JPS60200345A - 自己診断プログラム走行カツト方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は計算機システムにおいて電源投入時に自動的に
走行される自己診断プログラムの過剰な走行を抑制する
ための走行カット方式に関する。

〔技術の背景〕

一般に使用されている計算機システムでは、運用開始に
先立って、システムの状態が正常であるか否かを調べる
ために、自己診断プログラム、（プリケアとも呼ばれる
）を用いてチェックを行っている。

従来は、この自己診断プログラムを電源投入により自動
的に起動するようにしており、そのため、たとえば節電
などの目的で、１日のうちに数回にわたって電源の投入
／切断が繰り返されるような利用者のシステムの場合、
電源投入のたびに自己診断プログラムが走行することに
なり、その際通常では１分間内外の時間が費やされる。

そして自己診断プログラムの実行が正常終了するまでは
一端末のディスプレイにはシステム画面など何も出力さ
れないため、利用者はその間ただ待ち続けなければなら
ず、時間の無駄が生じるという問題があった。

しかも、実際上はこのように１日に数回も自己診断プロ
グラムによるチェックを行っても、その利点はほとんど
なく、一般のシステムでは朝行われる最初の１回のチェ
ックだけでシステムの信頼性を保持するには十分である
ことが多い・〔発明の目的および構成〕 本発明の目的は、計算機システムにおいて電源投入の回
数とは関係なしに１日に１回だけに制限できる手段を提
供することにあり、本発明の原理は、計算機システム内
の時計ユニットにおける通常用いられない曜日機能を利
用して、日毎にリセットされるラッチ機構を擬イ以的に
構成し、これにより自己診断プログラムの走行制御を行
うものである。ランチ機構は最初のトリガでランチされ
ると、その後リセットされるまではトリガに対して不感
となり、状態を変化させない性質をもつ。そこで、電源
投入をトリガ条件とすれば、毎日、最初の電源投入にだ
け応動する制御手段が実現できる。

それにより本発明の構成は、曜日機能をもつ時計ユニッ
トをそなえた計算機システムにおいて、予め定められた
固定の曜日を記憶する曜日記憶手段と、電源投入検出手
段とをそなえ、該電源投入検出手段が電源投入を検出し
たとき、上記時計ユニット内の曜日と上記曜日記憶手段
に記憶されている固定の曜日とを取り出して比較し、双
方の曜日が不一致のときには自己診断プログラムを実行
するとともに上記時計ユニット内の曜日を上記曜日記憶
手段に記憶されている固定の曜日に変更し、また双方の
曜日が一致した場合には自己診断プログラムを実行する
ことなく、次の処理を実行することを特徴とするもので
ある。

〔発明の実施例〕

以下に本発明の詳細を実施例にしたがって説明する。

第１図は本発明が対象とする時計ユニットをそなえた一
般的な計算機システムの構成図である。

図中、１は計算機システム、２はｃＰＵ、３は主メモリ
、４は時計ユニット、５乃至７は他のＩ１０ユニット、
８はハス、４１ば時間カウンタ、４２は日付レジスタ、
４３は曜日レジスタを表している。

時計ユニット４は、図示されないバックアップ電池をそ
なえ、計算機システム全体の電源の投入／切断とは　無
関係に、２４時間動作を行うようになっている。時間カ
ウンタ４１、日付レジスタ４２、曜日レジスタ４３はそ
れぞれＣＰＵ２によって任意に読み出されかつ設定され
ることができる。

本発明は、一般の計算機システムでは時計ユニット４の
時間および日付機能のみを使用し、曜日機能は空いてい
ることに着目して行われたものである。次に概要を説明
する。

第２図は、本発明の１実施例の構成図であり、第１図の
計算機システムにおいて、ＣＰＵ２、主メモリ３、時計
ユニット４を中心にして実行される動作を機能ブロック
で示したものである。図中、９は電源スィッチ、１０は
電源投入検出部、１１はランチ機構、１２は固定曜日記
憶部、４３は曜日レジスタ、１３は比較部、１４は転送
制御部、１５は自己診断プログラム実行部、１６は通常
ジョブ実行部を表す。

電源スィッチ９が投入されると、電源投入検出部ｌＯは
電源電圧の立ち上がりを検出し、ランチ機構１１を起動
する。

固定曜日記憶部１２の内容を八とし、曜日レジスタ４３
の内容をＢとしたとき、比較部１３ば、電源投入検出部
１０により起動されると、２つの入力Ａ、ＢについてＡ
−Ｊ：Ｂを調べ、Ａ≠Ｂが成り立てば、転送制御部１４
へ結果を帰還して、固定曜日記憶部１２の内容を曜日レ
ジスタ４３へ移し、他方Ａ＝Ｂならば何もしないことに
より、ランチすなわち自己保持動作を行う。このＡ＝Ｂ
の状態では、その後再び電源投入検出部１０から起動し
ても変化は生じない。

ランチ機構１１の上記した自己保持状態が破られるのは
、時計ユニット４において２４時間毎に繰り返される曜
日更新動作によってであり、そのとき曜日レジスタ４３
の内容は予め定められている次の曜日となる。その結果
、電源投入検出部１０が電源投入を検出してランチ機構
１１を起動すると、比較部１３はＡ≠Ｂを検出し、自己
保持動作を行う。

このようにして、ランチ機構１１は、２４時間毎に１回
だけ電源投入検出部１０からの起動に対してラッチ機構
が応答しない場合および自己診断プログラム実行部１５
が診断処理を正常終了した場合には、通常ジョブ実行部
１６が能動化される。

第３図は、」二連した動作を概略フローで示したもので
ある。次に具体例を用いて動作を説明する。

たとえば固定曜日が“日曜日”であって曜日レジスタ４
３の内容が“月曜日”であったものとすれば、最初の電
源投入時には比較の結果Ａ≠Ｂとなり、不一致が得られ
る。このように、比較した２つの曜日が異なっている場
合には、自己診断プログラムを実行する。そして実行後
に固定曜日の′“日曜日”を曜日レジスタ４３に設定す
る。この結果・当日さらに電源の切断と再投入が行われ
た際に生じる比較では、固定曜日の“日曜日”と曜日レ
ジスタ４３の内容“日曜日”とが一致するので、この場
合には自己診断プログラムを実行せずに直接通常ジョブ
を実行する。曜日レジスタ４３の内容は翌日になるまで
“日曜日”のままであるので、それまでは何度電源投入
を行っても、自己診断プログラムはもはや実行されるこ
とばない。

しかし、翌日になると、曜日レジスタ４３の内容は“月
曜日”に変わり、電源投入が行われると、固定曜日の“
日曜日”との間で曜日の不一致が得られる。そして自己
診断プログラムが実行され、その後前回と同様に曜日レ
ジスタ４３に“日曜日”が設定される。このようにして
、当日その後に行われる電源投入に際しては、全て自己
診断プログラムの実行をなしにすることができ、同様に
して、後続のどの日においても、“月曜日”と“日曜日
”のみを用いた繰り返し動作により、自己診断プログラ
ムの走行カット制御を行うことができる。固定曜日はど
の曜日であってもよく、また実際には存在しない仮想的
な曜日を用いることも可能である。

（発明の効果〕 以上のように、本発明によれば、既存の時計ユニットの
機能を利用することにより、特別のハードウェアの増加
なしに自己診断プログラムの走行を１日に１回、最初の
電源投入時だけに制限することができ、時間の無駄を生
じることなく節電等のための電源切断／投入を何度でも
繰り返すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が対象とする時計ユニットをそなえた計
算機システムの構成図、第２図は本発明の１実施例の構
成図、第３図はその概略フロー図である。 図中、９は電源スィッチ、１０は電源投入検出部、１１
はラッチ機構、１２は固定曜日記４１部、１３は比較部
、１４ば転送制御部、１５ば自己診断プログラム実行部
、１６は通常ジョブ実行部、４３は時計ユニットの曜日
レジスタを表す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 曜日機能をもつ時計ユニットをそなえた計算機システム
   において、予め定められた固定の曜日を記憶する曜日記
   憶手段と、電源投入検出手段とをそなえ、該電源投入検
   出手段が電源投入を検出したとき、上記時計ユニット内
   の曜日と上記曜日記憶手段に記憶されている固定の曜日
   とを取り出して比較し、双方の曜日が不一致のときには
   自己診断プログラムを実行するとともに上記時計ユニッ
   ト内の曜日を上記曜日記憶手段に記憶されている固定の
   曜日に変更し、また双方の曜日が一致した場合には自己
   診断プログラムを実行することなく、次の処理を実行す
   ることを特徴とする自己診断プログラム走行カット方式
   。