JPH09190360A - マイクロコンピュータ及びその暴走監視処理方法 - Google Patents

マイクロコンピュータ及びその暴走監視処理方法

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JPH09190360A
JPH09190360A JP8002975A JP297596A JPH09190360A JP H09190360 A JPH09190360 A JP H09190360A JP 8002975 A JP8002975 A JP 8002975A JP 297596 A JP297596 A JP 297596A JP H09190360 A JPH09190360 A JP H09190360A
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runaway
cpu
microcomputer
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Masaru Sugai
賢 菅井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】マイコンの暴走時に、暴走直前の状態から再ス
タートできる装置と方法を提供する。 【解決手段】演算部1、PC8、レジスタ群5を有する
CPU7に、暴走を検出するウオッチドッグタイマ3と
退避・復帰コントロール回路10及び退避用メモリを備
えている。退避・復帰コントロール回路10はウォッチ
ドッグタイマ3の起動時に、PC8とレジスタ群5の正
常な値をスイッチゲート15を開いて退避用メモリ9に
退避する。コントロール回路10は暴走検出信号の入力
時、システムクロック供給回路14に停止信号を与えて
クロックを停止した後、退避用メモリ9のデータでPC
8とレジスタ群5の値を置換し、クロック供給を再開さ
せてCPU7をリスタートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暴走検出(ウォッ
チドッグ)機能を有するマイクロコンピュータ及びその
制御方法に関し、特に、ウォッチドッグ機能が検出する
暴走から効率的に正常動作へ復帰できる制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの演算装置(CPU)の暴
走対策として、例えば、特開平7−64824号に記載
されている方法がある。図7は、この方法をマイクロコ
ンピュータ(以下、マイコンと略称する)に適用したも
ので、演算部1の暴走を検出するウォッチドッグタイマ
3が用いられる。
【0003】演算部1は、処理中のプログラムで暴走監
視が指示されるとROM6の暴走監視プログラム61を
読出して起動する。暴走監視プログラム61はトリガ信
号を第2ラッチ部2Bとウォッチドッグタイマ3へ送
る。第2ラッチ部2Bは、トリガ信号により第1のラッ
チ部2Aのラッチ出力をラッチする。一方、ウォッチド
ッグタイマ3はトリガ信号により起動してカウントを開
始し、キャンセルされないままに一定時間経過すると暴
走と判断し、暴走検出信号を発生させる。暴走検出信号
は切換部4に送られ、外部へ出力するデータを第1ラッ
チ部2Aのラッチ出力から第2ラッチ部2Bのラッチ出
力に切り換える。第2ラッチ部2Bは、演算部1からの
暴走前のトリガ信号で、第1ラッチ部2Aのラッチ出力
が正常時のデータをラッチしている。このため、暴走検
出による切り換え後、切換部4から出力される最後の正
常データとなる。
【0004】このように、ウオッチドッグタイマ3によ
って演算部1の暴走を検出すると、異常状態への移行過
程で発生する異常データの出力を抑止する。さらに、暴
走状態を継続している演算部1を一旦停止して再スター
トさせ、暴走状態から復帰させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】暴走状態からの最も効
率的な復帰方法は、暴走直前の状態から再スタートする
ことである。しかし、従来技術ではマイコンをリセット
し、プログラムの最初からスタートするしかなかった。
【0006】これは、上記例のように、暴走検出機能の
起動時の演算データが保持されているのみで、レジスタ
群5のデータやPC8の値が暴走によって変化してしま
い、暴走直前の状態が判別できないためである。
【0007】本発明の目的は、暴走後に演算部を復帰さ
せる場合、リセットから再スタートするのではなく、暴
走直前の状態から再スタート可能なマイクロコンピュー
タ及びその暴走監視処理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、演算部、プログラムカウンタ(以下、
PC)、複数のレジスタを有する中央処理装置(以下、
CPU)、CPUにより実行されるプログラム等を格納
するROM及びCPUの暴走を検出するウオッチドッグ
手段を備えたマイクロコンピュータにおいて、CPUの
正常状態を示すデータを退避させ、暴走検出後に退避デ
ータをCPUに復帰させる制御手段と、前記退避データ
を記憶する退避用メモリを設けたことを特徴とする。
【0009】前記制御手段は、前記ウォッチドッグ手段
の起動時にPCと複数のレジスタの値を退避し、暴走検
出後に復帰させることを特徴とする。この制御手段は、
CPUとは独立したハードウエアにより構成され、その
退避処理、復帰処理はCPUの暴走に影響されることが
ない。
【0010】また、CPUにシステムクロックを供給す
るクロック供給手段を設け、暴走検出時の前記制御手段
からの停止信号でシステムクロックを停止し、前記制御
手段による前記退避データのCPUへの復帰後にシステ
ムクロックを再開させることを特徴とする。
【0011】あるいは、前記ウォッチドッグ手段の暴走
検出によりセットされる暴走検出フラグ設定手段と、暴
走検出によりCPUを初期状態にリセットするリセット
手段を設け、暴走検出によるリセット処理の開始後に前
記暴走検出フラグの設定の有無をチエックし、フラグの
有る場合に前記演算部はROMから読出した暴走処理プ
ログラムを起動して前記制御手段に復帰命令を出力する
ことを特徴とする。
【0012】または、前記ウォッチドッグ手段の暴走検
出により所定のベクタアドレスを発生してPCに強制的
にセットするベクタ発生手段を設け、PCにベクタアド
レスがセットされたときに前記演算部はROMのベクタ
アドレスから読出した暴走処理プログラムを起動して前
記制御手段に復帰命令を出力することを特徴とする。
【0013】さらに、CPUと前記退避用メモリ間の前
記退避データを伝送する線にスイッチゲートを設け、デ
ータの退避時と復帰時にのみ、前記制御手段によって開
動作させる。これにより、退避データを暴走による破壊
から防止している。
【0014】このような本発明によれば、CPUの暴走
直前の正常な処理状態を示すデータを退避し、暴走検出
後に退避していたデータを復帰してCPUの再スタート
を迅速に行うことができ、暴走によるシステムの悪影響
を最小限に抑え、処理性を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にしたがって詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態によるマイク
ロコンピュータの構成図である。本例では、ハードウエ
アによって正常状態へ復帰する構成を示す。
【0017】マイクロコンピュータは、命令を処理する
演算部1、レジスタ群5、プログラムカウンタPC8を
有するCPU7と、PC8からのアドレスによって読出
し可能に、暴走監視プログラム61や他の処理プログラ
ムなどを格納しているROM6、CPU7にクロックを
与えるシステムクロック供給回路14、演算部1の暴走
検出(ウォッチドッグ)を監視するウォッチドッグタイ
マ3、暴走時にレジスタ群5とPC8のデータを退避す
る退避用メモリ9、データの退避と復帰を制御する退避
・復帰コントロール回路10及びスイッチゲート15か
ら構成されている。
【0018】暴走監視の要求があるとき、演算部1は暴
走監視プログラム61を起動し、トリガ信号をウォッチ
ドッグタイマ3と退避・復帰コントロール回路10へ送
る。ウォッチドッグタイマ3は、トリガ信号が入力され
るとカウントを開始する。コントロール回路10の退避
制御部101はトリガ信号を受信すると、CPU7のレ
ジスタ群5とPC8の値を退避用メモリ9へ退避させ
る。
【0019】暴走監視プログラム61はトリガ信号の送
出後、正常に所定処理が実行されると、暴走監視の終了
信号(以下、キャンセル信号)をウォッチドッグタイマ
3と退避・復帰コントロール回路10へ送って終了す
る。
【0020】一方、ウォッチドッグタイマ3はキャンセ
ル信号の受信がないまま一定時間を経過すると、CPU
7に暴走が発生したと判断し、暴走検出信号を発行して
退避・復帰コントロール回路10へ送る。コントロール
回路10の復帰制御部102は暴走検出信号を受信する
と、退避用メモリ9にあるデータをレジスタ群5とPC
8へ復帰させる。
【0021】本マイコンの退避・復帰コントロール回路
10は、CPU7から独立したハード構成として設けら
れていて、そのデータ退避と復帰の動作はCPU7の動
作から独立している。また、退避用メモリ9とレジスタ
群5及びPC8間の各データ線には、退避・復帰コント
ロール回路10によりON/OFFされるスイッチゲー
ト15が設けられ、退避用メモリ9の値が演算部1の暴
走によって破壊されない構造としている。
【0022】図2は、本マイコンによる暴走検出機能の
起動から復帰までの動作を示すフローチャートである。
【0023】マイコンの電源が投入されCPUリセット
されると、CPU7は初期状態から起動する(s10
1)。まず、初期設定のプログラムが実行され(s10
2)、正常動作が開始されて順次、プログラムを実行す
る(s103)。実行中のプログラムでウオッチドッグ
の指示があるとき、演算部1は暴走監視プログラム61
を起動してトリガ信号を発行し、ウオッチドッグタイマ
3と、退避・復帰コントロール回路10に送る(s10
4)。
【0024】トリガ信号を受信したウオッチドッグタイ
マ3はタイマのカウントを開始する(s105)。ま
た、退避・復帰コントロール回路10は退避信号を発行
してスイッチゲート15を開き(s106)、そのとき
のレジスタ群5とPC8の値を退避用メモリ9に書き込
む(s107)。
【0025】起動後、ウオッチドッグタイマ3は、キャ
ンセル信号の受信(s108)あるいは起動から一定時
間の経過(s109)の継続的な監視状態にある。な
お、一定時間の経過は、ウオッチドッグタイマ3のオー
バーフローによる。
【0026】このとき、演算部1が正常であれば、暴走
監視プログラム61に従って所定処理の実行を経てキャ
ンセル信号を発行して、暴走監視要求後の正常動作を継
続する。また、ウオッチドッグタイマ3はタイマをリセ
ットする(s110)。
【0027】一方、キャンセル信号を受信できないまま
一定時間が経過すると、ウオッチドッグタイマ3は、暴
走検出信号を発行して退避・復帰コントロール回路10
に送る(s111)。退避・復帰コントロール回路10
は、システムクロック停止信号を発行し(s112)、
システムクロック供給回路14は動作を停止する(s1
13)。これにより、CPUの動作が停止する。
【0028】次に、退避・復帰コントロール回路10
は、復帰信号を発行してスイッチゲート15を開き(s
114)、そのときの退避用メモリ9の値でCPUのレ
ジスタ群5とPC8の内容を置換する(s115)。こ
のとき、CPU7は停止しているので、置換したデータ
が破壊されることはない。続いて、システムクロック動
作信号を発行すると(s116)、システムクロック供
給回路14が再起動し(s117)、演算部1は退避用
メモリ9から置換されたPC8のアドレスと、レジスタ
群5の値を使用して再起動する(s118)。
【0029】これによれば、暴走後の復帰処理における
CPUのPCとレジスタ群には、暴走直前における正常
な値が設定されているので、効率のよい再起動が可能に
なる。さらに、本発明の他の実施例を説明する。
【0030】
【実施例1】図3は、本発明の他の実施例によるマイコ
ンの構成を示す。図1と同等の構成要素には同一符号を
付している。
【0031】本実施例では、ウォッチドッグタイマ3が
暴走を検出したときに、暴走フラグをセットする暴走検
出フラグ設定手段12及びCPU7内の一時保持手段1
6を設けている。また、リセット回路11はウォッチド
ッグタイマ3からの暴走検出信号により起動し、CPU
7をリセットする。
【0032】CPU7はリセットされると、リセットル
ーチンが起動する。本例のリセットルーチンは、まず暴
走検出フラグのセットの有無を確認し、フラグがセット
されているとすると、このルーチンに組み込まれている
暴走処理プログラム62を起動する。すなわち、演算部
1は暴走処理プログラム62に従って復帰命令を出力す
る。この復帰命令を受けた退避・復帰コントロール回路
10は、退避用メモリ9の値をレジスタ群5とプログラ
ムカウンタPC8へ復帰させる。
【0033】図4は、暴走検出機能の起動から復帰まで
の一連の動作を示すフローチャートである。CPU7は
リセットされると初期状態からリセットルーチンを起動
する(s201)。まず、演算部1は暴走検出フラグの
セットの有無を判定する(s202)。フラグのセット
が無ければ、通常の初期設定が行われ(s203)、正
常動作が開始されて順次プログラムを実行する(s20
4)。
【0034】演算部1は必要時に、暴走監視プログラム
61を起動してトリガ信号を発行し(s205)、上記
例s105〜s111と同様な処理がs206〜s21
2まで行われる。すなわち、トリガ信号によるウオッチ
ドッグタイマ3と退避・復帰コントロール回路10の動
作は同じである。
【0035】一方、キャンセルなしに一定時間経過する
と、ウオッチドッグタイマ3が暴走検出信号を発行し
(s212)、暴走検出フラグがセットされる(s21
3)。暴走検出フラグ12がセットされると、このフラ
グ値は暴走信号としてリセット回路11へ送られる。こ
のとき、暴走フラグのセット値は、ソフトウエアによっ
てフラグ一時保持手段16にも取り込まれる。なお、本
例では、暴走信号は退避・復帰コントロール回路10に
は送られない。
【0036】リセット回路11は暴走信号が入力される
と、CPU7を強制的にリセットする(s201)。C
PU7はリセットされると演算部1、レジスタ群5及び
PC8を初期値に設定する。但し、一時保持手段16の
暴走検出フラグや退避用メモリ9はリセットされず、そ
の値を保持する。
【0037】PC8が初期値に設定されると、プログラ
ムはリセットルーチンの最初からスタートし、まず、一
時保持手段16における暴走検出フラグのセットの有無
をチェックする。暴走検出フラグがセットされている
と、暴走の復帰処理を行う。すなわち、演算部1は暴走
処理プログラム61に従って、退避・復帰コントロール
回路10へ復帰命令信号を送る(s214)。復帰命令
を受信した退避・復帰コントロール回路10は、復帰信
号を出力してスイッチゲート15を開き、退避用メモリ
9に退避しておいたレジスタ群5の値とPC8の値を復
帰させる(s215)。これにより、CPU7のPC8
とレジスタ群5は、正常時の最後の値に置換されるの
で、CPUは暴走直前の状態に復帰して再起動し(s2
16)、演算部1の処理は正常状態に復帰する(s21
7)。
【0038】本実施例例では、暴走後の正常状態への復
帰をソフトウエアによって行い、暴走後の再スタートを
暴走直前の正常状態から行うなど、所望の復帰処理をユ
ーザが選択できるようにしている。
【0039】
【実施例2】図5は、他の実施例によるマイコンの構成
を示したものである。本例では、暴走後の正常状態への
復帰処理を、ハードウエアとソフトウエアの組み合わせ
によって行う。図1や図3と同等の構成要素には同一の
符号を付している。
【0040】演算部1が暴走監視プログラム61によ
り、トリガー信号を発行してウオッチドッグタイマ3、
退避・復帰コントロール回路10を起動するまでは、上
記した二つの実施例の場合と同じである。
【0041】暴走検出後に、退避・復帰コントロール回
路10が行う復帰動作は、実施例1の場合と同様に、演
算部1が暴走処理プログラム62に従って復帰命令を発
行して行われる。
【0042】本実施例と実施例1の相違点は、暴走を認
知してから暴走処理プログラムを起動するまでの手段に
ある。実施例1ではCPUを一旦リセットし、リセット
ルーチンに組み込まれた暴走処理プログラムを実行し
た。本実施例では暴走時に、CPUにリセットをかけ
ず、強制的にPC8のアドレスをあるベクタへ飛ばすベ
クタ発生回路13を設け、そのベクタアドレスに復帰命
令信号を発行する暴走処理プログラムを格納している。
【0043】図6は、本実施例による暴走検出機能の起
動から復帰までの一連の動作示すフローチャートであ
る。ステップs301〜s311までは、図2と同様の
処理となる。
【0044】ウォッチドッグタイマ3が暴走検出信号を
ベクタ発生回路13へ送ると、ベクタ発生回路13は所
定のベクタアドレスを発生し(s312)、PC8へセ
ットする(s313)。暴走により不確定な値となって
いたPC8は、強制的にベクタアドレスに置換され、ベ
クタアドレスへジャンプする(s314)。このベクタ
アドレスは、ROM6における暴走処理プログラム62
の先頭アドレス示している。
【0045】そこで、演算部1は暴走処理プログラム6
2を起動し、退避・復帰コントロール回路10へ復帰命
令信号を送る。これ以後、退避・復帰コントロール回路
10による復帰処理から演算部1の処理再開までのs3
15〜s318は図2と同じである。
【0046】本実施例では、暴走検出後の復帰処理をベ
クタアドレスを発行してPCを強制的にベクタにジャン
プさせるハードウエアのベクタ発生回路と、ジャンプ先
のベクタアドレスに復帰命令信号を発行するプログラム
を設け、CPUの暴走時に暴走直前の状態から再スター
トさせることができる。
【0047】本実施例によれば、暴走後の正常状態への
復帰をソフトウエアによって行い、暴走後の再スタート
を暴走直前の正常状態から行うなど、所望の復帰処理を
ユーザが選択できるようにしている。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、CPUのPCやレジス
タの値を退避/復帰する独立の制御手段と記憶手段を有
し、暴走直前のPCやレジスタ群のデータを退避し、暴
走検出後の再スタート時にPCやレジスタ群の値を退避
データで置換して暴走直前の状態に復帰させるので、復
帰処理を迅速に行うことができ、暴走による悪影響を最
小限に抑え、マイコンの処理性を向上できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるマイクロコンピュー
タの構成図。
【図2】上記実施形態による暴走検出機能の起動から復
帰までの動作を示すフローチャート。
【図3】本発明の他の実施例によるマイクロコンピュー
タの構成図。
【図4】上記他の実施例による暴走検出機能の起動から
復帰までの動作を示すフローチャート。
【図5】本発明のさらに他の実施例によるマイクロコン
ピュータの構成図。
【図6】上記さらに他の実施例による暴走検出機能の起
動から復帰までの動作を示すフローチャート。
【図7】従来技術のマイクロコンピュータの構成図。
【符号の説明】
1…演算部、3…ウオッチドッグタイマ、5…レジスタ
群、6…ROM、61…暴走監視プログラム、62…暴
走処理プログラム、7…CPU、8…プログラムカウン
タ(PC)、9…退避用メモリ、10…退避・復帰コン
トロール回路、11…リセット回路、12…暴走検出フ
ラグ設定手段、13…ベクタ発生回路、16…フラグ一
時保持手段。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算部、プログラムカウンタ(以下、P
    C)、複数のレジスタを有する中央処理装置(以下、C
    PU)、CPUにより実行されるプログラム等を格納す
    るROM及びCPUの暴走を検出するウオッチドッグ手
    段を備えたマイクロコンピュータにおいて、 CPUの正常状態を示すデータを退避させ、暴走検出後
    に退避データをCPUに復帰させる制御手段と、前記退
    避データを記憶する退避用メモリを設けたことを特徴と
    するマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、前記ウォッチドッグ手段の起動時にP
    Cと複数のレジスタの値を退避し、暴走検出後に復帰さ
    せることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 CPUにシステムクロックを供給するクロック供給手段
    を設け、暴走検出時の前記制御手段からの停止信号でシ
    ステムクロックを停止し、前記退避データの復帰後にシ
    ステムクロックを再開させることを特徴とするマイクロ
    コンピュータ。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記ウォッチドッグ手段の暴走検出によりセットされる
    暴走検出フラグ設定手段と、CPUを初期状態にリセッ
    トするリセット手段を設け、暴走検出によるリセット処
    理の開始後に前記暴走検出フラグの設定の有無をチエッ
    クし、フラグの有る場合に前記演算部はROMから読出
    した暴走処理プログラムを起動して前記制御手段に復帰
    命令を出力することを特徴とするマイクロコンピュー
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1または2において、 前記ウォッチドッグ手段の暴走検出により所定のベクタ
    アドレスを発生してPCに強制的にセットするベクタ発
    生手段を設け、PCにベクタアドレスがセットされたと
    きに前記演算部はROMのベクタアドレスから読出した
    暴走処理プログラムを起動して前記制御手段に復帰命令
    を出力することを特徴とするマイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 CPUと前記退避用メモリ間の前記退避データの伝送線
    にスイッチゲートを設け、データの退避時と復帰時にの
    み、前記制御手段によって開動作させることを特徴とす
    るマイクロコンピュータ。
  7. 【請求項7】 CPUの暴走を検出するウオッチドッグ
    手段を備えたマイクロコンピュータにおいて、 CPUの暴走直前の正常な処理状態を示すデータを退避
    し、暴走検出後に退避していたデータを復帰してCPU
    の再スタートを行うことを特徴とするマイクロコンピュ
    ータの暴走監視処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記データの退避は、前記ウォッチドッグ手段の起動時
    に行うことを特徴とするマイクロコンピュータの暴走監
    視処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、 前記データの復帰は、暴走検出によるシステムクロック
    の停止後に行われ、該復帰後にシステムクロックの供給
    を再開することを特徴とするマイクロコンピュータの暴
    走監視処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項7または8において、 前記データの復帰は、暴走検出によるCPUのリセット
    後にCPUから出力される復帰命令に基づいて行うこと
    を特徴とするマイクロコンピュータの暴走監視処理方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項7または8において、 前記データの復帰は、暴走検出後にCPUのPCを強制
    的に所定アドレスに移行させ、該所定アドレスに格納さ
    れている所定プログラムの処理により出力される復帰命
    令に基づいて行うことを特徴とするマイクロコンピュー
    タの暴走監視処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425205B1 (ko) * 2001-12-28 2004-03-31 주식회사 하이닉스반도체 마이크로 컨트롤러의 스탑 모드 제어 회로
JP2009169515A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Denso Corp コンピュータシステム及びシステム回復装置

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