JPS60193753A - バキユームブレーキパワーブースタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ブースタハウジング内の空間を２つに分割
する移動可能な壁と、ブレーキペダルに連結され、第１
の弁の及び第２の弁を作動させるピストンロッドと、前
記第１．第２の弁を介して真空チャンバに連通可能な圧
力チャンバと、前記移動可能な壁に連結され、かつバル
ブピストンを摺動可能に支持する制御ハウジングと、制
御ハウジング内に保持されるゴム製のリアクションディ
スクとを有し、前記第１の弁は、前記制御ハウジングに
形成された弁座と、この弁座方向に付勢されたポペット
弁とにより形成され、第２の弁は、このポペット弁と前
記ピストンロッドに連結されたバルブピストンとにより
形成され、前記リアクションディスクの一側側は、前記
バルブピストンの作動を受け、リアクションディスクの
他側側は、マスクシリンダに連結されているブツシュロ
ッドの作動を受けるバキュームブレーキパワーブースタ
に関する。

［従来の技術］ 従来のバキュームブレーキパワーブースタは、ピストン
ロッドを介してブレーキペダルにより作動されるバルブ
ピストンと、マスクシリンダのピストンと協働するブツ
シュロッドのブレーキペダル側の端部との間に位置する
ゴム製のリアクションディスクを有する。プライマリカ
ップが補償ボートを通過したとき、プライマリカップに
よりマスクシリンダ内で増加された圧力が、ブツシュロ
ッド及びマスクシリンダピストンを介してゴム製のリア
クションディスクに伝達される反力となる。

この反力は、伝達比に比例している。反力はバルブピス
トンに伝達され、この結果パルプピストンが移動して、
バルブにシール状態で当接する。そして真空ダクト及び
大気圧ポートが閉じられる。

ブレーキが作動されるとき及びブレーキが解除されると
き、夫々の圧力の移動のときの差（ブツシュロッドの出
力圧及びピストンロッドの入力圧）は、通常この種のブ
レーキパワーブースタの゛ヒステリシス”（ｈｙｓｔｅ
ｒｅｓ　ｉ　ｓ）と呼ばれている。現在のブレーキパワ
ーブースタにおいて、このヒステリシスは異常に大きく
、不利である。

［発明が解決しようとする問題点］ テストを行なって明白になったことは、ヒステリシスの
大きな原因がリアクションディスクの形状である。即ち
、前進及び元に戻るとき、ゴム材料の形状のリアクショ
ンディスクの運動を変える形状にすべきである。大きな
面積を持ちかつ非常に柔らかいリアクションディスクは
、小さくかつ堅いリアクションディスクよりヒステリシ
スがより小さくなる。より最新のブレーキパワーブース
タにおいて、通常制御ハウジングの空間は、リアクショ
ンディスクの大きさに関係なく、制限されている。この
制限内において、常時の作動時の使用を維持するために
、リアクションディスクの堅さを大きくすることができ
るが、ヒストテリシスが大きくなる。

この発明の目的は、耐久性が落ちることなく、リアクシ
ョンディスクの原料として比較的柔らかい原料が使用で
きるバキュームブレーキパワーブースタを提供すること
にある。

［問題点を解決する手段］ この発明は、リアクションディスクは、その両端部の円
形の断面積が異なり、その小さい断面積の端部が前記バ
ルブピストン側に位置し、かつこれらの断面を連結する
部分が台形である第１の部分を有することを特徴とする
。さらに、前記外表面の形状は、球台と円錐台でもよい
。

この発明の実施例に従えば、リアクションディスクには
、円錐台状の第１の部分に連接する円筒状の第２の部分
が設けられ、前記第１の部分の小さい方の端面には、前
記バルブピストンに当接する円盤状のディスクが設けら
れている。また、リアクションディスクの第１の部分は
、円筒状の第３の部分を有する。さらに、第２の部分に
連接している円錐台上の第１の部分の前端面の径は、バ
ルブピストン又はバルブピストンとリアクションディス
クの間に配設されたディスクの径に等しいか、又はバル
ブピストン及びディスクに等しいことが好ましい。

制御ハウジングのマスクシリンダ側の端部は凹部を有し
、この凹部には、前記リアクションディスクを保持し案
内する円筒部分設けられ、この円筒部分は、前記ピスト
ンロッドの方向に漏斗状の部分に連接されている。ゴム
製のリアクションディスクが、制御ハウジング内で可能
な限りバルブピストン方向に移動させるために、ゴム製
のリアクションディスクの円形状の第３の部分の径が、
バルブピストン又はディスクに等しいか、バルブピスト
ン及びディスクに等しい。

「実施例」 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に示すように、この発明に係るブレーキパワーブ
ースタは、ブースタハウジング７、ハンジングの内部空
間を圧力チャンバ２０と真空チャンバ２３に分割するロ
ーリングダイアフラム１８、ローリングダイアフラム１
８の保持体１９、スプリング２５、第１の制御ハウジン
グ部分２、第２の制御ハウジング部分４、ポペット弁１
、バルブピストン１６、ゴム製のリアクションディスク
３０、ピストンロッド１４、及びブツシュロッド２９を
有する。なお、ローリングダイアフラム１８と保持体１
９とにより、移動可能な壁を形成する。

スプリング２５は、ポペット弁１と対向し、かつ弁座を
構成するシール用シート１２を介して、第１の制御ハウ
ジング部分２と、保持体１９とを押圧している。即ち、
シール用シート１２は、弁座を構成するシーリング端面
１１に対向し、かつ第２の制御ハウジング部分４を介し
て、ブースタハウジングに対向しているので、スプリン
グ２５は、保持体１９を介して第１の制御ハウジング部
分２に支持されている。シーリング端面１１と対向した
ポペット弁１の端面には、ブレーキが作動しないとき、
ブッシング３６を介して、制御ハウジング部分４に対し
て停止させるストッパ８を有する。また、制御ハウジン
グ部分４は、シール用リング５に当接して、その後端部
の位置が厳密に規定されている。この状態のとき、バル
ブピストン１６のシール用シート９と制御ハウジング２
内のシール用シート１２とは、ポペット弁１のシール用
端面１１の方向に押圧されている。この構成体のために
、シール用シート９は、シール用シート１２から迅速に
離されることができ、ピストンロッド１４が作動すると
き、パワーブースタはロストトラベルがなく、応答する
ことができる。なお、シール用シート１２とポペット弁
１とにより、第１の弁が形成され、シール用シート９と
ポペット弁１とにより、第２の弁が形成される。

ピストンロッド１４が作動したとき、第１の制御ハウジ
ング部分２が、第１図の左側に移動し、ストッパ３によ
り第２の制御ハウジング部分４が移動する。従ってシー
ル用リング５の摺動面は、短くされている。第１、第２
の制御ハウジング部分２．４は、ポペット弁１のシール
端部４０により互いにシールされている。バルブピスト
ン１６の移動量がストッパ３により制限されているので
、バルブピストン１６は、このブレーキ装置の伝達比を
調整するディスク６に対して移動可能に連結されている
。第２の制御ハウジング部分４と、第１の制御ハウジン
グ部分２とは、互いに移動可能なので、大きな移動距離
が得られ、第１、第２の制御ハウジング部分２．４が、
夫々ねじれたり、破損しないようにされている。

このパワーブースタが作動されるとき、及びパワーブー
スタが初期の状態に戻されるとき、第１、第２の制御ハ
ウジング部分２．４が互いに移動する。パワーブースタ
が作動しないとき、第１．第２の制御ハウジング部分２
，４は、初期の状態にある。パワーブースタが作動しな
いとき、スプリング２５とピストンロッドリターンスプ
リング１０とがシール用端面１１を介してポペット弁１
を押圧して、シール用シート１２及びシール用シート９
が、略０．２ｔｍｎ程ゴム製のポペット弁１を押し下げ
た状態にすることが好ましい。かつ部材の破損を防ぐた
めに比較的大きな範囲でゴムを押し下げていることが好
ましい。側面から装着されるロックワッシャ１７に、ス
トッパ３が当接して、第１の制御ハウジング部分２と第
２の制御ハウジング部分４との移動が制限される。

パワーブースタの作動が解除されたとき、第２の制御ハ
ウジング部分４のカラー２８及びストッパ２７が、ブー
スタハウジング部分７に挿入されたシール用リング５に
当接し、ポペット弁１が第２の制御ハウジングング部分
４に戻り、ストッパ８がブツシュ３６に当接する。バル
ブピストン１６のシール用シート９が、ピストンロント
リターンスプリング１０のよりポペット弁１のシール用
端面１１に付勢され、第１の制御ハウジング部分２のシ
ール用シート１２が、スプリング２５により保持体１９
を介してポペット弁１のシール用端面１１の方向に付勢
される。第１．第２の制御ハウジング部分２．４が第１
図に示す状態のとき、圧力チャンバ２０内と真空チャン
バ２３内との流体圧の平衡が、維持されている。

パワーブースタが作動されたとき、ピストンロッド１４
が矢印Ａ方向に移動し、バルブピストンのシール用シー
ト９がポペット弁１のシール用端面１１から離れ、大気
圧が圧力チャンバ２０に流入する。圧力チャンバ２０と
真空チャンバ２３との圧力が異なるために、その圧力差
により第１の制御ハウジング部分２が、マスクシリンダ
（図示しない）の方向に付勢される。パワーブースタの
釣合いのとれた制御のために、反力がゴム製のリアクシ
ョンディスク３０を介してブツシュロッド１４に伝達さ
れる。

パワーブースタの作動の第１段階において、シール用シ
ート１２が、第１の制御ハウジング部分２により移動が
規定されているポペット弁１のシール用端面１１より当
接され、かつスプリング１５がシール用シート１２を付
勢し、シール用シート９がシール用シート１２から離れ
る。パワーブレーキが作動されたとき、ストッパ３がロ
ックワッシャ１７に当接して、ロックワッシャ１７によ
り第２の制御ハウジング部分４が移動されるまで、第２
１の制御ハウジング部分４は元の状態に維持される。そ
して、スプリング１５と共にスプリング４１によりその
状態に維持される。

パワーブースタが解除されたとき、力がピストンロッド
１４から離れ、この結果、ピストンロントリターンスプ
リング１０によりシール用シート９を有するバルブピス
トン１６が戻され、シール用シート１２がポペット弁１
から離れる。この離れる距離は、第１、第２の制御ハウ
ジング部分２．４のストッパ３により限定されている。

また、大気圧がダクト３１．３２を介して流出する。パ
ワーブースタの作動が解除されて、第２０制御ハウジン
グ部分４のカラー２８がストッパ２７に当接して、スプ
リング２５によりシール用シート１２が戻されるまで、
シール用シート１２はポベツ１−弁１のシール用端面１
１から離れている。この作動のとき、第１の制御ハウジ
ング部分２と第２の１１Ｊｉｌｌハウジング部分４とが
互いに伸縮して、ストツバ３が離れ、パワーブースタが
、初期の状態に戻る。

ピストンロッド１４から離れているバルブピストン１６
の端面は、ディスク６に当接する円形の前面４２が形成
され、この結果箱１の制御ハウジング２のガイド内でデ
ィスク６が留められることを防止できる。パワーブース
タを組立てるとき、ピストンロッド１４、ブツシュ３６
、ポペット弁１、バルブピストン１６、スプリング４１
、及びスプリング１５が、第１の制御ハウジング部分２
内に組入れられ、肩部４３が、ブツシュ３６の半径方向
内側に延びる突起４４に当接するので、ポペット弁１、
ブツシュ３６、スプリング１５及びスプリング４１が、
ピストンロッド１４により押圧される。パワーブースタ
の組立ての最後において、第２の制御ハウジング部分４
が第１の１ｌＪＩＩｌハウジング部分２に組入れられ、
第２の制御ハウジング部分４に設けられた突起４５がブ
ツシュ３６を押圧し、スプリング４１．１５に負荷を与
えている。最後に、ロックワッシャ１７を設けて第１の
制御ハウジング部分２と第２の制御ハウジング部分４と
が、互いに装着される。

ポペット弁１の一側が、第１の制御ハウジング部分２に
支持され、かつ案内され、ポペット弁１の他端が、環状
の縁即ちシール用端部４０を介して、第２の制御ハウジ
ング部分４の円形の内壁に当接し、この結果、第１、第
２の制御ハウジング部分２．４をシールするシール用リ
ングが省略できることが、このポペット弁１の有利な点
である。

大気圧により第２の制御ハウジング部分４の後端部に加
わる力を最小にするために、第２の制御ハウジング部分
４に対してポペット弁１をシールする位置が、半径方向
の外側にずらされ、この位置はシール用端部４０により
規定される。ポペット弁１は、第１の制御ハウジング部
分２にシール状態で当接している。この構成体により、
大気圧のよる力が小さくなり、スプリング４１により平
衡を維持することができる。

１％ＪＩＩＩする構成体の利用可能な範囲で、大きな径
を有するブツシュロッド２９を調整するために、その端
部には、幅の狭い凹部２４が設けられている。この凹部
２４は、加圧ディスク３３を第１の制御ハウジング２に
移動させるための円形部分を有する。第２の制御ハウジ
ング部分４の強度を増加させるために、第２の制御ハウ
ジング部分４とリアクションディスク３０とは、夫々円
筒部と円錐部との間に傾斜した夫々の縁部す、ｃを有す
る。

このリアクションディスク３０が、比較的柔らかいゴム
で形成されている。

第１図に示すように、リアクションディスク３０は円錐
台形状の第１の部分ｄと円筒形状の第２の部分ａａとを
有する。この略円錐形状のリアクションディスク３０は
、第１の制御ハウジング部分２の凹部２４に保持される
ように、リアクションディスク３０は、凹部２４の傾斜
部分１３に正確に装着される。第２図に示す第２の実施
例において、ゴム製のリアクションディスク３０′には
、円錐台形状の第１の部分ｄ′、円筒形状の第２の部分
ａ′及び円筒形状の第３の部分ｅとを有し、第３の部分
ｅの径は、バルブピストン１６とリアクションディスク
３の間に位置するディスク６の径と等しく、この第３の
部分ｅはディスク６のボアに貫通している。

第１図に示す実施例において、ディスク６に当接するリ
アクションディスク３０の前端面２１の断面積は、ディ
スク６が適応されるボアの断面積より大きいように、第
１の部分ｄの大きさが決められる。第３図に示す第３の
実施例において、リアクションディスク３０“の前端面
２１″の面積は、ディスク６に適用されるボアの断面積
に等しい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例を示すバキュームブレ
ーキパワーブースタの断面図、第２図はこの発明の第２
の実施例を示すバキュームブレーキパワーブースタのリ
アクションディスクの断面図、第３図はこの発明の第３
の実施例を示すバキュームブレーキパワーブースタのリ
アクションディスクの断面図である。 １・・・ポペット弁、２・・・第１の制御ハウリング部
分、４・・・第２の制御ハウジング部分、７・・・ブー
スタハウジング、１１・・・弁座（シール用シート）、
１２・・・弁座（シール用シート）、１６・・・バルブ
ビスＩ・ン、１８．１９・・・移動可能な壁（１８・・
・０−リングダイアフラム、１９・・・保持体）、２０
・・・圧ノコチャンバ、２３・・・真空チャンバ、２９
・・・ブツシュロッド、３０・・・ラバーリアクション
ディスク、ｄ・・・第１の部分。 ＦＬＧ、３　ＦＩＧ、　２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）ブースタハウジング内の空間を２つに分割する移
   動可能な壁と、 ブレーキペダルに連結され、第１の弁の及び第２の弁を
   作動させるピストンロンドと、 前記第１．第２の弁を介して真空チャンバに連通可能な
   圧力チャンバと、 前記移動可能な壁に連結され、かつバルブピストンを摺
   動可能に支持する制御ハウジングと、制御ハウジング内
   に保持されるゴム製のリアクションディスクとを有し、 前記第１の弁は、前記制御ハウジングに形成された弁座
   と、この弁座方向に付勢されたポペット弁とにより形成
   され、第２の弁は、このポペット弁と前記ピストンロン
   ドに連結されたバルブピストンとにより形成され、前記
   リアクションディスクの一側側は、前記バルブピストン
   の作動を受け、リアクションディスクの他側側は、マス
   クシリンダに連結されているブツシュロッドの作動を受
   けるバキュームブレーキパワーブースタにおいて、前記
   リアクションディスクは、その両端部の円形の断面積が
   異なり、その小さい断面積の端部が前記バルブピストン
   側に位置し、かつこれらの断面を連結する部分が台形で
   ある第１の部分を有することを特徴とするバキュームブ
   レーキパワーブースタ。 （２）前記第１の部分は、球台又は円錐台であることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のバキュームブレ
   ーキパワーブースタ。 （３）前記リアクションディスクには、前記第１の部分
   に連接する円盤状の第２の部分が設けられ、前記第１の
   部分の小さい方の端面には、前記バルブピストンに当接
   する円盤状のディスクが設けられていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項又は第２項に記載のバキューム
   ブレーキパワーブースタ。 （４）前記リアクションディスクは、前記第２の部分よ
   り径の小さい円盤状の第３の部分を有することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１項
   に記載のバキュームブレーキパワーブースタ。 （５）前記第１の部分は、前記バルブピストンの半径に
   等しい円形の端面を有することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項ないし第３項のいずれか１項に記載のバキュ
   ームブレーキパワーブースタ。 （６）前記第１の部分は、前記ディスクの半径に一ブー
   スタ。 （７）前記制御ハウジングのマスクシリンダ側の端部は
   凹部を有し、この凹部には、前記リアクションディスク
   を保持し案内する円筒部分設けられ、この円筒部分は、
   前記ピストンロッドの方向の円錐状の部分に連接されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第６
   項のいづれか１項に記載のバキュームブレーキパワーブ
   ースタ。 く８）前記リアクションデイス゛りの第３の部分のバキ
   ュームブレーキパワーブースタ。 （９）前記リアクションディスクの第３の部分の一ムブ
   レーキパワーブースタ。