JPS60208667A - 機械式前後進無段変速装置の操作機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、ライディングモーフ等の乗用走行作
業車の機械式前後進無段変速装置の操作機構に関する。

〈従来技術〉 ライディングモーフ等の簡便な乗用走行作業車にあって
は、家庭の主婦等、走行車両に関する知識の乏しい者で
も簡単に運転ができるものが望まれる。

しかし従来のこの種車両の運転操作は、クラッチ操作、
変速操作、前後適切ｆＩＡ操作等を個々に、かつ一定の
手順に従って行なわなければならず、その操作は複雑で
あった。

〈発明が解決しようとする問題点〉 上述した如く、従来の操作装置の操作は複雑であり、運
転知識のない者にとっては運転することが出来ないとい
う問題があった。

（問題を解決するための手段） 本発明は、誰でも簡単に操作することができる機械式前
後進無段変速装置の操作機構を提供することを目的とす
る。

この目的達成のために講じた手段は次の通りであ（・ シフタの往復動により一方向回転数が零から最高回転数
まで無段階に変速される無段変速機構の出力軸に、シフ
トフォークの往復動で歯車噛合を切換えて前・後進を選
択する前後進切換機構が連結されて成る機械式前後進無
段変速装置の変速並びに前後進切換を操作する操作機構
において、前記操作機構は、支軸回りに前後回動自在な
操作具を有し、前記操作具の前方回動又は後方回動によ
り前後進の切換えが行なわれるべく、該操作具と前記前
後進切換機構のシフトフォークとが連結手段で連動連結
され、前記切換終了後更に操作具を同一方向に回動させ
ることにより操作具に連動される連動手段が設けられ、
該連動手段と前記無段変速機構のシフタとが連動連結さ
れてなる。

（実施例） 第１図から第６図は本発明の第１実施例とその操作機構
を示しており、１はライディングモーアで例示される乗
用走行作業車で、操向軸とされる左右一対の前輪２と、
駆動輪とされる左右一対の後輪３とを備えている。

作業車１の車体４はフレーム構造で、車体４の前部には
操向機構５が後傾状に立設され、該操向機構５は図外の
伝達手段を介して前輪２を操向可能である。

車体４の後部上面にはエンジン６が搭載され、該エンジ
ン６はエンジンカバー７で覆われており、本例ではエン
ジンカバー７の中段上面部に運転席８が備えられている
。

而して、運転席８上のオペレータはステンプ部９上のペ
ダル形の変速切換操作機構１０を足で操作して駆動輪た
る後輪３を無段にかつ前後に切換可能であるとともに、
操向機構５を介して前輪２を操向可能である。

エンジン６の下面側には伝動ケース１１が取付けられ、
本例では該伝動ケース１１は車体４の下面側又は車体４
を構成して平面長手形枠体の前後方向枠の内側面側に図
外の取付は構造で支持されている。

ここにおいて、エンジン６と伝動ケース１１は縦方向に
並べられ、平面的にはエンジン６と伝動ケース１１は重
合されて車体４の枠内に納っている。

エンジン６の出力軸１２はフライホイール６Ａを介して
前方に突出され、該出力軸１２は、車体４の横巾中央部
にあって駆動ブー１月３が取付けられている。

伝動ケース１１の中には摩擦無段変速機構１４とギヤに
よる前後進切換機構１５が前後方向に並設されて内蔵支
持されており、両機種１４．１５は同一軸心上の連動軸
系１６により連動連結され、該連動軸系１６はエンジン
６の出力軸１２の下方にあり、かつ、軸方向を同じ方向
として平行間係にある。

即ち、連動軸系１６は無段変速機構１４の入力軸１７と
出力軸１８とから構成され、それぞれ軸受１９．２０を
介して架設支持されており、入力軸１７上には伝動ケー
ス１１より前方に突出した部分に従動プーリ２１、２２
が装着され、これら各プーリー２１．２２と前述した駆
動ブーＩＪ１３とにそれぞれヘル１−２３．２４を巻掛
けてここに巻掛伝動機構２５が構成されている。

従動プーリ２１は入力軸１７に軸受２６を介して套嵌支
持されて両者は相対回転自在であり、該プーリ２１には
前面に継手部２１Ａが備えられている。

他方の従動プーリ２２はキー又はスプラインを介して入
力軸１７に取付けられている。

モーアで示ず作業機２７は前輪２と後輪３間において車
体４にリンク機構２８を介して昇降固定自在に支持され
ており、該作業機２７は刈刃体２９を備えるとともに動
力受入部３０を備え、該受入部３０と前記継手部２１＾
とを自在継手軸３１によって連結することで、刈刃体２
９は縦軸回りに回転可能とされている。

なお、作業機２７はリンク機構２８に対して又リンク機
構２８ごとに車体４より取外し自在である。

無段変速機構１４は、例えば特公昭５７−１３２２１号
公報で開示されている摩擦無段変速機が採用可能である
。但し、その他の摩擦ローラ、ディスク等から構成され
る無段変速機であってもよい。

本例の無段変速機構１４は前述公報開示の構造であり、
入力軸１７にスラスト軸受３２を介して取付けられた軌
道リング３３と、放射状に配列された複数個の円錐形転
子３４と、該転子３４の円錐面３４Ａに摩擦係合された
変速リング３５と、転子３４の第２環状伝動面３４Ｃに
摩擦係合された出力軸１８に取付けられた筒体３６とか
らなり、変速リング３５を遊動自在に支持された転子３
４の円錐面３４Ａ上を軸゛方向（第２図では左右方向）
に摺動させることにより、転子３４の第１環状伝動面３
４Ｂに軌道リング３３の外周縁が、第２環状伝動面３４
Ｇに筒体３６の外周縁が、それぞれ摩擦係合されている
ことから、一方向の無段変速が可能とされている。

前後進切換機構１５は出力軸１８上にスプラインを介し
て摺動自在に套嵌されたスライディングギヤ３７と、出
力軸１８の側方に架設された中間軸３８上に取付けられ
た大径ギヤ３９Ａと小径ギヤ３９Ｂを有する逆転ギヤ３
９と、出力軸１８の下方において軸受４０を介して支持
された本例ではベベルピニオンを有する車輪駆動軸、即
ち、出力軸系４１上の伝動ギヤ４２とから構成され、該
伝動ギヤ４２と逆転ギヤ３９の小径ギヤ３９Ｂとが咬合
され、スライディングギヤ３７が伝動ギヤ４２と逆転ギ
ヤ３９の大径ギヤ３９Ａとに択一的に咬合可能とされて
いる。

車輪駆動軸即ち、出力軸系４１（７＞ベベルピニオンは
、デフ機構４２のクラウンギヤ４２八に咬合され、後輪
にそれぞれ連動されているデフ出力軸が車軸４３とされ
、ここに後輪が前後進切換自在として駆動可能とされて
いる。

無段変速機構１４には変速機構４３が、前後進切換機構
１５には変換機構４４が連係されており、各変換機構４
３．４４はペダル形操作機構１０に連係されている。

無段変速用の変速機構４３は変速リング３５に係合され
た扇形部材４５を有するシフタ４６を備え、該シフタ４
６はシフトロッド４７に摺動自在に套嵌され、更に、ロ
ッド４７に巻回の中立復帰バネ４８によってシフタ４６
が中立方向に付勢されている。

そして、シフタ４６の被係合部４６Ａに伝動ケースの蓋
１１Ａに支持された縦軸４９の下部アーム４９Ａが係合
され、縦軸４９には上部アーム４９Ｂが取付けられてい
る。

また、前後進切換用の変換機構４４はスライディングギ
ヤに係合されたシフトフォーク５０と、フォーク軸５１
とを備え、蓋１１Ａに叉　れた縦軸５２に上下のアーム
５３Ａ、５３Ｂが取付けられ、下部のアーム５３Ａがシ
フトフォーク５０の被係合部５〇八に係合されて構成さ
れている。

ペダル形の操作機構１０は第３図、第５図で示す如く車
体４側の固定部材５４に横軸方向（車幅方向）として取
付けられたペダル軸５５と、該ペダル軸５５に套嵌され
て前後に踏面部５６Ａ、５６Ｂを有する操作具であるペ
ダル５６と、ペダル５６のボスより下方に突出されたア
ーム５７とを備えており、該アーム５７と変換機構４４
の上部アーム５３Ｂとを中間に中継リンク５８を有する
ロッド５９を介してそれぞれピン６０、６１により連動
連結してなる。

又、ペダル５６の一側方には前後方向の固定筒６２に回
動自在として挿支された軸６３が設けられ、該軸６３に
はペダル５６の前後踏面部に対して所定のスキマ６４を
介して対面された前後一対のアーム６５゜６６が備えら
れ、更に軸６３には下向アーム６７が取付けられ、該下
向アーム６７と変換機構４３の上部アーム４９Ｂとが、
本例では押引方向に伝達可能なボーデンワイヤ６８を介
してピン６９とナツト７０で連動連結されている。

従って、本実施例ではペダル５６を第３図の矢示ａ、ｂ
のいずれかに踏込むことによって中継リンク５８、コン
ド５９等の連結手段を介して変換機構４４のシフトフォ
ーク５０によりスライディングギヤ３７が第６図の矢示
Ｃ摺動され、前後のいずれかにセレクト可能とされてい
るのであり、このセレクト範囲において、前記スキマ６
４によりペダル５６の踏力はアーム６５．　’　６６に
伝達できないようにされている。

即ち、無段変速機構１４は前後進切換の範囲において中
立に保持されている。

更に、ペダル５６を矢示ａ、ｂのいずれかに踏込むとペ
ダル５６の踏面がアーム６５．６６のいずれかに接当さ
れ、その踏力（操作力）が連結手段であるボーデンワイ
ヤ６８を介して変換機構４３のシフタ４６を第６図の矢
示ｄ方向に摺動させ、変速リング３５が摺動され、中立
を含んで無段に変速可能とされている。

ここで、スキマ６４は前後進切換のセレクト許容範囲を
構成し、この許容範囲はボーデンワイヤ６８のたるみと
か、ピン６０又はナツト７０のガタ　（例えば、長孔）
で構成してもよい。

第７図は本発明の第２実施例であり、第１実施例の操作
具であるペダル５６に代え手動ハンドル８０を用い、第
１実施例のスキマ６４を介してペダル５６の踏力をアー
ム６５．６６に伝達する機構に代え、セクターギヤ８１
．８２とギヤー８３の組合せを採用したものである。上
記手動ハンドル８０にロッド５９が連結され、ギヤー８
３にボーデンワイヤ６８が連結されている。その他の構
成は第１実施例と同じである。

〈発明の効果〉 本発明によれば１つの操作機構の単一動作により、クラ
ッチ、変速並びに前後進操作が行なえ、その操作は極め
て簡単である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は第１実施例の全
体側面図、第２図は伝動ケース内部の立面断面図、第３
図は操作機構を併せて示した第２図Ｃ−Ｃ矢示図、第４
図は第２図Ｃ−Ｃ矢示図、第５図は操作機構の正面図、
第６図は第２図Ｃ−Ｃ矢示図、第７図は第２実施例の説
明的な側面図である。 １〇−操作機構、１４−無段変速機構、１５−前後進切
換機構、５９．６８一連結手段、４６・−シフタ、５０
−シフトフォーク。 特許出願人　久保田鉄工株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　シフタの往復動により一方向回転数が零から最高
   回転数まで無段階に変速される無段変速機構の出力軸に
   、シフトフォークの往復動で歯車噛合を切換えて前・後
   進を選択する前後進切換機構が連結されて成る機械式前
   後進無段変速装置の変速並びに前後進切換を操作する操
   作機構において、 前記操作機構は、支軸回りに前後回動自在な操作具を有
   し、 前記操作具の前方回動又は後方回動により前後進の切換
   えが行なわれるべく、該操作具と前記前後進切換機構の
   シフトフォークとが連結手段で連動連結され、 前記切換終了後更に操作具を同一方向に回動させること
   により操作具に連動される連動手段が設けられ、 該連動手段と前記無段変速機構のシックとが連動連結さ
   れてなることを特徴とする機械式前後進無段変速装置の
   操作機構。