JPS6021124Y2 - 丸刃工具 - Google Patents

丸刃工具

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Publication number
JPS6021124Y2
JPS6021124Y2 JP1976143030U JP14303076U JPS6021124Y2 JP S6021124 Y2 JPS6021124 Y2 JP S6021124Y2 JP 1976143030 U JP1976143030 U JP 1976143030U JP 14303076 U JP14303076 U JP 14303076U JP S6021124 Y2 JPS6021124 Y2 JP S6021124Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
round blade
round
annular flange
blade
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976143030U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5360193U (ja
Inventor
洋祐 織笠
卓 田路
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
Priority to JP1976143030U priority Critical patent/JPS6021124Y2/ja
Publication of JPS5360193U publication Critical patent/JPS5360193U/ja
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Publication of JPS6021124Y2 publication Critical patent/JPS6021124Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超硬合金製の丸刃を多数個組み込んだ丸刃工具
に関する。
従来、多数の丸刃を組み込んだ丸刃工具として第1図に
示す様な構成のものが知られている。
即ち、一端側外周面に固定鍔1を有し且つ他端側外周面
に締付ナツト2を螺装したシャフト3と、前記固定鍔1
とに締付ナツト2との間に位置して前記シャフト3の外
周にその軸線方向に並べて嵌合された複数個の丸刃4と
からなる。
なお、固定鍔1の代わりに締付ナツトが用いられること
もある。
各丸刃4はその軸線方向略中間部を境にしてそれより一
端側が他端側より大径とされしかも各丸刃4は隣接する
ものが直接接触している。
このため丸刃4の個々の厚さく軸長)寸法、平面度、平
行度などの精度誤差が累積されて組み立て後の累積ピッ
チ誤差、回転時の丸刃の振れ値を大きくしている。
この様な従来の丸刃工具において耐摩耗性および寿命を
高めるべく只単に丸刃4の構成材料を超硬合金にすると
、この種の丸刃工具は同−構成のものが二対組み合わさ
れて一方の丸刃工具の丸刃の刃面と他方の丸刃工具の丸
刃の刃面とが接触した状態で使用される関係上、両丸刀
工具の丸刃のピッチ誤差に伴ない刃先欠損事故を生じ易
く、このため丸刃を多数組み込む形式の丸刃工具に対し
てその丸刃を超硬合金とすることができず、鋼製の丸刃
を使用せざるをえなかった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、超硬合金製
の丸刃を多数組み込むものでありながら、該丸刃の刃先
の欠損事故を未然にしかも確実に防止でき、そして対向
する丸刃工具の丸刃との接触について自動調整できる丸
刃工具を提供することを目的とするものである。
以下、本考案の一実施例につき第2図および第3図を参
照して説明する。
図中10はシャフトで、その一端側外周面には固定鍔1
1を有し且つ他端側外周面には締付ナツト12が螺装さ
れている。
固定鍔11とに締付ナツト12との間に位置してシャフ
ト10の外周にはその軸線方向に並べて複数個(例えば
W個)のユニット本体13が嵌合されている。
各ユニット本体13は総て互いに同−構成のもので、リ
ング状をなすと共に軸線方向略中間部より一端側外周面
に環状鍔部14を突設してなる。
各ユニット本体13の外周面には起硬合金製の丸刃15
がそれぞれ嵌合されている。
また、上記ユニット本体13の丸刃嵌合側外周面に向け
て上記環状鍔部14にはシャフト10の同心円状に断面
コ字形をなす環状溝16が形成してあり、この中には上
記環状溝16の深さより若干直径が大きい断面を有する
ゴム製のオーリング17が嵌装しである。
従って、オーリング17が上記丸刃15を押圧する位置
はコ字溝の位置に規制されるために上記環状鍔部14の
外周より常に中心側に位置しており、丸刃の先端に移動
して押圧することがない。
上記各丸刃15は総て互いに同−構成のもので、両側面
が平担面とされ且つユニット本体13の鍔部14より大
径に設定された円板状で中央に挿通孔があり、各丸刃1
5はその一側面を上記オーリング17に弾接し、かつそ
の他側面を相隣るユニット本体13の鍔部14の背面に
密接している。
なお、図面において最も左端に位置する丸刃15の他側
面は固定鍔11の一側面に密接している。
前述した環状溝16の深さおよび径はユニット本体13
につき同一であり、ここに入るオーリング17の断面直
径、周径も同一である。
しかして、上記各ユニット本体13、丸刃15およびオ
ーリング17は締付ナツト12の締付により軸線方向に
固定される。
なお第4図は他実施例で鍔部14に形成されたコ字状の
環状溝18の巾をオーリング17の径より大きくしたも
ので、このようにすると、オーリング17が押圧された
際にこのオーリング17の一部が半径方向に沿って中心
に向って変形するので、反力が小さくなるが溝18の加
工が容易になるなどの効果を有する。
本願はこのような構成であるから次のような有用な作用
効果を奏する。
■ 締付ナツト12の締込み強さによって、各オーリン
グ17の弾性圧縮の変形量がそれぞれ同じ程度変化する
ので、各丸刃15はオーリング17の弾接力で相隣るユ
ニット本体13の鍔部14の背面に密接されるものであ
る。
しかるに上記ユニット本体13の厚さく軸長)を正確に
仕上げれば丸刃15の厚さく軸長)精度に関係なく各丸
刃15の切刃が形成された側面の位置を常に一定にする
ことができる。
そのために丸刃の配列数が多くなっても、配列数nに対
する切刃のピッチ(lxピッチ寸法)誤差は極度に小さ
くなり、高精度を維持することができるものである。
■ 次に、この大刀工具は薄いフィルムシート等を切断
するのに用いられることから、丸刃は下刃と常に密接し
ていることが望ましく、そのため丸刃と下刃とは互いに
側圧が作用した状態で接触させられている。
この側圧は、輪をその軸線方向に移動させて丸刃と下刃
との側面どうしを接触させ、その後もさらに移動させる
(以下、この接触後の移動量をオーバーラツプ量という
)ことによって得ている。しかも、このオーバーラツプ
量は、切断すべきフィルムシートの厚さによって側圧の
大きさを変える必要があることから、フィルムシートの
厚さによって適宜調節する必要がある。
この点、この考案においては、丸刃をゴム製のオーリン
グによって押圧しているから、オーバーラツプ量と側圧
とが一次関数的比例関係となり、従ってオーバーラツプ
量の調節作業の能率向上を図ることができる。
■ とくに本願では、オーリングの取付位置を環状鍔部
端面に設けた断面コ字状の環状溝に収納嵌合したので、
丸刃の背面を押圧する位置が常に一定しており、正しい
先方位置を保つことができる。
またオーリングはコ字状の環状溝に収納規制されている
ため、過大な負荷がかかった場合でも、半径方向にオー
リングが伸長して丸刃の先端位置にまで抜けて刃先支持
が不正常になり刃先を傾斜させるように作用して、切断
不良を起すようなことが稀に生じていたのを完全に防止
することができるものである。
■ 次に丸刃の各々はこれに対応するオーリングの変形
弾性力で支持されるので、面接触による安定した状態で
支えられる効果がある。
したがって上下の丸刃の接触においてオーリングの弾性
変形による圧縮後退が円滑となり両刃の外周面が互に乗
り上がるのを避けることができ、丸刃の刃先欠損を未然
に防ぐことができる。
さらに丸刃をゴム製のオーリングによって押圧している
からその振動減衰作用によって、シャフトと軸受部との
回転ブレあるいは丸刃自体の側面ブレ等によて下刃との
間に発生する振動をおさえることができ、これによって
生じる丸刃の噛み金時の刃先欠損を防止する効果がある
■ 次にこの考案では円形断面のゴム製オーリングによ
る弾接構造を持つために丸刃15の端面とユニット本体
13との間が密接にシールされた状態で密着されて、ゴ
ミやチリの浸入を防止する効果がある。
とくに丸刃の軸方向の摺動量は0.02ミリメートルと
微少なためにゴミが入ると作動不良を起し勝ちであった
のを完全に防ぐことができる。
■ オーリングは自己圧縮性と弾性とを備えているため
に、丸刃の背面を摩耗することがない。
従来公知の金属器ばねや金属器ばねによって丸刃を押圧
している場合は、丸刃の背面が局部摩耗を発生し、刃先
の寿命を低下し、あるいは刃先位置の変位によって正し
い切断を損なうことが生じていたがゴム製オーリングの
使用によってこれらを大幅に改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の丸刃工具の一部を切截した側面図、第2
図は本考案の一実施例を示す一部を切截した側面図、第
3図は要部の拡大断面図、第4図は他の実施例の要部の
各拡大断面図である。 10・・・・・・シャフト、11・・・・・・固定鍔、
12・・・・・・締付ナツト、13・・・・・・ユニッ
ト本体、14・・・・・・鍔部、15・・・・・・丸刃
、16,18,19・・・・・・各環状溝、17・・・
・・・オーリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シャフトと、 該シャフトの外周にその軸線方向に並べて嵌合固定され
    かつ軸線方向のほぼ半分を小径部に形威するとともに他
    の半分を大径の環状鍔部に形威してなる互に同−構成の
    複数個のリング状のユニット本体と、 該ユニット本体の小径部に嵌合されるとともにそのユニ
    ット本体に隣接する他のユニット本体の環状鍔部に当接
    され、かつ上記環状鍔部より大径に形威された超硬合金
    製の複数個のリング状の丸刃とを具備し、 前記環状鍔部の小径部側の端面には断面コ字状の環状溝
    を形威し、 該環状溝には、上記丸刃を環状鍔部の外周より中心側の
    位置で押圧して相隣るユニット本体の環状鍔部に圧接さ
    せる断面円形状のゴム製のオーリングを嵌合させたこと
    を特徴とする丸刃工具。
JP1976143030U 1976-10-23 1976-10-23 丸刃工具 Expired JPS6021124Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976143030U JPS6021124Y2 (ja) 1976-10-23 1976-10-23 丸刃工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976143030U JPS6021124Y2 (ja) 1976-10-23 1976-10-23 丸刃工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5360193U JPS5360193U (ja) 1978-05-22
JPS6021124Y2 true JPS6021124Y2 (ja) 1985-06-24

Family

ID=28751758

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976143030U Expired JPS6021124Y2 (ja) 1976-10-23 1976-10-23 丸刃工具

Country Status (1)

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JP (1) JPS6021124Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939255U (ja) * 1972-07-04 1974-04-06
JPS49109985A (ja) * 1973-01-27 1974-10-19
DE2415713A1 (de) * 1974-04-01 1975-10-16 Dienes Werke Geteilte obermessernabe

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4939255U (ja) * 1972-07-04 1974-04-06
JPS49109985A (ja) * 1973-01-27 1974-10-19
DE2415713A1 (de) * 1974-04-01 1975-10-16 Dienes Werke Geteilte obermessernabe

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Publication number Publication date
JPS5360193U (ja) 1978-05-22

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