提供すること
ができる。
が発生して臭い等の問題を引起すこともなく、さらに金
網を設けるだけであるのできわめて安価に提供すること
ができる。
第1図は本発明の一実施例にかかる液体燃料燃焼装置の
構成図、第2図は同液体燃料燃焼装置の要部拡大正面図
、第3図は同液体燃料燃焼装置の要部拡大側面図である
。 1……給油パイプ、2…・・・コーン、3…・・・金網
、4・・…・振切板、5…・・・蝿梓板、9…・・・気
化筒。 第2図 第3図 第1図
構成図、第2図は同液体燃料燃焼装置の要部拡大正面図
、第3図は同液体燃料燃焼装置の要部拡大側面図である
。 1……給油パイプ、2…・・・コーン、3…・・・金網
、4・・…・振切板、5…・・・蝿梓板、9…・・・気
化筒。 第2図 第3図 第1図
Claims (1)
- 1 回転軸に装着されたコーンと、このコーンで導びか
れた液体燃料を遠心力によつて噴霧する振切り板との間
に少くとも一枚の金網を介在させたことを特徴とする液
体燃料燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP161279A JPS6021286B2 (ja) | 1979-01-10 | 1979-01-10 | 液体燃料燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP161279A JPS6021286B2 (ja) | 1979-01-10 | 1979-01-10 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5595009A JPS5595009A (en) | 1980-07-18 |
JPS6021286B2 true JPS6021286B2 (ja) | 1985-05-27 |
Family
ID=11506323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP161279A Expired JPS6021286B2 (ja) | 1979-01-10 | 1979-01-10 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021286B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61140787U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-30 |
-
1979
- 1979-01-10 JP JP161279A patent/JPS6021286B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61140787U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5595009A (en) | 1980-07-18 |
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