JPS60195790A - テ−プカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は簡単で安価に構成できる両面使用可能なオーデ
ィオ用蓋付テープカセットの改善に関するＯ 従来例の構成とその問題点 近年、テープカセットを用いた磁気録音は、高性能化、
高記録密度化が進み、テープにゴミやホコリ、或は指紋
がつぐことを防ぐ必要が生じてきた。ビデオ用カセット
等では既に蓋つきテープ力セントが実施されているが、
これらは主として片面使用である。Ａ、Ｂ両面で用いら
れるオーディオ用としてはそのままでは使用できず、よ
り小型で構造も簡単なものが要求されており、加えて従
来から広く用いられているいわゆるコンパクトカセット
に比べても異和感の少ないものが望まれている。

以下に従来のいわゆるコンパクトカセットについて説明
する。第１図（−）は従来のコンパクトカセット後側面
図、第１図（ロ）は同じく下面図である。

１ａ、１ｂは誤消去防止検出用識別部で検出片４の有無
による凹部の有無で記録の可能性を判定する。２ａ、２
ｂはクロムポジション検出用識別部でカセットハーフの
製造工程において中に入れるテープによりその凹部の有
無が決定される。３ａ。

３ｂは同様に決定されるメタルポジション検出用識別部
である。１ｃ、２ｃ、３ｃはそれぞれ機器側に設けられ
た例えばマイクロスイッチ等を用いる検出装置で、１Ｃ
は記録の可能性を判定し、２ｃはクロムポジションの凹
部の有無を、又３Ｃはメタルポジションの凹部の有無を
判定する。

２ｃ、３ｃとも同時に凹部を検出しない場合はノーマル
ポジションと判定する。第１図（ｂ）においてｉｂ、２
ｂ、３ｂのそれぞれの識別部は機器側の検出装置には対
応していないが、テープを裏返見して使用する場合に機
器側検出装置ＩＣ＋、２Ｃ。

３ｃのそれぞれに対応する様１ａと１ｂ、２ａと２ｂ、
３ａと３ｂはカセットハーフの中央線に対し対称に配置
されている。しかしながらかかる構成のテープカセット
においては同様の識別部をカセットハーフ後側面に追加
することは寸法的に不可能でテープの種類を３種以上は
判定することはできず、新らしい方式の磁気記録再生方
式に必要な情報をテープカセウ）Ｋ組み込む場合には新
たな工夫が必要であった。又その場合においても従来の
コンパクトカセットを開発し使用していく中で明確にな
った。テープカセ、　）を機器内に設置するにあたりテ
ープカセットにかかる力がテープカセットの位置決め精
度を損ねないことと凹部又は凸部を用いた検出方法を採
用する場合は現在広く用いられているマイクロスイッチ
等の検出装置を利用することが考えられることから、そ
の凹凸部の深さ又は高さは３１１１１１１前後は確保す
ること等の諸条件を満たした上で最低６種以上のテープ
種類を判別できること等々の条件を満足する方式を実現
する必要があった。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、テープ種
類を６種類以上判別することができ、その上従来のコン
パクトカセットとその使用上において異和感の少ないテ
ープカセットを提供することを目的とする。

発明の構成 本発明はカセット本体を構成する上、下ハーフと、カセ
ット本体内に収納されるテープの種類、長さ等を凹部の
有無により識別する識別部とより成り、該識別部はカセ
ット本体後側面上にあってかつ上、下ハーフの接合部に
対置して成るテープカセットであり、従来のコンパクト
ヵセ・ントと同等の使用方法が可能な上に１より多くの
テープの種類等の記録再生条件の識別を可能とすること
のできるものである。又、該識別部とは別に凹部の有無
により識別する誤消去防止検出用識別部を有し該誤消去
防止検出用識別部をカセット本体後面上Ｋ、上、下ハー
フ間にて形成して成るテープカセットであり、記録可能
性の有無に関しては機器側に唯一の検出装置を設ける事
でＡ、Ｂ両面ともその判別を可能とすることのできるも
のである。

更Ｋ、複数の識別部のそれぞれにテープの種類を対応さ
せて成るテープカセットであり、テープカセット後側面
の凹部形状により目視にても容易にその中に含まれるテ
ープの種類を判別する事を可能とすることができるとと
もに機器側に設けられた識別部に対応した検出装置を選
択組込みすることＫより機器の差別化が可能となるもの
である。

加えて、複数より成る識別部の凹部の有無を組み合わせ
た場合の数それぞれに、テープの種類、長さ、テープス
ピード等の記録再生条件のうち少なくとも一種類以上よ
り成る諸条件のそれぞれを対応させて成るテープカセッ
トであり、限られた数の識別部に対して最大限の情報を
入れる事を可能とするものである。

実施例の説明 第２図（ａ）は本発明の一実施例におけるテープカセッ
トの後側面図、第２図ら）は同じく下面図である。第２
図０において、８は上ハーフ、９は下ハ−フ、了は上、
下ノーーフγの接合部１１ａ、１１ｂはそれぞれ誤消去
防止検出用識別部で上ノ・−７８と下・・−７９に渡っ
て形成され、第２図Φ）に示すはそれぞれ識別部で、い
づれも上・・−フ８に形成され、それぞれ下ノ・−７９
に形成される識別部１２ａ、１３ａ、１３ｂ、１２ｂと
上、下ノｈ−フの接合部子の両側に対置されている。こ
れらの識別部は例えば組込み方式等により金型上でその
形成の有無が決定されており、中に組み込むテープを予
測した上で上、下ノ・−フの成型時に形成される。第２
図Φ）において、１１ｃは例えばマイクロスイッチ等に
より構成される機器側に設けた誤消去防止検出用識別部
検出装置で、第２図（、）の場合は誤消去防止検出用識
別部１１ａによる四部の有無を識別し、又テープカセッ
トが上下逆に装着された場合は誤消去防止検出用識別部
１１ｂによる凹部の有無を識別することＫより記録の可
能性を判定する。２２ｃ　、３３ａ　、３３ｃｃ、２２
ａｃは同様に機器側に設けた識別部検出用検出装置で、
いづれも上ハーフ８に設けた識別部２２ａ、３３ａ。

３３ｂ、２２ｂの凹部の有無を検出する。つまり第２図
（ａ）　、　（ｂ）において検出装置２２ｃけ識別部２
２＆を、検出装置ａｓｃｌｄ識別部３３ａを、検出装置
３３ｃｃは識別部３３ｂを、検出装置２２ｃ　ｃは識別
部２２ｂをそれぞれ識別する様設置されている。又テー
プカセットが上下逆に装着された場合は下ハーフ９に形
成された識別部を検出し検出装置２２ｃが識別部１２ｂ
を、検出装置３３０が識別部１３ｂを、検出装置３３ｃ
ｃが識別部１３ａを検出装置２２ｃｃが識別部１２ａを
それぞれ識別する事は当然である。６は機器側に植設さ
れた一対の基準軸で、６はテーブカセ・シト側に設けら
れた基準穴である。テープカセットは機器に装着された
場合には、例えば機器側に設置された板ばねの様な附勢
手段を用い、第２図（ｂ）に示す附勢力Ｆをカセ、）前
方に加えられ、基準軸６と基準穴６の外周上の一辺であ
る基準線部１７により接触しその位置を定める構成とな
っている。１８はテープ保護のために開閉自在に設けた
蓋である。１９はテープカセ・ノド内に巻き込むことが
可能な最大テープ巻き径である。

以上のように本実施例によれば、カセッ、ト本体後側面
に形成されるテープ種類等の識別に用いられる識別部を
、上ハーフ８と下ハーフ９の相方に形成し、それぞれを
接合部７に対して対面させて配置したことＫより、従来
のコンパクトカセットにおいては識別部が、両面使用テ
ープにおいて第１図（ａ）に示す場合クロムポジション
検出用識別部２ａ、メタルポジション検出用識別部３ａ
の２種類のみであったものを、第２図（、）に示す識別
部２２＆　、３３ａ　、３３ｂ　、２２ｂの４種類Ｋま
で増加させる事が可能となるものである。このことＫよ
り従来のコンパクトカセットと同様にそれぞれの識別部
の凹部の有無に各テープ種類に対応したポジションを設
定すると、識別部２２ａ、３３ａ。

３３ｂ、２２ｂの全てが凹部を含まない場合を１回加算
して合計５種のテープ種類を判別する事が可能となるも
のである。又８個の識別部２２ａ。

をカセット後側面に並べた構成とした事により、凹部の
有無を判別する機器側圧設けた検出装置として例えばマ
イクロスイッチ等を用いた場合の反力もカセットを所定
の位置に位置決めするための第２図（ｂ）に示す附勢力
Ｆと同一方向に働らき、同様の目的で設ける識別部をカ
セウト上のその他の側面や、上下面に配した時に比べ、
カセットの位置決め精度は格段に向上するものである。

更に第２図Φ）の下面図に示す様に、本発明一実施例に
よる識別部の位置は平面的には従来のコンパクトヵセ・
シトにおける識別部と同じ場所にあり、カセットハーフ
外形を大きくす、る事なく最大テープ巻径１９を確保す
ることができるとともに、識別部の奥行きも確保するこ
とができ、マイクロスイッチ等にて代表される検出装置
の識別部に対応した凹部の有無による動作範囲をｓｍ＋
前後確保することができ、検出装置の動作信頼性を保証
することのできるものである。又、誤消去防止検出用識
別部１１ａ、１１ｂを上・・−７８と下ノ・−７９に渡
って形成したことＫより機器側に設ける検出装置１１ｃ
は、Ａ、Ｂ両面使用時も唯、一種類でその機能を満たす
とともに、従来のコンパクトカセット用機器で用いられ
ている検出装置の流用が可能となり、動作の信頼性、コ
ストダウン等々に大きく貢献するものである０更に複数
の識別部２２ａ。

３３ａ　、　３ｓｂ　、２２ｂにそれぞれのテープ種類
を対応させた事により、テープカセット後側面を一目見
ただけで、その内蔵テープの種類の判定が可能となると
ともに、機器側のランクに応じて、機器の性能による差
別化を考えるとき有効に利用することができるものであ
る。加えて、複数より成る識別部２２ａ　、３３ａ　、
３３ｂ　、２２ｂの凹部の組み合わせＫよる場合の数に
テープの種類等の記録、再生条件を対応させた事により
、全体で２’＝１６通りの種別が判定でき例えば６種類
のテープの種類判別のみに限らず、テープ長さ、記録時
のテープ速度等々の情報をもテープカセット内罠組み込
む事が可能となるものである。

なお、本実施例では第２図（ａ）Ｋ示す様に識別部を２
２ａ、３３ａ、３３ｂ、２２ｂのテープの片面に対して
４種類としたが、第３図に示す様に６種類とする事も可
能である。なお第３図においては、第２図〈ａ）、［有
］）と同じものには同じ番号を打っテする。２６はテー
プカセ、シトを位置決めするために必要な第２図Φ）に
示す付勢力Ｆを生じさせるための板ばね等による附勢手
段、５５．１５はそれぞれ上ハーフ８、下ハーフ９内に
追加された識別部で上、下ノ・−フの接合部子に対して
対向して設けられている。上ハーフ８に設けられる識別
部６６に関して言えば、識別部３３ａと３３ｂの中間に
それらと同一形状で形成される。識別部１６に関しても
同様のことがいえるのはもちろんである。以上の様に片
面に６種類の識別部を設けそれぞれの識別部にテープ種
類を対応させると６種類のテープ種類を判別できるし、
凹部の組み合わせによる場合の数に対応させると２５＝
３２通りの場合が判別でき、テープ種類、テープ長さ、
テープスピード等のより多くの記録再生条件をカセット
ハーフ内に情報として盛り込むことができるものである
。

なお、本実施例の説明の中で、識別部の形成は、上、下
ハーフの成型時になされると述べたが、上。

下ハーフを識別部の凹部の無い状態で成型し後に例えば
、機械加工等によりその凹部を形成する手段をとっても
その効果は同一であることはいうまでもない。

発明の効果 本発明は、カセット本体を構成する上、下ノ・−フとω
セ・、）本体内に収納されるテープ種類、長さ等を凹部
の有無により識別する識別部とより成り、該識別部はカ
セ・、上本体後側面上にあってかつ上、下・・−７の接
合に対置して成る構成としたことＫより、従来のコンパ
クトカセ、シト内に占める識別部の占有体積と同一であ
っても２倍の数だけ識別部を形成することが可能となり
多くのテープ種類や、録再条件に関する情報をカセ・フ
トノ・−フ内に組み込む事ができるものである。又、カ
セット本体後側面に識別部を配する構成とした事により
、識別部の凹部の有無を判定する目的で機器側に設けた
検出装置の動作反力もカセ、シトを定位置に定めるだめ
の附勢力と同一方向に働らきカセ、ント位置決め精度の
向上をはかることができるものである。又該識別部とは
別に、四部の有無により識別する誤消去防止検出用識別
部をカセット本体後面上に上、下ハーフ間にて形成して
なる構成とした事によりテープのＡ、Ｂ両走行面に対し
て機器側に設ける誤消去防止検出用識別部検出装置は唯
一つでその機能を満足するとともに現行広く用いられて
いるいわゆるコンパクトカセット用機器の検出装置を流
用できる事とも合わせて、コストダウンと動作信頼性の
確保上でも大きな効果をもつものである。更に複数の識
別部のそれぞれにテープの種類を対応させる構成とした
ことにより、テープカセット後側面を目視するとその内
蔵テープの種類が判定できるとともＫ、機器側に設けら
れる対応した検出装置を機器側に選択組み込みする事が
でき、機器の差別化に大きく寄与する事のできるもので
あるＯ加えて、複数より成る識別部の凹部の組み合わせ
による場合の数それぞれにテープの種類、長さ、テープ
スピード等記録再生条件のうち少なくとも一種類以上よ
り成る諸条件のそれぞれを対応させた事により、限られ
た数の識別部の数に対して単にテープの種類の判別のみ
でなく、例えば長さ、テープスピード等のその他の記録
再生条件に関する情報をカモ１．ト内に組み入れること
ができる等々のすぐれた特徴をもったテープカセットを
提供することのできるものである０

【図面の簡単な説明】

第１図（、）　、　（ｂ）は従来のコンパクトカセット
後側面図とその下面図、第２図（ａ）　、　（ｂ）は本
発明の一実施例におけるテープカセットの後側面図と下
面図、第３図はその他の実施例によるテープカセットの
後側面図である。 了・・・・・・上、下ハーフの接合部、８・・・・・・
上ハーノ、９・・・・・・下ハーフ、１１ａ、１１ｂ・
・・・・・誤消去防止検出用識別部、２２ａ　、３３ａ
　、３３ｂ、２２ｂ。 。−ヤニ！２ａ、１３ａ、１３ｂ、１２ｂ・・・・・・
識別部、１１　ｃ　、２２ｃ　、３３ａ　、３３ｃｃ、
２２ｃｃ・−−−−・検出装置、２６・・・・・・板ば
ね。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名県　
ｌ　図 （（Ｌン ６２　図 ８ 第３図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）カセット本体を構成する上、下ハーフと、カセッ
   ト本体内圧収納されるテープの種類、長さ等を凹部の有
   無により識別する識別部とより成り、該識別部はカセッ
   ト本体後側面上にあってかつ、上、下ハーフの接合部に
   対置して成る事を特徴とするテープカセット。
2. （２）＃識別部とは別に凹部の有無により識別する誤消
   去防止検出用識別部を有し、該誤消去防止検出用識別部
   はカセット本体後側面上に上、下ハーフ間にて形成して
   なる事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテープ
   カセット。
3. （３）複数の識別部のそれぞれにテープの種類を対応さ
   せて成る事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載のテ
   ープカセｙ）。
4. （４）複数より成る識別部の凹部の有無を組み合わせた
   場合の数それぞれにテープの種類、長さ、テープスピー
   ド等記録再生条件のうち少なくとも一種類以上よ構成る
   諸条件のそれぞれを対応させた事を特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のテープカセット。