JPS6019832Y2 - 高圧脱水装置における加圧ベルト - Google Patents

高圧脱水装置における加圧ベルト

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JPS6019832Y2
JPS6019832Y2 JP14624382U JP14624382U JPS6019832Y2 JP S6019832 Y2 JPS6019832 Y2 JP S6019832Y2 JP 14624382 U JP14624382 U JP 14624382U JP 14624382 U JP14624382 U JP 14624382U JP S6019832 Y2 JPS6019832 Y2 JP S6019832Y2
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JP
Japan
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belt
pressure
pressure belt
sludge
drum
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JP14624382U
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JPS5954198U (ja
Inventor
利夫 間
康夫 高橋
広行 星
増穂 西村
淳一 藤本
Original Assignee
共和化工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、上水、下水、し尿あるいは各種産業廃液から
生じる汚泥もしくはその他種々の含水物質の高圧脱水装
置に使用する加圧ベルトに係るものである。
考案の技術的背景及びその問題点 従来から、例えば、特公昭56−15292号公報に記
載の通り、汚泥を挾み込んだ2枚の通液性濾布を、受は
ドラムの外周面に接触させて走行させると共に、その接
触部分の外側面に加圧ベルトを圧接させる汚泥の加圧脱
水装置が知られている。
そして、この装置に用いる加圧ベルトとしては、布入り
ゴム製の多数本の小ベルトを、互に小間隔をあけて溝ロ
ールに掛け、これら多数本の小幅ベルトを上下の濾布に
圧接させる構成のものが知られている。
しかし、この種の高圧脱水装置では、一般に、汚泥が2
枚の通液性濾布間に濾布全幅にわたって均等に供給され
ず、中央部分に寄せて供給されるため、従来の様な多数
本の小幅ベルトでは、汚泥の厚い部分に接する小幅ベル
トが伸びを生じて、遂には溝ロールから外れてしまう欠
点があった。
また、上記欠点を除去すべく、例えば特開昭55−89
叩号の如く、加圧ベルトとして非通液性の広幅シート状
で、加圧面全面に多数の細いまたは小さい突起が突設さ
れたものや、特開昭56−139299号の如く、シー
ト状ベース面に、溝ロールの案内溝と係合すべき複数本
の案内突条をベルトの走行方向に沿って突設し、その案
内突条間の部分に多数の排水孔を穿設した加圧ベルトも
知られている。
しかし乍ら、上記加圧ベルトにおいては、非通液性の広
幅シートのため、圧搾による含水物質からの脱離水分を
下面に落下させる多数の細いまたは小さい突起を突設さ
せたり、ベルト上に排水孔を穿設するなどの加工が必要
で、ベルトの製造が難しく、強度も劣る欠点があった。
その上、突起を突設して脱離水分を落下せる手段では、
突起面に当らない含水物質面の水分は十分脱水できない
ばかりでなく、脱水された水の逃げ場がなくて汚泥表面
上を水が流れる等の欠点があった。
一方、ベルト上に排水孔を穿設した場合においても、排
水孔の開口面積が小さすぎると水膜ができて排水不能と
なり、また、大きすぎるとベルトの強度が低下する欠点
があった。
更に、濾布内の汚泥が不均一に投入されると、加圧ベル
トの伸縮対応能力を越えてしまい、汚泥の脱水が不均等
になるおそれがあった。
考案の目的 本考案は、以上述べた様な従来の加圧ベルトの欠点を解
消せんとして提案されたものであって、その目的は、圧
搾による含水物質からの脱離水分が、大きな排水面積に
よりベルト全面から均一に排水でき、また、不均一な汚
泥の投入にも対応できる加圧ベルトを提供することにあ
る。
考案の概要 本考案の加圧ベルトは、可撓性を有する複数本の細幅の
基材を、間隙部を残して縦横に編み、メツシュ状に形成
したものであって、前記間隙部を排水孔とすると共に、
縦横の基材間の位置ずれを利用して、受はドラム上に供
給された汚泥の不均一に追従できる様にしたものである
考案の実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第8図に基づいて
具体的に説明する。
(1)構成 第1図は本考案の加圧ベルトを使用した高圧部の一実施
例で、フレームに受はドラム1が回転自在に支持され、
その受はドラム1の前上方及び前下方にロール2,3が
回転自在に支持され、後方には張力調整ロール4が回転
自在に支持されている。
なお、これらの各ロール2〜4の両端には、後で述べる
加圧ベルト11の蛇行防止用の縁部2A〜4Aが設けら
れている。
そして、広幅の布等からなる通液性上濾布5、及び同じ
く通液性下濾布6が、重ね合せた状態で、図示されてい
ない回転自在に支持された圧搾ロールを経て、ロール3
を通り、受はドラム1の外周面のほぼ半周面に掛は回さ
れている。
この両濾布5,6は、受はドラム1の前方で互に分離し
、それぞれ図示されていない回転自在に支持された他の
ロールを介して、それぞれエンドレスに掛は回されてい
る。
一方、ロール2. 3.4にエンドレスに掛ケタ加圧ベ
ルト11は、受はドラム1に接する重ね合わされた状態
の上濾布5及び下濾布6の外側面において、はぼ半円弧
の角度範囲にわたって圧接され、その加圧ベルト11と
受はドラム1との間で重ね合わされている上、下濾布5
,6を挾圧し、はぼ半円弧範囲の加圧脱水帯PをlJ&
している。
上記加圧ベルト11としては、第6図乃至第8図に示す
ように、細幅のゴム、合成樹脂、もしくはこれらに布等
の補強材を埋設もしくは重合したもの等の可撓性基材を
用い、これら可撓性基材を縦横に編み、メツシュ状に形
成された広幅のベルトが用いられている。
即ち、本実施例では、比較的広幅で薄手の横基材12と
細幅で厚手の縦基材13とが、横基材12がベルト表面
、即ち加圧面側に2:1の割合で多く露出する様に格子
状に編み込まれて、ベルト11が形成されている。
(2)作用 上記の如き構成を有する本考案のメツシュ状加圧ベルト
11の作用は、次の通りである。
即ち、図示されていないモーターを始動して受はドラム
1を回転すると、これに接する上、下濾布5,6、及び
上濾布の背面に圧接する加圧ベルト11がそれぞれ走行
し、上下濾布5,6の間に挾み込まれた汚泥が、加圧脱
水帯Pにおいて、加圧ベルト11の面圧を受けて受はド
ラム1との間で圧搾作用を受ける。
ここで、本実施例の加圧ベルトはメツシュ状であるので
、排水部分となる横基材12と縦基材13の間隙14が
ベルト全体に形成されており、排水面積が大きく、ベル
ト表面と濾布との間に水分が溜まることがなく、脱水が
効果的になされる。
また、汚泥が不均一に投入されても、メツシュに編まれ
た細幅の基材が前後左右に伸縮し追従できるので、ベル
トに無理な力が加わることがないと共に、汚泥に対して
、常に均一の圧力がかかり、脱水作用がベルト上の汚泥
に均等に行なわれる。
この様な加圧ベルト11の圧搾により汚泥から脱離した
水分は、一方において受はドラム1表面の溝1Aを通っ
て外部へ排水され、他方において加圧ベルトのメツシュ
の間隙14から外部へ排出される。
そして、加圧地帯Pを通過した汚泥は、十分脱水したケ
ーキとして回収される。
考案の効果 以上の通り、本考案の加圧ベルトによれば、排水面積が
大きく取れるばかりでなく、汚泥が不均一に投入されて
も対応でき、脱水作用が均等に行なわれる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における加圧部の平面図、第
2図は側面図、第3図は正面図、第4図は第2図A−A
線の断面図、第5図は第2図B −B線の断面図、第6
図は本考案の加圧ベルトの一部拡大平面図、第7図及び
第8図は縦断面図及び横断面図である。 1・・・・・・受はドラム、2・・・・・・上方ロール
、3・・・・・・下方ロール、4・・・・・・張力調整
ロール、5・・・・・・上濾布、6・・・・・・下濾布
、11・・・加圧ベルト、12・・・・・・横基材、1
3・・・・・・縦基材、14・・・・・・メツシュ間隙
、P・・・・・・加圧脱水帯

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転自在に設けられた受はドラムの外周面に、通液性の
    上濾布及び下濾布を重ね合せて適宜角度範囲で接触させ
    、その重ね合せた濾布の外側面に加圧ベルトを圧接させ
    る高圧脱水装置に用いる加圧ベルトであって、可撓性を
    有する複数本の細巾の基材を、間隙部を残して縦横に編
    み、メツシュ状に形成したことを特徴とする高圧脱水装
    置における加圧ベルト。
JP14624382U 1982-09-29 1982-09-29 高圧脱水装置における加圧ベルト Expired JPS6019832Y2 (ja)

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JPS5954198U JPS5954198U (ja) 1984-04-09
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