JPS6021128A - 鋼管の曲げ加工方法 - Google Patents
鋼管の曲げ加工方法Info
- Publication number
- JPS6021128A JPS6021128A JP12700083A JP12700083A JPS6021128A JP S6021128 A JPS6021128 A JP S6021128A JP 12700083 A JP12700083 A JP 12700083A JP 12700083 A JP12700083 A JP 12700083A JP S6021128 A JPS6021128 A JP S6021128A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel pipe
- temperature
- steel
- temp
- bending
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 105
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 105
- 238000005452 bending Methods 0.000 title claims abstract description 33
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 20
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims abstract description 30
- 238000010587 phase diagram Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000001953 recrystallisation Methods 0.000 claims abstract description 8
- 229910000658 steel phase Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract description 28
- 238000001816 cooling Methods 0.000 abstract description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 6
- 238000013003 hot bending Methods 0.000 abstract description 6
- 238000000137 annealing Methods 0.000 abstract 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 9
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 7
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 7
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 4
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 4
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 4
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 206010007882 Cellulitis Diseases 0.000 description 1
- 229910017112 Fe—C Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910001035 Soft ferrite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 229910001567 cementite Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- KSOKAHYVTMZFBJ-UHFFFAOYSA-N iron;methane Chemical compound C.[Fe].[Fe].[Fe] KSOKAHYVTMZFBJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D7/00—Bending rods, profiles, or tubes
- B21D7/16—Auxiliary equipment, e.g. for heating or cooling of bends
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は、熱間加工によって鋼管を曲げ加工[fiの
技術的背景とその問題点3 石油精製プラント、化学プラントおよび発電プラント等
の工業分野では、多数の鋼管が用いられている。上記の
プラントで鋼管を屈曲して配管するには、所定の曲率を
有する鋳鉄製のエルボを用い、このエルボの両端に直線
状の鋼管を溶接することにより行なわれている。
技術的背景とその問題点3 石油精製プラント、化学プラントおよび発電プラント等
の工業分野では、多数の鋼管が用いられている。上記の
プラントで鋼管を屈曲して配管するには、所定の曲率を
有する鋳鉄製のエルボを用い、このエルボの両端に直線
状の鋼管を溶接することにより行なわれている。
ところが近年上記鋼管の屈曲配管は、寸法精度の良好な
熱間曲げ加工により行なわれることが多い。つまり、直
線状鋼管の必要部分を所定の曲率に直接曲げ加工し、そ
の屈曲部に直線状配管を溶接して、鋼管を屈曲配管する
のである。この熱間曲げ加工は、鋼管の外表面に高周波
コイルを設置し、この高周波コイルに通電して@管を局
部的に加熱し曲げ加工を施すものである。この加熱温度
は、鋼管が炭素鋼、低合金鋼等のフェライト鋼の場合に
は、フェライトおよびオーステナイトの混合組織がオー
ステナイトになる状態、すなわち鋼の状態図におけるA
3変態温度以上に設定されている。これにより、良好な
加工性が確保される。さらに、この曲げ加工を採用する
場合には、前述のエルボを用いる場合に較べ、溶接箇所
を低減できるという利点がある。
熱間曲げ加工により行なわれることが多い。つまり、直
線状鋼管の必要部分を所定の曲率に直接曲げ加工し、そ
の屈曲部に直線状配管を溶接して、鋼管を屈曲配管する
のである。この熱間曲げ加工は、鋼管の外表面に高周波
コイルを設置し、この高周波コイルに通電して@管を局
部的に加熱し曲げ加工を施すものである。この加熱温度
は、鋼管が炭素鋼、低合金鋼等のフェライト鋼の場合に
は、フェライトおよびオーステナイトの混合組織がオー
ステナイトになる状態、すなわち鋼の状態図におけるA
3変態温度以上に設定されている。これにより、良好な
加工性が確保される。さらに、この曲げ加工を採用する
場合には、前述のエルボを用いる場合に較べ、溶接箇所
を低減できるという利点がある。
しかしながら、上記鋼管の熱間曲げ加工では、曲げ加工
される部分けA3変態温度以上まで加熱されるが、他の
加工されない部分は室温状態とされるため、鋼管は、A
3変態温度以上の温度から室温壕での温度分布を有する
ことになる。そして、この温j随分布のうち、A3変態
温度直下の部分は、オースブナイトとフェライトとが共
存した状態となるため、冷却(急冷)後、硬式マルテン
サイトと軟質のフェライトとの7μ合組織となり、強度
が著しく低1;する。
される部分けA3変態温度以上まで加熱されるが、他の
加工されない部分は室温状態とされるため、鋼管は、A
3変態温度以上の温度から室温壕での温度分布を有する
ことになる。そして、この温j随分布のうち、A3変態
温度直下の部分は、オースブナイトとフェライトとが共
存した状態となるため、冷却(急冷)後、硬式マルテン
サイトと軟質のフェライトとの7μ合組織となり、強度
が著しく低1;する。
この状!、!J4が、必述の、83図(B)の折れ線(
b)に示されろ。仁の折れAM(b)は、外ff:、3
50 mm、肉厚80mmの9 Cr 銅管ケ用い、F
e−Cr系状態図におけるA3変態温度以上の温1支た
る950℃に加熱して曲げ加工を施したときの、鋼管の
長手方向の各位置における硬さケ示す。M′市・におけ
る屈曲部近傍の直線状部分は、加熱時A3変態温度直下
(約800〜900″C)となるため、冷却後曲の位I
直の硬さが180前後であるのに対し、その硬さは11
0程となす、啄めて低い。
b)に示されろ。仁の折れAM(b)は、外ff:、3
50 mm、肉厚80mmの9 Cr 銅管ケ用い、F
e−Cr系状態図におけるA3変態温度以上の温1支た
る950℃に加熱して曲げ加工を施したときの、鋼管の
長手方向の各位置における硬さケ示す。M′市・におけ
る屈曲部近傍の直線状部分は、加熱時A3変態温度直下
(約800〜900″C)となるため、冷却後曲の位I
直の硬さが180前後であるのに対し、その硬さは11
0程となす、啄めて低い。
また、高周波コイルは鋼管の外表面を撞い、誘導電流は
@管の外表面を流ルるため、′A菅がノJ肉の場合には
、鋼管の外表面は誘導電流により直接加熱されるが、鋼
管内側は伝熱により加熱される。
@管の外表面を流ルるため、′A菅がノJ肉の場合には
、鋼管の外表面は誘導電流により直接加熱されるが、鋼
管内側は伝熱により加熱される。
この加熱温度はともにA3変態温度以上、すなわち鋼の
焼入加熱温度となり、さらに鋼管の外表面は内側より高
温となる。したがって、これらの焼入加熱温度の相違に
起因して、鋼管冷却後、厚肉鋼管の半径方向に強度の不
均質が生ずる。
焼入加熱温度となり、さらに鋼管の外表面は内側より高
温となる。したがって、これらの焼入加熱温度の相違に
起因して、鋼管冷却後、厚肉鋼管の半径方向に強度の不
均質が生ずる。
この状態が、後述の第4装置の折れ線(d)に示される
。この折れi (d)も第3図と同一の試料を同一の温
度に加熱したときのものである。ただ折れ線(d)は、
曲げ加工を施した曲げ部分における半径方向各位置の硬
さを示したものである。鋼管の内側は硬度が低く、外表
面に向うにつれてイ使度が高くなっている。
。この折れi (d)も第3図と同一の試料を同一の温
度に加熱したときのものである。ただ折れ線(d)は、
曲げ加工を施した曲げ部分における半径方向各位置の硬
さを示したものである。鋼管の内側は硬度が低く、外表
面に向うにつれてイ使度が高くなっている。
以上のように、従来の熱間曲げ加工では、曲は加工を施
した鋼管は、その長手方向および半径方向ともに強度が
不均質(fこなるという問題点を生ずる。
した鋼管は、その長手方向および半径方向ともに強度が
不均質(fこなるという問題点を生ずる。
この発明は上記問題点を考慮してなされたものであり、
強1髪差のない、均質な曲げ鋼管を得ることができる鋼
管の曲げ加工方法を提供することを目的とする。
強1髪差のない、均質な曲げ鋼管を得ることができる鋼
管の曲げ加工方法を提供することを目的とする。
上記目的全達成するために、この発明に係る鋼管の曲げ
加工方法は、鋼管を、鋼の状態図におけるA1変j占温
度以下の温度に加熱して曲げ加工するものであり、加熱
される鋼管に、鋼の状態図におけるA3変態温度直下の
部分が生じないようにし、かつ、加熱@度ケ焼入加熱温
度以下に設定して、加熱温度差の影響を低減するもので
ある。
加工方法は、鋼管を、鋼の状態図におけるA1変j占温
度以下の温度に加熱して曲げ加工するものであり、加熱
される鋼管に、鋼の状態図におけるA3変態温度直下の
部分が生じないようにし、かつ、加熱@度ケ焼入加熱温
度以下に設定して、加熱温度差の影響を低減するもので
ある。
第1図はこの発明に係る鋼8gの曲げ加工方法を丸施す
る鋼管曲げ加工装置を示す平面図である。
る鋼管曲げ加工装置を示す平面図である。
鋼゛げ1の端部はストック3に当接支持される。
このストック3は鋼管1の長手方向に移動可能とされて
、鋼管1に、矢印E方向の推力を付与する。
、鋼管1に、矢印E方向の推力を付与する。
また、鋼管1の長手方向所定位1べには、′J14管1
の外表面に沿って、ドーナツ形状の高周波コイル7が配
設される。この高周波コイル7は@管1の外表面との間
に適当なりリアランスを刹するとともに、高周波′電流
が流される。この高周波電流によって、鋼管1の高周波
コイル7直下の部分に誘導電流が流れ、この部分が帯状
に加熱される。
の外表面に沿って、ドーナツ形状の高周波コイル7が配
設される。この高周波コイル7は@管1の外表面との間
に適当なりリアランスを刹するとともに、高周波′電流
が流される。この高周波電流によって、鋼管1の高周波
コイル7直下の部分に誘導電流が流れ、この部分が帯状
に加熱される。
さらに、鋼管1における高周波コイル7の近傍でストッ
ク3の反対位置は、クランプ9に把持される。このクラ
ンプ9はアーム11を介して、装置本体に取り付けられ
る支点13に回転自在に支持される。この支点13は、
高周波コイル7の軸方向中央位置でこれに鉛直な平面内
に位置する。これにより、クランプ9に把持された鋼管
1は、矢印E方向の移動に際し、高周波コイル7によっ
て加熱された部分が直ちに曲げ加工される。また、アー
ム11の長さは、鋼管1の所望の曲率を考元ハして設定
される。なお、符号15はガイドローラであり、次に、
上記鋼管の曲げ加工装置を用いた鋼管の曲げ方法を説明
する。
ク3の反対位置は、クランプ9に把持される。このクラ
ンプ9はアーム11を介して、装置本体に取り付けられ
る支点13に回転自在に支持される。この支点13は、
高周波コイル7の軸方向中央位置でこれに鉛直な平面内
に位置する。これにより、クランプ9に把持された鋼管
1は、矢印E方向の移動に際し、高周波コイル7によっ
て加熱された部分が直ちに曲げ加工される。また、アー
ム11の長さは、鋼管1の所望の曲率を考元ハして設定
される。なお、符号15はガイドローラであり、次に、
上記鋼管の曲げ加工装置を用いた鋼管の曲げ方法を説明
する。
まず、鋼管1の投手方向所定位置に高周波コイル7を配
設するとともに、ストック3により鋼管1の端部を当接
支持する。次に、フランジ9で鋼管1を把持する。この
状態で高周波コイル7に筒周波電流全流し、鋼管1にお
ける高周波コイル直下の部分を局部的に加熱する。
設するとともに、ストック3により鋼管1の端部を当接
支持する。次に、フランジ9で鋼管1を把持する。この
状態で高周波コイル7に筒周波電流全流し、鋼管1にお
ける高周波コイル直下の部分を局部的に加熱する。
加熱部分が設定温度になった段階でストック3から鋼管
1に矢印E方向の推力を作用させ、鋼管lを同方向に移
動させる。この移動に追従して、クランプ9およびアー
ム11が所望の曲率半径で回動し、これにより、鋼管1
はその加熱部分が、第2図にyr’−Gれるように曲げ
カU工でれる。
1に矢印E方向の推力を作用させ、鋼管lを同方向に移
動させる。この移動に追従して、クランプ9およびアー
ム11が所望の曲率半径で回動し、これにより、鋼管1
はその加熱部分が、第2図にyr’−Gれるように曲げ
カU工でれる。
上記加熱部分の設定温度は、銅の状態図におけるA1変
態温+ffiより50 ℃低い温度を上限温度とし、鋼
の再結晶温度を下限温度とする範囲内で定められる。
態温+ffiより50 ℃低い温度を上限温度とし、鋼
の再結晶温度を下限温度とする範囲内で定められる。
A1変態温度とは、フェライトをベースにしたフェライ
ト鋼において、フェライトとセメンタイトとの共析組織
であるノQ−ライトが加熱によりオーステナイトに変化
する温度であり、この温+gは炭素鋼又はステンレス鋼
等の合金鋼の動きにそれぞれ異なる。例えば炭素鋼では
723℃、9Cr鋼では830℃である。また、A1変
態温要上り5(1”C低い温度は、一般に鋼の焼きもど
し温度である。この温度を一ヒ限としたのは、鋼管1の
温1及を高めて加工性を良好とするが、胃めすぎること
により生ずる冷却後の鋼管1の材質変化を防止するため
である。
ト鋼において、フェライトとセメンタイトとの共析組織
であるノQ−ライトが加熱によりオーステナイトに変化
する温度であり、この温+gは炭素鋼又はステンレス鋼
等の合金鋼の動きにそれぞれ異なる。例えば炭素鋼では
723℃、9Cr鋼では830℃である。また、A1変
態温要上り5(1”C低い温度は、一般に鋼の焼きもど
し温度である。この温度を一ヒ限としたのは、鋼管1の
温1及を高めて加工性を良好とするが、胃めすぎること
により生ずる冷却後の鋼管1の材質変化を防止するため
である。
また、再ml晶温1変を下限としたのは、曲げ加工によ
っても残留応力を生せしめないブこめである。このよう
に再結晶温をを下限としたため、熱間曲げ加工で生じた
歪エネルギは鋼・−1の冷却中に開放される。
っても残留応力を生せしめないブこめである。このよう
に再結晶温をを下限としたため、熱間曲げ加工で生じた
歪エネルギは鋼・−1の冷却中に開放される。
上記実施例によれば、鋼の状態図におけるA1変態温度
より50℃低い温度から鋼の再結晶温度の範囲内で銅・
旨1を曲げ加工することから、’6Ml&1の曲げ部か
ら曲げ加工されない直線状管部までの加熱温度分布が、
暁もどし温度から室温までの温度分布となる。したがっ
て、加熱される@管にA□変態11′!度以上でA3変
態温度直下の温度になる部分が存在せず、そのため曲げ
加工をして冷却をした後の鋼管1は均質な強度を得るこ
とができる。
より50℃低い温度から鋼の再結晶温度の範囲内で銅・
旨1を曲げ加工することから、’6Ml&1の曲げ部か
ら曲げ加工されない直線状管部までの加熱温度分布が、
暁もどし温度から室温までの温度分布となる。したがっ
て、加熱される@管にA□変態11′!度以上でA3変
態温度直下の温度になる部分が存在せず、そのため曲げ
加工をして冷却をした後の鋼管1は均質な強度を得るこ
とができる。
この状態が第3図(B)の折れ線(a)に示される。嬉
3図(B)は曲げ鋼管の長手方向硬度を示すグラフであ
る。その横軸は鋼管の長手方向位1ばを示し、また縦軸
は鋼管の硬さを示す。試料は外径350mm。
3図(B)は曲げ鋼管の長手方向硬度を示すグラフであ
る。その横軸は鋼管の長手方向位1ばを示し、また縦軸
は鋼管の硬さを示す。試料は外径350mm。
肉厚80mmの9Cr鋼賃であり、加熱温度はFe−C
r系状態図におけるA1変態温度たる830°Cから5
0℃を引いた780℃である。鋼管のイ吠さけビッカー
ス硬度計で測定したビッカース硬さであり、第3図(A
)に示される如く、鋼管の長手方向に沿って、鋼管の直
線状部分から曲り部にかけて肉厚中央位置で測定した値
である。折れ線(a)によれば、鋼管の長手方向硬さは
、直線状管部から曲p部にかけて180近傍とほぼ均質
である。これは、同図折れ線(b)に示される従来例の
場合(同様の試料を950℃に加熱して曲げ加工し、同
様に測定したもの)に較べ、その均質の程度が著しく良
好である。
r系状態図におけるA1変態温度たる830°Cから5
0℃を引いた780℃である。鋼管のイ吠さけビッカー
ス硬度計で測定したビッカース硬さであり、第3図(A
)に示される如く、鋼管の長手方向に沿って、鋼管の直
線状部分から曲り部にかけて肉厚中央位置で測定した値
である。折れ線(a)によれば、鋼管の長手方向硬さは
、直線状管部から曲p部にかけて180近傍とほぼ均質
である。これは、同図折れ線(b)に示される従来例の
場合(同様の試料を950℃に加熱して曲げ加工し、同
様に測定したもの)に較べ、その均質の程度が著しく良
好である。
また、前述の如く、曲げ加工の加熱温度が鋼のA1変態
温度以下50℃から鋼の再結晶温+f−jでの温度範囲
とされるため、加熱温II 1l−i件Hの焼入加熱温
度以下と々る(通常、鋼の焼入れは鋼のA3変態温度以
上でおこなわれる。)。したがって、鋼管が厚肉であり
、加熱時鋼管の半径方向に温度差が生じても、この温度
差に基づき冷却後鋼管の半径方向に強度むらが生ずるこ
とはない。つまり鋼管の半径方向も均質な強度となる。
温度以下50℃から鋼の再結晶温+f−jでの温度範囲
とされるため、加熱温II 1l−i件Hの焼入加熱温
度以下と々る(通常、鋼の焼入れは鋼のA3変態温度以
上でおこなわれる。)。したがって、鋼管が厚肉であり
、加熱時鋼管の半径方向に温度差が生じても、この温度
差に基づき冷却後鋼管の半径方向に強度むらが生ずるこ
とはない。つまり鋼管の半径方向も均質な強度となる。
この状態が第4図(B)の折れ線(C)に示される。第
4図(B)は曲げ鋼管の曲げ部における半径方向硬さを
示すグラフである。その横1lq11は鋼管の曲げ部の
半径方向位@を示し、また縦軸は鋼管の硬さを示す。試
料および加熱温度ともに第3図(B)折れ線(a)の場
合と同様であり、さらに硬さも同様にビッカース硬さで
ある。また、この硬さは、第4図(A)に示される如く
、鋼管の曲げ部の断面を半径方向に内側から外表面に向
かって5mm間隔で測定した値である。折れ線(C)に
よれば、鋼管の曲げ部の半径方向硬さはビッカース硬さ
160乃至180の範囲となり均質である。折れ線(d
)に示される従来例、すなわち同様の試料を950℃に
加熱して曲げ加工し同様に測定したものに較べ、硬さの
均質の程度は顕著である。
4図(B)は曲げ鋼管の曲げ部における半径方向硬さを
示すグラフである。その横1lq11は鋼管の曲げ部の
半径方向位@を示し、また縦軸は鋼管の硬さを示す。試
料および加熱温度ともに第3図(B)折れ線(a)の場
合と同様であり、さらに硬さも同様にビッカース硬さで
ある。また、この硬さは、第4図(A)に示される如く
、鋼管の曲げ部の断面を半径方向に内側から外表面に向
かって5mm間隔で測定した値である。折れ線(C)に
よれば、鋼管の曲げ部の半径方向硬さはビッカース硬さ
160乃至180の範囲となり均質である。折れ線(d
)に示される従来例、すなわち同様の試料を950℃に
加熱して曲げ加工し同様に測定したものに較べ、硬さの
均質の程度は顕著である。
さらに、噌aの加熱温度は、前述の如く鋼の焼入加熱温
度以下とされるため、曲げ加工後焼きもどしをして、鋼
管の材質を改善する必要がない。
度以下とされるため、曲げ加工後焼きもどしをして、鋼
管の材質を改善する必要がない。
また、低温加熱のためスケールの生成も少なく、スケー
ル除去作業も容易となる。故に、曲げ鋼管の製造工程が
単純化され、安価な曲は鋼管を提供することができる。
ル除去作業も容易となる。故に、曲げ鋼管の製造工程が
単純化され、安価な曲は鋼管を提供することができる。
なお、上記実施例では、鋼管の曲げ加工の刀日熱温吸の
上限をA□変態温度以下50℃とするものにつき説明し
たが、A1変、+7N温度を上限とするものであっても
よい(第2実施例)。この場合にも、曲げ鋼管の強度を
均質にすることができる。さらに、この場合には加工温
度を旨めることがでさることから、前記実施例に較べ加
工性をより良好とすることができ、ストック3から鋼管
に作用する推力を減少させることができる。
上限をA□変態温度以下50℃とするものにつき説明し
たが、A1変、+7N温度を上限とするものであっても
よい(第2実施例)。この場合にも、曲げ鋼管の強度を
均質にすることができる。さらに、この場合には加工温
度を旨めることがでさることから、前記実施例に較べ加
工性をより良好とすることができ、ストック3から鋼管
に作用する推力を減少させることができる。
まブこ、前記実施例および1A3J2A3側では、曲げ
加工の加熱温度の不眠を鋼の再結晶温度とする場合につ
き説明したが、この再結晶温度以下の温度を曲げ加工の
加熱温度の下限とするものであってもよい1(g3実施
例)。この場合にも、均質な強度の曲げ鋼管を得ること
ができる。ただ、この場合には曲げ加工による残留応力
が生ずることになるが、この残留応力は曲げ加工後焼も
どし処理を施すことにより除去される。
加工の加熱温度の不眠を鋼の再結晶温度とする場合につ
き説明したが、この再結晶温度以下の温度を曲げ加工の
加熱温度の下限とするものであってもよい1(g3実施
例)。この場合にも、均質な強度の曲げ鋼管を得ること
ができる。ただ、この場合には曲げ加工による残留応力
が生ずることになるが、この残留応力は曲げ加工後焼も
どし処理を施すことにより除去される。
この発明に係る鋼管の曲げ加工方法によれば、鋼管を、
鋼の状態図におけるAI変態温度以rの温IWに加熱し
て曲げ加工1−ることがら、加工後の曲は鋼管の強度を
極めて均質とすることができるという効果を肩“する。
鋼の状態図におけるAI変態温度以rの温IWに加熱し
て曲げ加工1−ることがら、加工後の曲は鋼管の強度を
極めて均質とすることができるという効果を肩“する。
′また、加熱温度がA1変態温度以下と低温であるため
、スケールの除去作梁も容易となり、また鋼の再結晶温
度を下限温度とする。嚇せには加工後の焼もどし処理も
不要となるので、曲げ痢Iαを安価に製造することがで
きる。
、スケールの除去作梁も容易となり、また鋼の再結晶温
度を下限温度とする。嚇せには加工後の焼もどし処理も
不要となるので、曲げ痢Iαを安価に製造することがで
きる。
711図はこの発明に係る鋼管の曲げ加工方法を実施す
る((、P尚の曲げ加工装置を示す千面図、第2図は第
1図のに・・l’irの曲げ加工装置における鋼管の曲
げ加工状態を示す作動図、第3図(A)は曲げ鋼管の長
手方向に沿う一部切欠Wi面図、ル3図(B)は曲げt
銅管の長手方向硬さを示すグラフ、第4図(Nは曲げ鋼
管の曲げ部の半径方向に沿う断面図、第4図(B)は曲
げクシ訃αの曲げ部における半径方向の硬さを示すグラ
フである。 1・・・別置、3・・・ストック、7・・・高周波コイ
ル、9・・・クランプ、【1・・・アーム。 代理人弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名)第1図 5 第2図
る((、P尚の曲げ加工装置を示す千面図、第2図は第
1図のに・・l’irの曲げ加工装置における鋼管の曲
げ加工状態を示す作動図、第3図(A)は曲げ鋼管の長
手方向に沿う一部切欠Wi面図、ル3図(B)は曲げt
銅管の長手方向硬さを示すグラフ、第4図(Nは曲げ鋼
管の曲げ部の半径方向に沿う断面図、第4図(B)は曲
げクシ訃αの曲げ部における半径方向の硬さを示すグラ
フである。 1・・・別置、3・・・ストック、7・・・高周波コイ
ル、9・・・クランプ、【1・・・アーム。 代理人弁理士 則 近 憲 佑 (ほか1名)第1図 5 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、鋼管を、鋼の状態図におけるA1変態温度以下の温
度に加熱して曲げ加工することを特徴とする鋼・9の曲
げ加工方法。 2、前記Al変態温度以下の温度は、A1変態温度より
関“°C低い温度を上限温度とする特許請求の範囲第1
項記載の@管の曲げ加工方法。 3、前記A□変態温度以下の温度は、鋼の再結晶温度を
下限部ILとするI特許請求の範囲第1項または第2項
記載の鋼管の曲げ加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12700083A JPS6021128A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 鋼管の曲げ加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12700083A JPS6021128A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 鋼管の曲げ加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6021128A true JPS6021128A (ja) | 1985-02-02 |
Family
ID=14949188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12700083A Pending JPS6021128A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 鋼管の曲げ加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6021128A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114871312A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-08-09 | 南京航空航天大学 | 一种基于弯管机器人的异质双金属复合管弯曲成形方法 |
-
1983
- 1983-07-14 JP JP12700083A patent/JPS6021128A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114871312A (zh) * | 2022-04-25 | 2022-08-09 | 南京航空航天大学 | 一种基于弯管机器人的异质双金属复合管弯曲成形方法 |
CN114871312B (zh) * | 2022-04-25 | 2023-07-07 | 南京航空航天大学 | 一种基于弯管机器人的异质双金属复合管弯曲成形方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000500071A (ja) | 連続キャスター・ロールのステンレス鋼表面クラッディング | |
JPS6021128A (ja) | 鋼管の曲げ加工方法 | |
JPS5817807B2 (ja) | 配管の熱処理方法 | |
JP2021110341A (ja) | 転がり軸受の軌道輪 | |
JPH08294729A (ja) | 高強度厚肉鋼管の曲げ加工方法 | |
JP7206966B2 (ja) | 管端蓋及びそれを用いた鋼管の製造方法 | |
JPH11290956A (ja) | 鋼管の曲げ加工方法及び装置 | |
JPS59144529A (ja) | 波形鋼管の製造法 | |
JPS58210123A (ja) | クラツド鋼管の熱処理方法 | |
JPS6033315A (ja) | 配管の熱処理方法 | |
JPS5852428A (ja) | 軸の応力改善熱処理法 | |
JPH0512055B2 (ja) | ||
US5729352A (en) | Method of manfacturing substrate for electrophotographic photoreceptor and electrophotographic photoreceptor | |
JPS63171220A (ja) | 鋼管の曲げ加工法 | |
Guo et al. | Effect of heat treatment on microstructure and mechanical behavior of a welded joint from heat resistant steel SA-335 P5 | |
JPS61111724A (ja) | ステンレス鋼管の曲げ加工法 | |
Barker et al. | The Reversible Bending of Turbine Shafts with Temperature | |
JPS6328825A (ja) | 金属管の残留応力改善方法 | |
JPS5818404B2 (ja) | ダイケイウスニクコウカンノヤキイレ ヤキモドシホウホウ | |
JPH0114968B2 (ja) | ||
JPS63310920A (ja) | 高靭性9%Ni鋼管の製造方法 | |
JPH0847724A (ja) | 9〜12Cr系鋼管の曲げ加工方法 | |
JP3856940B2 (ja) | 熱間曲げ金属条材及びその製造方法 | |
BR102019003246B1 (pt) | Processo de homogenização para tubulação espiralada | |
JPH0118972B2 (ja) |