JPS60198004A - 導電性高分子材料の製造法 - Google Patents

導電性高分子材料の製造法

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JPS60198004A
JPS60198004A JP5220184A JP5220184A JPS60198004A JP S60198004 A JPS60198004 A JP S60198004A JP 5220184 A JP5220184 A JP 5220184A JP 5220184 A JP5220184 A JP 5220184A JP S60198004 A JPS60198004 A JP S60198004A
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film
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copper sulfide
copper
conductive
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智 滝沢
恒彰 田辺
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、導電性高分子材料の製造法に関する。
さらに詳しくは、堅牢な高導電性を有する高分子材料を
安価に製造する方法に関するものである。
本発明者等はニトリル基、アミr基、水酸基、カルゼキ
シル基、アミン基、ウレタン基、またはウレア基を含有
する高分子材料を銅塩などで処理することにより硫化鋼
から成る導電層をこれらの高分子材料の表面または表面
及び内部に形成させることができることを見い出し先に
出願した(特願昭57−159499号、特願昭58−
7587号、特願昭58−7733号等)。この技術は
コストミ導電性などの点において優れたものであるが、
上記の官能基を含有しない高分子材料には適用できなか
った。
また、上記官能基を含有する場合でも官能基の種類及び
量によっては導電層の均−性及び導電層゛と高分子材料
の密着性において不十分な場合もあった。
本発明者等は、上記官能基を含有しない高分子材料を導
電化し、また上記官能基を含有する場合でも均一性、密
着性のさらに優れた、風合、機械的強度の面でも良好な
導電性材料を得るべく鋭意研究を重ねた結果、旨分子材
料に特定の表面処理を施した後にその表面または表面及
び内部に硫化銅から成る導電層を形成すると強固な密着
力を有する高導電性高分子材料が得られることを見い出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、高分子材料の表面を化学的に処理する
ことにより#i性化し、該表面または該表面および□そ
の内部に硫化銅からなる導電層を形成゛せしめることを
特徴とする導電性高分子材料の製進法を提供するもので
ある。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いられる高分子材料の材質としては、ポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリスチレン及びその誘導体
、ポリカーゼネート1.+?ポリルホン、ポリ(メタ)
アクリル酸エステル、ポリエーテル、ハロゲン含有ポリ
マー、水酸基含有ポリマー、ニトリル基含有ポリマー、
ポリアミP、ポリイミド、カルiキシル基含有ポリマー
、アミノ基含有ポリマー、ポリウレタン、尿素結合含有
ポリマー、ジエン系ポリマー、シリコン系ポリマーなど
が挙げられる。
ポリオレフィンの例としてはポリエチレン、ポリプロビ
レ/、ポリ−4−メチルペンテン−1等が挙げられる。
ポリエステルの例としては、脂肪族ポリエステル、芳香
族ポリエステル、不飽和ポリエステル等が挙けられる。
ポリスチレン誘導体としてはポリ−α−メチルスチレン
、ポリ−α−メチルスチレン等が挙げられる。
ポリカーゼネートとしては、脂肪族ポリカーゼネート、
芳香族ポリカーゼネート等が挙げられる。
ポリエーテルとしては、脂肪族ポリエーテル、芳香族ポ
リエーテル等が挙げられる。
ハロゲン含有ポリマーとしては、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン等が挙げられる
水酸基含有ポリ、マーとしては、水酸基を有するビニル
ポリマーおよびその誘導体、多糖類誘導体などがある。
水酸基を有するビニルポリマーとしては、ポリビニルア
ルコール(PVA)糸ポリマー、ヒドロキシアルキル(
メタ)アクリレート系ポリマ”’−、$ リピニルフェ
ノール、N−メチo −、a。
(メタ)アクリルアミP系ポリマーなどが挙げられる。
多糖類ポリマーとしては、セルロース系ポリマー、キト
サン系ポリマーなどが挙げられる。
−トリル基含有ポリマーとしては、アクリロニド ゛リ
ル、メタクリロニトリル、シアン化ビニリデン、α−シ
アンアクリル鈑エステル類の単独あるいは共重合体、シ
アノエチルセルロース等が挙ケラれる。
ポリアミドの例としては、6.6ナイロン、6ナイロン
、12ナイロン、m−フエニ、レンイン7タルアミド、
p−フェニレンテレフタルアミド、絹、羊毛等の蛋白質
系繊維などが挙げられる。
ポリイミドの例としては、ポリCNaN’ (p*p′
−オキシジフェニレン)ピロメリットイミド〕などが挙
げられる。
カルlキシル基を含むポリマーには、カルlキシル基を
有するビニルポリマー誘導体がある。例えば、(メタ)
アクリル酸を(コ)モノマーとするポリマーが挙げられ
る。
アミノ基を含むポリマーには、ポリベンズイミダゾール
、ポリトリアジン、ポリシック塩基、ポリエチレンイミ
ン、およびビニルピリジン、 N −ビニルイミダゾー
ル、ビニルアミン、ジアリルアミン等アミン基含有ビニ
ルモノマーの重合体ならびに他のビニルモノマーとの共
重合体が挙げられる。
ポリウレタンの例としては、ポリテトラメチレンへキサ
メチレンウレタン、ポリへキサメチレンテトラメチレン
ウレタン、ウレタンフオーム、熱可塑性ポリワレタン、
熱硬化性フレタンエラストマーなどが挙げられる。
尿素結合を含むポリマーには、ポリへキサメチv7□素
、□1、プ1)fV7い素ヶど必ポ、尿累が挙けられる
ジエン系ポリマーとしては、SBR,天然ゴ台などが挙
げられる。
シリコン系ポリマーとしてはポリジメチルシロキサンな
どが挙げられる。
マタ、セグメントポリウレタンウレア(スノξンデンク
ス繊維)のように2種以上の官能基を持った重合体も使
用できる。
共重合体の場合、共重合形式はランダム共重合体、ブロ
ック共重合体、グラフト共重合体等のいずれでもさしつ
かえない。さらに、これら官能基を含むポリマーと他の
ポリマーとのブレンド物を用いることもできる。
本発明で得られる導電性高分子材料の基体となる材料の
形状は、繊維状、フィルム状、シート状、多孔膜、塗膜
、粉末等いかなる形状でもかまわない。
また本発明で用いる高分子材料の成形方法も問わない。
たとえば、フィルム、シート、繊維の場合は、溶融法、
乾式法、湿式法等、公知のいかなる方法で作られたもの
でもよい。機械的、熱的性質を改良するため、延伸、熱
固定等を行なうことも好ましい。
多孔膜の場合にも、湿式キャスト法、溶出法、発泡剤法
等の公知の多孔膜の製造方法のうち、そのポリマーに適
したいかなる方法で作られたものでも用いうる。
塗膜の場合にもその塗布方法は、ポリマーの性質、形状
に応じてパーコーター、グラビアロールコータ−、カー
テンコーター、ナイフコーター、スピナーなど公知の塗
工機械を用いる塗布法、スプレー法、浸漬法などが用い
られる。
その他各種成形物の場合でも、射出成形、押し出し成形
等公知のいかなる方法で作られたものでも適用可能であ
る。
本発明で施す化学的な表面処理方法は、−ffにプラス
チック表面の接着、塗装、染色、印刷性などの向上、金
属化における金鵬膜の密着性の向上あるいは湿式メッキ
におけるメッキの均一性の向上を目的として行なわれる
処理方法と類似の方法である。有効な方法としてはクロ
ム硫酸混液、酸性過マンガン酸塩、過酸化水素と硫酸の
混合峨液、過硫酸塩と硫酸混合溶液、二酸化硫黄、酸類
などを用いた酸化処理;116ヘキサンジアミン、ヒド
ラジン、ヒドロキシルアミン、ピペラジン、N。
N−ジメチル1,3−プロパンジアミンなどを用いたア
ミン処理;酸、アルカリなどを用いた加水分解処理;二
硫化炭素蒸気中での紫外線照射または加熱処理などによ
るメルカプト基導入処理;硫酸クロム酸混液などを用い
るスルホン化処理がある。
これらの表面処理により、硫化銅の導電層形成に適した
種々な官能基が表面近傍に尚密度に導入されることが、
導tmの形成と均一性、密着性向上に有効な最も大きな
要因と考えられる。
よって、表面処理しなくても硫化銅層を形成できる高分
子材料の場合でも本発明の表面処理を施すことにより、
硫化銅層の均−性及び硫化銅と高分子材料の密着性にお
いてさらに優れた材料が得られるようになる。特に密着
性、均一性に劣る硫化銅処理条件の場合(銅塩や含硫黄
化合物の濃度が低い場合など)でも本発明の表面処理を
施すと、密着性、均一性が改良される。
各表面処理の条件は、用いる高分子材料の種類、形状や
賛求される導電性の良合いなどにもよるが、一般的なプ
ラスチック表面処理条件と同様である。
(たとえば工業材料、第28巻第10号、9.109〜
113、同第28巻第12号9.105〜110)。
本発明でいう高分子材料の表面または表面および内部に
硫化鋼を形成させる方法は、公知の方法あるいは本発明
者らが出願した方法のいずれも用いることができる。そ
の具体的例を挙げると、■銅塩と還元性硫黄化合物を含
む水溶液中で処理する方法(%願昭57−159499
号)、02価の銅イオンと1価の銅イオンを1価に還元
し得る還元剤と硫黄原子または硫黄イオンの両方かいず
れか一方を放出し得る化合物とで処理する方法(特開昭
57−21570号公報)、■−価の銅イオンを吸着せ
しめた後、硫黄原子または硫黄イオンの両方かいずれか
一方を放出し得る化合物で処理する方法(特公昭57−
56581号公報)、■硫化水素で処理した後、少なく
とも銅塩を含む水溶液で処理する方法(特開昭57−3
5078号公報)があけられる。
上記方法に用いる銅塩として塩化第2銅、硫酸銅、硝−
銅、酢酸第2鉤、シュウ酸銅等の2価の銅塩;塩化第1
銅、ヨウ化第1銅、シアン化第1銅、チオシアン酸第1
銅等の1価の銅塩が用いられる。
1価の銅塩を用いる場合には溶解性を増加させるため、
塩酸、ヨウ化カリ9ム、アンモニア等を添加するとよい
還元性硫黄化合物としては、スルホキシル酸塩、亜ニチ
オン酸塩、チオ硫酸塩、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、ピロ
亜硫酸塩、チオ尿素等を用いることができる。
2価の銅イオンを1価に還元し得る還元剤としては金属
銅、硫酸ヒドロキシルアミン、硫酸第1鉄、ノ々ナジン
酸アンモン、フルフラール、次亜リン酸ンー/あるいは
ブドウ糖等が挙げられる。硫黄原子または硫黄イオンの
両方もしくはいずれか一方を放出し得る化合物としては
、硫化ナトリ9ム、亜硫酸、亜ニチオン酸、亜ニチオン
酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、酸性亜硫酸ナトリ
ウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、二酸化チオ
尿素、硫化水素、ロンガツト2あるいはロンガツト2等
が挙げられる。
本発明で得られる導電性高分子材料は、基体となる材料
、表面処理の種類、表面処理条件、導電化条件等により
幅があるが1〜1011Ω/口の表面抵抗を有す。
本発明の導電性材料には形状ごとに種々の用途が考えら
れる。たとえば、導電性フィルム、シートには液晶表示
電極、EL発光体用透明電極、電子写真、帯電防止フィ
ルムなどへの応用が考えられる。導電性粉末には、導電
性塗料、導電性接着剤、導電性ビム、導電性プラスチッ
ク材料等の導電性フィラーなどへの応用が考えられる。
導電性多孔膜にはガス拡散電極やその他の電極、および
荷電粒子の分離フィルター等の用途が期待される。
導電性繊維からは混紡等によシ糸、織物、編物、フェル
ト、不織布などあらゆる分野の制電性繊維製品が製造で
き、カーペット、静電防止服、婦人用下着などに応用可
能である。
以下、実施例によりさらに本発明を具体的に説明する。
なお、実施例1〜17において得られた導電性高分子材
料の導電層はX線回折により実質的に硫化銅であること
が明らかになった。また実施例1〜13,15.16に
おいて硫化銅とポリマー材料との密着力はスコッチテー
プピーリング試験に十分耐えるものであった。
実施例1 ポリ(N + N’ (p + p’−オキシジフェニ
レン)ピロメリットイミド〕フィルム(商品名:カプト
ン、Dupont社製、膜厚50μ)を1.6−ヘキサ
ンジアミン10重量%水溶液中に90℃で10分間浸漬
した。フィルムを取シ出し水洗した後100℃で1時間
乾燥した。
このフィルムを硫酸銅(0,05mol/l)とチオ硫
酸ナトリウム(0,45mol/l)を含む水溶液中に
浸漬し、室温よシ94℃まで徐々に昇温し、94℃で3
0分間処理した。さらに水洗後100℃で1時間乾燥し
た。得られたフィルムは緑黒色で表面抵抗は7Ω/口で
あった。なお、ジアミン水溶液処理をせずに同様の硫化
銅処理をしたが硫化鋼は全く付着しなかった。
実施例2〜3 ポリマー材料としてポリゾロピレンフィルム(膜厚23
μ)及び厚み1.2mのポリ(オキシカル?ニルオキシ
ー1,47フエニレンインプロピリデンー1.4−フェ
ニレン)(以下「Iリカー−ネート」と云う。)板を用
い、実施例1と同様に1.6−へキサメチレンジアミン
処理とそれに続く硫化銅処理を行なった。各処理物の表
面抵抗を第゛1表に示す。なお、ジアミン水溶液処理を
せずに同様の硫化銅処理をしたが、ポリゾロピレンフィ
ルムへの硫化銅の付着はむらがあるうえに付着した部分
の密着力も弱かった。またポリカー日?ネート板にも均
一には付着したが密着がきわめて弱かった。
第1表 実施例4 ポリエチレンフィルム(膜厚25μ)を過マンガン酸カ
リウム(,7重量部)、硫酸(ISO重量部)及び水(
12重量部)の混合液中に室温で1分間浸漬した。フィ
ルムを取シ出し水洗した後100℃で1時間乾燥した。
このフィルムを実施例1と同様に硫化銅処理した。得ら
れた処理物は黒縁色で表面抵抗は600Ω/口であった
なお、過マンガン酸塩処理なせずに同様の硫化銅処理を
したが、硫化銅はポリエチレンフィルムにはとんど付着
しなかった。
実施例5〜6 ポリマー材料としてポリエチレンテレフタレートフィル
ム(膜厚45μ)及びポリスチレンフィルム(膜厚24
μ)を用い、実施例4と同様に酸性過マンガン酸カリウ
ム水溶液で処理した。
これらのフィルムを硫酸銅(0,25mol/l)とチ
オ硫酸ナトリウム(0,25rnol /l)を含む水
浴液中に浸漬し、室温より94℃まで徐々に昇温し、9
4℃で10分間処理した。さらに水洗後100℃で1時
間乾燥した。各処理物の表面抵抗を第2表に示す。
なお、過マンガン酸塩処理をせずに同様の硫化銅処理を
したがポリエチレンテレフタレートフィルムにもポリス
チレンフィルムにも硫化銅ははとんど付着しなかったし
、付着した部分も密着力が弱かった。
第 2 表 実施例7 厚み1謬のポリメチルメタクリレート板(以下「PMM
A板」と云う。)に殺菌ランプ(商品名;GL’l’5
、東京芝浦電気(株)社製)を用いてランプから10譚
離れた距離において片面30分づつ紫外線照射を行った
。このPMMA板を水洗後100℃で1時間乾燥した。
得られた板に実施例1と同様の崎化銅処理を施した。こ
の板は黒縁色で表面抵抗は26Ω/口であった。
なお、紫外線照射処理をせずに同様の硫化銅処理をした
が、PMMA板に硫化銅ははとんど付着しなかった。
実施例8 ポリエチレンフィルム(膜厚25μ)に実施例7と同様
の紫外線照射処理及び硫化銅処理を施した。
得られたフィルムは黒縁色で表面抵抗は5500Ω/口
であった。
なお、紫外線処理をせずに同様の硫化銅処理をしたが、
ポリエチレンフィルムには硫化銅ははとんど付着しなか
ったし、付着した部分も密着力が弱かった。
実施例9 膜厚25μのポリビニルフルオライドフィルム(以下[
l]V Fフィルム」と云う。)をリン酸水溶液(85
重量%)に室温で30分間浸漬した。フィルムを取抄出
し水洗した後100℃で1時間乾燥した。
とのフィルムに実施例5と同様の硫化銅処理を施した。
得られたフィルムは緑色で表面抵抗は26Ω/口であっ
た。
なお、リン酸処理をせずに同様の硫化銅処理をしたが硫
化銅のPVFフィルムへの付着はむらがあった。
実施例10 ポリ〔Nv ” (p e p’−オキ7ジフエニレン
)ピロメリットイミド〕フィルム(商品名;カプトン、
Du Pont社製、膜厚5oμ)を用い、実施例9と
同様にリン酸水溶液とそれに続く硫化銅処理を行なった
。 9 得られたフィルムは緑黒色で表面抵抗は6.5Ω/口で
あった。
なお、リン酸処理をせずに同様の’(mε化銅処理をし
たが、硫化銅のカシトンフィルムへの付着はむらであっ
た。
実施例11 ポリ(Nv ” (p + p’−オキシジフェニレン
)ピロメリットイミド〕フィルム(商品名:カシ)y、
Du Pont社製、膜厚5oμ)を19重量5とヒド
ラしン水溶液中に室温で1時間浸漬した。フィルムを取
り出し水洗した後too℃で乾燥しえ。
このフィルムに実施例1と同様の硫化銅処理を施した。
得られたフィルムは緑黒色で表面抵抗は38Ω/口であ
った。
なお、ヒドラジン処理をせずに同様の硫化銅処理をした
が、カシトンフィルムに硫化銅は全く付着しなかった。
実施例12 ポリマー材料としてポリカーゼネート板(厚さ1.2m
m)を用い、実施例11と−、1様にヒドラジン水溶液
とそれに続く硫化銅処理を行なった。
得られた板は、緑色で表面抵抗は31Ω/口であった。
また、硫化鋼と板の密着力はスコッチテープビーリング
試験に充分耐えるものであった。
なお、ヒドラジン処理をせずに同様の硫化銅処理をした
が、PMMA板に硫化銅は均一に付着するものの硫化銅
と板の密着力はスコッチテープビーリング試験で容易に
剥離した。
実施例13 ナイロン66繊維(1890d)を塩酸水溶液(3,8
N)中に室温で5分間浸漬した。繊維を取り出し水洗し
た後50℃で30分間乾燥した。この繊維に実施例1と
同様に1.6−ヘキサンジアミン処理を施した。
さらにこの繊維に実施例5と同様の硫化銅処理を施した
。こうして得た繊維は黒縁色で、5ctn離れた2点間
の抵抗は9.3X104Ωであった。
実施例14 ナイロン66粉末に実施例13と同様の塩酸処理、引き
続いて実施例11と同様のヒドラジン処理を施した。
この粉末5fを0u804 ・5 H2O(5,5f 
)とNa2S20g’5H20(23t )を含有する
水溶液100u中に混合し、攪拌しつつ85℃まで昇温
し、85℃において30分間反応させた。得られた粉末
をろ過、水洗後十分乾燥して黒縁色の粉末8.2fを得
た。150 蛇10n25分間の圧力条件で直径2an
の大きさのディスクに成形してその導電性を測定したと
ころ、72Ω・国であった。なお、塩酸処理をしないナ
イロン66粉末5部と硫化第2銅粉末3.2部をよく混
合して同様のディスクを成形したが導電性を付与するこ
とはできなかった。
実施例15 ポリマー材料としてナイロン66フィルム(膜厚20μ
)を用い、実施例13と同様の塩酸処理を行なった。続
いてこのフィルムを直径12.5cm、高さ1.75m
のシャーレに入れた。このシャーレ中に二硫化炭素をl
Oa入れた直径4国、高さ1国のガラス製容器を入れ、
厚さ1mの石英板のふたでシャーレを覆った。このシャ
ーレの上方116nから殺菌ランプ(商品名; 、GL
 15、東京芝浦電気(株)社製)で片面30分づつ照
射した。フィルムを取り出し水洗後100℃で1時間乾
燥した。
こうして得たフィルムに実施例1と同様の硫化銅処理を
施した。このフィルムは黒縁色で表面抵抗は13Ω/口
であった。
実施例16 ナイロン66フィルム(膜厚20μ)ヲヒドロキシルア
ミン塩酸塩(NH,OH−HOt)水溶液(NH*0H
−HOt50 fを水100ccに溶解)に90℃で2
0分間浸漬した。フィルムを取り出し水洗した後100
℃で1時間乾燥した。
このフィルムに実施例5と同様の硫化銅処理を施した。
得られ九フィルムは黒縁色で表面抵抗は15Ω/口であ
った。
実施例17 アクリロニトリル94wt%、アクリル酸メチル6wt
%を含む共重合体の70wt%の硝酸溶液(22重量%
)を湿式製膜した後、二軸姑伸機で縦横それぞれ2.5
倍に二軸延伸して厚さ25μの透明延伸フィルムを得た
このフィルムをリン酸水溶液(88重量%)に室温で1
時間浸漬した。フィルムを取り出し水洗した後40℃で
30分間乾燥した。
このフィルムを硫酸銅(0,01mol/l)とチオ硫
酸ナトリウム(0,09mol/l)を含む水溶液中に
浸漬し、室温より94℃まで徐々に昇温し、94℃で3
0分間処理した。さらに水洗後100’Cで1時間乾燥
した。このフィルムは緑色で表面哲抗は210Ω/口で
あった。
なお、上記の透明延伸フィルムをリン酸処理をせずに硫
化銅処理を行なった。得られたフィルムは、緑色となっ
たがむらができた。表面抵抗は2.3 X 10’Ω/
口であった。
特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高分子材料の表面を化学的に処理することによシ活性化
    し、該表面または該表面およびその内部に硫化銅からな
    る導電層を形成せしめることを特徴とする導電性高分子
    材料の製造法
JP5220184A 1984-03-21 1984-03-21 導電性高分子材料の製造法 Pending JPS60198004A (ja)

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