JPS6020033B2 - ミシンの下糸払い装置 - Google Patents

ミシンの下糸払い装置

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JPS6020033B2
JPS6020033B2 JP14528777A JP14528777A JPS6020033B2 JP S6020033 B2 JPS6020033 B2 JP S6020033B2 JP 14528777 A JP14528777 A JP 14528777A JP 14528777 A JP14528777 A JP 14528777A JP S6020033 B2 JPS6020033 B2 JP S6020033B2
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JP
Japan
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thread
bobbin
hook
bobbin thread
needle
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邦広 稲井
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ミシンにおける縫製作業終了時に加工布か
ら針糸、及び下糸を切断するミシンの糸切り装置に関す
るもので、特にこの発明は水平面内で回転するかまを有
するミシン用いて好適なものであり、切断すべき針糸及
び下糸を掴み、次いでこれを引出して切断するルーパ一
等を有し、上記針糸、及び下糸を切断後、加工布を新た
に縫製するとき、確実に縫目を形成させる糸切り装置を
提供しようとするものである。
以下この発明の実施例について説明する。
第1図〜第22図は何れもこの発明の一実施例を示すも
ので、まず第1図において、1はベッド、2は支柱、3
は水平アーム、4は水平アーム3の頭部、5は上軸、6
は針棒7に保持され上記上軸5の回転と連動して上下動
する針、8は天びん、9はベルト車、10‘まタイミン
グベルト、11はベルト車、12は上記ベッドlに支承
され、上軸5と上記ベルト車9、タイミングベルト10
、ベルト車11を介してこれらと運動する下軸、13は
モータ等により駆動されるはずみ車である。次に第2図
〜第8図において、14は上記下軸12に固着されたね
じ歯車、15はベッド1の所定位置に固定されているか
ま台、16はこのかま台15に回転可能に支承されてい
るかま軸、17はこのかま軸16に固着されかつ上記ね
じ歯車14とかみ合うねじ歯車、18は上記かま軸16
の上端に設けられかつ水平面内で回転するかまで、この
かまは従来周知のように上軸5の1回転則ち6の1上下
往復運動に対して2回転するように構成されている。ま
た、このかま18には第14図に示すように外かま19
に形成されたかま剣先20を有し、また、内部にはボビ
ンケース下部と2ldとボビンケース上部21uとで構
成されたボビンケース21が収納されている。そして、
このボビンケース21は第8図に示すように、針6の上
下運動軌跡に面したボビンケース21の筒面の上部に側
部へ延びる止指22が形成され、この止指22第10図
に示すようにはベッド1に固定された針板23の裏面に
凹状に形成された凹部内かま止め24に係合されこれに
よってボビンケース21の回転運動を阻止するようにな
されている。なお、このボビンケース21には第10図
に示すように、下糸28が巻かれたボビン29が収納さ
れ、第14図に示すようにその下糸はボビンケース21
の上部21uの上面に設けられた口出し穴30を通って
外部に引出されている。次に第18図および第19図に
示すオーブナ25は、第9図〜第13図の作動説明図に
示すように、かま剣先20に捕捉された針糸ループ26
を内かま止め24と止指22の間に隙間を形成して通過
させるために、上記ボビンケース21の筒面の上部から
側部に延びる開放指片27と係合するようになされてい
る。
32は第8図〜第13図に示すように縫製布の送り歯で
、ベッド1に固定されている針板23の送り溝31内に
出没自在に競合し、縫製布を針押えと共働して所定速度
で送るようになされている。
また、この送り歯32には針6の運動軌跡上に針穴33
が設けられている。35は第2図および第5図に示すよ
うに上記ベッドーに取付板34を介して固定されたソレ
ノィドで、このソレノイド35のプランジヤ36は、上
記取付板34に段付ねじ37によって揺動自在に枢着さ
れたテコ38の一端に接触状態に配置されている。
しかしてこのテコ38の他端にはピン39が楯設され、
そしてこのピン39は駆動範40‘こ固着されたカラー
41の溝部42に遊鼓されている。そして、この駆動軸
40は、第3図および第4図に示すように、ベッド1か
ら下方に延長している軸受部43,44によって下軸1
2と平行に支承され、かっこの軸受部43,44間の駆
動軸40にはカム追従腕45が一方の軸受部43と接触
状態に固着されてる。さらに、上記カラー41と他方の
軸受部44間における駆動軸40‘こはつるまきばね4
6が装着され、上記カラー41を介して駆動軸40を常
時矢印A方向と反対方向に付勢するようになされている
。また、47は上記カム追従腕45の先端に枢着された
コ。ト48はこのコロ47に対応する下轍12に固着さ
れたカムで、このカム48には第5図に示すように、上
記下甑2の鞄心から半径方向に一定の距離を有する円弧
溝と、この円弧溝と半径方向の距離が異なる溝とからな
るカム溝49が形成され、上記ソレノィド35の付勢あ
るいは消勢により、このカム溝49には上謡コロ47が
係合あるいは離脱するようになされており、カム溝49
にコロ47が係合したときにはカム48の回転によりカ
ム追従腕45を介して駆動軸40を反時計方向に回動し
、次いで再び時計方向に回動復帰するように構成されて
いる。次に50は、第3図〜第5図に示すように上記カ
ラー41に橘設された段付ピンで、この段付ピン501
こはコロ51が回動自在に枢着され、このコロ511ま
上記カム48の外周に摺接するようになされている。
すなわち、上記コロ47とカム溝49とが互いに離脱し
ているときには、駆動軸40の反時計万向の回動が上記
コロ47とカム外周52の摺嬢によって不作動状態に阻
止されており、また、上記ソレノイド35の付勢によっ
てテコ38を介して駆動軸40をつるまきばね461こ
抗して矢印A方向(第3図〜第5図)に移動させてカム
溝49とコロ47とが係合すると、上記カラー401こ
枢着されたコロ51とカム外周52との槌嬢が解除され
るこにより、駆動軸40の回動阻止状態が解除され「
この駆動軸40が時計方向に回動し得るように横成され
ている。
53は第2図および第6図に示すように、上記一万の軸
受部43から延長している駆動軸4Mこ固着された駆動
腕、54は上記駆動軸40と同一軸心上にベッド1から
下方に延長している軸受部55,56により回動自在に
支承され、かつ、カラー57,58により軸方向の移動
が阻止された従動軸、59は上記駆動腕53に対応する
端部において上記従動軸54に固着された従動腕で、こ
の従動腕59の二又部6川こは上記駆動腕53の突起6
1が鉄合されており、第3図に示す状態から第5図に示
す状態に、駆動軸40がA方向に移動してカム溝49と
コロ47とが係合し、カム溝49の半径方向の距離に応
じた駆動軸40の回動が従動腕54に伝達されるように
構成されている。
62は第2図に示すように、上記従敷軸54に装着され
たひねりつるまきばねで、このばね62の一端はベッド
ーに、そして池端はカラー58にそれぞれ結合して従動
軸54を第7図に示す時計方向に常時付勢し、第6図に
示す従動腕59のストッパー部63を軸受部56のスト
ッパー64に圧接させている。
65は第2図、第7図に示すように、上記従動軸54の
所定位置に装着された腕で、この腕65に蝿着された段
付ピン66にはリンク67が回動自在に連結されている
68は第8図に示すようにベッド1‘こ装着されたかま
台15の下方に位置して酌設されたルーパ支持部で、こ
のルーパ支持部68に千直設された段付ピン69にはル
ーパ板70が回動自在に枢着され、かつ上記リンク67
は、上記ルーパ板70もこ権接されたピン72に回動自
在に連結されている。
したがって、上記腕65とルーパ板70とは第7図に示
すように、作動的に連結されていることはいうまでもな
い。73は第7図に示すように、上記ルーパ板70の上
方部において蜂状に延長するように形成されたルーパで
、このルーパ73の下側には針糸および下糸を捕捉する
ためのかぎ部74が形成されている。
そして、上部かぎ部74からルーパ燈端75の方向には
連続する案内溝76が設けられており、かっこの案内溝
76の終端には小孔77が設けられ、さりここの小孔7
7のルーパ噴騰75側の内周線には、後述する固定刃8
0と共働して糸を切断する刃面78が形成されている。
また、このルーパ73は、段付ピン69を支点として、
上言己止指22と、送り歯32の針穴33との間の垂直
面内で第7図〜第14図に示すような運動を行なうよう
に構成されている。79は第9図、第11図、第13図
および第15図に示すように、上記かま台15の所定位
置に固着された固定刃取付台で、この固定刃取付台79
には固定刃80が装着されている。
しかして、この固定刃80は上記固定刃取付台79の装
着部から水平面上に延長してルーパ73を覆うようにほ
ぼL字形に形成され、針6の運動軌跡に面した端部には
、上記ルーパ73の刃面78と共働して糸を切断する対
向刃面82が形成されている。さらに、上記固定刃取付
台79には、第14図〜第16図に示すように、上記ル
ーパ73のかま側面を摺援案内する案内面83が設けら
れ、また、この案内面83には針糸と下糸を捕捉する上
記ルーパ73のかぎ部74の運動軌跡と同一半径の案内
溝84が形成されている。85は上言己案内溝84と交
叉して上記案内面83に設けられたL字形溝で、このL
字形溝85にはこれに続いて貫通穴86が設けられてい
る。
87はこの貫通穴86に遊鉄された糸鎌持材で、この糸
挟持材87は上記貫通穴86との遊筋部88から上記L
字形溝85とほぼ同一形状で延長してこのL字形溝85
に遊鉄し、かつ上記案内溝84と交叉する部分には糸を
挟持する突起状の押え部89が形成されている。
90は上記貫通穴86の他端に螺着された調節ねじで、
この調節ねじ90と上記糸侠持材87の遊懐部88との
間にはつるまきばね91が装着され、かっこのつるま封
まね91は「上記糸侠持材87を固定刃取付台79に固
定されたストッパ92に常時押圧するように付勢し、さ
らにこの状態で押え部89は固定刃取付台79の案内面
83と同一面になるように構成されている。
すなわち、第14図に示すように、ルーパ73のかぎ部
74によって捕捉された下糸および針糸を、ルーバ73
の釜側面93と、上記糸侠持村87の押え部89とによ
って挟持するように構成され、その披持弾性力を上記っ
るまきはね91によって与えられるようになされている
。94は第18図および第19図に示すように、支点ピ
ン95を中心にしてボビンケース21uの上面において
回動自在に酉己設された下糸捕捉部材で、これの先端部
に設けられた下糸捕捉部であるかぎ部96は、第20図
に示すように、ボビンケース上部21u‘こおいて下糸
と交叉する案内溝97の内部を遊隊するように下側に傾
斜して形成されている。
98は第20図に示すように上記下糸捕捉部材94に一
体に取付けられた板バネで、この板バネ98の先端部9
9は上記捕捉かぎ部96を部分的に覆い、しかも上記捕
捉かぎ部96に弾性的に緩く接触するように構成されて
いる。
100は第2図および第8図に示すように、上言己かま
台15の下方所定位置に取付けられたロータリソレノイ
ドで、このロータリソレノイド10川こは、これに通電
すると一定角度回動するァマチュアシャフト101に腕
102が装着され、さらにこの腕102にはピン103
が楢設されている。
104は上記アマチュアシャフト101と同軸に、上記
カマ台15に回動自在に支承された作動軸でこの作動軸
104の下端に取付けられた二又腕105の二又部10
6に上記ピン103が遊鼓するようになされている。
さらに上記作動軸104の上方には腕107が設けられ
、この腕107と上記下糸捕捉部材94とはリンク10
8によって互いに連結されている。すなわち、ロータリ
ソレノィド100への通電によりアマチュアシャフト1
01が一定角度回動すると、第18図および第19図に
示すように、下糸捕捉部材94を、支点ピン95を中心
にして円弧状に往復動させるように構成されている。1
09は第8図に示すように、つるまきばねで、このつる
まき1まね109はカラ110を介して上記ロータリソ
レノイド100の消勢時に下糸捕捉部材94をそのスタ
ート位置に自動復帰させるために設けられたものである
なお、この発明にかかるミシンは、その説明を省略した
が従来周知の自動針位置決め装置、すなわち、常に縫製
布の一定位置においてミシンを停止させるように、ミシ
ンモータを制御する自動針位置決め装置を有することは
いうまでもない。
次に、上記のように構成されたこの発明のミシンの動作
について説明する。いま、縫製作業者の操作によってミ
シンの針6が所定位置に自動的に停止すると、ソレノィ
ド35が付勢されて、第21図に示すように糸切断動作
を開始すると共に、従来周知の自動針位置決めモータ(
図示せず)が駆動されて下藤12をさらに回転させる。
したがって、上記ソレノィド35は、第4図に示すよう
に下軸12に対する半径方向の一定の離間位置において
コロ47をカム溝49に係合させると同時に、不作動静
止状態に銭止されているBUのコロ51とカム外周52
とを解放させる。そして、上述した下軸12の回転によ
り上記コロ47はカム48のカム溝49によって半径方
向に移動され第8図〜第14図に示すようにカム追従腕
45→駆動軸40→駆動腕53→従動腕59→腕65→
リンク6を径てルーパ73をかま18の回転運動軌跡上
の一部を横切るように動作させる。この動作はカム溝4
9によってその運動が妨げられないように調整されてい
ることはいうまでもない。上述した動作によって上記ル
ーパ73は第21図に示すようにその出発位置から針上
下運動軌跡の方向に連動を開始すると共に、針6は下限
位置から上昇を続行する。
したがって、かま剣先20は第22図に示すように針糸
ループを捕捉してこの針糸ループがボビンケース21の
周囲をくぐり抜ける間は針糸ループの糸貯部111に向
う部分をボビンケース上部21uを越えて導き、第10
図に示すように他方の針糸ループの縫製部に向うボビン
ケース21の下部21dに導くものである。次いで、第
23図に示すように上記針糸ループが、かま剣先20か
ら最大に拡がると、ルーパク噴騰75はボビンケース2
1の止指22の位置を通過し、この止指22の上面に垂
直な面内で、止指22と針6の運動軌跡の間を通って針
糸ループ中に進入するように往動する。このとき、針糸
ループの糸貯部111‘こ向う部分は、針穴33から0
ルーハ池篭端75の上部を越え、かつボビンケース21
uの上面からかま剣先201こ延びており、また、かま
剣先20から縫製布の縫製部に向う針糸ループの部分1
12は第12図に示すようにボビンケース下部21dの
底面に沿い、かつ外かま1夕9の底部との隙間を通ると
共に、針6の運動軌跡に面したボビンケース下部21d
の筒面と外かま19の内壁との間を通り、さらにルーパ
かぎ部74内を通って針33に延びている。このとき、
下糸28は下糸貯部のボビン29から口出し穴300を
径て上記ルーパかぎ部74内を通り針穴33に延びてい
る。次に、下軸12がさらに回転すると、上記コo47
がカム溝49の半径方向における最小離間距離から半径
方向外方に移動しルーパ73を刃面7夕8と、固定刃8
0の対向刃面82とによって糸を切断する動作に入るよ
うに後退運動させる。
この糸切りサイクル期間中は、従来周知の針糸張力解放
装置(図示せず)によって針糸の張力が解放されている
ので、第24図に示すようにtルーパ703のかぎ部7
4は、これの後退運動により針糸112および下糸28
を糸貯部からそれぞれ引き出すわけである。このように
して、ルーパ73のかぎ部74によって引き出された針
糸112および下糸28は第14図に示すように、ルー
パ73のかま側の側面と、固定刃取付台79の案内溝8
4に沿いさらに糸扱持部材89により挟持されるが、こ
のとき、下糸28は上甑案内溝84によって、第13図
に示すように、かま剣先20の水平回転通路の上方外部
に導かれているので、かま剣先201こ捕捉されること
はない。
次に、上言己かま剣先20が再び針6の上下運動軌跡に
面した位置に回ってくる直前に、上記ルーパ73に形成
された刃面78上に、かぎ部74から案内溝76に誘導
された縫製部に向うそれぞれの針糸112と下糸28は
、ルーパ73の後退運動により刃面78と共轍する固定
刃80の対向刃面82(第11図)によって切断される
が、この対向刃面82は、通常かま18が針糸26を瓶
促して縫製を行なうのに支障のない位置で、かつ針穴3
3に近援した位置に配設されているので、縫製布の縫製
部から残っている下糸と針糸の長さは短かいことはいう
までもない。
さらに、上記切断されたそれぞれの糸貯部に残る針糸1
12と下糸28とは、上言己ルーパ73のかぎ部74に
よって捕捉され、かつその後退運動でそれぞれの糸貯部
から引き出されているため、次の縫製開始時には、縫製
動作に必要な長さになされていることはいうまでもない
。次に、上記ルーパ73は元の出発位置に戻るとともに
下軸12の回転動作は終了し、同時に上記ソレノィド3
5が消勢されるため、上記カム溝49とコロ47の係合
が解除される。
同時に他方のコロ51がカム外周52に箔接してルーパ
73を不作動静止位置に錠止する。次に、上述したよう
に針糸28と下糸112とが切断された直後、ロータリ
ソレノィド100が瞬白斑的に付勢されるようになされ
ているため、アマチュアシャフト101が一定角度回動
し、腕102→ピン103→二又腕105→作動軸10
4→腕107→リンク108を順次介して下糸捕捉部材
94にこのアマチュアシャフト101の回転運動が伝達
される。
そして、この下糸捕捉部材94は、下糸28を捕捉する
ように、第18図〜第19図、および第25図に示す位
置則ち、かま18の回転面内に侵入した位置まで支点ピ
ン95を中心にして往動する。しかして上述した要領に
よって切断された下糸28は、すでにルーバ73と、糸
挟持部材87の押え部89とによって緊張状態に挟持さ
れているので、第25図から第26図に示す位置に復動
する上記下糸捕捉部材94のかぎ部96(下糸捕捉部)
は、口出し穴30から延びているこの下糸28を捕捉し
、この下糸28は板ばね99の弾性力に抗してこの下糸
捕捉部材94のかぎ溝113(第14図)に進入する。
そして、このかぎ溝113に進入した下糸8は上記かぎ
部96に軽く接触している板ばね98によって離脱する
ことなく保持されるため、下糸捕捉部村94および下糸
28は、かま18の回転、および針糸26の縫製運転に
支障のない出発位置に戻るわけである。以上述べた一連
の工程により、糸切り動作のすべてと、下糸払い動作と
が終了し、縫製布を新たな被縫製布に交換するものであ
る。
なお、次の新たな縫製作業時には、第27図に示すよう
に、下糸28はボビンケース上部を越えてきた針糸ル−
プとからみながら第28図に示すように、ボビンケース
21の口出し穴30からの下糸28を針糸ループは確実
に針穴33上に引き上げ、次の縫製作業に備えるもので
ある。この発明は上述したように、駆動装置により駆動
され針糸と下糸を掴むかぎ部と、固定刃と共働して針糸
とボビンケースから導出された下糸とを切断する刃面を
設けたルーパと、上記ボビンケースを収容したかまの外
部にあって先端に設けた下糸捕捉部が上記かまの回転面
内と回転面からかまの側方へ離れた位置との間を往復勤
するように設けられ、その下糸捕捉部が上記ボビンケー
スの口出し穴から延びた下糸を往復時には捕捉せず復動
時に捕捉保持するよう動作する下糸捕捉部材とを備え、
上記ルーパが上記固定刃との噛台により上記針糸と下糸
とを切断した状態において上記ボビンケースの口出し穴
から延びた下糸を上記針糸とは別個に上記下糸捕捉部村
の下糸捕捉部が純促して上記かまの回転面から外側に離
れたかまの側方位層において保持させる構成であるので
、糸切り後に糸貯部の下糸端と糸貯部の針糸端とを同時
に礎性挟持するようにした従来の装置のように、下糸と
針糸との太さが大きく異なったり、あるいはそのどちら
か一方が細く滑りやすいものであったりしてもこの発明
によれば下糸を針糸とは別に捕捉して保持することがで
きるから下糸の保持が確美である。
従って次の縫製動作時には、針糸と下糸とが確実にから
み合い、目飛び作用を起こすようなことのないといった
優れた効果を有するものであり、特に2本針本縫ミシン
の糸切装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第28図は何れもこの発明の一実施例を示すも
ので、第1図は一部を断面にして示すミシンの正面図、
第2図はミシンペットの底面図、第3図および第4図は
ミシンペットの要部を示す拡大正面図、第5図は第2図
のV−V線における断面図、第6図は第2図のの−の線
における断面図、第7図は第2図の肌一皿線における断
面図、第8図は第2図の脚−側線における断面図、第9
図〜第14図はルーパの作動説明図、第16図は固定刃
取付台の分解斜視図、第16図はその組立正面図、第1
7図は第16図のX肌−×皿線における断面図、第18
図および第19図は下糸捕捉部材の動作説明図、第20
図は第18図のXX−XX線における断面図、第21図
〜第26図は糸切りの動作説明図、第27図および第2
8図は次の縫製動作説明図である。 図面中、21はボビンケース、28は下糸、30はボビ
ンケースの口出し穴、35はソレノイド、73はルーパ
、74はかぎ部、80は固定刃、78はルーパの刃面、
94は下糸捕捉部村、96はかぎ部(下糸捕捉部)、9
8は板はね、100はロータリソレノイドである。 なお図中同一符号は同一部分を示す。第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第12図 第14図 第17図 第8図 第9図 第10図 第11図 第16図 第13図 第15図 第18図 第19図 第20図 第21図 第22図 第23図 第24図 第25図 第26図 第27図 第28図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動装置により駆動され針糸と下糸を掴むかぎ部と
    、固定刃と共働して針糸とボビンケースから導出された
    下糸とを切断する刃面を設けたルーパと、上記ボビンケ
    ースを収容したかまの外部にあつて先端に設けた下糸捕
    捉部が上記かまの回転面内と回転面からかまの側方へ離
    れた位置との間を往復動するように設けられ、その下糸
    捕捉部が上記ボビンケースの口出し穴から延びた下糸を
    往動時には捕掟せず復動時に捕捉保持するよう動作する
    下糸捕捉部材とを備え、上記レーパが上記固定刃との噛
    合により上記針糸と下糸とを切断した状態において上記
    ボビンケースの口出し穴から延びた下糸を上記針糸とは
    別個に上記下糸捕捉部材の下糸捕捉部が捕捉して上記か
    まの回転面から外側に離れたかまの側方位置において保
    持させる構成のミシンの下糸払い装置。 2 ボビンケースの表面には案内溝が形成され、ボビン
    ケースの口出し穴から延びた下糸を下糸捕捉部材が捕捉
    するとき、その下糸捕捉部が上記案内溝に遊嵌しながら
    往復動することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載のミシンの下糸払い装置。
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