JPS60206604A - リグノセルロ−ス物質を再構成された複合物品に変換させる方法 - Google Patents

リグノセルロ−ス物質を再構成された複合物品に変換させる方法

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JPS60206604A
JPS60206604A JP59062946A JP6294684A JPS60206604A JP S60206604 A JPS60206604 A JP S60206604A JP 59062946 A JP59062946 A JP 59062946A JP 6294684 A JP6294684 A JP 6294684A JP S60206604 A JPS60206604 A JP S60206604A
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lignocellulosic material
pressure
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lignocellulosic
furfural
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Chiyan Shien Kuu
クー チヤン シエン
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    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
    • B27N3/00Manufacture of substantially flat articles, e.g. boards, from particles or fibres
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L97/00Compositions of lignin-containing materials
    • C08L97/02Lignocellulosic material, e.g. wood, straw or bagasse

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リグノセルロース物質を複合物品に変換させ
る方法に関する。詳しくは、本発明は、木材を主体とし
たパーティクルボード、ウエノ1−ボード、中密度のフ
ァイバーボードのような複合物品を製造する従来の乾式
法における必須部分である接着性結合剤を全く用いない
で、リグノセルロース物質をパネル物品、再構成された
木材及び成型物のような複合物品に変換させる方法に関
する。
本件出願人から提案されている特願昭3ざ一12’1.
22り号には、糖を含有するりグツセル四−ス物質、特
にサトウキビの絞り滓、穀物、モ四コシ、ヒマワリ、ア
マ等の茎のような非木質性の/年生植物のリグノセルロ
ース物質から複合物品を接着性結合剤の添加なしで製造
する方法が開示されている。リグノセルロース物質内の
遊離の糖は、水溶性であり、熱及び圧力の適用を受ける
と、直ちに結合剤及び増強剤の両者として作用する不溶
性、かつ、非溶融性の重合体物質に化学的に変換され、
それにより再構成された複合物品は強化されて強固な機
械強度と最高の寸法安定性のもったものとなる。これは
、遊離の糖、炭水化物又は糖類、及び水溶性物質が、フ
ルフラール及び他の誘導体に化学的に変換され、次いで
加熱形操作の間に加熱加圧下で熱硬化して結合を形成す
るためであると思われている。このようにして作られた
結合は、リグノセルロース物質を結合し、増強し、強化
して、再構成された複合物品を良好な機械強度と最高の
寸法安定性のもったものにする。
しかしながら、この特願昭5g−/2’lコ241号の
方法は、遊離の糖を含有するリグノセルロース物質にの
み限定され、木材、穀物のワラ、籾殻等のような遊離の
糖を含有しないリグノセルロース物質に対しては適用す
ることができない。これらのリグノセルロース物質から
複合パネル物品を製造する従来の方法は、もっばら結合
のために合成樹脂系結合剤に依存している。フェノール
/ホルムアルデヒド及び尿素/ホルムアルデヒドのよう
な合成樹脂は高価であるため、普通はパーティクルボー
ド、ウェハーボード及び中密度のファイバーボードのよ
うな従来のパネル物品に対する製造コストの大部分を占
める。
このことは、農業残滓物の場合に、特に当てはまる。そ
の場合には、それらの物理的性質のために、比軟的高含
量の樹脂系結合剤が製造時に必要となり、このことは高
価なパネル物品をまねく結果となる。これは、原料が豊
富な存在し、かつ、利用できるにも拘わらず、農業残滓
物が現在パネル物品の製造に幅広く利用されない主な理
由の1つである。
近年になって、農業残滓物、例えば、世界中でほとんど
利用されておらずにいまだ廃棄されているものの1つで
ある籾殻を、パネル物品製造用の原料として数多くの製
法が開発された。しかしながら、これまで開発されたこ
れらの製法は、いずれも商業法に受け入れられないもの
であることがわかった。
各 すなわち、E、O。ラス四ツブ他は、モダン・プラスチ
ック誌/24 (/qst年弘月)の論文「農業残滓物
からつくられた硬質板」において、複合パネル物品を製
造するために粉末状の熱硬化性フェノール樹脂、松ヤニ
及びすりつぶした籾殻を組合せて用いることについて報
告した。その結果によると、/j%という多量のフェノ
ール樹脂を用いてつくったボードは脆すぎて、釘が打て
ないということがわかった。その上、できたボードは、
112の密度(t、 5! q lhs/f”)であっ
た。このような粉末樹脂をis%用い、かつ、密度が高
いことは、製品に費用がか−り過ぎて現在利用し7うる
製品と競合できないことになり、またそのボードの脆さ
はその用途に重大な制限を加えることになる。
米国特許矛、3g!;0677号には、籾殻を結合させ
るために、特に調合されたフェノール樹脂を用いること
が記載されている。籾殻ボードは、水と非混和性で苛性
分を含有しない熱硬化性フェノール/ホルムアルデヒド
樹脂g−io%及U 予Q処理された籾殻を用いてつく
られる。この方法においては、籾殻の鞘を個々の葉に解
体し、ゆるく結合した表面物質を除去し、微粒子を篩分
は除去するために、予備処理が必要である。その予備処
理から発生する微粒子物質を含めることは、樹脂の消費
量を増加させるのみでなく、ボードの性質に対して若干
の望ましくない効果を及ぼすということが述べられてい
る。
更に最近、G、W。ボールがワシントン州立大学のパー
ティクルボード・シンポジウム(A/−t。
p2t、t、−2gB tqtr/)で報告した「イソ
シアネート系結合剤を用いた従来のパーティクルボード
の製造における新しい可能性」という論文がある。籾殻
ボードは、結合剤として9%の非常に高価なイソシアネ
ート重合体樹脂を用いて、予備処理された籾殻からつく
られた。イソシアネート樹脂が従来のフェノール樹脂よ
りも高価であるため、この籾殻ボードの製造コストは非
常に高いに違いない。このことは、籾殻ボードを非常に
高価なものにし、その結果、従来の木材を主体とするパ
ネル製品と競合できなくしている。
現在、リグノセルロース物質からパネル物品をつくる従
来の製法は、もっばら結合のために合成樹脂に依存して
いる。合成樹脂系結合剤は、石油化学製品から誘導され
るために高価゛である。一般に樹脂のコストは、パネル
物品の製造コストの大部分を占める。そして樹脂のコス
トは、農業残滓物からつくられるパネル物品の製造コス
トの60%であると報告されている。したがって、樹脂
のコスト及び原料物質の選択の面からみて、複合物品を
製造する上で合成樹脂を排除し、かつ、いかなるリグノ
セルロース物質をも用いることのできる方法が非常に興
味深いものとなる。
本発明の1つの目的は、合成樹脂系結合剤を用いないで
、パネルボード、複合木材、成型物等のような再構成さ
れた複合物品を、リグノセルロース物質からつくりうる
新規な方法を提供することにある。この新規な方法は、
リグノセルロース物質の発生源2種類、過程、形態及び
形状に無関係に全てのリグノセルロース物質に適用する
ことができる。このようなリグノセ/I/四−ス物質は
、いかなる植物、特に幹、樹皮、茎、根9葉、殻、鞘。
ワラ、籾殻、堅果等の形をした林業又は農業産物から得
られる残滓物であってもよい。それらは、木材を主体と
するパネル製品の従来の製法において、普通に用いられ
ていた尿素/ホルムアルデヒド又はフェノール/ホルム
アルデヒドのような合成樹脂系結合剤を用いないで、再
構成された複合物品を形成するために、単独で又は他の
リグノセルロース物質と組合せて−用いられる。
遊離の糖は、いかなるリグノセルロース物質においても
ヘミセルレースからつくり出すことができ、再構成され
た複合物品のための結合剤として用いられ、結局合成樹
脂系結合剤の使用を排除することができるということが
見い出′された。リグノセルロース物質がセル四−ス、
ヘミセルp−ス及びリグニンの3つの主成分からなると
いうことはよく知られている。化学的には、全植物の細
胞壁の主要な構造成分であり、かつ、リグノセルロース
物質の約グθ−60%を占めるセルロースは、一般式(
06H1oO,)n の無水グルコース単位からできて
いる鎖状の多糖類である。セルロースは元来は結晶性で
ある。
ヘミセル四−スは、非セルロース性の低分子量多糖類に
与えられた名称であり、植物組織中でリグノセルリース
物質中のセルロースと結合している。リグノセルロース
物質の約xo−3h%ヲ占めるヘミセル四−スは、ペン
タサン及びヘキソサンのような炭素数5及び乙の糖を表
わす一般式(05H@ 04 )nl” (Oa Hl
。o、 )nlにより繰返される。
リグニンの前駆体及びリグノセルロース物質におけるそ
の生成については、最近かなり研究が進められだが、い
まだ完全には解明されていない。現在、リグニンはフェ
ニルプ四パン単位からつくうれた高分子物質であると一
般にはいわれている。
ヘミセルロースは元来は主として無定形であるため、水
に対して大きな受容性をもつ。すなわちヘミセル四−ス
はセルシースよりも約/ o o倍モ早く分解し、この
ためへミセル四−スはセルロースを分解することなしに
一選択的に加水分解される。
加水分解の一般的な反応式は、次の通りであり、これに
より炭素数!及び乙の糖が生成する。
(Os Hll 04 ) ” (Oa Hl。O,)
 rL2+(rLt −D2) H2O−+L1 nl 05 HIO06+nt 01 Hl20sこれ
らの遊離の糖は反応性であり、加熱下にフルフラール及
び他の分解生成物に分解される。そしてそれらは、成形
操作時に熱及び圧力の適用を受けると、更に重合体物質
に変換されてリグノセルロース物質に対して結合効果と
増強効果を付与し、その結果良好な機械強度と優れた寸
法安定性をもつ再構成された複合物品が得られることに
なる。
本発明の方法は、2つの主要な操作からなる。
ソノ矛/の操作は、リグノセルロース物質のヘミセルロ
ース部分を分解、加水分解して、それをキシロース、ア
ラビノース、マンノース、グラクトース等のような遊離
の糖、炭水化物又は糖類に変換させることである。拳法
の矛コの操作は、その遊離の糖を直ちに重合体物質に化
学的に変換させ、熱硬化させて、リグノセルロース物質
を再構成された複合物品に成型することである。 罵ヘ
ミセルp−スはセル四−スよりモスっト早イ速度で選択
的に分解、加水分解されるため、セルロースを破壊する
ことなしにヘミセルロースのみを結合に用いられる遊離
の糖に変えることが可能であるということがわかった。
これを達成するためには、高圧の水蒸気による処理法、
又はいわゆる自動加水分解法が本発明にとって非常に満
足のいくものであるということが見い出された。リグノ
セルロース物質を高圧の水蒸気で処理する間に、ヘミセ
ルロースはまず分解反応を受ける。最初、アセチル側鎖
の開裂により酢酸が形成される。このようにしてつくら
れた弱酸性の雰囲気はヘミセルロースの加水分解を促進
するのに十分である。
M重合反応は逐次反応であると思われる。その反応過程
の初期段階に、酸かヘミセルロース鎖中に無規則に攻撃
することにより、異った程度の重合度をもつオリゴマー
が生成される。このオリゴマーは更にモノマーに加水分
解され、モノマーは更にフルフラール及び他の分解生成
物に分解される。
同時に、リグノセルロース物質のリグニン部分モまた低
分子量のリグニン及びリグニン生成物に分解、加水分解
される。セルロースのみは比較的に変わらないま\で残
る。水蒸気により処理されたリグノセルロース物質は、
糖、糖重合体、脱水された炭水化物、フルフラール生成
物、リグニン及びリグニン生成物を含有する水溶性成分
を通常は約、20−.30%有する。遊離の糖、フルフ
ラール、及び他の分解生成物が本発明にとって本質的な
部分となる。それらは、加熱加圧下に化学的に変換させ
られると、熱硬化し、水蒸気により処理されたリグノセ
ルロース物質から再構成された複合物品をつくる上で結
合剤及び増強剤の両者として作用する重合体物質になっ
て架橋する。
リグノセルロース物質からパネル製品をつくる従来の製
法では、ざ−72重量%の合成樹脂系結合剤が必要であ
る。ヘミセルロースは通常、リグノセルロース物質の約
20−.3に%を占めるため、結合に用いられる遊離の
糖を発生させるのには十分な基本量が存在する。リグノ
セルロース物質から発生しうる遊離の糖の量は、主とし
て原料物質の性質及び水蒸気による処理の程度に依存す
る。
普通の場合、農業残滓物及び堅木は検相類の軟材よりも
多量のヘミセルロースを含有する。
ヘミセルロースを最大限に遊離の糖に変換させるために
は、高圧水蒸気による処理を適当に調節することが本発
明にとって重要な部分になる。過剰に水蒸気処理するこ
とは、処理される物質の収率を低下させるのみではなく
、特に遊離の糖及びフルフラール生成物を若干損失する
ことになる。
ベントサン分析による測定の結果、約コθlI%のヘミ
セルロースを含有する籾殻に対して実験を行ったところ
、水蒸気の温度又は圧力、及び水蒸気による処理時間を
組合せることにより、7o−30%のへミセル四−スが
ペントース糖及びフルフラール生成物に変えられるとい
うことがわかった。
図は、最大限の遊離の糖及びフルフラール生成物を得る
のに必要な処理時間と水蒸気の温度を示している。こ\
では、処理時間と水蒸気の温度との間の反比例の関係が
明らかに示されている。すなわち、温度が高くなる程、
必要な処理時間は短かくなる。そして逆の場合には逆の
結果となる。
比較的に少ない程度ではあるが、リグノセルロース物質
の含水率、形状及び大きさもまた遊離の糖を最大限に得
ることに対して若干の効果を有する。
水蒸気による処理の最後に、リグノセルロース物質は、
圧力容器から水蒸気の圧力を突然に解放するか、又は徐
々に解放するかのいずれかにより集められる。高圧の水
蒸気を急激に解放する場合には、処理された物質は、爆
発の結果、ずたずたに切断されて高含水率の繊維状かた
まりとなる。
また水蒸気の圧力をゆっくり、かつ、徐々に解放する場
合には、処理された物質は多かれ少なかれその元来の形
体と大きさを保持することが可能となる。このように処
理された物質は淡褐色から暗褐色までの色をし、約ao
−too%の含水率をもつ。そしてその含水率はリグノ
セルロース物質の最初の含水率及び加水分解の激しさに
よる。また処理された物質中に存在する水も淡褐色から
暗褐色までの色をし、主に糖、リグニン及び少量のフル
フラール生成物を含有する。処理されたリグノセルロー
ス物質は、7.2%以下の含水率になるまで直ちに乾燥
される。そのようにしない場合には、処理されたリグノ
セルロース物質中の糖が、特に湿気の多い、かつ、暖っ
たかい環境の下で発酵を開始する。発酵が起ったら、全
ての遊離の糖は酢酸とアルコールに変わることになる。
このことが生じた場合には、結合効果を与える遊離の糖
が全く残存しなくなるため、その処理されたリグノセル
ロース物質は複合物品をつくる上で受け入れられないも
のとなる。
本発明の矛lの操作は、以上で終了する。すなわち、遊
離の糖を高割合で含有する乾燥されたすグツセルロース
物質は、再構成された複合物品を製造するために用意さ
れる。
本発明の矛コの操作が始まる。個々の繊維粒子。
ストランド、フレークの形態をしたり、又は塊。
束、又は集合体の形状をした乾燥リグノセルロース物質
は、単独で又は他のリグノセルロース物質と組合せて所
望のマツ)K成形され、次いでマットを合体させて硬い
物品にするために十分な時間の間、加熱加圧下に圧縮成
形される。成形湿度は/10−−SOC,好ましくは1
.200−、Z、20Cの範囲である。圧縮時間は圧縮
温度とマットの寸法による。また一方、圧力は主に所望
の成形物の密度の関数である。
加熱成形操作の間、糖、フルフラール生成物及び他の分
解生成物は重合し、直ちにリグノセルロース物質を結合
して硬い物品をつくり出す。更にリグノセルロース物質
の細胞壁組織内に浸透する糖もまた重合体物質に変換さ
れ、熱硬化されて、全体の成形物を通じて増強剤として
作用する。すなわち、成形された物品は、沸臆水と酸加
水分解に対して耐性をもつ熱硬化された接着性結合によ
り、優れた機械強度と最高の寸法安定性をもつものとな
る。その上、このようにしてつくられた複合物品は、従
来の合成樹脂系結合剤を用いないため、有毒なホルムア
ルデヒドを発生しない。
本発明のもう1つの重要な特徴は、籾殻、サトウキビの
絞り宰、ワラ等のような農業残滓物の表皮が水蒸気処理
により、特に水蒸気処理の最後に水蒸気の圧力を急激に
解放した場合に破壊される 1ということが見い出され
たことである。水に対し′て非浸透性であり、かつ、そ
のために接着性結合を受け入れない表皮のワックス性物
質が存在するために、表皮を除去することは個々の成分
の間の界面結合を増大させることになる。
本発明のいま7つの特有な特徴は、ヘミセルロースを破
壊し、変換させたことにより特別な利点が得られるとい
うことが見い出されたことである。
前記したように、自然の条件下では、ヘミセル四−スは
元来は、主として無定形であり、水に対して大きな受容
性をもつため、リグノセルロース物質を非常に吸湿性に
させ、その結果、寸法上に変化をもたらす。本発明によ
れば、処理されたリグノセルロース物質がほとんど完全
にヘミセルロースを含有しないため、再構成された複合
物品はほとんど吸湿性ではなく、そのために非常に良好
な寸法安定性をもつ。
本発明の具体例については、次の実施例で詳細に記載し
説明する。
実施例1゜籾殻ボード 本実施例は、籾殻ボードに対する水蒸気の処理時間と水
蒸気の温度の影響を示す。7個の籾殻のバッチを種々の
水蒸気による処理条件下で処理した。g%の含水率をも
つ乾燥された籾殻を最初、圧力容器に詰められ、籾殻を
予しめ決められた時間の間、所望の温度にまで加熱する
ために、その容器中に高圧の水蒸気をすばやく充填した
。水蒸気処理の最後に、水蒸気の圧力を急激に解放して
、籾殻を熱い水分の多い繊維性の条件下で容器から取り
出した。水蒸気処理された籾殻の含水率は約’10−4
θ%の間で変わった。7個のバッチが異′なった温度(
tqo−2toc)と処理時間(75秒−/ o分間)
で処理した。サンプルはベントサン測定(タツビ法−T
ツ230S−7g)のために処理籾殻の各バッチから取
り出された。ボードに圧縮するために、水蒸気処理され
た籾殻を、約、7−4’%の含水率にまで直ちに乾燥し
た。
7個ノホート(各々/gx1gx7//6インチ)が、
/、Oの比重(t、 x a pcf)をもって製造し
た。
同じ圧縮条件(圧縮温度2−θC1圧縮圧力100p、
?i 、圧縮時間io仕分間を全て7個のボードに対し
て適用した。テストの結果は、次の矛1表にまとめであ
る。
7個の籾殻ボード全ての機械強度と物理的性質は、外装
用等級のウェハーボードに対する要件(OkN3−0/
ざ乙コーMqg)を越えていた。
実施例ユ 麦ワラボード 麦ワラを3−’フインチの長さに切断され、ff−10
%の含水率になるまで空気乾燥した。この麦ワラに対し
て水蒸気による処理を5lIoCで33秒間行った後に
、水蒸気の圧力は直ちに解放した。
処理された物質を約AO%の含水率をもち、クー!r%
の含水率になるまで乾燥した。乾燥されたワラをゆった
りした繊維状態に切断し、その後マットに成形した。マ
ットをコノOC,’l00psiの圧力で70分間、加
熱圧縮した。得られたボード(/lX/g×746イン
チ)はθりSの比重 (グクpc力をもつ物であった。
ボードのテスト結果は、次の通りであった。
破壊係数: 、2 lIo o psi 。
湿潤時の破壊係数: / / 00 psi内部結合:
 7 z psi 2時間沸騰後の膨潤:26% 実施例3 ピーナツ殻ボード 7%の含水率をもつ乾燥されたピーナツ殻を高圧の水蒸
気によりコqocで30秒間処理した後に、その水蒸気
圧力を直ちに解放した。処理された物質は63%の含水
率をもち、/l、;1重量%の水溶性物質を含有してい
た。この処理された物質を3%の含水率になるまで乾燥
され、次いで毛羽立った繊維束になるように切断した。
そしてマツトを成形し、λコθC,’l00psiの圧
力で70分間加熱圧縮した結果、0.t2の比重Ckt
pcf)をもつパネル(/E×/ざX ?/’/ Aイ
ンチ)が得られた。
テストの結果、パネルは次の性質を示す。
破壊係’JJ : / 900 psi 1湿潤時の破
壊係数: 10g0pお 内部結合: s: th psi 弾性率:りA O,000psi 一時間沸臆後の膨潤:26% 実施例弘 ポプラのパーティクルボード本実施例は、ボ
ードを製造するために、水蒸気処理されたりグツセル四
−ス物質を他のリグノセルロース物質と組合せた場合を
示す。ポプラのチップを23Or:で70秒間、高圧の
水蒸気により処理し、次いで水蒸気の圧力を直ちに解放
した。
パルプ状の物質は、高割合の糖と水溶性物質を含有して
いた。乾燥後、この物質を微粒子状に粉砕して、100
メツシユのスクリーンにより篩分けした。得られた粉末
状粒子を等量のポプラの木材裂片(4メツシユのスクリ
ーンにより篩分けされたもの)と混合した。そしてマッ
トを成形した。
このマットの表面層には、ダθ重量%の粉末物質が含ま
れていた。また、マットの中心部は、水蒸気処理後に粉
砕された粉末状粒子とポプラの裂片との混合物(60重
量%)からなっていた。このマットを一10C,QOO
psiの圧力で3分間、加熱圧縮されたら、o’ytの
比重(Q ? pcf)をもつパネル(itxtt×/
、、インチ)が得られた。テストの結果、パネルは次の
性質を示す。
破壊係数ニーl!rqOpsi % 湿潤時の破壊係@:lグコ0psi 内部結合=7tpパ 弾性率:5り0,000 psi 2時間沸騰後の膨潤ニア1% このパネルは、非常に滑らか、かつ、緊密な表面をもち
、従来の湿式法でつくられた硬いボードに較べて、同等
又は優れた性質をもっていた。全ての性質は外装用等級
のウニへ−ボードに対する要件(CAN、3−0/lざ
。コーMqg)を越えていた。
実施例よ 混合種から、のボード 本実施例は、ボードを製造するために異なったリグノセ
ルロース物質の混合物を水蒸気処理した場合を示す。等
置部(カラカラに乾燥した重量による)のピーナツ殻、
稲ワラ及びハリモミ木材のかんなくずを混合して、2’
IOCで約35秒間、水蒸気により処理した後に、圧力
を直ちに解放した。30%の含水率をもつ湿った塊状物
質を、3%の含水率になるまで乾燥された。この物質を
1.22oC,1Isopsiの圧力で10分間、加熱
圧縮することにより、ボード(lざ×/gX/、Aイン
チ)がつくられた。このボードの比重はθ10(!0p
Cf)であった。テストの結果、ボードは次の性質を示
す。
破壊係数72200pΩ、 湿潤時の破壊係数:lθりOpsi 内部結合:tt’ps番 弾性率: ’I 9 t、000 psi2時間沸臆の
膨潤:26% 実施例ご ポプラのウェハーボード 本実施例は、水蒸気処理の最後に圧力を爆発的に解放し
ないで、高圧の水蒸気により処理した場合を示す。この
特別な処理により、処理されたリグノセルロース物質は
その形状と大きさを保持することが可能となる。ポプラ
薄片(1に×2×θQ3インチ)がコダOCで約30秒
間、水蒸気処理した後に、水蒸気の圧力を大気圧になる
まで徐々に解放した(約lS分間)。処理された薄片は
約52%の含水率をもち、これをボードをつくる目的で
、l1%の含水率になるまで乾燥した。これによりθ7
0の比重(ググpCf)をもつパネル(ltx1g× 
/6 インチ)がつくられた。その成形温度は220 Cz圧
縮時間はg分間、圧力はダ30Pバであった。
テストの結果は、次の通りであった。
破壊係数:コlIざ□ psi 。
湿潤時の破壊係数二13りOpsi 内部結合:6ざpΩ 弾性率:6ダg、’000 psi λ時間沸騰後の膨潤=it、t% このボードは、外装用等級のウェハーボードに対する要
件(OAN、J−0/gF、2−M7g)を越えていた
実施例7 伐木残滓物からのボード 本実施例は、接着性結合剤を少しも添加しないで、伐木
残滓物をパネル物品に変換することができることを示す
。約グ0%の木質、qo%の葉及びtio%の樹皮から
なる白色ハリモミ樹の先端を2インチのスクリーンを通
るまで細分した。得られたチップは約53%の含水率を
もち、がっ、菌類によりおかされている徴候を示した。
このチップを圧力容器に詰められ、23.に1::で4
0秒間、水蒸気処理した後に、水蒸気圧力をその処理の
最後に直ちに解放した。得られた繊維状物質はl16%
の含水率と/よ5%の糖含量をもつ物であった。
この物質を、ボードを製造するために3%の低〜・含水
率になるまで乾燥した。そして230’Cの圧縮温度、
4t50pΩの圧力、12分間の圧縮時間で加熱圧縮す
ることにより、0?コの比重(k711pcf)をもつ
ボード(lざ×1gX//6インチ)が得られた。その
テストの結果は、次の通りである。
破壊係数:lざり□ psi 。
湿潤時の破壊係数: / / A Opsj−内部結合
: g Ap、?i 弾性率二グダ’+000 psi コ時間沸騰後の膨潤:11〕 実施例♂ 酸性触媒の効果 本実施例は、ボードを製造するためにリグノセルロース
物質を調整する際に、酸性触媒が有用であることを立証
する。lI9%の含水率をもつ新鮮なサトウキビの絞り
滓を07重量%の硫酸溶液に加えた後に、この絞り滓を
2207:で3分間水蒸気により処理した。比較のため
に、同じ絞り滓を含むもう7個のバッチを硫酸を添加し
ないで、同一の温度で同一の時間水蒸気により処理した
。そして水蒸気処理の後、絞り滓を5%の含水率になる
まで乾燥した。そして同一の圧縮条件(圧縮温度コ20
1:′+圧力ダθOpsi、圧縮時間70秒間)下に圧
縮することにより、各々の絞り滓バッチから、O?コの
比重(グ5pcf>をもつボード(/1×lざ×7/ 
インチ)がつくられた。テストの結果は、6 次の通りである。 。
α)酢を添加した場合; 破壊係数: 、26 j Opsi 。
湿潤時の破壊係数: / l!: :l Opsi内部
結合: 7 g psi 弾性率: k 7 lI、000 p!iコ時間沸騰後
の膨潤;と7% b)酸を添加しなかった場合; 破壊係数: / !; II Op、?i 。
湿潤時の破壊係数= 2t、 o psi内部結合: 
3 A psi − 弾性率: 3 A g、000 pパ 2時間沸騰後の膨潤:!r2% 酸を添加した場合の絞り滓からつくられたボードが湿潤
時の強度に優れ、かつ、膨潤により余り厚くならない理
由は、主に遊離の糖と酸性の絞り滓が高割合で生成して
いることにより、それらカーjlll熱圧縮操作の間に
接着性結合の熱硬化、架橋を促進し、増大させた。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、籾殻からベントサンを最大限に得るために
必要な水蒸気処理時間と水蒸気温度との関係を示すグラ
フである。 特許出願人 大 1)昭 二

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)α)into%以下の含水率をもつ1ツク゛ノセ
    ルロース物質を細分された形態に調製し、 b)該細分されたリグノセルロース物質を、密封された
    取り出し用出口をもつ圧力容器中に充填し、 C)全リグノセルロース物質を10分以内の間、i’y
    or:又はそれ以上の温度に加熱して、ヘミセルロース
    を分解、加水分解し、遊離の糖。 フルフラール及び他の分解生成物に変えるために、該圧
    力容器に高圧の水蒸気をす&よやく充填し、 d)へミセルソースの分解、加水分解が最大限に達成さ
    れると同時に、該圧力容器の出口を直ちに、又は徐々に
    開けてリグノセルレース物質を取出し、 e)該リグノセルロース物質をできるだけ早く12%又
    はそれ以下の含水率になるまで乾燥し、 f)該乾燥されたリグノセルロース物質をばらばらに分
    離して、繊維9粒子、ストランド。 フレーク又は他の形態に変え、 !I)該乾燥されたリグノセルロース物質だケラ、又は
    他のりグツセルリース物質と一緒にして所望のマットに
    成形し、最後に、 h)該マットを加熱加圧下に圧縮してリグノセルロース
    物質中の遊離の糖、フルフラール及び他の分解生成物を
    変換させ、その場で接着性結合を熱硬化させ、それによ
    り再構成された複合物品を得ることからなる、 リグノセルロース物質を再構成された複合物品に変換さ
    せる方法。 (2)リグノセルロース物質が、幹、茎、潅木9葉。 根、殻、鞘、堅果、籾殻、繊維、ワラ、草等の形態をし
    た木質又は非木質の森林の樹木及び農産植物から誘導さ
    れる、ことを特徴とする特許請求の範囲−iノ項に記載
    の方法。 (3)ヘミセルロースが、高温、高圧の水蒸気の下でペ
    ントース及びヘキソースの糖、フルフラール、及び他の
    分解生成物に分解、加水分解されて、結合効果と増強効
    果の両方を付与する、ことを特徴とする特許請求の範囲
    矛1項に記載の方法。 (4) リグノセルロース物質のセルロース部分カ、水
    蒸気による処理において分解されない、ことを特徴とす
    る特許請求の範囲矛/項に記載の方法。 (5) リグノセルロース物質のリグニン部分が、低分
    子量のリグニン及びリグニン生成物に分解。 加水分解される、ことを特徴とする特許請求の範囲、1
    −1項に記載の方法。 (6)加水分解されたリグノセルロース物質が、糖。 フルフラール生成物、多糖類、リグニン、リグニン生成
    物及び他の分解生成物を含有する水溶性成分を約20−
    .30%含んでいる、ことを特徴とする特許請求の範囲
    】17項に記載の方法。 (7)水蒸気の圧力を直ちに解放して、リグノセルロー
    ス物質を繊維状又は粒子状にする、ことを特徴とする特
    許請求の範囲21項に記載の方法。 (8)水蒸気の圧力を徐々に解放して、リグノセルロー
    ス物質を元の形態に保持する、ことを特徴とする特許請
    求の範囲矛1項に記載の方法。 (9)水蒸気の温度が、220−2AOC又はそれ以上
    の高い範囲にある、ことを特徴とする特許請求の範囲牙
    1項に記載の方法。 (10) 水蒸気による処理時間が、120秒以下であ
    る、ことを特徴とする特許請求の範囲牙1項に記載の方
    法。 (11) リグノセルロース物質が、圧力容器から取り
    出されたのち、糖の発酵を避けるために含水率が12%
    以下好ましくは3−8%の範囲になるまで直ちに乾燥さ
    れる、ことを特徴とする特許請求の範囲矛/項に記載の
    方法。 α2 成形されたマットが、ヘミセルロースから誘導さ
    れる糖、フルフラール及び他の分解生成物を化学的に変
    換させ、かつ、同時に結合を発展させて、再構成された
    複合物品に対して結合・効果と増強効果の両方を付与す
    るのに十分な時間。 加圧下に200’l::又はそれ以上の温度で加熱圧縮
    される、ことを特徴とする特許請求の範囲矛/項に記載
    の方法。 (13)水蒸気による処理の前における原料リグノセル
    ロース物質が、繊維飽和点以下好ましくはt−12%の
    含水率をもつ、ことを特徴とする特許請求の範囲矛1項
    に記載の方法。 04)熱硬化された接着性結合が、沸騰水中で不溶であ
    り、かつ、酸加水分解に対して耐えうる1ことを特徴と
    する特許請求の範囲矛1項に記載の方法。 α■ 細分されたリグノセルロース物質が、粒子。 繊維、ストランド、チップ、フレーク等の形態である、
    ことを特徴とする特許請求の範囲矛1項に記載の方法。 (16) 細分されたリグノセルロース物質に対して、
    水蒸気による処理の前に5重量%以下の酸性触媒を添加
    して、ヘミセルロースの分解、加水分解を促進させ、か
    つ、結果として起る加熱圧縮操作における接着性結合の
    熱硬化を促進させる、ことを特徴とする特許請求の範囲
    矛/項に記載の方法。 ←7)酸性触媒が、液体又は固体の形態をしている、こ
    とを特徴とする特許請求の範囲矛/6項に記載の方法。 (181糖、フルフラール及び他の分解生成物の化学的
    変換、及び接着性結合の熱硬化が、加熱形操作の前に、
    リグノセルロース物質に対して3重量%以下の酸性触媒
    を添加することにより促進されることを特徴とする特許
    請求の範囲21項に記載の方法。 鵠 酸性触媒が、液体又は固体の形態をした酸又は酸形
    成物質であることを特徴とする特許請求の範囲矛II項
    に記載の方法。 (20)再構成された複合物品が、沸騰水及び酸加水分
    解に対して耐性をもつ耐水性の建築用ボード。 家具用ボード、複合木材、成型品等であることを特徴と
    する特許請求の範囲矛1項に記載の方法。
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