JPS60193630A - 遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体 - Google Patents
遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体Info
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- JPS60193630A JPS60193630A JP59050099A JP5009984A JPS60193630A JP S60193630 A JPS60193630 A JP S60193630A JP 59050099 A JP59050099 A JP 59050099A JP 5009984 A JP5009984 A JP 5009984A JP S60193630 A JPS60193630 A JP S60193630A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繰り返し単位の主体がエチレンテレフタレート
で構成されている熱可塑性ポリエステル樹脂による中空
成形体に関するものであり、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂を利用して得られる二軸延伸ブロー成形体たる中
空成形体が具備する機械的特性、ガス遮断性、耐薬品性
。
で構成されている熱可塑性ポリエステル樹脂による中空
成形体に関するものであり、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂を利用して得られる二軸延伸ブロー成形体たる中
空成形体が具備する機械的特性、ガス遮断性、耐薬品性
。
保香性、無毒性等の諸特性を低下させることなく、更に
遮光性においても優れた性質を有する着色中空成形体を
提供するものである。
遮光性においても優れた性質を有する着色中空成形体を
提供するものである。
繰シ返し単位の主体がエチレンテレフタレートで構成さ
れている熱可塑性ポリエステル樹脂による二軸延伸ブロ
ー成形体は機械的特性が優れていること、水分やガスの
遮断性が良いこと、耐薬品性、保香性に優れていること
、更には無毒性、かつ軽量である等の諸特性を具備して
いることによシ、液状調味料等の食料市川容器。
れている熱可塑性ポリエステル樹脂による二軸延伸ブロ
ー成形体は機械的特性が優れていること、水分やガスの
遮断性が良いこと、耐薬品性、保香性に優れていること
、更には無毒性、かつ軽量である等の諸特性を具備して
いることによシ、液状調味料等の食料市川容器。
医薬品用容器、化粧料用容器等として近年広範囲の分野
における各種包装容器として利用されているが、その大
部分が、ポリエチレンテレフタレート製中空成形体のも
う一つの特性である透明性が活用された、すなわち、内
部の充填物がそのま捷視認されるような無着色透明な中
空成形体として利用されているのが現状である。
における各種包装容器として利用されているが、その大
部分が、ポリエチレンテレフタレート製中空成形体のも
う一つの特性である透明性が活用された、すなわち、内
部の充填物がそのま捷視認されるような無着色透明な中
空成形体として利用されているのが現状である。
ところで前記無着色透明な中空成形体は、その透明性が
優れており、美麗な外観を呈するものではあるが、色彩
観点からの意匠性が無いばかりか、可視光線や紫外線に
晒されて品質が低下したり劣化したシするものを充填す
るための容器としては不都合であり、特に前記ポリエチ
レンテレフタレート樹脂の二軸延伸プロー成形′ｋＪ−
る中空成形体が高度の耐圧特性を具備している点におい
てビール用容器としても利用し得る強度を有しているに
も拘らず、遮光性がないことにより、その分野での利用
に制限を受けているのが実状である。
優れており、美麗な外観を呈するものではあるが、色彩
観点からの意匠性が無いばかりか、可視光線や紫外線に
晒されて品質が低下したり劣化したシするものを充填す
るための容器としては不都合であり、特に前記ポリエチ
レンテレフタレート樹脂の二軸延伸プロー成形′ｋＪ−
る中空成形体が高度の耐圧特性を具備している点におい
てビール用容器としても利用し得る強度を有しているに
も拘らず、遮光性がないことにより、その分野での利用
に制限を受けているのが実状である。
もつとも、例えば特開昭５３−１２９５２号公報や特開
昭５６−４９７５０号公報には、染料や顔料が配合され
ているポリエチレンテレフタレート樹脂による中空成形
体とすることにより、色彩観点においての意匠性に優れ
たものを得ることや、特開昭５６−１６５４６号公報に
は、酸化チタンやカーボンブラック等の隠蔽力に優れた
無機質顔料を配合したポリエチレンテレフタレ−１・樹
脂による中空成形体とすることにより、遮光性を有する
成形体を得ることが示されているが、前二者の公開公報
に示されている中空成形体は、遮光性については全く意
図されてなく、もちろん遮光性を満足するものではなく
、マた後者の公開公報によるものは、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂中に配合される酸化チタンやカーボンブ
ランクが、成形用原料たるポリエチレンテレフタレート
樹脂の結晶化速度を促進する核剤として作用するもので
ある関係上、中空成形体を二軸延伸ブロー成形法で得る
場合には、中空成形体として満足されるような整然とし
た形状のものが得られ難いばかりでなく、その製作工程
たる成形サイクルが大幅に遅くなるため、工業的規模に
よる大量生産が困難である等の欠点を有している。
昭５６−４９７５０号公報には、染料や顔料が配合され
ているポリエチレンテレフタレート樹脂による中空成形
体とすることにより、色彩観点においての意匠性に優れ
たものを得ることや、特開昭５６−１６５４６号公報に
は、酸化チタンやカーボンブラック等の隠蔽力に優れた
無機質顔料を配合したポリエチレンテレフタレ−１・樹
脂による中空成形体とすることにより、遮光性を有する
成形体を得ることが示されているが、前二者の公開公報
に示されている中空成形体は、遮光性については全く意
図されてなく、もちろん遮光性を満足するものではなく
、マた後者の公開公報によるものは、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂中に配合される酸化チタンやカーボンブ
ランクが、成形用原料たるポリエチレンテレフタレート
樹脂の結晶化速度を促進する核剤として作用するもので
ある関係上、中空成形体を二軸延伸ブロー成形法で得る
場合には、中空成形体として満足されるような整然とし
た形状のものが得られ難いばかりでなく、その製作工程
たる成形サイクルが大幅に遅くなるため、工業的規模に
よる大量生産が困難である等の欠点を有している。
本発明は特許請求の範囲に記載せるような構成の熱可塑
性ポリエステル製中空成形体、すなわち、無機質系充填
剤成分として二酸化チタン成分と雲母成分とを含有する
熱可塑性ポリエステル樹脂の二軸延伸ブロー成形体たる
熱可塑性ポリエステル製中空成形体において、前記熱可
塑性ポリエステル樹脂は、繰り返し単位の主体がエチレ
ンテレフタレートで構成されているポリエチレンテレフ
タレートであり、前記二酸化チタン成分と雲母成分とは
、前記熱可塑性ポリエステル樹脂１００重量部に対して
、二酸化チタン成分０．５〜３．０重量部、雲母成分０
．３〜２．０重量部であり、かつ雲母成分は二酸化チタ
ン成分の５０重量に以上配合されている熱可塑性ポリエ
ステル樹脂の二軸延伸ブロー成形体たる中空成形体とす
ることにより、機械的特性が優れていること、水分やガ
スの遮断性が良いこと、耐薬品性や保香性に優れている
こと、無毒性かつ軽量である等のポリエチレンテレフタ
レート樹脂による熱可塑性ポリエステル製中空成形体が
本来具備する緒特性を何ら犠牲にすることなく、しかも
色彩観点における意匠性に優れ、かつ遮光性にも優れた
性質を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体であシ
、更には、ポリエチレンテレフタレート樹脂による無着
色、透明な熱可塑性ポリエステル環の二報ｌ延伸ブロー
成形体を得る際と何ら変わらぬ生産速度で生産すること
が出来、成形困難性に伴なう形状不良品を産出するよう
なことがなく円滑に成形し得るという特質を有する新規
な熱可塑性ポリエステル製中空体を捉供し得たものであ
る。
性ポリエステル製中空成形体、すなわち、無機質系充填
剤成分として二酸化チタン成分と雲母成分とを含有する
熱可塑性ポリエステル樹脂の二軸延伸ブロー成形体たる
熱可塑性ポリエステル製中空成形体において、前記熱可
塑性ポリエステル樹脂は、繰り返し単位の主体がエチレ
ンテレフタレートで構成されているポリエチレンテレフ
タレートであり、前記二酸化チタン成分と雲母成分とは
、前記熱可塑性ポリエステル樹脂１００重量部に対して
、二酸化チタン成分０．５〜３．０重量部、雲母成分０
．３〜２．０重量部であり、かつ雲母成分は二酸化チタ
ン成分の５０重量に以上配合されている熱可塑性ポリエ
ステル樹脂の二軸延伸ブロー成形体たる中空成形体とす
ることにより、機械的特性が優れていること、水分やガ
スの遮断性が良いこと、耐薬品性や保香性に優れている
こと、無毒性かつ軽量である等のポリエチレンテレフタ
レート樹脂による熱可塑性ポリエステル製中空成形体が
本来具備する緒特性を何ら犠牲にすることなく、しかも
色彩観点における意匠性に優れ、かつ遮光性にも優れた
性質を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体であシ
、更には、ポリエチレンテレフタレート樹脂による無着
色、透明な熱可塑性ポリエステル環の二報ｌ延伸ブロー
成形体を得る際と何ら変わらぬ生産速度で生産すること
が出来、成形困難性に伴なう形状不良品を産出するよう
なことがなく円滑に成形し得るという特質を有する新規
な熱可塑性ポリエステル製中空体を捉供し得たものであ
る。
以下、本発明の遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製
中空成形体の構成について詳述する。
中空成形体の構成について詳述する。
本発明の熱可塑性ポリエステル製中空成形体は、熱可塑
性ポリエステル樹脂を利用して成形されている二軸延伸
ブロー成形体であシ、最も一般的には、射出成形寸たは
押出成形によって得られるところの開口部を有する有底
もしくは無底円筒体からなるパリソンを、延伸適温に調
温し、延伸ブロー成形用金型内で延伸ロソに゛による軸
方向の延伸と圧縮気体による円周方向の延伸とを、同時
または遂次に行なうことからなる成形方法で得られる二
軸延伸ブロー成形体である。
性ポリエステル樹脂を利用して成形されている二軸延伸
ブロー成形体であシ、最も一般的には、射出成形寸たは
押出成形によって得られるところの開口部を有する有底
もしくは無底円筒体からなるパリソンを、延伸適温に調
温し、延伸ブロー成形用金型内で延伸ロソに゛による軸
方向の延伸と圧縮気体による円周方向の延伸とを、同時
または遂次に行なうことからなる成形方法で得られる二
軸延伸ブロー成形体である。
この熱可塑性ポリエステル製中空成形体におけるポリエ
ステル樹脂は、繰シ返し単位の主体がエチレンテレフタ
レートで構成されているポリエチレンテレフタレート樹
脂であシ、通常、酸成分の８０モル％以上、好ましくは
９０モル％以上がテレフタル酸で、グリコール成分の８
０モル％以上、好ましくは９０モル％以上がエチレング
リコールで、残部の他の酸成分としては、インフタル酸
、ジフェニルエーテル−４゜４′−ジカルボン酸、ナフ
タレン１．４−４たは２．６−ジカルボン酸、デカン１
，１ｏ−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ヘキ
サヒドロフタル酸等が、また残部の他のグリコール成分
としては、プロピレングリコ−／１’ｌｌ＋４−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレンクリコ
ール、１，６−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメ
タツール、２，２−ビス（４−ヒドロキシフェニル）フ
ロパン１２’＋２−ビス（４−ヒドロキシエトキシジフ
ェニル）プロパン等が使用されているエチレンテレフタ
レート樹脂、共重合成分としてｐ−オキシ安息香酸やｐ
−オキ／エトキシ安息香酸等が共重合されているエチレ
ンテレフタレート樹脂、あるいはポリエチレンテレフタ
レートと共重合ポリエステルとのブレンド樹脂でエチレ
ンテレフタレートの繰り返し単位が８０モル％以上を占
めるような樹脂等が使用される。
ステル樹脂は、繰シ返し単位の主体がエチレンテレフタ
レートで構成されているポリエチレンテレフタレート樹
脂であシ、通常、酸成分の８０モル％以上、好ましくは
９０モル％以上がテレフタル酸で、グリコール成分の８
０モル％以上、好ましくは９０モル％以上がエチレング
リコールで、残部の他の酸成分としては、インフタル酸
、ジフェニルエーテル−４゜４′−ジカルボン酸、ナフ
タレン１．４−４たは２．６−ジカルボン酸、デカン１
，１ｏ−ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ヘキ
サヒドロフタル酸等が、また残部の他のグリコール成分
としては、プロピレングリコ−／１’ｌｌ＋４−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレンクリコ
ール、１，６−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメ
タツール、２，２−ビス（４−ヒドロキシフェニル）フ
ロパン１２’＋２−ビス（４−ヒドロキシエトキシジフ
ェニル）プロパン等が使用されているエチレンテレフタ
レート樹脂、共重合成分としてｐ−オキシ安息香酸やｐ
−オキ／エトキシ安息香酸等が共重合されているエチレ
ンテレフタレート樹脂、あるいはポリエチレンテレフタ
レートと共重合ポリエステルとのブレンド樹脂でエチレ
ンテレフタレートの繰り返し単位が８０モル％以上を占
めるような樹脂等が使用される。
本発明の遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成
形体の成形用原料すなわち前記熱可塑性ポリエステル樹
脂を樹脂成分とする成形用原料中に配合される二酸化チ
タン成分は、一般のプラスチック成形品の成形の際に配
合されるようなものが使用され、通常二酸化チタン顔料
として市販されているアナターゼ型又はルチル型の粒径
０．１〜０，５μ程度の微粉末がそのまま使用される。
形体の成形用原料すなわち前記熱可塑性ポリエステル樹
脂を樹脂成分とする成形用原料中に配合される二酸化チ
タン成分は、一般のプラスチック成形品の成形の際に配
合されるようなものが使用され、通常二酸化チタン顔料
として市販されているアナターゼ型又はルチル型の粒径
０．１〜０，５μ程度の微粉末がそのまま使用される。
この二酸化チタン成分が本発明の熱可塑性ポリエステル
製中空成形体に遮光特性を具備せしめるもので、二酸化
チタン成分が樹量部に対して０．５重量部未満の少量に
なると、本発明で目的とする遮光性の度合が不十分とな
シ、また３、０重量部を超える大量になると、得られる
熱可塑性ポリエステル製中空成形体のガス遮断性が悪化
する傾向が現出されるため、二酸化チタン成分は熱可塑
性ポリエステル樹脂１００重量部に対して０．５〜３．
０重量部の範囲内で使用されることが必要である。前記
二酸化チタン成分と共に無機質系充填剤成分として熱可
塑性ポリエステル樹脂中に配合される雲母成分は、前記
二酸化チタン成分の配合によって悪化する二軸延伸ブロ
ー成形性を改良するもので、通常２〜１００μ程度の雲
母粉が利用される。
製中空成形体に遮光特性を具備せしめるもので、二酸化
チタン成分が樹量部に対して０．５重量部未満の少量に
なると、本発明で目的とする遮光性の度合が不十分とな
シ、また３、０重量部を超える大量になると、得られる
熱可塑性ポリエステル製中空成形体のガス遮断性が悪化
する傾向が現出されるため、二酸化チタン成分は熱可塑
性ポリエステル樹脂１００重量部に対して０．５〜３．
０重量部の範囲内で使用されることが必要である。前記
二酸化チタン成分と共に無機質系充填剤成分として熱可
塑性ポリエステル樹脂中に配合される雲母成分は、前記
二酸化チタン成分の配合によって悪化する二軸延伸ブロ
ー成形性を改良するもので、通常２〜１００μ程度の雲
母粉が利用される。
この雲母成分の配合は、前記の通り、二軸延伸ブロー成
形性を改良するものであるから、ある程度は二酸化チタ
ン成分に比例した添加量が必要であシ二酸化チタン成分
の５０重量％以上のがら、雲母粉の必要以上の配合は経
済的でないばかりか得られる熱可塑性ポリエステル製中
空成形体のガス遮断性が悪化する要因ともなるので、熱
可塑性ポリエステル樹脂１００重量部に対して最大２．
０重量部までに抑えておくことが必要である。
形性を改良するものであるから、ある程度は二酸化チタ
ン成分に比例した添加量が必要であシ二酸化チタン成分
の５０重量％以上のがら、雲母粉の必要以上の配合は経
済的でないばかりか得られる熱可塑性ポリエステル製中
空成形体のガス遮断性が悪化する要因ともなるので、熱
可塑性ポリエステル樹脂１００重量部に対して最大２．
０重量部までに抑えておくことが必要である。
本発明で使用する成形用原料中に無機質系充填剤成分と
して配合される二酸化チタン成分と雲母成分とについて
は、前記の通り各成分のそれぞれの微粉末を利用し得る
ことは勿論であるが、近年真珠顔料として市販されてい
る粒径３〜１５０μ程度のチタンコーティング雲母を利
用しても良く、要は成形用原料中に無機質系充填剤成分
として、二酸化チタン成分と雲母成分との両成分が配合
されていれば必要にして十分で−７５゜ 尚、本発明で使用する成形用原料中には、該原料中にお
ける前記 二酸化チタン成分と雲母成分との量が比較的
少ない場合には、その他の無機質系充填剤、例えば、硫
酸・（リウム、炭酸カルシウム、タルク、亜鉛華等が更
に配合されていても良いが、無機質系充填剤の配合は一
般に二軸延伸プロー成形性の悪化や得られる熱可塑性ポ
リエステル製中空成形体のガス遮断性の低下の原因とな
るので、少量に抑えておくことが必要である。
して配合される二酸化チタン成分と雲母成分とについて
は、前記の通り各成分のそれぞれの微粉末を利用し得る
ことは勿論であるが、近年真珠顔料として市販されてい
る粒径３〜１５０μ程度のチタンコーティング雲母を利
用しても良く、要は成形用原料中に無機質系充填剤成分
として、二酸化チタン成分と雲母成分との両成分が配合
されていれば必要にして十分で−７５゜ 尚、本発明で使用する成形用原料中には、該原料中にお
ける前記 二酸化チタン成分と雲母成分との量が比較的
少ない場合には、その他の無機質系充填剤、例えば、硫
酸・（リウム、炭酸カルシウム、タルク、亜鉛華等が更
に配合されていても良いが、無機質系充填剤の配合は一
般に二軸延伸プロー成形性の悪化や得られる熱可塑性ポ
リエステル製中空成形体のガス遮断性の低下の原因とな
るので、少量に抑えておくことが必要である。
また、本発明で使用する成形用原料中には、前記無機質
系充填剤以外に、例えば色彩を調節するための染料、顔
料、酸化防止剤、分散剤等を適宜配合し得ることは勿論
である。
系充填剤以外に、例えば色彩を調節するための染料、顔
料、酸化防止剤、分散剤等を適宜配合し得ることは勿論
である。
本発明の熱可塑性ポリエステル製中空成形体は以上の通
９の構成からなるもので、機械的特性、水分やガスの遮
断特性、耐薬品性や保香特性、無毒性かつ軽量である等
のポリエチレンテレフタレート樹脂による二軸延伸プロ
ー成形体からなる中空成形体が本来具備する諸性能を何
ら犠牲にすることなく、色彩観点における意匠性と優れ
た遮光性とを具備するものであシ、シカモポ１）エチレ
ンテレフタレート樹脂による無着色、透明な熱可塑性ポ
リエステル製の二軸延伸ブロー成形体を成形する際と何
ら変わらぬ生産速度で成形され得るものであシ、二軸延
伸プロー成形の成形困難性に伴なう形状不良品を産出す
るようなこともなく、円滑に成形され得る等の作用、効
果を奏するものである。
９の構成からなるもので、機械的特性、水分やガスの遮
断特性、耐薬品性や保香特性、無毒性かつ軽量である等
のポリエチレンテレフタレート樹脂による二軸延伸プロ
ー成形体からなる中空成形体が本来具備する諸性能を何
ら犠牲にすることなく、色彩観点における意匠性と優れ
た遮光性とを具備するものであシ、シカモポ１）エチレ
ンテレフタレート樹脂による無着色、透明な熱可塑性ポ
リエステル製の二軸延伸ブロー成形体を成形する際と何
ら変わらぬ生産速度で成形され得るものであシ、二軸延
伸プロー成形の成形困難性に伴なう形状不良品を産出す
るようなこともなく、円滑に成形され得る等の作用、効
果を奏するものである。
以下、本発明の遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製
中空成形体の具体的な構成を示し、併せその物性を比較
品の物性と共に表示する。
中空成形体の具体的な構成を示し、併せその物性を比較
品の物性と共に表示する。
実施例・比較例
ポリエチレンテレフタレー） 樹脂１００ 重量部に対
して後記第１表の所定欄に表示されている無機質系充填
剤を配合した７種類の成形用原料を使用して得られた有
底円筒状のパリソンを、延伸温度９０〜１２０℃に加熱
した後、金型内で二軸延伸プロー成形し、胴部平均厚み
略０．５閣、容量２！の二軸延伸ブロー成形体たる熱可
塑性ポリエステル製壜状中空成形体（１）〜（力を得た
。
して後記第１表の所定欄に表示されている無機質系充填
剤を配合した７種類の成形用原料を使用して得られた有
底円筒状のパリソンを、延伸温度９０〜１２０℃に加熱
した後、金型内で二軸延伸プロー成形し、胴部平均厚み
略０．５閣、容量２！の二軸延伸ブロー成形体たる熱可
塑性ポリエステル製壜状中空成形体（１）〜（力を得た
。
得られた各中空成形体の５００．ｍμ 光線透過率及び
中空成形体の形状は第１表に示す通りである。
中空成形体の形状は第１表に示す通りである。
尚、光線透過率の測定は厚み０．５叫の部分片を切り抜
き、日立分光光度計３０７型を利用して実施したもので
ある。
き、日立分光光度計３０７型を利用して実施したもので
ある。
また、前記実施例・比較例中で利用したチタンコーティ
ング雲母粉は、二酸化チタン成分３０重Ｎ％、雲母成分
７０重量％からなるもの第１頁の続き
ング雲母粉は、二酸化チタン成分３０重Ｎ％、雲母成分
７０重量％からなるもの第１頁の続き
Claims (1)
- 無機質系充填剤成分として、二酸化チタン成分と雲母成
分とを含有する熱可塑性ポリエステル樹脂の二軸延伸ブ
ロー成形体たる熱可塑性ポリエステル製中空成形体にお
いて、前記熱可塑性ポリエステル樹脂は、繰シ返し単位
の主体がエチレンテレフタレートで構成されているポリ
エチレンテレフタレートであり、前記二酸化チタン成分
と雲母成分とは、前記熱可塑性ポリエステル樹脂１００
重量部に対して、二酸化チタン成分０．５〜３．０重量
部、雲母成分０．３〜２．０重量部であシ、かつ雲母成
分は二酸化チタン成分の５０重量％以上であることを特
徴とする遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成
形体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59050099A JPS60193630A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59050099A JPS60193630A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60193630A true JPS60193630A (ja) | 1985-10-02 |
| JPH0376652B2 JPH0376652B2 (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=12849622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59050099A Granted JPS60193630A (ja) | 1984-03-15 | 1984-03-15 | 遮光性を有する熱可塑性ポリエステル製中空成形体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60193630A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6364720A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 二軸延伸ブロ−成形容器 |
| FR2836893A1 (fr) * | 2002-03-08 | 2003-09-12 | Sidel Sa | Recipient en matiere thermoplastique pour produit devant etre protege de la lumiere |
| FR2869019A1 (fr) * | 2004-04-15 | 2005-10-21 | Tergal Fibres Sa | Articles d'emballage tels que bouteilles opaques et procede de fabrication de ces articles |
| JP2013199312A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Toyo Seikan Co Ltd | 発泡成形品 |
| JP2016120691A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 大日本印刷株式会社 | ブロー成形方法、複合プリフォーム、複合容器、およびプラスチック製部材 |
-
1984
- 1984-03-15 JP JP59050099A patent/JPS60193630A/ja active Granted
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6364720A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-23 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 二軸延伸ブロ−成形容器 |
| FR2836893A1 (fr) * | 2002-03-08 | 2003-09-12 | Sidel Sa | Recipient en matiere thermoplastique pour produit devant etre protege de la lumiere |
| WO2003076277A1 (fr) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Sidel | Récipient en matière thermoplastique pour produit devant être protégé de la lumière |
| FR2869019A1 (fr) * | 2004-04-15 | 2005-10-21 | Tergal Fibres Sa | Articles d'emballage tels que bouteilles opaques et procede de fabrication de ces articles |
| WO2005102865A1 (fr) * | 2004-04-15 | 2005-11-03 | Tergal Fibres | Articles d'emballage tels que bouteilles opaques et procede de fabrication de ces articles |
| US7544405B2 (en) | 2004-04-15 | 2009-06-09 | Tergal Industries | Packaging shaped articles, e.g., opaque bottles, and process for the manufacture thereof |
| JP2013199312A (ja) * | 2012-03-26 | 2013-10-03 | Toyo Seikan Co Ltd | 発泡成形品 |
| JP2016120691A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 大日本印刷株式会社 | ブロー成形方法、複合プリフォーム、複合容器、およびプラスチック製部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0376652B2 (ja) | 1991-12-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |