JPS60200878A - 釉掛けセメント製品及びその製造方法 - Google Patents

釉掛けセメント製品及びその製造方法

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JPS60200878A
JPS60200878A JP5559284A JP5559284A JPS60200878A JP S60200878 A JPS60200878 A JP S60200878A JP 5559284 A JP5559284 A JP 5559284A JP 5559284 A JP5559284 A JP 5559284A JP S60200878 A JPS60200878 A JP S60200878A
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JP
Japan
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cement
product
glazed
powder
cement product
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JP5559284A
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宮脇 久則
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表面に無機質材料からなる釉を施されたセメン
ト製品及びその製造方法に関する。
セメント瓦、コンクリートゾロツクのようなセメント製
品を、表面に有機塗料を塗布したり、低温焼付けたりし
て着色することは一般に行われている(特公昭50−3
3503号、同56−10096号、同53−1321
4号、同54−36604号公報)。しかしこのように
着色されたセメント製品は屋外に施工された後、経時的
に褪色したり、剥れたりして施工時の外観が損われてい
くなどの大きな欠点を持っている。
このため有機塗料に代る方法として、無機系塗料が提案
されてきており、様々の方法が研究されているが、充分
な塗装方法が開発されていない。
即ちセメント製品に無機材料を溶融被覆し、ガラス状の
膜Zつくることは最低400°C3[J分加熱せねば不
可能であり、加熱時セメント製品の結晶水の脱水により
セメント製品か劣化して本来の性質がなくなり脆弱化し
てしまうことが免れない。
本発明の目的はセメント瓦、コンクリートブロックある
いはその類似物のようなセメント製品に無機系塗料を施
す方法を提供することにある。
本発明者は無機材料の粉末t1約6000℃程度の高温
を生じる溶射ガンを用いて、一般に免れないと信じられ
ていたセメントの劣化を起さずに、しかも強固にセメン
ト製品に塗布できること乞見出した。
即ち、本発明は現在特に金属工業の分野で用いられてい
る爆射バーナーを応用し、適当に配合した無機材料の粉
末を瞬間的に溶融させたガラス状溶融物をセメント製品
本体に塗布する方法2用いることによって、セメント製
品本体の温度を60〜250℃程度に抑えることができ
、前述のようなセメントの劣化を起さずに、塗付着色を
可能にしたものである。
本発明において用いる無機材料の例をあげると酸化アル
ミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、また5i0
2 、Al2O3、Na2O、K2O、CaOXB2O
3及び(又は) pbo等の化学成分を含むフリット等
があり、このように溶射バーナーの瞬間的な熱量調整及
び粉末の粒径調整によって融点の高い材料(例えば酸化
ジルコニウム等)から、融点の低い材料(例えばフリッ
ト等)まで幅広い無機材料が使用できる。
本発明は着色の効果を得ることも目的の一つである。上
記無機材料を施すことによりセメント製品に種々の色合
いを与えることができる。例えば酸化アルミニウムは白
色、酸化チタンは濃灰色、酸化ジルコニウムは明黄色が
得られ、酸化チタンと酸化アルミニウムを適白な比で配
合すると灰色の濃淡が可能である。フリットには別途着
色剤を併用することにより種々の色を施すことができる
着色剤として使用できる物質は多くの既に知られたもの
で、例えば、酸化鉄、二酸化マンガン、酸化クロム等の
金属酸化物がある。また爆射バーナー操作時のアセチレ
ン−酸素の比を変えることによりある程度酸化状態から
還元状態まで変化させて同一材料でも種々の色合いを得
ることも可能である。
上記無機材料は粒径が10〜180μとなるように粒度
調整が必要である。これは溶射バーナーでInさせると
きの操作時に目詰りを起さないためおよび粉体の爆着を
良好にするための条件である。180μ以上では粒子そ
のものが太きすぎてバーナーの目詰りが起き易く、10
μ以下では粒子相互間で造粒現象を起して結局目詰りを
起し易くなるからである。又、粒子径が太きすぎると溶
射時に粒子相互の融着が困難となり良好な塗装が得られ
ず、粒子径が小さすぎると溶射時に粒子径の飛散が大き
くなるからである。
本発明にお(・て利用しうる溶射バーナーは既製の金属
およびセラミック爆射用バーナーで光分である。特に溶
射距離、粉体流人量、アセチレン−酸素比、およびガス
0噴出口径等の条件を変えて、溶層状態を変化しうるも
のが好ましい。
粉体の流入量は粉体の軟化温度と関連があり、軟化温度
の低いものほど流入量を増加でき、セメント本体への塗
装膜厚を増すことが可能である。
溶射距離はセメント製品本体の表面近くで溶融の最高状
態になるように、現場で調整すればよい。
溶射距離は、粉体の梅類、アセチレン−酸素比施釉され
るセメント製品の種類、大きさ等により種々変化しうる
が一般的には15Qmm〜650順程度である。
施釉に肖り、セメント製品本体を60〜100°C前後
に予熱することはバーナーの爆射による熱衝撃を緩和す
るために好ましい。
上述の如く、本発明は通常のセメント製品にそのま\無
機質材料の釉薬を塗布できるという利点があるだけでな
く、既に施工の完了したセメント製品の表面九も現場で
施釉でき、補修もできるという利点がある。
以下、本発明を実施例により詳細に説BAする。
実施例1 ポルトランドセメント34%、砂利66チの調合物を加
水混練した後、適歯な圧力をかけプレス成型して水中で
約−昼夜養生し、乾燥してコンクリート製品を得た。他
方、鉛丹、珪石、ホウ砂、珪弗化ソーダ、酸化鉄、二酸
化マンガン、酸化クロムを用いてゼーデル表示で、 なる粉末調合物を作成しガラス状になるfで溶融して有
鉛フリットを得た。この有鉛フリットを乾式粉砕して粒
度分布が46〜104μのフリット粉末ケ得た。
上記のコンクリート製品を約90℃附近に予熱し、日本
ユテク社製テロダイン200システムの溶射バーナーに
てフリット粉末を爆射した。溶射距離は約2508で、
幅約151+mで2回爆射(被膜厚は溶射回数を重ねる
ことによって厚くすることができる)を行い、コンクリ
ート製品本体を施釉した。溶射時のコンクリート製品本
体は約120℃になった。このようにしてコンクリート
製品に灰黒色の釉が施された。この爆射によってコンク
リート製品には何らの劣化も見られなかった。
次に施釉されたコンクリート製品をサンドブラストした
。その結果摩耗による損傷は見られなかった。又ウニデ
ーメーターで約200時間耐候試験を行った結果、有機
塗装のコンクリート製品はかなり褪色したのに比べて、
本笑施例による施釉コンクリート製品には変化が見られ
なかった。
実施例2 実施例1で用いたコンクリート製品に酸化アルミニウム
粉末を粒度44μ以下に調整し、前記テロダイン200
システムのバーナーにて爆射を行い、白色の施釉コンク
リート製品を得た。コンクリート製品の予熱温度は約6
0℃であり、施釉中の製品温度は約130℃であった。
この爆射によってコンクリート製品には何の劣化も見ら
れなかった。
この施釉されたコンクリート製品を実施例1同様サンド
ブラストによる摩耗損傷試験、ウニず一メーターによる
褪色試験にかけた。その結果優れた耐摩耗性、耐候性が
見られた。
実施例6 一般にA、L、Cと呼ばれている軽量気泡コンクリート
製品に実施例1に使用した有鉛フリット粉末を日本ユテ
ク社製テロダイン200システムの爆射バーナーを用い
て爆射した。溶射距離は約20−で幅約15ffill
+で2回爆射を行ない施釉した。溶射時の成型品不休は
約90°Cとなった。このようにしてA、L、C製品に
灰黒色の釉が施された。この爆射によってA、L、C製
品には何の劣化も見られなかった。
この施釉されたA、L、C製品を実施例1,2と同様摩
耗損傷試験褪色試験にかげた結果優れた耐摩耗性、耐候
性が得られた。
代理人 浅 村 皓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 表面に釉を施されたセメント製品。
  2. (2)溶射方法により表面に釉を施すことを特徴とする
    、表面に釉を施されたセメント製品の製造方法。
JP5559284A 1984-03-23 1984-03-23 釉掛けセメント製品及びその製造方法 Pending JPS60200878A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61122176A (ja) * 1984-11-14 1986-06-10 吉川工業株式会社 高耐候性コンクリート造形建材
JPS6395180A (ja) * 1986-10-08 1988-04-26 工業技術院長 施釉コンクリ−ト成形体の製造方法

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