JPS6019771Y2 - ベンダ−用蝶番 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はペングー用螺番に関するものである。

固定板と可動板を用いて加工材を所要半径で曲げ加工を
行う従来のベンディングマシンは第１図及び第２図に示
すように、被加工材１を固定板（下型）２と上型３で挾
持した後蝶番軸４を中心とし可動板５を回転させ所定の
半径Ｒにて曲げ加工を行う。

この従来のペングー用螺番６は、固定板２から蝶番軸４
まで一定に保たれている。

すなわち、上型３の曲げ半径Ｒと被加工材１の材厚ｔと
の和（Ｒ十ｔ）に保たれている。

したがって、曲げ加工半径を変更する場合、二つの型金
具（上型、下型）を異なる寸法の型に取り換えたり、ペ
ングー用螺番６の高さを調節しなければならなかった。

しかしながら、型を取り換えたり、ペングー用蝶番高さ
を調整したりすることは、余分な作業を多くし、調整が
むつかしいなどの欠点があった。

本考案は斬る従来の欠点に鑑みてなされたもので、蝶番
軸を複数の偏心軸受けで軸支することにより、可動板の
回転半径を調整し所望の曲げ加工を可能にすることを目
的とするもので、以下図面に従い詳述する。

可動板５に取り付けられた蝶番可動アーム７と固定板２
に取り付けられた蝶番固定アーム８には、各々少なくと
も２個の偏心軸受９．１０が設けられている。

この偏心軸受９，１０は、それぞれの任意の角度に回転
させてセットボルト等にて固定できるようになっている
。

可動板５は蝶番軸４により、偏心軸受９，１０に保持さ
れ、蝶番軸４を中心として回転し、加工材１を曲げ加工
する。

このペングー用螺番６を用いて、曲げ加工半径を変更す
る場合、上型３を希望する曲げ半径Ｒに交換し、この上
型３の曲げ半径Ｒに応じて可動板５の回転半径を調節す
る。

この可動板５の回転半径の調節は偏心軸受９，１０を回
転させ、所定の曲げセンター（Ｂ、Ｃ，） （第２図図
中Ｂ、Ｃ，）に一致させて固定する。

すなわち、曲げセンター位置及び角度を算出し、偏心軸
受９を算出角度に基づき回転させ、螺着固定アーム８、
螺番可動アーム７にそれぞれ固定し、次に偏心軸受１０
を偏心軸受９を中心として回転させ、偏心軸受９と共に
固定すれ（ｆよい。

本考案は、上述したように、ペングー用螺番６内に複数
の偏心軸受を設けて、それぞれの回転角度の組合せによ
り自由に曲げセンターを移動させ、所定の曲げセンター
にセットし、上型の曲げ半径に対応して可動板の回転半
径を自由に調整することにより、所望の曲げ可工が可能
となり、従来の欠点を一挙に回避せしめ、作業を極めて
能率的にできるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す斜視図、第２図はペンデイングマ
シンの動作略図、第３図は本案によるペングー用螺番の
斜視図、第４図は同蝶番の分解斜視図である。 １・・・・・・加工材、２・・・・・・固定板、３・・
・・・・上型、４・・・・・・螺着軸、５・・・・・・
可動板、番、７・・・・・・螺着回定アーム、 ム、９，１０・・・・・・偏心軸受。 ６・・・・・・ベングー用螺 訃・・・・・螺番固定アー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 固定板と可動板を用いて加工材を所用半径で曲げ加工を
   行うベンディングマシンにおいて、可動板を取り付ける
   螺番軸を軸支する蝶番を、複数の偏心軸受けの組合せに
   したことを特徴とするペングー用螺番。