JP2870083B2 - ウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュータ - Google Patents

ウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュータ

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JP2870083B2
JP2870083B2 JP2009681A JP968190A JP2870083B2 JP 2870083 B2 JP2870083 B2 JP 2870083B2 JP 2009681 A JP2009681 A JP 2009681A JP 968190 A JP968190 A JP 968190A JP 2870083 B2 JP2870083 B2 JP 2870083B2
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watchdog timer
signal
cpu
microcomputer
reset
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伸一 岩元
峰雄 明石
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュ
ータに関し、特にCPUと周辺ハードウェアを1つのシリ
コンチップ上に搭載したシングルチップ・マイクロコン
ピュータ(以下マイコンと略す)におけるウオッチドッ
グタイマ内蔵マイコンに関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のマイコンは、第5図に示すような構成
になっていた。すなわち、正常動作時であればCPU3が定
期的にウオッチドッグタイマ4に対してクリア信号を出
力するため、ウオッチドッグタイマ4は異常検出信号は
発生しないが、何らかの原因でCPU3が暴走状態となると
クリア信号が出力されなくなり、ウオッチドッグタイマ
4はオーバーフローして異常検出信号を発生し、これが
CPU3に対するノンマスカブル割込みINTWDとなり、ウオ
ッチドッグタイマ割込みが動作される構成となってい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のマイコンは、ウオッチドッグタイマが
CPUに対しノンマスカブル割込みを発生するだけなのでC
PUが命令動作は正しく実行しているが、暴走状態におち
いった場合には、ノンマスカブル割込みによって異常を
検知し、正常動作に復帰することができるが、CPUが命
令動作を正しく実行できないような暴走状態となった場
合には、ノンマスカブル割込みルーチンも正常に動作し
ないため、正常動作に復帰できない欠点があった。
本発明の目的は、CPUが命令動作を正しく実行できな
いような異常状態となっても、確実にCPUを正常動作に
復帰させることができるウオッチドッグタイマ内蔵マイ
クロコンピュータを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュ
ータは、CPUと、前記CPUからのクリア信号が所定期間内
に印加されない時に異常検出信号を発生するウオッチド
ッグタイマと、前記異常検出信号を前記CPUのリセット
信号としてCPUに入力する手段と、前記異常検出信号を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段の出力により前記CP
Uのウオッチドッグタイマ割込みを起動させる手段と、
このウオッチドッグタイマ割込みが受付けされたことに
より前記CPUから発生する受付信号により前記記憶手段
の出力をクリアする手段とを有することを特徴とする。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例を示すブロック図で
ある。マイコン1は周辺ハードウェア2,CPU3,ウオッチ
ドッグタイマ4を内蔵している。ウオッチドッグタイマ
4の異常検出信号によって、R/Sフリップフロップ5が
セットされ、ウオッチドッグタイマ割込み要求INTWDを
発生する。R/Sフリップフロップ5はRESET端子からのリ
セット信号およびウオッチドッグタイマ割込み受付信号
INTWD・ACKによってクリアされる。
このような構成のマイコン1で、何らかの要因により
CPU3が暴走状態となりクリア信号が出力されなくなると
ウオッチドッグタイマ4はオーバフローし、異常検出信
号が出力される。この異常検出信号によってR/Sフリッ
プフロップ5はセットされ、ウオッチドッグタイマ4の
オーバフローが発生したことを記憶する。
さらに異常検出信号はCPU3のリセット信号となりCPU3
をハードウェア的にリセットする。そして、リセット動
作の終了後CPU3が正常動作を開始すると、R/Sフリップ
フロップ5に記憶されていたウオッチドッグタイマ割込
み要求により、ただちにウオッチドッグタイマ割込みが
発生し、ウオッチドッグタイマ割込みルーチンが実行さ
れる。ウオッチドッグタイマ割込みが受付けられればウ
オッチドッグ割込み受付け信号INTWD・ACKが発生しR/S
フリップフロップ5はクリアされる。
以上の動作により、CPU3はハードウェアリセットによ
って確実に正常動作に復帰し、その後にウオッチドッグ
タイマ割込みが起動されるのでたとえCPUが命令動作を
正しく動作できないような暴走状態となってもウオッチ
ドッグタイマ割込みルーチンは正常動作することが保証
される。
R/Sフリップフロップ5が外部RESET端子からのリセッ
ト信号によってクリアされる構成となっているのは、RE
SET端子からのシステムリセットの場合には、ウオッチ
ドッグタイマ割込みの発生を禁止し、必ずイニシャルル
ーチンからプログラムが実行されるようにするためであ
る。
第2図は本発明の第2の実施例を説明するためのブロ
ック図である。第1の実施例との相違点はフラグ6にあ
る。このフラグ6はウオッチドッグタイマ4の異常検出
信号をCPU3のリセット信号として入力するかどうかを選
択するフラグである。
フラグ6が“0"であれば、従来のマイコンと同様にCP
U3はウオッチドッグタイマ4のオーバフローによっては
リセットされない。フラグ6が“1"であれば第1の実施
例と全く同じ動作となる。
フラグ6を追加したことにより、ウオッチドッグタイ
マ4をウオッチドッグタイマとして使用せず、通常のイ
ンターバルタイマ割込みとして使用することが可能とな
り、より応用の広い構成となっている。
フラグ6は、ウオッチドッグタイマ4に含め、ウオッ
チドッグタイマ4のオーバフロー時間の選択や、スター
ト指示を行なう制御レジスタの一部として組み込み、こ
の制御レジスタは外部RESET端子からのリセット信号に
よるシステムリセット後プログラムにより、1回だけ書
込みができるように構成すればより効果的である。第3
図にフラグ6を制御レジスタの一部とした一構成例を示
す。アドレスデコーダ10はアドレスバス8上のデータを
デコードして、制御レジスタ15のアドレスがアドレスバ
ス8上に出力されたらデコーダ信号を出力する。R/Sフ
リップフロップ12はデコード信号とライト信号WRのアン
ドゲート11による論理積によってセットされ、システム
リセット信号によりクリアされる。Dフリップフロップ
13はR/Sフリップフロップ12の出力を入力とし、ライト
信号WRの反転信号をラッチクロックとしている。またD
フリップフロップ13はシステムリセット信号によりクリ
アされる。
フラグ6を含む制御レジスタ15は、アドレスデコーダ
10からのアドレスデコード信号と、Dフリップフロップ
13の反転出力と、ライト信号WRのアンドゲート14による
論理積出力をラッチクロックとし、データバス9上のデ
ータを入力するDフリップフロップである。他のフリッ
プフロップと同様に制御レジスタ15はシステムリセット
信号によりクリアされる。
以下動作を説明する。RESET端子からのシステムリセ
ット信号によってR/Sフリップフロップ12はクリアされ
“0"を出力するDフリップフロップ13もシステムリセッ
ト信号によってクリアされる。また、入力信号がR/Sフ
リップフロップ12の出力の“0"であるので、Dフリップ
フロップ13の反転出力は“1"の状態を保持している。制
御レジスタ15もシステムリセット信号によってクリアさ
れ初期値を保持している。
このような初期状態から、制御レジスタ15への書込み
命令が実行されると、アドレスデコーダ10の出力がアク
ティブとなりDフリップフロップ13の反転出力は“1"で
あるからライト信号WRに同期して、アンドケード14はア
クティブとなり、制御レジスタ15のラッチクロックとし
て入力され制御レジスタ15への書込みが行なわれる。同
時にR/Sフリップフロップ12もライト信号WRに同期して
セットされる。
Dフリップフロップ13は、ライト信号WRの反転信号を
ラッチクロックとしているのでライト信号WRの期間中は
変化せず、ライト信号WRが終了すると、R/Sフリップフ
ロップ12の新しい出力状態である“1"を入力し、反転出
力として“0"を出力する。この結果、アンドゲート14の
入力の一つは常に“0"となるため以降アンドゲート14が
アクティブとなり、制御レジスタ15のデータが書き換え
られることはなくなる。
第4図は本発明の第3の実施例のブロック図である。
第3図に示す第2の実施例にフラグ7を介してウオッチ
ドッグタイマ4からの異常検出信号を周辺ハードウェア
2のリセット信号として追加している構成となってい
る。すなわちこのフラグ7は、ウオッチドッグタイマ4
の異常検出信号を周辺ハードウェア2のリセット信号と
して入力するかどうかを選択するフラグである。フラグ
7が“0"であれば、第2の実施例と同じく、周辺ハード
ウェア2はウオッチドッグタイマ4のオーバフローによ
ってはリセットされない。フラグ7が“1"であれば、ウ
オッチドッグタイマ4のオーバフローによって周辺ハー
ドウェア2はリセットされる。
フラグ7を“1"として周辺ハードウェア2をリセット
すればより確実にマイコン1全体を正常動作に復帰させ
ることができるが、反面周辺ハードウェアをリセットす
ると、すべての出力ポートがオフしたり、水晶発振の発
振安定時間をカウントする回路が動作して数msの間、CP
U3が動作を停止してしまうなどの不都合も発生する。し
たがって周辺ハードウェア2をウオッチドッグタイマ4
のオーバフローによってリセットすべきかどうかは応用
装置によって異なる。このため本実施例のようにフラグ
7によって選択できる構成が効果的である。
なお、フラグ7は、第2の実施例で説明した構成と同
一にして、ウオッチドッグタイマ4内の制御レジスタに
組み込み、システムリセット後1回だけ書込めるように
すればより効果的である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、ウオッチドッグタイマ
の異常検出信号をCPUへのリセット信号として入力する
とともに、割り込み要求として記憶することにより、命
令動作を正しく実行できないような暴走状態であっても
確実にCPUを正常動作に復帰させ、その後にウオッチド
ッグタイマ割込みの実行によって暴走状態が発生したこ
とも検知できる効果がある。
また、第2,第3の実施例に示したように、ウオッチド
ッグタイマの異常検出信号をCPUあるいは周辺ハードウ
ェアに入力するかどうかの選択フラグを設けることによ
って、より応用範囲の広い現実的なウオッチドッグタイ
マ内蔵のマイコンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を説明するためのブロッ
ク図、第2図は本発明の第2の実施例を説明するための
ブロック図、第3図はウオッチドッグタイマの制御レジ
スタの一構成例を説明するための回路図、第4図は本発
明の第3の実施例を説明するためのブロック図、第5図
は従来例を説明するためのブロック図である。 1……シングルチップ・マイクロコンピュータ、2……
周辺ハードウェア、3……CPU、4……ウオッチドッグ
タイマ、5……R/Sフリップフロップ、6,7……フラグ、
8……アドレスバス、9……データバス、10……アドレ
スデコーダ、11,14……アンドゲート、12……R/Sフリッ
プフロップ、13……Dフリップフロップ、15……制御レ
ジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 11/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPUと、前記CPUからのクリア信号が所定期
    間内に印加されない時に異常検出信号を発生するウオッ
    チドッグタイマと、前記異常検出信号を前記CPUのリセ
    ット信号としてCPUに入力する手段と、前記異常検出信
    号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の出力により前
    記CPUのウオッチドッグタイマ割込みを起動させる手段
    と、このウオッチドッグタイマ割込みが受付けされたこ
    とにより前記CPUから発生する受付信号により前記記憶
    手段の出力をクリアする手段とを有することを特徴とす
    るウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】前記ウオッチドッグタイマの異常検出信号
    を周辺ハードウェアのリセット信号として入力すること
    を特徴とする請求項1記載のウオッチドッグタイマ内蔵
    マイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】前記ウオッチドッグタイマの異常検出信号
    を前記CPUのリセット信号として入力するか否かの選択
    手段を有することを特徴とする請求項1記載のウオッチ
    ドッグタイマ内蔵マイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】請求項3記載のウオッチドッグタイマ内蔵
    マイクロコンピュータにおいて、前記選択手段が外部リ
    セット端子からのリセット信号によるシステムリセット
    後1回だけ書込み操作が行なわれるようにしたことを特
    徴とするウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュー
    タ。
  5. 【請求項5】前記ウオッチドッグタイマの異常検出信号
    を前記周辺ハードウェアのリセット信号として入力する
    か否かの選択手段を有することを特徴とする請求項2記
    載のウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】請求項5記載のウオッチドッグタイマ内蔵
    マイクロコンピュータにおいて、前記選択手段が外部リ
    セット端子からのリセット信号によるシステムリセット
    後1回だけ書込み操作が行なわれるようにしたことを特
    徴とするウオッチドッグタイマ内蔵マイクロコンピュー
    タ。
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