JPS6019761A - スルホニルベンヅアミド誘導体とその製造法およびそれを有効成分とする農園芸用病害防除剤 - Google Patents

スルホニルベンヅアミド誘導体とその製造法およびそれを有効成分とする農園芸用病害防除剤

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JPS6019761A
JPS6019761A JP58127778A JP12777883A JPS6019761A JP S6019761 A JPS6019761 A JP S6019761A JP 58127778 A JP58127778 A JP 58127778A JP 12777883 A JP12777883 A JP 12777883A JP S6019761 A JPS6019761 A JP S6019761A
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compound
group
sulfonyl
derivative
amino
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JP58127778A
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Fumio Kai
甲斐 文夫
Kuniomi Matsumoto
松本 邦臣
Michiaki Iwata
道顕 岩田
Yukio Suzuki
幸雄 鈴木
Tetsuo Watanabe
哲郎 渡辺
Shigeharu Inoue
重治 井上
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は以下の一般式(I) 〔式中、R1、B2は互いに同じであっても異なっても
よいアルキル基を表わし BSは水酸基、ア、B4 ルコキシ基、 −MXR,基(ただし、B4 、 BS
は互いに同じであっても異なってもよい水素原子、アル
キル基、ジアルキルアミノアルキル基、ヒドロキシアル
キル基、アルコキシアルキル基、カルボキシアルキル基
、アルコキシカルボニルアルキル基、1,3.4−チア
ジアゾール−2−イル基、1−カル?キシー2−フエニ
ルエチル基ヲ表わす)2モルホリノ基、N−アルキルピ
ペラジノ基またはN−アルキルピペラジノアルキル基を
表わす。〕 で示される新規化合物、その塩、そのd l’l’r法
およびそれを有効成分とする脂園芸用病害防除剤に関す
るものである。
一般式(T)で示される化合物スルホニルベンヅアミド
銹導体(以下、本発明の化合物と云う。)は以下に示さ
れる反応により合成される。
すなわち、一般式(6)で示される2−[2−((((
ジメチルアミノ)メチレン)アミノ)スルホニル〕ベン
ゾイル)−1,2−ベンゾイソチアゾール−s (2H
)−オン 1.1−ジオキシド(特開昭54−1099
68号)に一般式(ホ)で示される各種のアミン類、各
種のアルコール類、水などを反応させることによって合
成される。
(式中Bl 、 R2、B3は前記に同じ)本反応は一
般に有機溶媒中で行われる。一般式−で示される化合物
が水またはアルコール類、すなわち′R3が水酸基やア
ルコキシ基である場合には適当な塩基、例えば水酸化ア
ルカリ、炭酸アルカリ、第三級アミンなどの存在下で反
応を行うのが好ましい。反応温度は通常、氷冷〜80°
C程度で行われる。
本発明の化合物およびその合成法は共に文献に未記載の
新規なものであや、本発明はこれらの新= 5− 規化合物とその合成法およびその農園芸作物病害に対す
る優れた防除効果等の発見に基いてなされた農園芸用病
害防除剤を提供することを目的とするものである。
本発明者等は先に一般式(社)で示される2−〔2−(
(((ジアルキルアミノ)メチレン〕アミン〕スルホニ
ル〕ベンゾイル)−1,2−ベンゾイソチアゾール−3
(2H)−オン 1,1−ジオキシドが優れた植物病害
防除作用を有することを見出した(%開昭54−109
968号)が、さらに本系統の化合物の合成とその有効
性に関して研究を進めた結果、前記の如く、本化合物と
広く各種の核試薬との反応によりイソチアゾリン環の選
択的な開環が起こり、一般式(I)で示される新規化合
物が得られることおよびここに得られた安定な開環体は
、従来植物病害防除作用発現に必要な構造として一般に
考えられていた環状スルホニルカルCイミド構造を有し
ていないにもかかわらず、意外にも優れた薬効を示すこ
とを見出し、本発明をなすに至ったものである。
本発明の化合物は極めて安定ヂな化合物であり、容易に
は再閉環或いは加水分解後ベンゾイソチアゾリン環への
再閉環等を起こしにくい特徴を有しており、容易に加水
分解や分子内閉環によってサッカリンを生成するサッカ
リン前駆体とも云うべき他の既知誘導体(例えば特開昭
5(S−135287号)とは作用機作的にも区別され
る可能性が示唆される。
以上の方法によって得られる本発明の化合物の列を以下
に挙げる。
化合物I N−((2−(カルボキシ)フェニル〕スル
ホニル)−2−(([(ジメチルアミノ)メチレン〕ア
ミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド化合物2N −((2
(メトキシカルボニル)フェニル〕スルホニル)−2−
((((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニ
ル〕ペンヅアミド 化合物s 1l−(C2−(エトキシカルボニル)フェ
ニル〕スルホニル)−2−[(((ジメチルアミノ)メ
チレン〕アミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド 化合物4 N−((2−(n−ブトキシカルボニル)フ
ェニル〕スルホニル)−2−([:((ジメチルアミノ
)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物5N−((2−(n−オクチルオキシカルボニル
)フェニル)スルホニル)−2−([[(ジメチルアミ
ノ)メチレン〕アミン〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物6 kl−[(2−(t−ブチルオキシカルボニ
ル)フェニル]スルホニル)−2−(([(ジメチルア
ミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物7 N−〔〔2−メチルカルバモイル)フェニル
〕スルホニル)−2−1:[((ジメチルアミノ)メチ
レン〕アミノ〕スルホニル〕ペンツアミド 化合物8 N−([2−(M、N−ジメチルカルバモイ
ル)フェニル〕スルホニル)−2−((((ジメチルア
ミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物9 N−[[2−(11−イソプロピルカルバモ
イル)フェニル]スルホニル)−2−([((ジメチル
アミノ)メチレン)アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物10 N−(C2−Cモルホリノカルボニル)フ
ェニル〕スルホニル)−2−((((ジメチルアミノ)
メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物11 N−([:2−((4−メチルピペラジノ
)カルボニル〕フェニル〕スルホニル)−2−((((
ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ペン
ヅアミド 化合物12 N−((2−(((2−アミノエチル)ア
ミノ)カルボニル)フェニル)スルホニル)−2−([
((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕
ペンヅアミド 2−((((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スル
ボニル)ベンゾアミド 化合物14 N−[(2−[[(2−ジエチルアミノエ
チル)アミノ〕カルボニル〕フェニル)スルホニル)−
2−[:[((ジメチルアミノ〕メチレン〕アミノ〕ス
ルホニル〕ペンヅアミド化合物1s N−([:2−[
[: (カルボキシメチル)アミノ〕カルボニル〕フユ
ーニル〕スルホニル)−2−((:CD’メチルアミノ
)メチレン′〕アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物16 N−[(2−1m’((2−カルボキシエ
チル)アミノ〕カルボニル〕フェニル〕スルホニル)−
2−[(((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スル
ホニル〕ペンヅアミド化合物17 N−[:(2−[:
(((エトキシカルボニル)メチル〕アミノ〕カルボニ
ル〕フェニル〕スルホニル)−2−((((ジメチルア
ミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ペンヅアミド 化合物18 N−(:(2−([l−ジメチルアミノ−
n−プロピル)アミノ〕カルボニル〕フエニル〕スルホ
ニル)−2−[(((ジメチルアミノ)メチレン〕アミ
ノ〕スルホニル〕ベンヅアミド −((((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スルホ
ニル〕ベンヅアミド 化合物20 1J−[[:2−[((1,5,4−チア
ジアゾール−2−イル)アミノ〕カルボニル〕フェニル
〕スルホニル)−2−[[:[(ジメチルアミノ)メチ
レン〕アミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド 化合物21 N−[[2−(((1−カルボキシ−2−
フェニルエチル)アミノ〕カルボニル〕フェニル〕スル
ホニル)−2−(([(ジメチルアミノ)メチレン〕ア
ミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド 化合物22 N−((2−(メトキシカルボニル)フェ
ニル〕スルホニル)−2−〔[(ジ−n−ブチルアミノ
)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド 次に、本発明の化合物中の代表的な例について合成法と
物性値を示す。尚、上述の化合物番号はV下の合成例、
製剤例および試験例において参照される。
合成例1 N−02−(カルボキシ)フェニル〕スルボニル)−2
−[(((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スルホ
ニル〕ベンヅアミド(化合物1)2−1m2−([(ジ
メチルアミノ)メチレン〕アミノ〕スルホニル〕ベンゾ
イル)−1,2−ベンゾイソチアゾール−5(2H)−
オン1.1−ジオキシド(式(2)の化合物)421m
gを含水アセトンに溶解し、重炭酸水素ナトリウムの1
規定水溶液21を加え、室温で2日放置した。溶媒を留
去して化合物1のジナトリウム塩を白色無定型の粉末と
して得た(収量468mg)。ここに得られたジナトリ
ウム塩を水に溶解し、酢酸エチルを加え、次いで1N−
塩酸21を加え攪拌し、酢酸エチル層を分離し、酢酸エ
チルを留去した。残留物とじて得られた粗結晶を含水メ
タノール(メタノール:水=約1071)より再結晶し
、融点168〜169℃の無色結晶として化合物112
0myが得られた。
化合物1のジナトリウム塩のIn−スペクトル(Nuj
ol) cm−’: 16”+0.1585.1340
゜1260.1150,1115,1066.958゜
91/+、855.7S5 化合物1の工R−スペクトル(NujOl ) α−1
:3550.5220,1746,1731.169B
650.14<50,1438,1545.150B。
1242.1212,1170,1157.115B。
1125.105B、908,847,793,775
゜756.705,657,655,604化合物1の
NMRスペクトル(DMEIO−+11!S 。
TsF)δ; 8.59〜7.62 (9H、m 、芳
香環およびメチンプロトン) ; 5.12 (5H,
a、 −OH,)2.92 (5H,s、−0H3) 合成例2 N−((2−(メトキシカルボニル)フェニル〕スルホ
ニル)−2−[:C((ジメチルアミノ)メチレン〕ア
ミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド(化合物2) 2−(2−((((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ
〕スルホニル〕ベンゾイル)−1,2−ベンゾイソチア
ゾール−3(2H)−オン 1.1−ジオキシド(式(
6)の化合物)842my(2ミリモル)をメタノール
50mに懸濁し、水冷下ナトリウムメトキサイドのメタ
ノール溶液(1ミリモル/ff)41を加え、室温に戻
して3時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣を水10dK
?aかし、これに1N−塩酸を加えて強醸性にすると、
白色の結晶が析出した。これを濾過、水洗、乾燥して化
合物2を得た。融点178〜180°C(メタノールよ
り再結晶)、収量(再結晶前のもの)827ig。
工R−スペクトル(Nujol) tnt−” = 5
25 o。
1729.1700.165B、1569,1j$S4
゜1441.1451,1557.154B、1322
゜1!+04,1270,1245.117B、116
0゜1124.1105,1059.9t51,953
゜914.896,848,857,795,759゜
729.659,605、NMR(DMSO−(1(S
、TSF)δ: 8.53〜7.57 (9H,m、芳
香環およびメチンプロト7) ; 5.B 7 (3H
,!l、 −0−OH,) ;5.10 (3H,8,
−(IH3); 2.90 (3H,s、−0H3)元
素分析値’ 0IllHI9N307S2 (455,
49)として計算値: a、 47.67;H,4,2
2;N、 q、27 (%)分析値: 0.47.89
;H,4,20;N、 9.11 (%)合成例3 y−[:C2−(N−メチルカルバモイル)フェニル〕
スルホニル)−2−4([: (ジメチルアミノ)メチ
レン〕アミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド(化合物7) 2−(2−[[((ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ
〕スルホニル〕ベンゾイル)−1,2−ベンゾイソチア
ゾール−5(2H)−オン1,1−ジオキシド(式(6
)の化合物)4.2Fを乾燥ジメチルホルムアミド6d
中に加え、モノメチルアミン40%水溶液1.71を加
えた。室温で2時間放置後、60°Cに1時間加温した
のち溶媒を減圧下留夫した。残渣に水を加え、次いで1
N−塩酸約11m/を加えて析出する結晶を濾過、水洗
、乾燥し、尖兵色の結晶性粉末として化合物7を得た。
収量172 f 、勧中点174〜177℃(メタノー
ルより再結晶)。
工R−スペクトル(Nujol) cnr−’ : 5
509゜3349.2899,1652,1612,1
564゜1377.1349,1516,1500,1
255゜117B、1145,1115,1n61,9
89゜958.914,895,845,783,75
8゜729.660,609、 NMRスペクトル(DMSO−d6 、 T S P)
δ:8,23〜7.10 (9H,m、芳香環およびメ
チンプロトン);2.99 (5H,II、−〇H11
) ; 2.82 (5H,8,−0H8);2.72
 (5H,cl 、 J = 4.5 Hz、 −NH
OH,)元素分析値”+aH+aNaOsS2(450
,49)として計算値: 0.47.99;H,4,0
2;IJ、 12.45 (%)分析値: 0.46,
50;H,4,97;N、 15.55 (%)合成例
4 N−([2−(N、N−ジメチルカルバモイル)フェニ
ル〕スルホニル)−2−[(((ジメチルアミノ)メチ
レン〕アミノ〕スルホニル〕ベンヅアミド(化合物8) 2−(2−([[(ジメチルアミノ)メチレン〕アミノ
〕スルホニル〕ベンゾイル)−1,2−ベンゾイソチア
ゾール−5(2H)−オン 1.1−ジオキシド(式(
5)の化合物)4.2iを乾燥ジメチルホルムアミド6
 mlに懸濁し、ジメチルアミンの40%水溶液2.4
87を加え室温に2時間放置後、60℃に:5o分加温
した。溶媒を留去後、水を加えて溶液とし、これに1N
−塩酸11mを加え、析出する結晶を濾過、水洗、乾燥
して無色の結晶として化合物8を得た。収Ji 4.4
2 i、融点166〜167°C(分解)(含水メタノ
ールより再結晶)。
工R−スペクトル(Nujol)cm−” : 29o
2゜16B7.1659.1587.15+57,14
26゜1402.1578,1551,1516,12
72゜1257.1174,1155,1121,11
01゜1060.917..8’95,852,852
,797゜771.755,757,604,581,
562、)iMBスペクトル(DMSO−1115、’
1’SP)δ: 8.42〜7.17 (9H,vn、
芳香環およびメチンプロトン); 5.06 (3H,
e、 −OHM) ; 2.99 (3H,s、 −O
H,); 2.8B (3H,s、一旦!!、) ; 
2.79 (5H,8,ブh)元素分析値’ olQH
zG”4o6s2 (464,52)として計算値: 
0.49.12;H,4,33;N、12.06 (%
)分析値: 0.49.01 ;H,4,75;N、1
2.n5 (%)以上の化合物の他に、合成例3または
4に準じて合成された化合物の例を第1表に示す。
第1表 ・ 1800〜1300cIn−”間の吸収帯のみ記載
し、他の波数領域の吸収帯は省略 ・・ 元素分析値 次に、本発明の化合物の用途と用法について述べる。
本発明の農園芸用病害防除剤はイネいもち病。
イネ白葉枯病、キュウリ斑点細菌病などの各種病害に対
する防除効果にすぐれ、特にイネいもち病に対する防除
効果にすぐれている。
本発明による農園芸用病害防除剤は有効成分が前記一般
式(T)で示される化合物であることに留意すべきであ
ることを除けば農園芸用病害防除剤として採用し得る任
意の形態をとることができる。
具体的には上記一般式(T)で示される化合物の1種ま
たはそれ以上をそのままもしくは水、固体担体その他の
適当な担体を用いて稀釈し一必要に応じて展着剤等の補
助剤を加えて使用するかあるいは農薬製造に一般的に使
用される方法によって各種の液体または固体担体と混合
し、必要ならば湿展剤、展着剤1分散剤、乳化剤、固着
剤、滑沢剤等の補助剤を加え、水和剤、液剤、粉剤、微
粒剤等の種々の製剤形態にして使用することができる。
これらの製剤を製造するに当って、液体相体としては前
記一般式(■)で示される化合物に対して溶剤となり得
るもの、まだは補助剤等によって分散もしくは溶解させ
得るものが用いられる。たとえば水、芳香族炭化水素類
、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコー
ル類、エステル類。
エーテル類、ケトン類、アミド類、ジメチルスルホキシ
ド等があげられる。固体担体としては粘土。
カオリン、タルク、珪藻土、ベントナイト、炭酸カルシ
ウム、シリカ等の鉱物質粉末類1粒状物。
木粉、樹脂類その他の有機質粉末および粒状物を用いる
ことができる。補助剤としては非イオン。
陽イオン、陰イオン、両性各界面活性剤、ガム類。
脂肪酸またはその塩類、燐脂質、多糖類、ポリアルコー
ル類等があげられる。これらの担体あるいは補助剤は病
害防除の目的を達成するために適切な割合で配合して用
いることができる。
本発明の農園芸用病害防除剤は農園芸作物の茎葉に散布
して用いることができるほか、種子等に粉衣あるいは浸
漬施用するなどの方法により固着または浸透せしめて使
用することもでき、水面や水中あるいは土壌表面や土壌
中等の生育環境に適用することができる。さらに適用に
際して他の農園芸用薬剤、たとえば各種の殺菌剤、殺虫
剤、除草剤、植物生長調節剤や肥料と混用することがで
きる。
本発明の農園芸用病害防除剤を液剤として作物の茎葉部
に散布して使用する場合には、通常散布液中に前記一般
式(I)で示される化合物の少なくとも1種が50ない
し2000PpIの濃度で含まれるようにするのが望ま
しく、濃厚少量散布、航空機散布等の場合には、必要に
応じてより濃厚な薬液として使用することができる。粉
剤1粒剤、微粒剤等として用いる場合には、0.1ない
し50%含まれるようにすることが望ましく、水和剤と
しては5ないし80%含まれるようにすることが望まし
い。
施用量は対象病害の種類、対象作物の種類、生育状態、
施用態様、その他によって変化せしめ得るが、例えば水
田でイネの病害防除に使用する際の例をあげれば、粒剤
ならば10アール当り1ないしIDkg、粉剤等ならば
1oアール当シ1ないし10kg、水和剤あるいは乳剤
ならば50ないし5000倍液を10アール当り5ない
し2001程度の施用量が一般的である。
以下に本発明の製剤例を示すが、本発明は下記の諸例に
限定されるものではない。
化合物1 50 ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 5リグ
ニンスルホン酸カルシウム 3 クレー 42 上記成分物質を均一に粉砕混合して有効成分50%を含
む水和剤を得た。
カルボキシメチルセルロース 5 クレー 91 上記の成分物質を混合し、適当量の水を加えて練合し、
成型乾燥して有効成分4%を含む粒剤を得た。
化合物2 20 キシレン 30 ジメチルホルムアミド 55 ポリオキシエチレンラウリルフエニールエーテル 10
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5上記成分物
質を混合溶解して有効成分20%を含む乳剤を得た。
化合物12 3 ステアリン酸カルシウム 1 含水硅酸 1 クレー 50 タルク 45 上記成分物質を均一に混合粉砕して有効成分3%を含む
粉剤を得た。
次に試験例によって本発明の農園芸用病害防除剤の有用
性を説明する。
(1) イネいもち病防除効果試験 試験例1 葉面散布法による防除効果試験 直径6.50の樹脂製ポットで1ポット当り8木兄育苗
した4葉期のイネ苗(品種:十石)に前記製剤例1と同
様の方法により製剤した水和剤を所定濃度の散布液に希
釈調製してスプレーガンを用いて3ボット当り40m1
宛を散布した。
風乾後、24℃の温室に入れ、イネいもち病菌(Pyr
icularia oryzae )の胞子懸濁液を均
一に噴霧して接種し、−夜温室に保ったのち、人工気象
室内に移して発病させた。接種7日後に発病した病斑を
計数調査し、下記の式によって防除価を算出した。
試験の結果を示せば第2表の通りである。
第 2 表 葉面散布法によるイネいもち病防除効果・
対照薬剤には0−エチル−8,S−ジフェニルジチオ7
オスフエートを有効成分として30%含有する市販の殺
菌剤〔ヒノザン乳剤1日本特殊農薬■製造〕を用いた。
試験例2 水面施用による防除効果試験 5000分の1アールのワグネルボットに1ポット当り
1株3木兄移植生育せしめた6〜7葉期のイネを用い、
水深を約2crnとしてその土壌表面に製剤例2と同様
の方法で製剤した粒剤を1ポット当り601g宛均−に
散布した。薬剤施用14日後に試験例1の場合と同様の
方法でイネいもち病菌を接種して発病させ、10日後に
病斑数を計数調査して防除価を算出した。試験の結果は
第6表の通りである。
第3表 水面施用によるイネいもち病防除効果 (続き
)30− ・ 対照薬剤1はo、o−ジイソプロピル−S−ベンジ
ルチオホスフェトを有効成分として17%含有する市販
の殺菌剤〔キタジンP粒剤、クミアイ化学工業■製造〕
を用いた。
φ傘対照薬剤2は5−アリルオキシ−1,2−ベンゾイ
ソチアゾール−1,1−ジオキシドを有効成分として8
%含有する市販の殺菌剤〔オリゼメート粒剤、明治製菓
■製造〕を用いた。
(2) イネ白葉枯葉病防除効果試験 試験例3 シ唾注施用によるイネ白葉枯病防除効果試験 直径6.5傷の樹脂製ポットで育苗した5葉展開期のイ
ネ苗(品種:十石)を用い、製剤例1と同様の方法で製
剤した水和剤を所定濃度になるように水で稀釈して調製
した薬液を1ポツト当J)50d宛土壌表面Kl[注し
て薬剤処理し、処理後側の容器におさめて湛水条件とし
た。薬剤処理10日後に上位2葉にイネ白葉枯病菌(X
anthomonas campeetris pv、
 orTJae )の懸濁液を針接種し、28〜50℃
の人工気象室内に保って発病せしめ、接種10日後に生
じた病斑の長さを計測調査し、下記の式によって防除価
を算出した。試験の結果は第4表の通勺である。
・ 対照薬剤にはフェナジン−5−オキシドラ有効成分
として10%含有する市販の殺菌剤〔フェナジン水和剤
、明治製菓■製造〕を用い、接種翌日に散布処理した。
(3) キュウリ斑点細菌病防除効果試験試験例4 植
穴施用によるキュウリ斑点細菌病防除効果試験 本葉第2葉展開初期のキュウリ苗(品種:ときわ地這)
を用い製剤飼2と同様にして製剤(−九粒剤を1株当り
6fI宛植大の土壌に混和したのち定植した。1区5株
、6反覆側。定植5日後にキュウリ斑点細菌病菌(Ps
eadomonas syringaepv、 lac
hrymans )懸濁液を噴霧して接種し、4週間後
に発病程度を0(健全)、1 (発病面積=1〜5%)
、2(同:6〜20%)、5 (同=21〜50ダ)、
4(同:50%以上)の指数により調査し、下記の式に
よって防除価を算出した。試験の結果は第5表の通りで
ある。
対照薬剤には水酸化第2銅を有効成分として83%含有
する市販の殺菌剤〔コサイド水和剤。
三共■製造〕のi ooo倍液を定植翌日より1週間間
隔で4回散布した。
特許出願人 明治製菓株式会社 第1頁の続き @発 明 者 井上重治 横浜市緑区つつじが丘16−2 手続補正書(自発) 昭和58年10月31日 特許庁長官若杉和夫殿 1、事件の表示 特願昭58−127778 2、発明の名称 スルホニルベンヅアミド誘導体とその製造法およびそれ
を有効成分とする農園芸用病害防除剤3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 明治製菓株式会社 5、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄および 発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通りに訂正する。
(2) 明細書第3頁下から第2行目の「ルキル基、」
と「ジアルキルアミノアルキル基」の間に「アミノアル
キル基、」を加入する。
(以上) 特許請求の範囲 (11以下の一般式 〔式中、R1、R2は互いに同じであっても異なっても
よいアルキル基を表わし、R3は水酸基、アルに同じで
あっても異なってもよい水素原子、アルルキル基、ヒド
ロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、カルボキシ
アルキル基、アルコキシカルボニルアルキル基、1,3
.4−チアジアゾール−2−イル基、1−カルボキシ−
2−フェニルエチル基を表わす)1モルホリノ基、N−
アルキルピペラジノ基またはN−アルキルピペラジノア
ルキル基を表わす。〕 で示されるスルホニルベンヅアミド誘導体およびその塩
(2) 以下の一般式 で示される化合物に一般式R3H(式中R3は前記に同
じ)で示される化合物を反応させることを特徴とする以
下の一般式 で示されるスルホニルベンヅアミド誘導体およびその塩
の製造法。
(3) 以下の一般式 で示されるスルホニルベンヅアミド誘導体およびその塩
を有効成分として含有する農園芸用病害防除剤。
 3−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11以下の一般式 〔式中、Bl、Illは互いに同じであっても異なって
    もよいアルキル基を表わし R3は水酸基、ア7′R4 ルコキシ基r ” % 15基(ただし、Ha、’sは
    互いに同じであっても異なってもよい水素原子、アルキ
    ル基、ジアルキルアミノアルキル基、ヒドロキシアルキ
    ル基、アルコキシアルキル基、カルボ午ジアルキル基、
    アルコキシカルボニルアルキル基、1,5.4−チアジ
    アゾール−2−イル基、1−カルfキシー2−フェニル
    エチル基を表わす)9モルホリノ基、N−アルキルピペ
    ラジノ基またはN−アルキルピペラジノアルキル基を表
    わす。〕 で示されるスルホニルベンヅアミド誘導体およびその塩
    。 (2) 以下の一般式 で示される化合物に一般式R3H(式中R3は前記に同
    じ)で示される化合物を反応させることを特徴とする以
    下の一般式 で示されるスルホニルベンヅアミド誌導体およびその塩
    の製造法。 (3)以下の一般式 で示されるスルホニルベンヅアミド誘導体およびその塩
    を有効成分として含有する農園芸用病害防除剤。
JP58127778A 1983-07-15 1983-07-15 スルホニルベンヅアミド誘導体とその製造法およびそれを有効成分とする農園芸用病害防除剤 Pending JPS6019761A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999016744A1 (de) * 1997-09-29 1999-04-08 Aventis Cropscience Gmbh Acylsulfamoylbenzoesäureamide, diese enthaltende nutzpflanzenschützende mittel und verfahren zu ihrer herstellung
JP2007506653A (ja) * 2003-06-25 2007-03-22 バイエル クロップサイエンス ゲーエムベーハー アシルスルファモイルベンズアミドの製造方法

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