JPH05233374A - ウオッチドッグタイマ装置 - Google Patents

ウオッチドッグタイマ装置

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Publication number
JPH05233374A
JPH05233374A JP4031847A JP3184792A JPH05233374A JP H05233374 A JPH05233374 A JP H05233374A JP 4031847 A JP4031847 A JP 4031847A JP 3184792 A JP3184792 A JP 3184792A JP H05233374 A JPH05233374 A JP H05233374A
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JP
Japan
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timer
watchdog timer
signal
counter
access
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Application number
JP4031847A
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Inventor
Yoshiji Hama
義二 濱
Kiyoshi Ogushi
喜代志 大櫛
Tsuguhiko Ono
次彦 大野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ローディング可能なカウンター装置8と、1
段目および2段目のオーバーフロー時間を格納する各レ
ジスタ5、13を設け、そのレジスタの値をカウンター
にロードするようにしたものである。また、このカウン
ター装置8は、ロードした値が特定の数値(たとえば
0)であった場合にオーバーフロー信号11を送信でき
るようにして、診断時、IPL時にウォッチドッグタイ
マ装置を停止状態に出来る。 【効果】 各々のレジスタ5、13の値を必要に応じて
カウンター8にロード出来るようなり、ソフトウェアに
よってウォッチドッグタイマ装置のオーバーフロー時間
を自由に設定可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば、工業用計
算機システム装置における異常監視方式のタイマ制御装
置に関するものであり、計算機自身の故障や、アプリケ
ーションプログラムまたはオペレーティングシステムの
暴走を検出するためのウオッチドッグタイマ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機の信頼性、安全性などの要
求が急速に高まり始めフォールトトレラント計算機など
の高信頼性を特長とした製品がその分野を確立しようと
している。信頼性を高める一つの手段として従来からウ
オッチドッグタイマ装置などがあり、計算機の故障やア
プリケーションプログラム又は、オペレーティングシス
テムが暴走等を検知するものがあった。これらのプログ
ラムが暴走等を引き起こすと、そのプログラムの続行は
不可能になったり、場合によってはこの暴走等がシステ
ム全体に波及して重大障害に至ることが有り、この装置
によりこれらを回避することが行なわられてきた。
【0003】図6は、従来のウオッチドッグタイマ装置
を示すブロック図であり、図において、1は、異常監視
の対象となる計算機装置、2は、計算機装置1が異常状
態であることを外部に対して知らせるための警告信号、
18は、一定時間のあいだカウントダウンを行うカウン
ター装置、10は、カウントダウン中のタイマ装置を再
度初期値から動作させるためのカウンターリセット信
号、12は、カウンター装置17がオーバーフローを起
こした際に計算機装置1に割込を送信するための割込信
号である。
【0004】次に動作について説明する。従来のウオッ
チドッグタイマ装置は、電源投入後またはシステムのリ
セット直後からカウンター装置18はカウントダウンを
開始する。カウンター装置18は、計算機装置1からの
カウンターリセット信号10を受信することによってカ
ウントダウンを再度初期値より開始する。計算機装置1
に異常が発生し、このカウンターリセット信号10を受
信することが出来なかった場合は、カウンター装置18
のオーバーフローにより、計算機装置1に対して割込信
号12を送信してそのことをCPUへ通知し、、再度カ
ウンター装置18を初期値に戻し、2回目のカウントダ
ウンを開始する。更に、この二回目のカウントダウンの
期間に計算機装置1からのカウンターリセット信号10
を受信できない場合は、重大障害が発生したことを通知
する警告信号2を外部へ送信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに構成されているので、ウオッチドッグタイマ装置の
計時開始は電源投入やシステムリセットの直後からであ
り、システムが正常運転する前のIPL処理を行なって
いる最中にもウオッチドッグタイマを何等かの手段によ
ってクリアする必要があった。また、システムがシャッ
トダウン指示のもとにそのシーケンスを実行中にも同様
の処理が必要であった。さらにウオッチドッグタイマの
タイマを設定する場合やタイマをクリアする場合に、あ
る特定の命令のアクセスでタイマ設定やクリアができる
ため、プログラムが暴走等してデータパターンがその命
令のコードに化けてしまいそれによってタイマ値が変更
されたり、タイマがクリアされたりすることがあり、プ
ログラム暴走時に正常にウオッチドッグタイマが動作し
ないことがあった。また、ウオッチドッグタイマも1段
目と2段目の両方のタイマが同じ周期でしか動作でき
ず、システムによっては1段目のタイマだけでシステム
として重大障害を意味する場合や、2段目のタイマがシ
ステムとして重大障害を意味する場合など外部への信号
の発効にもシステムに応じた柔軟な対応がとれていなか
った。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、異なる周期でタイマが動作でき
るようにすることを目的とする。また、もともとシステ
ムとして正常な管理下におかれていないIPLやシャッ
トダウン中などは、不要なタイマのクリア処理をなくす
ようにすることを目的とする。また、プログラムの暴走
が発生したときにも簡単にウオッチドッグタイマの変更
やクリアができないようにすることを目的とする。ま
た、2つのタイマの設定値によって、システムごとに対
応して1段目のタイマ或は、2段目のタイマのいずれか
らでも外部へ重大障害を通知できる装置を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わるウオ
ッチドッグタイマ装置は、第一と第二のタイマを有し、
それぞれのタイマに別々の値をセットする設定手段を備
えているものである。
【0008】第2の発明に係わるウオッチドッグタイマ
装置は、電源投入または、リセットボタンなどシステム
のリセット発生を検出してウオッチドッグタイマを無効
にする無効手段と、IPL完了後などシステムが正常に
動作したあとでウオッチドッグタイマ管理プログラム等
により発効される命令でウオッチドッグタイマを有効ま
たは無効にできる指定手段を備えているものである。
【0009】また、第3の発明に係わるウオッチドッグ
タイマ装置は、前記有効/無効の設定、ウオッチドッグ
タイマのタイマ設定やタイマのクリア等を実行するアク
セス手段と、アクセス手段を実行する前に予め定められ
た手順としてアクセス権を設定するアクセス権設定手段
とを備え、アクセス権設定がなければ、アクセス手段が
実行できないようにアクセスを制御するアクセス制御手
段を備えたものである。さらに、第4の発明に係わるウ
オッチドッグタイマ装置は、第二のタイマの有効/無効
を指定できる指定手段と、第一のタイマと第二のタイマ
がいづれも有効の場合には、第二のタイマがタイプアッ
プしたことから外部へ重大障害を通知し、また第一のタ
イマだけが有効の場合には第一のタイマがタイプアップ
したことから重大障害を通知する信号出力制御部を備え
たたものである。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、設定手段が第1と第2の
タイマに別々の値を設定できるので、異なる周期でタイ
マが動作できるようになり、システムに応じた柔軟な障
害報告が可能になる。
【0011】第2の発明によれば、無効手段が自動的に
ウオッチドッグタイマ不要時を判定して無効にするとと
もに、指定手段によりウオッチドッグタイマの有効/無
効を任意の時点で指定できるので、すでにシステムとし
ては正常運転でない電源投入後、または、システムリセ
ット後のIPL動作の最中や、これからシステムが停止
する動作に移行したときに、不要なウオッチドッグタイ
マのクリア処理を削減することが可能となる。
【0012】また、第3の発明によれば、アクセス権が
設定されていなければ、ウオッチドッグタイマにアクセ
スできないので、計算機自身の故障やプログラムが暴走
等によりプログラムシーケンスが不測の事態に至っても
ウオッチドッグタイマ動作の信頼性をより向上できる。
【0013】さらに、第4の発明によれば、指定手段に
よる第二のタイマの有効/無効により、システムに応じ
て重大障害の通知のタイミングを選択することができ
る。
【0014】
【実施例】以下この発明の一実施例について説明する。
図1において、1は、異常監視の対象となる計算機装
置、2は、計算機装置1が異常状態であることを外部に
対して知らせるための警告信号、3は、カウンターの動
作を制御するカウンター制御装置、4は、カウンターに
ロードするレジスタを選択するレジスタセレクト信号、
5は、1段目のカウンター値を格納する第1レジスタ、
6は、セレクターから送られてくるカウンター値をカウ
ンター装置にロードするためのロード信号、7は、第1
及び第2レジスターの値を選択するセレクター装置、8
は、カウント値をロード可能なカウンタ装置、9は、カ
ウントダウンを開始させるためのイネーブル信号、10
は、カウントダウン中のタイマ装置を再度初期値から動
作させるためのリセット信号、11は、カウンターがオ
ーバーフローを起こしたときに送信するオーバーフロー
信号、12は、1段目のカウンターがオーバーフローを
起こしたときに送信する割込信号、13は、2段目のカ
ウンター値を格納する第2レジスタ、14は、第1及び
第2レジスタの設定値を変更するためのプリセット信
号、15は、データバス、16は、カウンターリセット
信号にプロテクトをかけるためのプロテクト信号、20
は、プロテクト信号によりプリセット信号15とリセッ
ト信号10のアクセスの可否を決定するプロテクトレジ
スタである。
【0015】次に動作について説明する。計算機装置1
から外部への警告信号2が解除されることによってカウ
ンター制御装置3のレジスタセレクト信号4により第1
レジスタ5に格納されたカウント値をカウンター装置8
へ送信する。カウンター制御装置3は、ロード信号6に
よりセレクター装置7から出力されるカウンター値をカ
ウンター装置8にロードした後にイネーブル信号9によ
りカウントダウンを開始させる。カウンター制御装置3
は、計算機装置1からのリセット信号10を受信するこ
とによって前述の動作を繰り返し、カウントダウンを再
度第1レジスタ5に格納されたカウント値より開始す
る。
【0016】計算機装置1に異常が発生し、このリセッ
ト信号10を受信することが出来なかった場合は、カウ
ンター装置8からオーバーフロー信号11が送信され、
カウンター制御装置3は、計算機装置1に対して割込信
号12を送信すると共に、レジスタセレクト信号4によ
り第2レジスタ13に格納されたカウント値をカウンタ
ー装置へ送信する。カウンター制御装置3は、ロード信
号6によりセレクター装置7から出力されるカウンター
値をカウンター装置8にロードした後にイネーブル信号
9によりカウントダウンを開始させる。カウンター制御
装置3は、計算機装置1からのリセット信号10を受信
することによって前述の動作を繰り返し、第1レジスタ
5に格納されたカウント値より再度カウントダウンを開
始する。この二回目のカウントダウンの期間に計算機装
置1からのリセット信号10を受信できない場合は、警
告信号2を外部へ送信する。
【0017】第1レジスタ5及び第2レジスタ13の設
定は、計算機装置1からのプリセット信号14によって
データバス15を経由して行われる。さらにカウントダ
ウン中にプリセット信号14を受信したときは、そのプ
リセット信号14により指定された値をそれぞれのレジ
スタ(あるいは一方のレジスタ)に設定し、この新しく
設定された第1レジスタ5のカウント値がカウンタ装置
8にロードされ、カウントダウンが再開される。
【0018】リセット信号10やプリセット信号14
は、各々の信号がセットされる前にプロテクト信号16
がセットされていなければ有効とならない。したがっ
て、プログラムが暴走しても、プロテクト信号がセット
されていなければ、不本意なリセットや不本意な値のセ
ットは発生しない。なお、このプロテクト信号16はリ
セット信号10やプリセット信号14が有効になること
によってリセットされる。
【0019】第1レジスタ5に格納されたカウント値
が”0”でそのカウント値をカウンター装置8にロード
したときオーバーフロー信号11が送信され、カウンタ
ー制御装置3は、一連の動作を停止させる。更に、プリ
セット信号14によって第1レジスタ5に”0”以外の
カウンタ値を設定することにより再開させることが可能
である。
【0020】また、計算機装置1の電源投入やリセット
ボタンなどによるシステムリセット信号17で第1及び
第2レジスタを自動的にクリアし、ウオッチドッグタイ
マの一連の動作を停止させる。したがって、計算機装置
1からの命令等によって、システムがIPLを完了した
後などの正常運転に移行したとき等にレジスタのセット
を行ない動作を開始させ、システムがシャットダウンす
るとき等にレジスタをクリアし動作を停止させるもの
で、明らかにシステムとして正常運転していないとき等
はウオッチドッグタイマの一連の動作を停止させてシス
テムから切り離すことができる。
【0021】次に、図1に示した回路ブロック図を機能
分けした機能ブロック図について説明する。41は第一
のタイマ、42は第二のタイマ、43はウオッチドッグ
タイマへアクセスするためのアクセスを設定するアクセ
ス権設定手段、44はウオッチドッグタイマへアクセス
するアクセス手段、45は上記アクセス手段によるアク
セスは、アクセス権設定手段によりアクセス権が設定さ
れている場合に有効とするアクセス制御手段、46は所
定の条件のもとでウオッチドッグタイマを無効にする無
効手段、47はウオッチドッグタイマの有効/無効を指
定できる指定手段、48は上記指定手段により第一のタ
イマのみが有効とされている場合、第一のタイマの所定
時間の経過により、外部へ信号を出力するとともに、第
一と第二のタイマが有効とされている場合、第一のタイ
マの所定時間経過により、第二のタイマの計時を開始
し、第二のタイマの所定時間の経過により外部への信号
を出力する信号出力制御手段、49は上記第一と第二と
タイマに別々な値を設定できる設定手段である。
【0022】次に動作について説明する。このウオッチ
ドッグタイマ装置40は第一のタイマ41と第二のタイ
マ42を有しており、第一と第二のタイマ値はそれぞれ
独立に設定できる。これらのタイマはそれぞれの最大周
期T1、T2をもち、指定手段47は、第一のタイマ設
定値が0又は負以外の値に設定された時、第一のタイマ
を有効とし、計時を直ちに開始する。また、指定手段4
7は、同様に第二のタイマ設定値が0又は負以外の値に
設定されたとき、第二のタイマを有効とし、第一のタイ
マのT1がタイムアップしたときに直ちに計時が開始さ
れる。第一のタイマのT1がタイムアップすると計算機
装置1に第一のタイマがタイムアップしたことを知らせ
る割り込みを発効する。さらに信号出力制御手段48は
第二のタイマが無効(常時タイマがクリアされている状
態)のときはシステムの外部へシステムが重大障害に陥
ったことを知らせる信号5を信号出力制御手段48より
外部に対して同時に発効する。また、信号出力制御手段
48は第二のタイマが有効で第二のタイマのT2がタイ
ムアップすると、第二のタイマがタイムアップしてシス
テムが重大障害に陥っていることを知らせる信号5を信
号出力制御手段48より外部に対して発効する。
【0023】図3、4、5はウオッチドッグタイマ装置
に関する補足説明のためのフローチャートで、図3は電
源投入後またはシステムリセット後の処理を示したもの
で、図4はシャットダウン時の処理を示したもので、図
5はウオッチドッグタイマのクリアの処理を示したもの
である。
【0024】まず、図3、図4に基づいて、電源投入後
または、リセット後の処理について説明する。このウオ
ッチドッグタイマ装置40は無効手段46が電源投入や
リセットボタンなどシステムリセットを検出すると装置
を自動的に無効にする。したがって、この無効手段46
によりシステムの立ちあげ時はウオッチドッグタイマが
動作していないことが保障されるとともに、このウオッ
チドッグタイマ装置に対してタイマ設定の前に、指定手
段47により装置そのものを有効にするウオッチドッグ
タイマのオープン制御をまず実行する。
【0025】これは計算機装置1からの命令等に基づく
指定手段47の動作によってなされるもので、図3に示
すようにシステムがIPLを完了した後などの正常運転
に移行したとき等に有効にし、図4に示すように、シス
テムがシャットダウンするとき等に無効にするもので、
明かにシステムとして正常運転していないとき等はウオ
ッチドッグタイマ装置40を無効にしてシステムから切
り離すことができる。ウオッチドッグタイマ装置40は
有効にされることによって始めて上記タイマ設定やタイ
マのクリアが可能となる。ウオッチドッグタイマ装置4
0が無効のとき、ウオッチドッグタイマのT1、T2は
0にセットされ、常時両方のタイマはクリアされた状態
にある。
【0026】図5はクリア処理を示したものであり、ウ
オッチドッグタイマのクリアは計算機装置1からのウオ
ッチドッグタイマクリアを実行する命令等によりなされ
るもので、第一と第二のタイマが同時に一旦クリアされ
る。クリア後第一のタイマは直ちに計時動作を再開す
る。ウオッチドッグタイマのタイムアップはこのクリア
が最大周期T1又は最大周期T2以下で入力できなかっ
たときに起こるものである。
【0027】また、図3、図4、図5の「WDT_MO
DEセット」で示すように、これらウオッチドッグタイ
マのタイマ設定やタイマのクリア、そしてウオッチドッ
グタイマ装置のオープン制御等のアクセス手段によるア
クセスには、アクセス権設定手段43によりそれらのア
クセス権をその命令の直前に設定する必要が有り計算機
装置1からそれを実行する命令等によりアクセス権設定
手段43がアクセス権を設定することによりアクセス権
の設定がよってなされる。これは、実際にはプロテクト
信号としてプロテクトレジスタ20に伝えられる。アク
セス制御手段45はこの手順が守られていればアクセス
手段44によるアクセスを許し、そうでなければ、アク
セスを拒否する。これによりプログラムが暴走してある
種のデータパターンを例えばタイマ設定の命令として誤
って動作することから救えることが可能となり信頼性を
向上できる。
【0028】以上のように、この実施例では、計算機自
身の故障や、アプリケーションプログラムまたはオペレ
ーティングシステムの暴走等を検出する第一と第二の独
立したタイマを持ったウオッチドッグタイマ装置におい
て、CPUシステムの電源が投入またはリセットボタン
等によって発効されるシステムリセット信号を検出し
て、ウオッチドッグタイマ装置を無効にするともに、初
期プログラムロード(IPL)が完了して、システムが
正常な運転動作に移行してからウオッチドッグタイマ管
理プログラム等からの命令によってウオッチドッグタイ
マ装置を有効/無効にできることを特徴とするウオッチ
ドッグタイマ装置を説明した。
【0029】また、上記管理プログラム等からの命令で
上記ウオッチドッグタイマ装置を有効/無効にすると
き、或は、ウオッチドッグタイマの第一及び第二タイマ
の設定やウオッチドッグタイマの計時をクリアする場合
に、これに先立ってこれらにアクセスする権利を得るた
めに必要な手順を設けたことを特徴とするウオッチドッ
グタイマ装置を説明した。
【0030】また、上記第一のタイマの設定値に0又は
負の値がセットされると第一のタイマおよび第二のタイ
マが常にクリアされた状態になり、第一のタイマ設定値
に0又は負の値以外がセットされると第一および第二の
タイマが有効にされ、第二のタイマ設定値に0又は負の
値がセットされると第二のタイマが常にクリアされた状
態となり第一のタイマだけが有効となり、上記第一のタ
イマの最大周期T1及び、上記第二のタイマの最大周期
T2でT1以下の時間で入力されるウオッチドッグタイ
マクリア命令によってウオッチドッグタイマをクリアす
ることができなかった場合において、第一のタイマと第
二のタイマが有効なときは、CPUに対して割り込み信
号を発効すると同時にこの信号に応動して第二のタイマ
の計時が開始され、第二のタイマも最大周期T2以下で
上記命令によってクリアされなかった場合には、CPU
の外部に対して信号を発効する方法と第一のタイマだけ
が有効なときにCPUに対して割り込み信号を発効する
と同時に、CPU外部に対しても信号を発効することを
特徴とする場合を説明した。
【0031】また、情報処理装置の異常監視管理方式と
して、設定値が個々に変更可能な2段のタイマを有する
ことを特徴とするウオッチドッグタイマ装置を説明し
た。
【0032】また、前記の異常監視管理方式において、
CPUシステム電源の投入またはリセットボタン等によ
って発効されるシステムリセット信号を検出して、ウオ
ッチドッグタイマ装置を無効にするとともに、初期プロ
グラムロード(IPL)が完了して、システムが正常な
運転動作に移行してからウオッチドッグタイマ管理プロ
グラム等からの命令によって有効/無効の設定が出来る
ことを特徴としたウオッチドッグタイマ装置を説明し
た。
【0033】また、前記の異常監視管理方式は、1段目
のタイマで設定された時間が経過した時、割込信号を送
信し、2段目のタイマで設定された時間が経過したとき
外部へ警告信号を送出することを特徴としたウオッチド
ッグタイマ装置を説明した。
【0034】また、前記の異常監視管理方式は、プログ
ラムの暴走などによるタイマ設定値の変更を防ぐため1
段目および2段目のタイマ設定値を格納する各レジスタ
へのアクセスに、プロテクト機能を持たせたウオッチド
ッグタイマ装置を説明した。
【0035】また、前記の異常監視管理方式は、1段目
のタイマがある特定の値に設定されたとき、異常監視を
停止させる機能を有することを特徴としたウオッチドッ
グタイマ装置を説明した。
【0036】また、前記の異常監視管理方式は、2段目
のタイマがある特定の値に設定されたとき、1段目のタ
イマに設定された時間が経過後、CPUに対して割り込
み信号を発効すると同時に、CPU外部に対しても信号
を発効することを特徴とするウオッチドッグタイマ装置
を説明した。
【0037】また、前記の異常監視管理方式は、ある特
定の手順を踏まえた時のみタイマのリセットを可能にす
るプロテクト機能を有することを特徴としたウオッチド
ッグタイマ装置を説明した。
【0038】そして、この実施例によれば、カウンター
装置が、ロードした値が特定の数値であった場合にある
信号を送信できるようにしたことで、診断や明らかにシ
ステムが正常運転していないときなど不要なウオッチド
ッグタイマのクリアを削除できるとともにある範囲に絞
ったアプリケーションプログラムなどの暴走等を検出で
きるの目的でウオッチドッグタイマ装置を停止状態に出
来る。更に、レジスタのプリセットやカウンターのリセ
ットの為のプロテクト信号を設けることによって、ソフ
トウェアの暴走によるウオッチドッグタイマ装置の誤動
作を防止する。
【0039】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、ロ
ーディング可能なカウンター装置を設け、かつ1段目お
よび2段目のレジスタからオーバーフロー時間をカウン
ターにロード出来るようにしたことでソフトウェアによ
ってウオッチドッグタイマ装置のオーバーフロー時間を
自由に設定できる効果がある。
【0040】また、第2の発明によれば、明かにシステ
ムが正常運転していないときは、不要なウオッチドッグ
タイマのクリアを削除できるとともに、ある範囲に絞っ
たアプリケーションプログラムなどの暴走等を検出でき
る。
【0041】また、第3の発明によれば、ウオッチドッ
グタイマのタイマ設定やタイマのクリアと上記オープン
制御などのアクセスの際に手順を設けたことでウオッチ
ドッグタイマ装置の信頼性を向上できる。
【0042】また、第4の発明によれば、システムに応
じて第二のタイマを選択的に使うことで重大障害の通知
を外部へ的確に報告できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるウオッチドッグタイ
マ装置を含んだシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施例におけるウオッチドッグタイ
マ装置を含んだシステム構成図である。
【図3】本発明の動作を補足説明するためのフローチャ
ート図である。
【図4】本発明の動作を補足説明するためのフローチャ
ート図である。
【図5】本発明の動作を補足説明するためのフローチャ
ート図である。
【図6】従来のウオッチドッグタイマ装置を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 計算機装置 3 カウンター制御装置 5 第1レジスタ 7 セレクター装置 8 カウンター装置 13 第2レジスタ 18 カウンター装置 20 プロテクトレジスタ 40 ウオッチドッグタイマ装置 41 第一のタイマ 42 第二のタイマ 43 アクセス権設定手段 44 アクセス手段 45 アクセス制御手段 46 無効手段 47 指定手段 48 信号出力制御手段 49 設定手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有するウオッチドッグタイ
    マ装置 (a)所定時間を計時する第一と第二のタイマ、 (b)上記第一と第二とタイマに別々な値を設定できる
    設定手段。
  2. 【請求項2】 以下の要素を有するウオッチドッグタイ
    マ装置 (a)所定の条件のもとでウオッチドッグタイマを無効
    にする無効手段。 (b)上記無効手段の動作を制御してウオッチドッグタ
    イマの有効/無効を指定できる指定手段。
  3. 【請求項3】 以下の要素を有するウオッチドッグタイ
    マ装置 (a)ウオッチドッグタイマへアクセスするためのアク
    セス権を設定するアクセス権設定手段。 (b)ウオッチドッグタイマへアクセスするアクセス手
    段。 (c)上記アクセス手段によるアクセスは、アクセス権
    設定手段によりアクセス権が設定されている場合に有効
    とするアクセス制御手段。
  4. 【請求項4】 以下の要素を有するウオッチドッグタイ
    マ装置 (a)所定時間を計時する第一と第二のタイマ、 (b)上記第二のタイマの有効/無効を指定する指定手
    段、 (c)上記指定手段により第一のタイマのみが有効とさ
    れている場合、第一のタイマの所定時間の経過により、
    外部へ信号を出力するとともに、第一と第二のタイマが
    有効とされている場合、第一のタイマの所定時間経過に
    より、第二のタイマの計時を開始し、第二のタイマの所
    定時間の経過により外部への信号を出力する信号出力制
    御手段。
JP4031847A 1992-02-19 1992-02-19 ウオッチドッグタイマ装置 Pending JPH05233374A (ja)

Priority Applications (1)

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