JPS6020530Y2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
自動車の車体前部構造Info
- Publication number
- JPS6020530Y2 JPS6020530Y2 JP17062079U JP17062079U JPS6020530Y2 JP S6020530 Y2 JPS6020530 Y2 JP S6020530Y2 JP 17062079 U JP17062079 U JP 17062079U JP 17062079 U JP17062079 U JP 17062079U JP S6020530 Y2 JPS6020530 Y2 JP S6020530Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel apron
- wheel
- reinforcement
- rear direction
- body structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車の車体前部構造、詳しくはエンジンル
ームの側壁部構造を改良した車体前部構造に関するもの
である。
ームの側壁部構造を改良した車体前部構造に関するもの
である。
従来、第１図に示す自動車車体１のエンジンルーム２の
側壁３には第２図に示すようにホイールエプロンレイン
フォースメント４が前後方向５に真直ぐに延びて形成さ
れているために、正面衝突時、衝撃荷重を受けて後方へ
移動し、フロントピラー６が変形し、そのためにウィン
ドガラス７が破損しやすかった。
側壁３には第２図に示すようにホイールエプロンレイン
フォースメント４が前後方向５に真直ぐに延びて形成さ
れているために、正面衝突時、衝撃荷重を受けて後方へ
移動し、フロントピラー６が変形し、そのためにウィン
ドガラス７が破損しやすかった。
またホイールエプロンレインフォースメント４とフロン
トフレー１１８とを結合したホイールエプロン９は一般
に矢印１０に沿って湾曲しているため、左右方向の曲げ
つまり、フロントフレームを矢印１１の方向に変形する
ことに対する抵抗が小さく、またホイールエプロンレイ
ンフォースメント４とフロントフレーｔ、８との間の段
差が大きいため、ねじり抵抗も小さい。
トフレー１１８とを結合したホイールエプロン９は一般
に矢印１０に沿って湾曲しているため、左右方向の曲げ
つまり、フロントフレームを矢印１１の方向に変形する
ことに対する抵抗が小さく、またホイールエプロンレイ
ンフォースメント４とフロントフレーｔ、８との間の段
差が大きいため、ねじり抵抗も小さい。
その結果として、正面衝突時、フロントフレーｌ、８が
左右方向１１へ曲がりやすく、かつねじりやすい。
左右方向１１へ曲がりやすく、かつねじりやすい。
また、フェンダ−パネル１２により覆われたホイールエ
プロンレインフォースメント４の上部空間１３が狭まく
、この上部空間１３に手を入れてフェンダ−パネル１２
の頂部にフェンダ−ミラー１４を取り付ける作業が困難
である。
プロンレインフォースメント４の上部空間１３が狭まく
、この上部空間１３に手を入れてフェンダ−パネル１２
の頂部にフェンダ−ミラー１４を取り付ける作業が困難
である。
この考案は上記欠点を解消して、正面衝突時のホイール
エプロンレインフォースメントの後方への移動によるフ
ロントピラーの変形によるウィンドガラスの破損を極力
防止するとともに、フロントフレーｌ、の左右への曲が
りとねじれを防止し、フェンダ−ミラーを容易に取り付
けることができる自動車の車体前部構造を提供すること
を目的とする。
エプロンレインフォースメントの後方への移動によるフ
ロントピラーの変形によるウィンドガラスの破損を極力
防止するとともに、フロントフレーｌ、の左右への曲が
りとねじれを防止し、フェンダ−ミラーを容易に取り付
けることができる自動車の車体前部構造を提供すること
を目的とする。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説明する。
第３図はホイールエプロン部を内側から見た斜視図であ
り、第４図はこれを外側から見た斜視図である。
り、第４図はこれを外側から見た斜視図である。
同図において、１５はホイールエプロンで自動車車体１
のエンジンルーム２の側壁３を形成しており、水平部１
６と、この水平部１６の内端部から下方へ延びる垂下部
１７と、水平部１６の外端部から上方へ延びる起立部１
８とからなる。
のエンジンルーム２の側壁３を形成しており、水平部１
６と、この水平部１６の内端部から下方へ延びる垂下部
１７と、水平部１６の外端部から上方へ延びる起立部１
８とからなる。
１９はフロントフレームで、上記ホイールエプロン１５
の垂下部１７の内面、つまりホイールエプロン１５の下
端内面に前後方向に延びて接合され、ホイールエプロン
１５とフロントフレーム１９とで閉断面を形成している
。
の垂下部１７の内面、つまりホイールエプロン１５の下
端内面に前後方向に延びて接合され、ホイールエプロン
１５とフロントフレーム１９とで閉断面を形成している
。
２０はサスペンションハウジングで上記ホイールエプロ
ン１５の前後方向はぼ中央部に形成されている。
ン１５の前後方向はぼ中央部に形成されている。
また、ホイールエプロン１５の外面にはフロントピラー
２７の前側に位置し、前後方向に延びて閉断面を形成ス
ルホイールエプロンレインフォースメント２１が接合さ
れている。
２７の前側に位置し、前後方向に延びて閉断面を形成ス
ルホイールエプロンレインフォースメント２１が接合さ
れている。
このホイールエプロンレインフォースメント２１はサス
ペンションノ＼ウジング部およびこれより後方部２２が
、起立部１８の上端部にほぼ水平に接合されている。
ペンションノ＼ウジング部およびこれより後方部２２が
、起立部１８の上端部にほぼ水平に接合されている。
つまり後方部２２がホイールエプロン１５の上端部に位
置している。
置している。
また前記サスペンションハウジング２０より前部２３は
ホイールエプロン１５の下側部分に位置させ、後方部２
２と前部２３との間が前下りの傾斜部２９を介して連続
した形状になっている２８はヒンジピラーである。
ホイールエプロン１５の下側部分に位置させ、後方部２
２と前部２３との間が前下りの傾斜部２９を介して連続
した形状になっている２８はヒンジピラーである。
上記構成では、ホイールエプロンレインフォースメント
２１の前部２３が後方部２２に対して前下りの傾斜部２
９を介して下方に位置しているので、正面衝突時、前部
２３にかかる衝撃荷重で傾斜部２９の下端部３０が後方
へ押しつぶされ、ホイールエプロンレインフォースメン
ト２１の傾斜部２９が第３図におけるＳ字状から逆Ｚ字
状に折曲されてその衝撃荷重が吸収される。
２１の前部２３が後方部２２に対して前下りの傾斜部２
９を介して下方に位置しているので、正面衝突時、前部
２３にかかる衝撃荷重で傾斜部２９の下端部３０が後方
へ押しつぶされ、ホイールエプロンレインフォースメン
ト２１の傾斜部２９が第３図におけるＳ字状から逆Ｚ字
状に折曲されてその衝撃荷重が吸収される。
すなわち、ホイールエプロンレインフォースメント２１
の後方部２２が後方へ移動して、フロントピラー２７を
破損する事故が防止される。
の後方部２２が後方へ移動して、フロントピラー２７を
破損する事故が防止される。
また、正面衝突時、フロントフレーム１９の先端部作用
する左右方向３１への曲げモーメントは、ホイールエプ
ロン１５の水平部１６を介してホイールエプロンレイン
フォースメント２１の前部２３により支持される。
する左右方向３１への曲げモーメントは、ホイールエプ
ロン１５の水平部１６を介してホイールエプロンレイン
フォースメント２１の前部２３により支持される。
上記水平部１６は左右方向３１の曲げ抵抗が大きく、ま
たホイールエプロンレインフォースメント２１の前部２
３が後方部２２に対して低く、この前部２３とフロント
フレーム１９との間の上下方向段差が小さいことにより
、ねじり抵抗モ大キい。
たホイールエプロンレインフォースメント２１の前部２
３が後方部２２に対して低く、この前部２３とフロント
フレーム１９との間の上下方向段差が小さいことにより
、ねじり抵抗モ大キい。
フロントフレーム１９は上記のようなホイールエプロン
１５に接合されているので、正面衝突時、フロントフレ
ーム１９の左右への曲がりおよびねじれが防止される。
１５に接合されているので、正面衝突時、フロントフレ
ーム１９の左右への曲がりおよびねじれが防止される。
また、ホイールエプロンレインフォースメント２１前部
２３が低く設定されているので、ホイールエプロン１５
の起立部１８と上部張出片２５とフェンダパネル２４と
で形成される空間２８が大きく、この空間２８に手を入
れてフェンダ−パネル２４の頂部にフェンダ−ミラー２
６を取り付ける作業が容易に行なえる。
２３が低く設定されているので、ホイールエプロン１５
の起立部１８と上部張出片２５とフェンダパネル２４と
で形成される空間２８が大きく、この空間２８に手を入
れてフェンダ−パネル２４の頂部にフェンダ−ミラー２
６を取り付ける作業が容易に行なえる。
以上のように、この考案によれば、正面衝突時のホイー
ルエプロンレインフォースメントの後方への移動による
フロントピラーの破損が防止されるとともにフロントフ
レームの左右への曲がりとねじれが防止され、さらに、
フェンダ−ミラーの取り付けが容易に行なえる自動車の
車体前部構造を提供することができる。
ルエプロンレインフォースメントの後方への移動による
フロントピラーの破損が防止されるとともにフロントフ
レームの左右への曲がりとねじれが防止され、さらに、
フェンダ−ミラーの取り付けが容易に行なえる自動車の
車体前部構造を提供することができる。
第１図は従来の自動車の車体前部の一部切欠した斜視図
、第２図は第１図の要部を拡大して示す一部切欠した斜
視図、第３図はこの考案の一実施例を内側から見て示す
一部切欠した斜視図、第４図は外側から見て示す一部切
欠した斜視図である。 １・・・・・・車体、２・・・・・・エンジンルーム、
３・・・・・・側壁、１５・・・・・・ホイールエプロ
ン、１６・・・・・・水平部、１７・・・・・・垂下部
、１８・・・・・・起立部、１９・・・・・・フロント
フレーム、２０・・・・・・サスペンションハウジング
、２１・・・・・・ホイールエプロンレインフォースメ
ント、２２・・・・・・後方部、２３・・・・・・前部
、２７・・・・・・フロントピラー ２９・・・・・・
傾斜部。
、第２図は第１図の要部を拡大して示す一部切欠した斜
視図、第３図はこの考案の一実施例を内側から見て示す
一部切欠した斜視図、第４図は外側から見て示す一部切
欠した斜視図である。 １・・・・・・車体、２・・・・・・エンジンルーム、
３・・・・・・側壁、１５・・・・・・ホイールエプロ
ン、１６・・・・・・水平部、１７・・・・・・垂下部
、１８・・・・・・起立部、１９・・・・・・フロント
フレーム、２０・・・・・・サスペンションハウジング
、２１・・・・・・ホイールエプロンレインフォースメ
ント、２２・・・・・・後方部、２３・・・・・・前部
、２７・・・・・・フロントピラー ２９・・・・・・
傾斜部。
Claims (1)
- エンジンルームの側壁を形成するホイールエプロン下端
内面に、前後方向に延びて閉断面を形成するフロントフ
レームが接合されており、上記ホイールエプロンの前後
方向はぼ中央部にサスペンションハウジングが形成され
ていて、上記ホイールエプロンの外面には、フロントピ
ラーの前側に位置し、前後方向に延びて閉断面を形成す
るホイールエプロンレインフォースメントが接合され、
このホイールエプロンレインフォースメントはサスペン
ションハウジング部およびこれより後方部ではホイール
エプロン上端部に位置し、前部ではホイールエプロンの
下側部分に位置させ、その間が前下りの傾斜部を介して
連続した形状であることを特徴とする自動車の車体前部
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17062079U JPS6020530Y2 (ja) | 1979-12-10 | 1979-12-10 | 自動車の車体前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17062079U JPS6020530Y2 (ja) | 1979-12-10 | 1979-12-10 | 自動車の車体前部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5687981U JPS5687981U (ja) | 1981-07-14 |
| JPS6020530Y2 true JPS6020530Y2 (ja) | 1985-06-19 |
Family
ID=29681456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17062079U Expired JPS6020530Y2 (ja) | 1979-12-10 | 1979-12-10 | 自動車の車体前部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6020530Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008296833A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Nissan Motor Co Ltd | 車体前部骨格構造 |
-
1979
- 1979-12-10 JP JP17062079U patent/JPS6020530Y2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008296833A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Nissan Motor Co Ltd | 車体前部骨格構造 |
| JP4692516B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2011-06-01 | 日産自動車株式会社 | 車体前部骨格構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5687981U (ja) | 1981-07-14 |
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